内容は全くどうということもなく、こういう無菌で安全な世界に生きてて楽しいか?とも思った。しかし、校舎の屋上で弁当を食べたり、女子と一緒に帰るために違うバスに乗ったりと、いまや忘却の彼方に消え去った恥ず>>続きを読む
初めて観たのは大昔。ひたすら怖かったが「ロミジュリ」での余りの可愛さにノックアウトされていたのでオリビア・ハッセーの劣化に失望した。だが改めて見てみると怖さは相変わらずだがオリビア・ハッセーはじゅうぶ>>続きを読む
ヨーロッパ階級社会において、アッパーは不毛な色恋沙汰を浪費し、ワーキングは物事を諦めながらルーティーンの繰り返し。そんなアッパーの男がそれと知らずにワーキング(移民の場合もそう言うのかな?)の女を好き>>続きを読む
別に「ハリー・ポッター」の二番煎じを求めているワケでは無いが、重い。ホグワーツの持っていた明るいファンタジックなムードが減り、シリアスに比重が移った「ハリー・ポッター」シリーズ後半のムードを、さらにど>>続きを読む
NHKドラマ版(若山富三郎版)は傑作だと思う。ただ、脚本が早坂暁になってからのオリジナル版は覚えているが、大岡昇平原作版の第1作目はあまり覚えていない。なるほどこういう話だったか。NHK版の方がヒュー>>続きを読む
実際にあった「吉原百人斬り」事件を元にした歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒」が原作。真面目で誠実だが顔のアザのために女性に縁が無い地方の大店の若主(片岡千恵蔵)が、江戸に出た際に初めて連れて行かれた吉原で、野心>>続きを読む
脳死状態になったと思われる幼い娘をめぐる家族の物語。未読だがさすが巨匠の原作。様々なテイストを盛り込みながら、え?そうだったの?という予想外の展開をまぶしながら、最終的に感動話に落とし込む。終盤は涙を>>続きを読む
1974年、「ミュージック・ライフ」か「音楽専科」に載っていたデビューしたての記事には、ベーシストの名前がディーコン・ジョンになっていた(1stアルバムのクレジットもそうなっていた)。
1980年代>>続きを読む
「ヴェノム」観了。
MCUからは切り離されているとのことだが果たしてどうなることやら。一番最後のアレは何のつもりだ?
なんていう興味がつい先に立ってしまうが、それはさておき、邪悪だが笑えるキャラク>>続きを読む
フィリピン映画の巨匠ラヴ・ディアス監督のヴェネツィア金獅子賞受賞作。3時間48分という、この監督作にしては“極端に短い方”の作品だとか。
だが、ちっとも長く感じない。
映画の大部分が1シーン1カッ>>続きを読む
強盗に妻を殺害され娘が重症を負った男(ブルース・ウィリス)が、生まれてはじめて銃を手にして、シカゴにはびこる悪党を密かに殺して回り、妻と娘の復讐を果たそうとする話。「狼よさらば(主演:チャールズ・ブロ>>続きを読む
前作ほどの独自性は無く、デンゼルはますます超人に。
普段は市井に紛れて暮らし、そんな自分の生活圏内で見聞きした悪だけを超人パワーでぶっ潰す。スーパーマンやスパイダーマンからのファッションを受け継いだ>>続きを読む
ケイト・ブランシェットが綺麗で気高くてコミカル。3度おいしい。
そんなケイト様と共演する子役はどんなふうに扱われるのだろう。待ち時間とか優しく遊んでくれるのだろうか、子どもでもあんたプロなんだから台>>続きを読む
「日本大侠客」完了。
明治から昭和にかけて活躍した、実業家にして政治家にして近代ヤクザの祖と言われる吉田磯吉の若き日々を、鶴田浩二が演じる。監督はマキノ雅弘。後に勝新太郎を主演に迎えて制作された「玄>>続きを読む
あれこれ整合性がとれていなかったり、そんな世界だったらもっと工夫があってしかるべきだったり、ちょこちょこツッコミどころはあるものの、設定の良さと音が無いことによる緊迫感のお陰でそれなりに面白く見れた。>>続きを読む
全てにおいて背筋がシャンと伸びた映画(大画面)ならではの佇まい。ただ、心が震えないのはなぜ?
