いずみさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

いずみ

いずみ

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深夜の告白(1944年製作の映画)

4.4

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安定の面白さたるや…。松葉杖と葉巻の利用の仕方がさすがワイルダーだし脚色もお見事。深夜に真相を語り始めるところから回想シーンが始まり、フィリスとの夫の保険金殺しの計画から始まる。最初はフィリスの計画を>>続きを読む

ブロンドの殺人者(1943年製作の映画)

3.7

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次々と依頼主が現れて話が若干複雑だったがまあまあ面白かった。冒頭の光の部分から一気に陰の部分になる演出がラストにつながる瞬間が実にノワール的でヘレンの海の家にいるときの外の景色、ラストのアンがいるにも>>続きを読む

朝はまだ来ない(1947年製作の映画)

4.0

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辛すぎる。ヘンリーフォンダの涙に私も涙…。これまた回想ものだった。花屋の娘に一目惚れをし、施設で育ったという同じ境遇から始まる。しかし彼女が夜な夜な向かったのは手品ショーだった。そこにいた1人の年配の>>続きを読む

ミルドレッド・ピアース(1945年製作の映画)

3.8

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回想シーンが主だったけれどラストどんでん返しで割と面白かった。冒頭とラストだけがノワールを醸し出していて、陰の映し方もわかりやすくノワール的だった。それにしてもミルドレッドの娘のヴィーダがクソすぎたけ>>続きを読む

生れながらの殺し屋(1947年製作の映画)

3.9

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最初から最後まで最低の思い込み激しい女々しい男サムと自己中女ヘレンとその家族の話。そしていつのまにか悪女と化していくヘレン。結局は色男サムにぞっこんなので彼の思うがまま。(婚約してるのに)
しかも金持
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歩道の終わる所(1950年製作の映画)

4.5

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冒頭の歩道に書かれたタイトルクレジットからもう最高。涙。まずベンヘクト脚本×プレミンジャーのノワールで面白くないわけがない…。ラストに涙必至。ローラ殺人事件同様、サスペンス調が強いため画にそこまでイン>>続きを読む

暴力団/ビッグ・コンボ(1955年製作の映画)

5.0

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かっこよ過ぎて完璧すぎて何一つ欠けていない大傑作。霧と男と女。サーチライトでラストスーザンがブラウンを追いかけるように照らしてダイヤモンドを誘導する。
ラストで霧の中に消えてくダイヤモンド刑事とスーザ
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大時計(1948年製作の映画)

4.0

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時計の使い方が上手い。面白い。新しいノワール展開。編集長の男と飲み仲間になったヨークという女が殺される。その日彼女のアパートに酔って転がり込んでいたがその後すぐに社長が彼女のアパートに来てしまう。間一>>続きを読む

黒い天使(1946年製作の映画)

4.4

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真実を知るとひたすら切なかった。夫婦関係がうまくいってないなかでも妻にブローチをプレゼントしに行った夫。しかし妻は後に何者かによって殺されてしまう。妻の部屋から慌てて出てきた不倫相手のカークのことをマ>>続きを読む

夜の人々(1948年製作の映画)

3.7

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レイの処女作をようやく観たんだけれど
これが処女作とか恐ろしい。けれどこれってノワールなのか?ノワールなのか、ちと微妙なところかな。脱獄犯とその隠れ家の娘との若い男女の逃避行もの。ほぼ瞬間的に恋に落ち
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拳銃貸します(1942年製作の映画)

4.6

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これまた傑作。まずプロの殺し屋が猫と子供に優しいっていう現代の恋愛映画よりはるかにドキドキする人物像。素敵…。
ファムファタールとしてのスパイ兼、芸人(マジシャン)エレングレハムと電車の中でたまたま隣
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拾った女(1953年製作の映画)

4.5

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面白すぎてびっくりした。サミュエルフラーすごすぎ。キスするかしないかのあの顔の距離にドキドキする。飽きることなどなく目が離せなかった。モーの部屋でかかっていたジャズもよかった。劇伴に頼らずハラハラさせ>>続きを読む

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い。下手なホラー映画よりホラーだし終始映像に惚れ惚れ。同じくラングの「恐怖省」も奇妙な話だったけれど本作の方がより展開が読めなくてプロットが気味悪い!撮影、照明、脚色、全てにおいて素晴>>続きを読む

3階の見知らぬ男(1940年製作の映画)

3.5

ジョンヒューストンのマルタの鷹がノワールの始まりと言われているが……
たしかにファム・ファタールとして女が狂いの展開の分岐点とはなっているし、回想シーンもノワール的。結末も大体予想できるけど普通に面白
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孤独な場所で(1950年製作の映画)

4.0

殺人の濡れ衣を着せられてから近所の女と深い仲になっていきどんどん狂っていく話。超面白い。ガッチガチなメロドラマ風なのかと思ったら徐々に本性が露わになるハンフリーボガードが冷酷で怖かった。
猛スピードで
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危険な場所で(1951年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い。刑事という仕事に疑問を抱いていて問題を起こしていた男が「孤独」について再確認することになる出会いと出来事が起こる。孤独な場所で、と同様、プロット自体が変化球で面白い。らせん階段思い>>続きを読む

あこがれ(1958年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ久しぶりに見た。
白黒なのに色を感じさせる少女の肌と脚と少年の悪戯な笑顔。今になって思ったけどあのホースを踏むところはリュミエールのオマージュだろうか?

算数あそび(1956年製作の映画)

3.9

単純で眠くなるかもしれないけどちゃんと見てると法則があって面白い。音がクセになる。授業で。

隣人(1952年製作の映画)

3.7

シュールで笑った。授業で。果たしてこれはアニメーションなのか。

若い人(1962年製作の映画)

3.5

吉永小百合可愛すぎる。橋本先生も可愛かったけど。最高にカッコ悪い男とどうしようもなく幼い少女の青春。

見えざる敵(1912年製作の映画)

3.9

リリアンギッシュ、ドロシー姉妹のデビュー作。白目が印象的。

キッスで殺せ!(1955年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭で謎の女が鬼気迫る顔で走ってくる暗闇のショット!超かっこいい。すごい。
冒頭に全て真相が集約されていてそれを解明していく私立探偵のハマー。夜の街中を歩きながら男に尾行されている横移動とか超決まって
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飾窓の女(1944年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

やっと見れた。めちゃくちゃ面白い。まさかの。ラングの中でもトップ3にはいる。
まさかラストで夢落ちなんて思いもしなかった。そもそも序盤の飾り窓の肖像画の向こうに移る女の顔。結局女の正体まで明かされるこ
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ドリーの冒険(1908年製作の映画)

4.0

グリフィスのデビュー作にして平行アクションの導入が見られる。最初の池での場面がラストでも映し出される。いい。