ぴのしたさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

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全編リモートで作られたショートムービー。カメ止めのキャスト陣がリモートで映画を撮る話です。

映画としての完成度はそれほどだけど、後半の真魚ちゃんの泣くシーンは良かった。

当たり前の日常を奪われたと
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.7

オードリーが可愛いすぎ。階段をふらふらするオードリーの手を引くシーンや、船の上での乱闘のドタバタ加減が好き。

大筋は単純だが、細かいシーンのそれぞれが愛おしい。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.7

40分ちょっとでこの完成度はすごい。リアルタイムで見てたら衝撃受けただろうな。

ストーリーはよくみると大したことないが、これまで実写映画でしか描けなかったカメラ的な美しさを、これでもかとアニメ表現に
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

期待していたほどではなかったけど面白かった。予想はできるものの、主人公が後半に地球温暖化の署名するシーンが良い。

映画愛というか、前世紀のポップカルチャー映画へのリスペクトが感じられたのが良かった。
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

面白かった〜!世にも奇妙な物語的な感じで展開は予想できるものの、最初から最後まで面白かった。

学園祭で歌ったWonderwallのように、「自分の宝物としての音楽」が、「売り物としての音楽」に打ち勝
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光りの墓(2015年製作の映画)

3.8

妻にアピチャッポン映画の良さを聞くと、「ありえない話が当たり前のように受け入れられているところ」という。

この映画の人たちは、女神と名乗る若い女の話を信じたり、死者と更新できる女の話を信じたりする。
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

解剖の技術でかわいそうな被害者のお化けを救う…!的なものを期待していたが、外れた。前半は控えめで良かったが、後半のバリバリの怪奇現象は冷める。

音楽(2019年製作の映画)

4.0

音楽とは何か。

チューニングはしない、決まったリズムも音程もない。ベース2本とドラムをひたすら感じるままに鳴らし続ける。

ケンジたちのバンドは、世間で言う「音楽」ではないけれど、どこまでも純粋な「
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.9

パワーのあるいい映画だったけど、とにかくレイプシーンがキツかった。

描写が生々しすぎて、自分の彼女が同じ目にあったらと思うと怖すぎる。見てから数日間は事あるごとにあのシーンを思い出してしんどくなった
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.7

ポンジュノ目当てで見たが、どれも面白かった!

個人的には最初の椅子の話が純文学SFぽくて好きだった。支えることに生きがいを感じる人もいる的な?あるいはそれを良しとする愚かさに皮肉を込めているのか。
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

3.7

こんな世界に生まれなくて良かったと心から思う。

絶望を生き延びるために、少女は母から学んだ物語を紡ぐ。父からもらった歴史を語る。

想像力というフィクションの強さと、歴史というノンフィクションの強さ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

息をするのも忘れそうになるほどの臨場感だった。見た後はどっと疲れた。

話は「作戦中止の命令を離れた部隊に伝えに行く」ってだけで、脚本はいたってシンプルなんだけど、その分演出に力が入っていて引き込まれ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.8

冒頭30分のノルマンディー上陸作戦は痺れた。

「人の命の重さに違いはあるか」というトロッコ問題的なテーマは現場感覚すぎて共感が難しかったが、戦争の悲惨さの描き方が巧みだった。

ついさっきまでジョー
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.7

主演の2人が良いよね。あとサミュエルLジャクソンと妻の関係性が良かった。

良くも悪くも古いハリウッドのアクション映画って感じ。バディもの、かつての敵との共闘、復活するラブロマンス、ヨーロッパの街並み
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.5

こういう難しそうなの、見ても分かんないんだよな〜と思いながら見たが、案の定難しすぎて何が何やら分からんかった。

同じようなオッサンが多すぎて人の名前も多すぎてわけわからん。自分なりに集中して見ていた
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.6

街の暴れん坊にいじめられる気弱な主人公が最後に頑張って暴れん坊を倒す話。

と聞くと聞こえがいいが、この主人公も予想と違って純然たる被害者でもない。暴れん坊が盗んだ宝石をもっとくれとねだるし、その金で
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.7

羊のアニメのイメージがところどころで入るのとか、可愛らしい映画でありがちな演出をエグい映画でもやってみました。って感じ。

悪趣味というか、気持ちも映像も殺人者側に立って物語が展開するので心底気持ち悪
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.9

開始2分で「最高!」と叫んでしまったし、ラスト2分で「最高…」と呟いた。マリッジストーリーより好きかも。

フランシスが中盤で言うセリフがとてもよい。「大勢のパーティーで、別の人と話している遠くの人と
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プロメア(2019年製作の映画)

