mizukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.7

ゴシックファッションの教科書的な映画。白浮きするくらい肌を真っ白にして、鮮血のような真っ赤なリップか、こびりついて赤黒くなった血のようなリップか、血色皆無の黒リップをつけたくなる。

グロいのは苦手だ
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.4

ラストスパートでめちゃくちゃ興奮する。全てに気づいた時に、うっわやべえ!ってなる。

ブラピ、顔の筋肉の動き方がすごく誰かに似てるって思ったら、成田凌だ〜。ブラピとジョージクルーニーは本当にかっこいい
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.3

カルティエ全面協力。そして仕立てのいいジャケット、ドレス…至高。なんて美しいシェイプ。プラダやドルガバが協力しているらしい。ブランドの何が偉いって、丈感までデザインしているところだよね…。これくらいの>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.8

なんて色っぽく美しい脚本なんでしょうか…。
そして、外国語を言語ではなく音として聴くあの感覚を映像化・言語化しているのも本当にすごい。そこが世界に評価されたのではないかと思う。日本人じゃないと伝わらな
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.5

りんごのキャラメル煮とハーゲンダッツのバニラをトーストにのっけるシーンやばい。罪。

この二人、本当にいいな…ってにやにや。奥ゆかしいカップルだよなあ。あえて言わない方が美しいことっていっぱいあるよね
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TOURISM(2018年製作の映画)

4.4

ドキュメンタリーっぽくていい。
マーライオンにあまり感動していなかったところが、なんか観光のリアルって感じ。「綺麗だけど…うん普通に綺麗」って感じ。
あと、「ふーん、海外っていっても、普段の生活とそん
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

3.6

お坊さんも人だよね。煩悩って本能だよね。

私もハゲたら坊主にしよっと。
頭洗うの楽そうだし、かつら着けやすそうだし。定年退職して何しても良くなってから、ハゲた頭皮にタトゥー入れられたら一番いいなあ。
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.6

ものすごい終末感。20世紀末だもんね。

「運命には逆らえない」という縛りでこんなストーリーにするの、とても面白かった。タイムリープしても、それすら必然性を持つ、運命に組み込まれていることにするの、頭
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

新海誠の男の好みがだだ漏れだという情報だけ、みる前に友人から聞いていた。そういうタイプかーー。イエスキリストみたいな見た目と性格。わかる…。長髪、細すぎず太すぎずまあまあ筋肉質、ミステリアス、紳士。み>>続きを読む

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

4.0

庵野秀明展で初めてみた。

自分の細かいこだわり、人に伝えるよりとりあえず自分でやってみるかーのノリでウルトラマンやっちゃう庵野さん好き!すごーく純粋だし、楽観的だし。

爆発のシーン、めらめらきらき
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

4.7

出だしから楽観と絶望の同居をさも当たり前のように描いていて、なんかこれ正しいって思う。最高。

テリーギリアム監督作品は3本目だけど、毎回既視感やデジャブがすごい。色彩、カット、構成、脚本全てに対して
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.7

どんな発想で撮ったの、どうやって脚本書いたの……。リアルを撮ってもこうはならんだろう、というリアルさだった。

幼き頃の感情が蘇りました。あの頃って、好きな子の一番でい続けるのって本当に難しかった。二
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マレフィセント2(2019年製作の映画)

4.0

戦争が起こる原理みたいなものを見せつけられるからそれはほんとにすごいと思う。偉い人間の一存で市民を巻き込む争いに発展する。偉い人にも感情があるから気持ちはわかるけど、国を巻き込むことになるのはやはり良>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

4.3

憎しみの理由も呪いをかけた理由も同情できる。この時点で、マレフィセントは悪者ではなく悪役なんだよな。本当に悪いのは誰?悪そうに見える人が全て悪いなんてことはありえない。いい人そうな顔をして悪いことをし>>続きを読む

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

4.6

人が嫌いなわけではないけど友達や恋人はいらない、上辺ではない本物の関係だけがあればそれで充分。というスタンスめちゃくちゃわかる。
友達も恋人も、継続する関係だから。いつも一緒にいたい人ができるまではい
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

4.4

ぜっっったいに体調がいい時にみたほうがいいやつ。「死亡者○名」という数字を見たとき、どうやって亡くなっていったのかなとか、痛かったかな辛かったかな苦しかったかなを考えると自分が辛くなるから普通やめます>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

あったらいいねこんな運命、いたらいいねこんな男性。
お話でしかあり得なさそうと思ってしまう自分がいる。。(一言で言うと、ちょっと苦手、です。)
このような運命を待つより、じれったくて自分から探しに行っ
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邪眼:ル・デルニエ・クリ(1997年製作の映画)

4.7

かなり好きだった。
破壊衝動、対抗文化を甚だしくポップに描いている。グロいキモい映像なのに、甚だしくポップだから不思議と不快ではない。甚だしくポップなものが、甚だしくロックだなって思う。

ロックとい
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白雪姫(1937年製作の映画)

