Nunuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

絶対泣くだろうなって思ってやっぱ泣いた

手話ってなんだか迫力があるもんなんだな
あそこまで感情を反映できるのか、、
日常普通に生きてる範囲だとあんな感情的な手話を目にする機会が無い気がして新鮮だった
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

ちゃんとこれを観るために「ナイトオンザプラネット」観といて心底良かったあ
最後まで観てみると、冒頭池松壮亮が「ナイトオンザプラネット」を観てるシーンが沁みてくる。

でもなるほどね、何年分かの同じ日付
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

私の中の厨二心をくすぐる最高の映像だった。

ノーラン三部作も決して明るくはないが、それを上回る終始鬱々とした雰囲気が良い。個人的にこういうヒーローの描き方は好きで、葛藤や苦悩、挫折の生々しさからヒー
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

昔から見たくて仕方なかったヤツ。

ホント最高だね。都内ではあんま無いけど地方のタクシー運転手のフランクに話しかけたりしてくれる雰囲気を思い出した。
でも面白いのはタクシー内のアングルはほとんど全て前
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

ひたすらウェス・アンダーソンの世界観に圧倒される。やっぱりこの監督の画作りは尋常では無いなと感じた。引きのシーンのバランスの良さ、色彩のバランスなどとにかく眼福。

色黒になったり、アニメになったり演
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

私の周りで様々な人が良かったと言っていたので、気になって鑑賞。

鑑賞している最中に見に来て良かったーって思った。一見シリアスな展開なのにそれが可笑しく成立している構成やセリフが面白い。かと思えば、い
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

この迫力は映画館で観たかったヤツだ〜

マット・デイモンとクリスチャン・ベイルなんてもう面白いに決まってるのだが、それを差し引いても一つの史実として非常に興味深く、カーレースという競技の見方を大きく変
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街の上で(2019年製作の映画)

3.9

2021のベストに選出している方も多数いる話題作を鑑賞。

確かにめちゃくちゃ良いなあ。見終わってみるとなんかぽかぽかするような感覚が残る感じ。
この手の映画に大体出てくるいわゆる「クズ」が出てこない
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.9

年の瀬に最高なレオさんが観れたので大満足です。

前情報無しだったので、冒頭シリアスなアポカリプス系かなと思ってたけど、それを上回るコメディだったので安心しました。なんなら酒飲みながら観ればよかった。
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

良いとは聞いていたけど抜群に良い。

アニメ故の見せ方というかテンポの良さというか、こういうの見るとアニメ映画も全然劣ってないなって思う。あとは単に好きか嫌いかだけなんだと思う。
で、やっぱり隅から隅
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

久々にイギリス英語たくさん聞けて楽しかった

田舎から出てきた女子が大都市に堕ちていく感じの話かなと勝手に「東京女子図鑑」的な物を想像していましたがあそこまで俗っぽくなくて、思ったよりちゃんとホラーだ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.7

メンツが神がかっているので気になって鑑賞

めちゃくちゃ不思議な映画だなあという印象です。大きな起伏はなく主役3名を取り巻く日常を描いているので、内容は正直薄め。それでも作品として見応えがあったのは3
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.8

原作が大好きで待望の鑑賞でした。

まず原作とは時間の経過の仕方が異なり、完全に同じ物ではないので同じストーリーを見ているにも関わらず印象は良くも悪くも全く異なる物でした。2時間程度にまとめるとまあこ
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.7

デンマーク版のギルティは未鑑賞でリメイク版から見てしまいました。

鳴り止まない電話、繋がらない電話、断片的な情報、取り乱す通話者、閉鎖的な空間、主人公の境遇など、とにかくイライラの募らせ方が巧みだな
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.9

水俣病を描くというよりかは、写真家ユージン・スミスを描く映画だったかもしれない。まあ日本映画ならまだしも海外映画だし、水俣病を深掘りするのは他の作品に任せるとして今作は非常に映画として見やすい物に出来>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

砂漠の風景とそこに佇むティモシー・シャラメの画でご飯進むレベル

世界観もデザインも音楽もキャストも本当に本当に最高だったけどもう少し説明してくれてもよかったのではないかドゥニ・ヴィルヌーヴよ
しかも
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偽りなき者(2012年製作の映画)

4.0

明るい話では無いと思ってたけど、予想より遥かに救いが無くて食らってしまった。

たとえ旧知の仲でも家庭を持てばプライオリティは変わってくるわけで、最近自分の周りでもそういう環境の変化によって疎遠になる
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃに良かった。

序盤の教師仲間で誕生日を祝うシーン、お酒を飲んで涙を流すマッツさんを見てなぜか感動してしまった。ああやって何の後ろめたさも無く仲間達とお酒を飲める事のありがたさが今なら痛い
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