4.1

めっちゃ面白かったな!鮮明な原色とグルグル動くカメラワーク、スパイダーバースにも通じる最先端アニメって感じで最高。

日本アニメと海外アニメのいいとこ取りって感じがした。

日本アニメ的な部分で言えば
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

面白かったんだけど、救いがなさすぎる…。一体どうしていたらよかったと言うんだ。

「ここまでいいシチュエーションなら勝ち確定やろ!救われたやろ!」と思わせながら、どん底に突き落としてくる。

殺人の理
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.5

当たらないパチンコをずっと見せられているようなイライラ感。勝っても負けてもギャンブルはうまくいかないね。撃たれるシーンでやっと開放感がある。

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.6

コロナが流行っているいま、タイムリーな映画だった。

登場人物も少なく、閉塞感がある。現実か妄想か分からない感じがカルト映画っぽい。妙に耳に残る音楽も怪しい。

ラストも絶妙に救いがなくて印象に残る映
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.8

韓国映画はやはり面白い。鬱屈としてるのに、エンタメとして良くできている。最初から最後まで目が離せず、どんでん返しの連続。

主人公が認知症なので、目に映る映像が信じられない。妄想か現実かの揺さぶりの中
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

ただただ圧巻。

障害者の子どもの冤罪を晴らすため母が事件を追う。殺人の追憶を逆サイドから描いたストーリーか!と思いきや、話は予測不能の方向に転がっていく。

殺人の追憶と同じく、警察のずさんな自白偏
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.9

軽快な音楽と派手な演出でチープな刑事ドラマっぽく見えたが、終盤にはいいものを見たという気持ちでいっぱいになる。バディものというか、ロードムービーというか。

マービンとかFBIとか脇役が面白いのもいい
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.8

これは面白かった!

ジョン・ウィック的な単なる最強の復讐の鬼無双アクションとしても面白いし、後半の復讐vs復讐という構図も面白い。そして最後のどんでん返しな〜。

カトリックの強い韓国だからこそ近親
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

ボヘミアンラプソディをおもんなくした感じ。カメラに向けて喋るのは良かった。

I Love you babyってフォーシーズンズなんやね。

ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

いまさら名作シリーズ。スピルバーグはやっぱり僕の映画体験の原点だわ。

ファンタジーと言えるくらい都合が良すぎるけれど、それもまた映画の魔法じゃない?

最初あんなに閉塞感のあったターミナルが、出る時
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

可愛いいのに可愛いだけじゃない良質な映画だった。

ホロコーストをテーマにした映画は多くあるけど、批判を恐れずあえてコメディの枠で描き切ったのが画期的。

残酷な史実のはずが、少ない登場人物を全員キュ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

さすがに面白かった。社会派の極上エンタメ。金持ち一家に取り入る流れの痛快さと、そこからのまさかの展開。「半地下」の本当の意味が明らかになる。

コメディとしても、社会を皮肉る場面としても、好きなシーン
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

やっと見たけど評判通りの面白さ。映画中ずっと歌だらけなのかと思いきや、前半はほとんど歌がなく重苦しい。その分、冒頭の歌が再び出てくるシーンの高揚感といったら。

街中で録音する一連のシーンもとても良い
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.9

楽しくて最高。やっぱり主人公のモノローグで話がテンポよく進んでいく映画は好きだな。ルールの話が面白いのと、伏線にもなっているのが良かった。

劇場版ポケットモンスター ピカチュウたんけんたい(1999年製作の映画)

3.7

なぜか実家に帰ったらついていたので見たけど良質な子供向け映画だった。人間がほとんど出てこないのが良い。

お話はたいしたことないが、戦いを強いられない野生のポケモンの生態が本当の動物番組さながらに描か
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.8

アメリカの雄大な大地をバイクで走るPV映画。かと思いきや、終盤の麻薬的なコラージュ演出もすごい。

ヒッピーをとりまく時代映画としても面白い。自由の国であるはずのアメリカで、「自由を語るのは好きなのに
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.6

このオチは秀逸。途中に抱いていた違和感とかそんなうまく行く?感がちゃんと回収されるとは。

完璧主義者に見せかけて、仕事はちゃんとしてないし、殺し方も死体の後処理も雑だし、結局シリアルキラーになりたか
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.5

レビューし忘れていた。思った以上にB級。

まさかいじめっ子の元カレが生き残って、主人公に片思いしている優男の幼なじみが死ぬなんてある?