「タワーリング・インフェルノ」が名作だと思うのは、高層ビル火災というドキドキのシチュエーションもさることながら、マックイーンとニューマンのバディぶり、そして、極限状況に置かれた人間の綺麗な面と汚い面が>>続きを読む
私は何故こうもスイーツ映画が好きなのか。理由は、疑似追体験とあるあるだとわかっているが、さすがに本作のパターンは未体験。
だが、佐野勇斗が良かった。前半笑わせといて後半に…というストーリー上の企みを>>続きを読む
大好きな自分の父親の職業はヒールのプロレスラーだった!どうする小学生!? ていう、トレーラー見ただけで内容が想像できちゃうお話。そして、実際その通りの作品。
だが、にもかかわらずこれは終始泣きっぱな>>続きを読む
襲名や手打ちの儀式がキチンと(たぶん)描かれていて、ドスを抜いたときのケンカが本当にケンカみたいで(剣豪のチャンバラみたいじゃなくて)、つまり、リアルで良い。悲哀とか苦悩とか哀愁とか孤独とか自己犠牲と>>続きを読む
シリーズ第10作。主演の鶴田浩二を筆頭に、高倉健、若山富三郎、菅原文太、松方弘樹という錚錚たる顔ぶれ。それだけに、各自に筋目があり分別がありワケがあり大物感があり見せ場がある。そして、主役は辛抱辛抱ま>>続きを読む
本多猪四郎監督の1957年作。親の反対を押し切って結婚した若い男女(白川由美と小泉博)が頑張る話。とりたててウリのある作品ではないが、本多監督らしい実直で手堅く破綻のない演出が光る。
それにしても、>>続きを読む
プーさんの造型がイマイチなのは予めわかっていたが、やはりあの原画の立体化は困難だったのだろうか。そしてストーリーはステロタイプ。やはりあの原作を長尺ドラマにすることは困難だったのだろうか。制作者のご苦>>続きを読む
伏線か?と思ってたシーンが何でも無かったり、スーパー・ウエポンが全然有効活用されてなかったり、アタマとケツの整合性がとれていなかったり、何で出てくるのかわからないキャラがいたりと、かなり無理矢理で支離>>続きを読む
わかってたけどB級。メガロドンを科学的に裏付けてるけどB級。センス・オブ・ワンダーの無いB級。やたらお金のかかったB級。
まさに幾重にも「かさね」られたお話。
まずは、【顔に傷のある女 vs 美人で●●な女】 のドラマに、劇中劇である「サロメ」のテーマが重ねられる。さらに、2人の女を演じる 【芳根京子 vs 土屋太鳳】>>続きを読む
80年のウインブルドン男子シングルス決勝はリアルタイムで観ていた。第4セットの壮絶なタイブレークとか、とにかく凄い試合だった。ソチの浅田真央のフリー、長野のスキージャンプ団体、アテネの男子体操団体、1>>続きを読む
涙のシリーズ最終作。
初期作ほど振り切れてはいないものの、おバカ(今回のマドンナが歌手だと知るや「自分は武蔵野音大の演歌科出身」と経歴詐称、など)お下品(お遍路さんの外国人がもよおしていると勘違いし>>続きを読む
「アベンジャーズ」にサノスが出ちゃってる以上、こっちには“強大な悪”を出しようがない。だから敵は小粒。そのぶんストーリーは別の方向に進む。つまり、「アベンジャーズ4」でのVSサノスに向けた方向。そして>>続きを読む
このシリーズにもともと漂ってはいたが、安定した収入や生活を持てず、体を張って世の中を下支えしているのに、権力の都合によって振り回され大事なモノを奪われてしまう“下流社会”への目線が全面的に展開するシリ>>続きを読む
「トラック野郎・一番星北へ帰る」観了。
シリーズ第8弾。遂にマドンナ(大谷直子)が未亡人に。仇役のデカがやたら気骨溢れる奴(田中邦衛)に。この両中堅俳優が脇を固める為か中盤がやたらとシリアスで、従来>>続きを読む
原作未読。いろんな伏線が張られているのはいいが、それらのピースを並べただけみたいに見えるのが残念。もっとがっしり絡み合っていてしかるべきかと。
前作から10年後の題2弾。楽曲ありきなので、前作以上にストーリーはどおってことないが、やはりアバは萌える。聞き飽きて歌い飽きた曲だけど「ダンシング・クイーン」が流れ出すと力が入る。加えて、今回は御年7>>続きを読む
シリーズ第7作。今回は警察権力に対するおちょくりは無し。そのかわり桃次郎(菅原文太)は、瀕死の患者をたらい回しにする大病院を罵倒し、急患そっちのけで骨董品の購入にいそしむ院長をぶん殴る。権威や勝ち組に>>続きを読む
シリーズ第6弾。またまた面白かった〜。ほんとハズレが無いなこのシリーズは。
相変わらずの警察権力おちょくり大会ではあるが、前作に比べるとおとなしめ。かわりにギャグがパワー・アップ。剣道の達人という設>>続きを読む
もう最高。
一番星(菅原文太)が遂にマドンナ(片平なぎさ)から求婚されてしまうという驚愕の展開から、マドンナの事故死という怒涛の展開へと至る展開は、これまでの「トラック野郎」シリーズには無い展開だし>>続きを読む