マルカマークさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

マルカマーク

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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.3

ティモシー・シャラメは、「ビューティフル・ボーイ」が衝撃的だった。
だからこの映画のティモシーにも「なんだよ!まだクスリに懲りてねーのか」って思ってばかりの約2時間だった。

CANのVitamin
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よこがお(2019年製作の映画)

3.8

車が風を切る音。
インターホン、信号の音響装置、洗車の装置音、クラクション。
筒井真理子の吠え声、奇声に近い笑い声。

筒井真理子の「よこがお」ももちろん印象的だったが、上に述べた音にとにかく追い詰め
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.0

冒頭、理恵(工藤夕貴)たちが夜のプールで水着で踊る。
バービーボーイズの歌もめちゃくちゃ合っててとっても大好きなシーン。
これだけでこの映画のステキさを確信できた。

80年代の女の子の喋り方って、な
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1999年の夏休み(1988年製作の映画)

3.5

4人の少年だけが生きる世界を繊細なガラス瓶の中に閉じ込めて、密やかな儀式のように観ていた。

少女が少年を演じていること。
靴下留めに感じる無意識の色気。
そしてクラシカルな中に、コードがグニャグニャ
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.5

「ララ、置いてかないで。」
颯爽と歩くララのラストシーンを観ていて頭に浮かんだ言葉。

途中まで、確かに自分はララの隣にいる気持ちだった。
ララの身体の痛み、血、無言の悲鳴。そして秘密。
それが自分の
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マタンゴ(1963年製作の映画)

3.9

マタンゴ怪人、どれだけ怖い造形なんだ?とビクビクしていたが、結構なキノコ感だった。
バルタン星人のような声で呻きながら襲いかかってくるところなんてむしろ微笑ましくも感じた。
正体がわかるまでは、劇中音
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.0

うる星やつらも押井守監督も無知状態。
ただ原作者の高橋留美子さんが、この作品を「これは押井さんの映画」って言ったと何かで読んだのが気になり鑑賞。

目覚める直前って、色々な超短編映画を繋ぎ合わせたよう
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.6

絶対、映画館で観るべき作品だった。
機会があれば必ず劇場へ行くと誓った。

登場人物の多さ、言葉や名称の難しさで多分しかめっ面で観ていた。
しかし、進化するゴジラや爆弾と化した無人の新幹線や電車、尾頭
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.5

トイ・ストーリー4をどうしても観たくなり、今更ながら1から観ている。

ウッディって最初は偉そうなヤツだったんだなぁと少しびっくりした。

おもちゃの天敵シドの家のカーペットが某ホラー映画と同じ…いい
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ショート・サーキット(1986年製作の映画)

3.5

どんな気分のときも、楽しく観れる作品。
そういう作品を知っているだけで、少し自分が心強い。

ロボット版E.T.ってパッケージに書いてあったけれど、ナンバー5のほうがお調子者って感じで見ていて気兼ねな
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ブルーサンダー(1983年製作の映画)

3.0

シンセバリバリの音楽。
ラジカセのボタンみたいな装置だらけのヘリ内。
そんなヘリ内でキーボードをカタカタ叩いて情報収集。

1983年当時は、最先端のテクノロジーをふんだんに使った最高にかっこいい映画
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旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

3.5

イライラ、不安、少しのワクワク。
気持ちが静かに交錯する主人公葉子と番組撮影クルー。
そんな見知らぬ訪問者たちを、ウズベキスタンはちょっといい加減な暖かさを持って出迎えているようだった。
広大な土地も
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

2.9

結局、ネルズ(リーアム・ニーソン)は我が息子の復讐を果たせてどんな気持ちだったのかな。
息子が死んだときも、悲しんでるのかいまいちわからない表情だったので復讐心がどこで燃えだしたのか不思議だった。
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

4.0

シビした。いろいろと。

イクコちゃんかっこいい。
イクコちゃんみたいな視線がほしい。
あのカメラもほしい。
まぁ無理ね。

かなり視覚をグサグサ刺激してくる映画だった。
「の・ようなもの」を観たとき
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クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