やっぱりスパイにはナイスなスーツが必要不可欠だということがよく分かりました。そして白シャツを血で汚すところまでがセット、更に言うならサイレンサー付きのハンドガン、これは揺るがない。

念願のボンドシリ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

3時間があっという間で驚いた。
原作も読んでないしそもそも村上春樹の作品も読んだ事がないのでアレですが、文学的な作品だなと感じました。情報をたくさん散りばめて、それらが終盤に向けてゆっくりと徐々に収束
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.9

「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、誰もがその存在を知るオックスフォード英語大辞典の編纂の裏にこんな壮絶なドラマがあったとは驚き。
「舟を編む」を観たのはもう凄い昔なので忘れちゃってたけど、
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

広島弁?がめちゃくちゃ良い。
方言に目覚めてしまいそうになる。

それはさておき、刑事2人のバディ物という事でストーリーとしてはよくある感じの流れなのですが、とにかく役所広司が凄い。キャラクターとして
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.1

アツいっす。
作中でもみんな暑そうだけどこの映画自体もアツい。

タイトル出るまでのオープニングシーンの完成度、個人的に「ベイビードライバー」を超えてきたなという印象。小気味の良いフロウとライムでミュ
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

3.5

これはたとえスポメニックが好きな人でも、その気持ちだけでは乗り切れない可能性がある。
自分の場合スポメニックに加えそもそもヨハン・ヨハンソンが好きだったので、映画館の音響で聴けたというのが大きな加点と
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

後回しにし続けていたやつ、ようやく消化。
やっぱり宇宙モノは宇宙モノでしか味わえない感覚があって好きだなあ。
今作に至っては音や登場人物を削ぎ落として、より宇宙空間という特殊な環境にフォーカスさせるも
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

別に気分は害さなかったけど、やっぱ人間が1番こえーなっていうのが今作の感想です。
信心次第でなんだって出来るしやるんだもんね。彼らにはそれが正しいだけなんよね。

まあ話としては田舎に行ったら巻き込ま
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ステップ(2020年製作の映画)

4.1

山田孝之が全くふざけない

まあそれは置いといて、何回も観たいし時間空けてまた見たらまた違う見方ができそうだ。好きなシーンがいくつもあった。周りの人が良い人過ぎるってのは確かにあるし、現実はもっとしん
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.9

香川照之、オダギリジョー、真木よう子など最近でも馴染みのある役者が揃っているので気になって観てみたけどいい意味でめちゃくちゃ裏切られた。

香川照之がやばい
大和田常務もカマキリ先生もあの人の演じる一
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.8

うわあー
めっちゃ凄いもん観たっていう実感はあるけど、自分の予備知識がなくて消化しきれなかった、、
もっと守備範囲広げとかないとなあ

とはいえ、自分はマーチンバンドにも明るいし、演者の端くれでもある
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

これ中々辛い。救いが出て来るまでが結構長かった。
作り方が上手くて過去の回想が所々に挿入され、その度に少しずつ辛さが増して、観てる側としては徐々に息が詰まってくる。劇的では無いけど丁寧に緻密に外堀を埋
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.8

劇的でもない。カッコよくもない。新しくもない。でもすごく良い。こういう前向きであったかい映画もたまには観なくちゃ。

役所広司って今見ても凄いけど、この頃から演技凄過ぎる。それに脇を固める俳優さん達が
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.9

なんだろう、オーディエンスとの距離の取り方が独特だなあと思いました。
真面目なシーンだと思って真剣に観ているといきなり突き放されたり、時にはシリアスとコメディが同時進行されてたり。映画でここまでやって
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

初めて映画の邦題に納得したかも知れない
素晴らしい作品でした

初めて音が聞こえなくなるシーン、子供の頃初めて水が耳の中に入ってしまった時のどうしようもない不安感みたいなのが鮮明に蘇ってきて、不快な気
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ好きなやつだった

自分は音楽は門外漢なので技術面のところは分からないんですけど、そうなると演者のリアクションや演技一つでその良し悪しを判断するしかないんですよね。この映画はその部分がとても良
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.8

原作未読、前作未鑑賞でいきなりここから見始めてしまったので、心配でしたが普通に楽しめました。
殺陣の凄さについては周りから事前に言われていたのですが、思ってた以上に良かった。なんというか説得力のあるア
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

これくらい頭使わなくて観れるのジョン・ウィックくらいだよ。ホント助かる。人間そういう時もあるからね。
なんか本当にカッコ良さとワクワクと厨ニにステータス全振りしましたって感じの潔さで、映画というより観
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