YOKOZUNAさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

4.0

色彩と劇伴がめちゃ良い。無常観に繋がる、物寂しさ、儚さ、美しさ。

もっとアート寄りになってもおかしくないのに、王道の娯楽作品に仕上げられててグッド。調子こいてるやつに、乾坤一擲の一撃を食らわす話。
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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1(2017年製作の映画)

2.8

冒頭の新規シーンは良かった(特にアドロックの最期)が、その後はTV版の総集編をめちゃくちゃな時系列で切り貼り、見にくいことこの上ない。ただの焼き直しと思わせないためだけの手法なのか、再編集によるマジッ>>続きを読む

ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

3.7

友達の作り方。好きなものが一緒だったら話は合うし楽しくて快適。ただ、そういうわけじゃないけどなんか仲良い、ってのも貴重な間柄。

席が隣だったから、とかで中坊くらいまでは友情が成立してたのにね〜

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

映像が凄いのは言わずもがな、音響もかなり良かったし、キャストは豪華で適材適所、ヴィルヌーヴの作家性も出ててよくできてんな〜とは思うんだけど、長尺使ってしっかり作りました感が強すぎてリズムが悪い(間延び>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

大好物!!クリエイティブってこういうことよね。
開拓者たちのドラマでもあるし、なんならバディものとしてもイケる。
綺羅星の如く名作がガンガン出てくるとこは、ちょっとウルっときちゃう。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

吐きそうなくらい胸クソ悪くなるが、万人が観るべき映画。予告をみた段階では、決死の覚悟で訴えた妻、義憤に駆られた夫が戦友と決闘、その真実は!みたいなミステリーを想像していたが、全く違う。

ひとつの真実
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

キャラクター描写とアクションシーンがすごく良い。特にパロマ、いかにもやらかしそうな前フリしておいて、きっちり完璧な仕事するとこ、めちゃかっこいい!あとフェリックス、あんな惨めな最期に、幸せな生き方だっ>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

3.9

テキサスの流儀。
男たちの求めるものは違えど、それらは等しく人生の過酷さから来ている。

負の連鎖を断ち切り、将来を良くする方法がこれしかないってのがつらい。なんならラッキーがあっただけ周りより恵まれ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

序盤はワクワクしたのに、、

敵の罠に乗りまくった挙句に謎のタイミングでフラれるボンド、しょうもない恨みをぶつけてくる大ボス、なんか思ってたんとちがう、、

過去作の集大成として、もっと壮大にブチ上げ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.7

殴り合いだけではなく、取り巻く環境まで掘り下げたリアルなボクシング描写。チャンピオンになれるボクサーは一握りだけど、負けたくて負けてるやつなんて一人もいない。

役者陣はしっかりトレーニングを積んだの
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花と雨(2019年製作の映画)

3.4

そもそも花と雨ってアルバムが、映画のようなクラシック。その補完的映像作品といった趣き。

すぐ隣にあるリアル。

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

サム・メンデスとロジャー・ディーキンスによる、王道スパイアクション&ド派手ホーム・アローン。

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

あれだけ他人の人生と向き合っていたら、自分のバックパックは空にしておきたいって気持ちもわかる。
JKシモンズにフランス料理の話をするくだり、自分はマイル集めしかしてないというのに、プロフェッショナルな
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

20分という短い時間の中で、周到に練り込まれたエッセンスが完璧に機能する凄まじい作品。

レイシズムが何を生むのか、肌の色で人を見ると何が起こるか、一言で雄弁に語る寓話。

心拍数が上がりきったところ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

ひたすらダメ男の話。
だからこそ、オブラディ・オブラダが響く。

リリー・ジェームズとロッキーがかわいい。エド・シーランも微笑ましい。しれっとマイケル・キワヌーカも出てる。

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いつもどおり骨太のシェリダン節で、淡々と無慈悲に人が死ぬが、過去作よりは幾分ソフトに。対決構図も善vs悪でシンプル、盤面がひっくり返るようなことはない。それでも終始身構えていたし、先の見えない展開に興>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

需要と供給。
清々しいほどの欲望。
一周まわって、胸クソ良い。

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

これぐらい寛容で、優しい世界になってほしい。

設定は極端よな〜と思ってたけど、ステレオタイプな男女の位置関係を分かりやすく反転させたことにめちゃくちゃ意義がある。シャーリーズ・セロンの「オバマ・アウ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.1

拳を握りしめて対峙するのではなく、手をひらいて相手と向き合う。コミュニケーションの真髄。

だいぶファンタジーではあるけど、ステレオタイプなイメージで思考停止することなく、アジア文化へのリスペクトもし
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パウ・パトロール ザ・ムービー(2021年製作の映画)

4.0

アダム・レヴィーンをはじめとしたグッドミュージック、バス移動中のダンスシーン(おやつ食って寝るのかわいい!)などなど、ポップカルチャーにも直結する英才教育。幼少期からこんなん観てたら、そりゃイケてる大>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.7

タイトルバックまで一分の隙もない完璧なパフォーマンス!心の中で大拍手のスタンディングオベーション!
と思ったら、感動の波が全然止まらない。キレッキレのダンス、澱みないフロウのラップ、エモーション溢れる
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.7

たしかに、高校って牢獄みたいでもあったな。。閉塞感、諦念、うすぼんやりした将来への期待。

人はそれぞれの視点で世界を見ているわけで、菊池や桐島にも絶望はあるし、前田や野球部キャプテンにも希望はある。
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.5

『スーサイド・スクワッド』の看板に偽りなし!死にまくりでぶっ殺しまくり!続編の展開がどうとかケチくさいこと言わずにバンバン死なせちゃうのが実に清々しい。そして沸き上がる大爆笑、めちゃくちゃ面白い!>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

女性・少女搾取へのアゲインストと家族愛をテーマとして、きっちりまとめてきた職人仕事。

幸せそうな家族の描写から一転、ダークな色彩とともにダウナーなSmells like teen spiritが流れ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.4

社会の縮図。各々ができることをやって互いに認め合えば、それだけで済むのにね。

数学わかんなすぎて、カタルシス損してる説。

ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

またなんかヤバいマクガフィン(とにかく全部操れる!極端!)と、それを狙う悪党と共に突如登場するトレット弟(筋肉)、もはや敵から提供されたと言っていいような磁石パワーを駆使してやっつける!なんだかそれっ>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.5

悪いやつvsスーパーサモア人🇼🇸
ホブス、なんとか本編に復活してもらえないでしょうか、、

ジョンウィックばりのアクションは見応え十分、イドリス・エルバもヴァネッサ・カーヴィーもエイザ・ゴンザレスも最
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