オザキさんの映画レビュー・感想・評価

オザキ

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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

ベイビーわるきゅーれ、ミレニアル世代を超えてZ世代の映画で「現実じゃん!(フィクションです)」になっちゃった…。
数年後にはちゃんと「古く」なってて欲しいぐらい、とてつもなく「今」の空気、「今」の会話
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.3

ディズニーが大手制作会社を次々と丸呑みにしたことはまだ飲み込めてないけど、フリーガイに関してはその制作会社の垣根のなさが遺憾無く発揮されてて映画オタクへの花束になってた。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

前作を引き継ぎながらも気持ちよく破壊・災害・大喝采なリブート続編を作ったジェームズ・ガンの映画力(ぢから)。
勢いよく人が死ぬのでその臓物や血飛沫に目が眩むけど、プロテストなメッセージは意外としっかり
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.8

最初に。
みんな言ってるけど、冒頭シーンは間違って孤狼の血LEVEL2のシアターに入ってしまったんかと思うぐらいガチの暴力の画作りしてて「それはパク・フンジョンとかが撮るやつなんよ!」ってノブが苦言を
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唐人街探偵 東京 MISSION(2020年製作の映画)

3.4

東大入試で「最適の妻夫木聡とは」って問題があったとしたら「ちゃらんぽらんだけど頭脳明晰でファッションがぶっ飛んでる富豪の妻夫木聡」の回答で首席入学だと思います。
染谷将太〜〜〜〜!!!!!!私が観るあ
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.8

アクションSFというより、「必ず終わるロードムービー」の寂しさがそのまま「生と死」に投影されたポエティックな質感でいい感じに予想を裏切られました。
死に向かう男と生に囚われた少年という相反する立場のふ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.3

歌とダンス、語りが頭から終わりまで駆け抜けていく、切り取りようのない「繋がり」のあるショーなのに、どこを切り取ってもかっこいいという魅力的な矛盾を抱えたショー。
そんなサウンドもビジュアルも卓越した圧
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2gether THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.3

ひとまずツイッターからの雑記引用。
後ほどちゃんと書きます。

2gether the movieを観ました。
レッドカードを8回ぐらい出してしまったけどみんなが可愛いしてたのでハッピー気分です。でも
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.0

ポンポさんを支部で読んだ時の
「え、映画の漫画だーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
という衝撃と喜びを思い出させてくれた。
ものの、原作でもかろうじて納得できる道理の上に乗せら
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.7

序盤の人の域を超えてしまった元太の行動に意識を全部剥ぎ取られてそれ以降のかっこいいシーンも全部「いやでも元太の方が人間離れしててすごない…?」みたいな気持ちで観てしまいました。
赤井さんかっこよかった
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.4

10年ほど前に家族が借りてきたDVDでこの作品を見て「映画の外の世界」があることを知り、正直ショックを受けました。

ヒーローの、その大きな力の足元で踏み潰される名も無き、しかし決して名も無くはない人
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.7

悪人どもをワルい奴らがぶっ飛ばす!
割と物理でぶっ飛ばす!
マ・ドンソクのパワーがインフレしており人間ブルドーザーみたいになってるのでシリアスなアクションシーンが全てギャグに見えるという「マ・ドンソク
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.6

スタジオ4℃の映像技術と演出が遺憾無く発揮された画面は素直に楽しくて堪らなかったです。
ベルセルク全編やってくれ〜〜〜!!!!

感想
えんとつ町の横軸の閉塞感と、乱立する煙突が生み出す縦軸のコントラ
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.3

全くもってドラマ。
夢を叶える話ではない。
感動と拍手を誘う話ではない。
挫折と成功に勇気をもらう話ではない。

淡々とも思えるような家族の日々を見ていくうちに「家族」から「個」が、同時に「個」から「
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

崩壊していた「家族(血の繋がり)」から「家族(絆の繋がり)」に救われ、そして「家族(絆の繋がり)」によって「家族(血の繋がり)」を失う。
「家族」を求め、「家族」に奪われ、「家族」に救われ、「家族」を
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.4

オークワフィナが最高なので…。

「信じる」というのは一種の力/パワーであり、その力を使えるかどうか、むしろ使うかどうかに竜の王国も、現実世界も未来がかかってるね。
そのために、まずは自分から一歩踏み
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.4

年月が人間を成熟させるのではなく、「自ら選択する」ことができるようになってようやく大人になれる。
作品も、キャラクターも、監督も、ファンも、大人になったのかな。
長い「子ども時代」を終わらせて、始まる
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ノンストップ(2019年製作の映画)

4.2

おもしろとガチアクションとファミリーラブのきらめき宝箱みたいな映画でした。
韓国映画の好きなとこはコメディでもアクションが入ると肉体を破壊する音がしっかり重いとこですね…。
永遠の思春期ジュングさまこ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.3

『燃ゆる女の肖像』があまりにも「燃ゆる女の肖像」だったために「燃ゆる女の肖像だった…」ということばしかまだ引き出せない…。
「燃ゆる女」の「肖像」であり、「燃ゆる」「女の肖像」であり…。

ずっと火
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateram(2020年製作の映画)

3.3

FGOやってて、もちろんキャメロットも修復済みですよね?という大大大大大大大大大大大大大大前提で話が進むので、映画としては「情緒がぜんぜん追いつかねえ!」「展開がノーブレーキ!」「主要キャラの物分かり>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「グリコ・森永事件」という名前だけは知っていた程度で、観ながら「ああ、これがあれなんか」と気付くほどに何も知らずに鑑賞。
自分が生まれるずっと前に、自分が住んでいる地域であったことを知る機会にもなりま
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.3

もうよく物事が分からない私の祖母。
それでもずっと「子どもを産んでね。一人じゃダメ。二人以上、男の子もね」と言ってくる。最初は辟易して苛立ちもしたけど、今は「この人もこうやって呪われてきたんだな」と思
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鬼手(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シンプルな復讐譚なんですが、わりと初っ端なに(この世は地獄…)と知って目から光が失われた主人公(クォン・サンウが陰の役だとほんと鬼神の風格が出ますね。身体大きいし…)が囲碁・武道で最強になってしまうの>>続きを読む

神の一手(2014年製作の映画)

3.7

囲碁をしてたはずなのに次の瞬間には殴り合ってるのでジャンルは「総合格闘技」かな。ウソンさんが獄中で一瞬で誰よりも強くなるのは全宇宙の許しがあるので問題ないし、『鬼手』とのクロスオーバーが楽しみです。ア>>続きを読む

新しき世界(2013年製作の映画)

4.8

6年前、初公開以来の劇場鑑賞でした。
大学受験を終えたばかりでやっと映画を観に行ける!と息巻いていた当時の、どうして最初の一本に選んだのかすら覚えていないこの作品に、本当の意味で「新しい世界」を見せて
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

帰宅した父に「自己犠牲の話?」と聞かれて「違うんだよな…己を犠牲にしてはいけないと分かっている男がそれでも未来に託す物語なんだよな…」と返した鬼滅映画帰りのオタクのふせったーから引用です。

原作未読
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

成田凌が素晴らしい。慄くほど今ヶ瀬渉だった。監督と作者(大好きでした…)のインタビューさえなければ…

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.3

長いレビューを書いたので。

『フェアウェル』生きるために、生かすために嘘をつく
https://honmaka-sayoka.hatenablog.com/entry/2020/11/03/1814
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