3.5

観る前はコメディ色が強いのかと思ったが、結構危なっかしいことばかりやっててアドベンチャー色が強かった。アジャの話を聞いている少年たちと一緒にワクワクして観れた。
インド映画でお馴染みのダンスシーンもあ
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.3

観た。確かにこの映画をさっき観たはずなのになんだろうか。この心に残ってない感。

やたら威勢のいいテーマソング。
ヒットソング「思春期の恋」。
殺害シーンを見せてくれない殺人トマト。
唐突に出るセール
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

濱津さん目当てで鑑賞。
映画愛に溢れていて何回観ても嬉しくなる。

初見は、前半があまりにもグダグダで、つまんないなぁ…なんでこんな映画が人気なんだろ?と思った。

けれど後半からメチャメチャ面白かっ
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

ショッキングな映画なのだろうが、小人症のカップルであるハンスとフリーダの無垢な心がまっすぐ届いて切なくなった。

一生懸命生きてる人が幸せになれる世界でありますように。

こんなメッセージを、監督は伝
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.5

無邪気に観ていた。
画面に引き込まれていた。
CGを多用した映画は今まであまり興味がなかったけれど、そんな考えもう捨てた。

だってCGピカチュウカワイイんだもん!
ライムシティに今すぐ行きたくなった
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歎異抄をひらく(2019年製作の映画)

3.0

物語自体は、素直な気持ちを引き出してくれてとてもよかったのだが、肝心の親鸞さまの仰ることはわかるようなわからないような…とモヤモヤしてしまった。

修行僧の1人、燈念が「どうしても好きになれない奴でも
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

4.5

皮肉と繊細さを擬人化させたような若きモリッシーに、自分のダメなところ、でも少し好きなところを重ね合わせていた。

燻り、拗らせている人の心を静かに動かしてくれる作品。

ガラスのドアの向こうにいたモリ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

想像以上にドキュメンタリー色強め。
犯人4人のご本人登場までは想定できたが、まさか被害者のご本人まで出てくるとはね。
被害者ご本人はとても聡明な女性だった。

タイトルの出し方、音楽の使い方がめちゃく
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.0

いたい!イタイ!!何度見てもあのラストシーンは痛い!!!

初見は「あぁ、これがあのネタバレしまくってるラストシーンね…」とすこし冷静になっていた。
撮影の舞台裏を知った上で観ると、あの三船敏郎の顔は
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

ホラー映画は観たくないのだが(だって怖いから)、シャイニングはどうしても観てみたかった。
あのジャック・ニコルソンの狂気に満ち満ちたドアップ顔に、何故か心惹かれたからだ。
そして、「好きな映画はシャ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

この映画は、白人や黒人といった人種問題を抜きにしては語れないのかもしれない。
でも観終わったとき、そんな問題はどうでもよかった。

主役のトニーとドク、トニーの妻ドロレスの笑顔がとにかく忘れられない。
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編を観て絶対鑑賞する!と思った映画。
試写会が当たって本当に感謝である。

ゾンビ映画はカメ止めと、マイケルのスリラーのMVくらいしか知らない初心者だが、ゾンビはアナたちの心の成長を後押しするスパ
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リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

4.0

cute! cute!! very cute!!!
かわいい。でなくて、キュート。
男の子が主役なのに、こんなにキュートな映画久しぶり…いや初めて観たかも。

リアムはもちろんだけど、登場人物みんなキ
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.0

何て言えばいいのか、難しい。ずっとどんな感想を書こうか考えていた。
実話だから、話にケチつけられないし、登場人物の誰に寄り添って観ることもできなかった。

特に印象に残ったシーンを記す。

ロック好き
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美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

嬉しかった。
自分の考えとか生き方に対してポンッと背中を押してくれた気がしたから。
観る前の予想を、この作品はとても嬉しく裏切ってくれた。

鑑賞前の予想は、
独身のまま30歳をすぎて焦りに焦った女性
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

観客全員、耳をそばだてていた。
同じ映像を見てるのに、みんなそれぞれ、頭の中でまったく違う情景を思い浮かべていた。

あと、事件に限らず何か問題が起きたとき、当事者1人の言い分だけを鵜呑みにするのって
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