4.3

「雪のように白い」肌を表現するためにいろんな画材の白を試した結果、画材の追求ではなく、頬紅を差すことが得策だとわかったらしい。若い女性が思いついたこの方法に、ウォルト・ディズニーが「すべてのセルに頬紅>>続きを読む

サテリコン(1969年製作の映画)

4.4

鼻!何百人もいるキャスト、みんな鼻がしっかりしていて横顔が映えるようにしているんだと思う👃すっと通った高い鼻に鷲鼻。どちらも好き。いい眺めだった。

画を作るセンス、音作りのセンス、脚本のセンス、配役
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ホーカス ポーカス(1993年製作の映画)

3.8

ハロウィンの時期にぴったりの映画だった🔮魔女ー!不気味で汚くて怪しい雰囲気、とてもよかった。
魔女3人の役の人たち、めちゃくちゃいいキャラ。

聖トリニアンズ女学院 史上最強!?不良女子校生の華麗なる強奪作戦(2007年製作の映画)

3.8

面白い、可愛い、でも根底がよじれたフェミすぎる気がしてちょっとむせる。これでは男女平等ではなく女尊男卑かな、、。

不器用な人間が息のできる学校っていうのはめちゃくちゃよかった。問題校かもしれないけど
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キックハート(2012年製作の映画)

4.5

💖💙💖💛💖❤️‍🔥



同じDVDに入っていた『なんちゃってバンパイヤ』も超よかった。
湯浅監督、藤子F不二雄リスペクトっぽいオマージュ作品を作るイメージがある。『カイバ』とか。『アクビちゃん』要素
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.7

私的でしかない記事たち。正直、タイムリーなニュースよりもこういう方がずっと興味がある。現実にも目を向けた方がいいんだろうけど。ウケを狙う記事よりも、書きたい記事が気になる。別冊だけを読んでいたい。>>続きを読む

カイマック(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

色彩に惹かれて鑑賞した。最初はよくあるラブコメかな?と思ったけどそんなことはなく(鑑賞後にハリウッドにありがちな甘い恋愛、ボーイミーツガールには食傷気味だという監督のお話があった)、恋愛関係のあり方に>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.8

すごく好きなやつだった。ミッドサマーへのリスペクトがあるように感じた。ミッドサマーとはいい感じに似ていて、いい感じに似ていない。私は、こっちの方が断然好き。


魂を削って創作・表現をする人間に対し、
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恋は負けない(2000年製作の映画)

4.7

やばい良すぎる💞🍕🍬🐬🦋🍭🧁🦄💫🗽
前半は周りの人間が最低すぎてイライラするけど、後の多幸感が全て。

主人公の顔面と髪型がめちゃくちゃkemio。

DEAD LEAVES デッドリーブス(2003年製作の映画)

3.8

下ネタと銃撃戦。人がたくさん死ぬ。サイケをパステル中心で描くのがかっこいい。
とても品がないけど、全てが潔いから良さになってる。好き。

101(1996年製作の映画)

3.8

子犬の毛皮を剥ぎ取ろうとするクルエラに制裁を与えるのが、人間ではなくあくまで動物たちというのが、筋が通っているなと思った。すごい悪者として描かれているけど、あれ私らみんなクルエラと同罪だよ。嬉々として>>続きを読む

カクテル(1988年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

何も考えずに観れる恋愛映画かなって思っていたら、途中から超真面目な真実の愛って感じだった。軽いノリを期待していた人は白けるな、となるかもしれない。

バーを開いて一儲けしたくて、でもビジネスを学ぶには
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ひなぎく(1966年製作の映画)

4.9

これが女、特に少女だと思う。大人の女性ではないし、まあそんなの本当に存在するのか?と。女は誰だって少女を手放さないで生きていると思うよ。男性がいつまでも少年の心を持つのと同じ。皆が通ってきた道だから。>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

4.2

人が信仰するものに興味があって色んな宗教を調べていたことがあったが、この宗教は水は高いけど、そこまでカルトというわけではないなという印象。(今一番話題のあの宗教はカルトっぽいなと思う。過激で、完全営利>>続きを読む

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.3

ノンフィクションをいかにファンタジーに昇華するか、という作品がとても好きだけどおそらくこれは真逆のタイプで、いかにあり得ない状況を日常に落とし込むか、系のファンタジーだったと思う。こういう現実離れした>>続きを読む

サーティーン あの頃欲しかった愛のこと(2003年製作の映画)

4.7

手ぶれ混じりのワンカットっぽい撮り方がとてもよかった。

躁な描写のキラキラ感が、刺激物の寄せ集めって感じで最高にギルティーで大好き。高彩度。なんでも上手くいくし超ハッピー最高って感じの底抜けに明るい
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あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

4.3

雨の日のネオンの反射がものすごく綺麗。雨=憂うつ、という考えもあるけど、この映画は軽く覆してくれる。

卑屈にならないでいれば、常に色づいた世界。

パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

4.3

なんか好き。まずは色彩。お部屋の内装がとてもかわいかった。あと、みんなのお顔と服の雰囲気が好き。

あと一歩で少年院の男の子、本当にいい子なんだろうなあ。偏見がなさすぎて、周りから「あいつはやめとけ」
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