ぎゅうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.0

最後までオチわからなかった。
怖悲しい映画。
ラストのエミリーのお絵描きがなんとも言えない気分にする。

DVDに収録されてるもう一つのエンディング(「エミリーの宿命」というタイトル)も返却前に余力が
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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

中国特有の街の雑多な雰囲気と
ある種の適当さが
生々しく、それでいてセンスがあって
映像はとてもよかった
映像がよいので退屈はしない

ラストの演出と原題の意味、キーワードとなるナイトクラブの名前がマ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

何が真実で何が嘘か
めまぐるしい展開はハラハラさせられてすごく面白かったけど最後は切ない

亡くなった妻のトラウマや
現実と虚構が入り乱れるところがインセプションを彷彿させた(こちらの方がふるいんだろ
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グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

4.4

クリストファー・ロビンの子供時代がこんなにつらく厳しいものだったなんて

ビリーが欲しかったのは、
綺麗な洋服やおいしいお菓子やきらびやかな楽隊や賞賛の声じゃなくて
どんなときでも自分を守って愛してく
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娼年(2018年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

松坂桃李くんのやるセックスが
乱暴でぜんぜん気持ちよさそうに見えないし
よがってる女の人が白々しいし
これが世間一般の気持ちいいセックスなのか?

だとしたら私がずれてるのか?と不安になったけど
同じ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

好きなことを素直に追いかける素晴らしさが
ひしひしと伝わってくる


常識に縛られたカチコチの頭をほぐしてくれるようなまっすぐさに対する社会の理不尽さに
気づいたら泣いてた

ブリグズビー・ベアのださ
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ボンジュール、アン(2016年製作の映画)

3.7

ワインと料理が本当に美味しそうだし、
美味しそうに食べるし
景色もとっても素敵。

自由で大らかなフランス人の雰囲気は
この間みた 『君の名前で僕を呼んで』 
に登場したイタリアの空気と似ている。
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

ストップモーションアニメの独特の動きと
効果音や映像に現れる
ウェスアンダーソン監督のオリジナルな日本観とセンスがマッチしていて
じわじわ沁みる感じ

犬も人間もそれぞれキャラクターが際立ってた

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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

痛快!
の一言につきる。
地方紙でしかなかった新聞社が、
頼りなく経営手腕がないと投資家や周囲の人から見くびられていた女社長が、

敏腕記者と信念によって興す大逆転劇。

これを観ながら留学時代に銃規
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.8

個人的にはこういう厳しい教育ってあまり共感できないけれど
父娘の感動ストーリーとして普通によかった
アミール・カーンの年取ってからの父親役がちょっぴり哀愁漂って愛しい

スポーツ観戦普段は興味ないのに
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.1

王道だけど
こめられているメッセージにとてもじんわりくる

ただただ
プーさんが愛しすぎて
ユアン・マクレガーのプーさんへの接し方も愛しすぎて(最初はつれないんだけどそれはそれでプーさんへの愛しさが増
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

恋人が亡くなってから、奥さんの元へ車を返すときに流れていた音楽で
「あなたの前ではありのままの私でいれた」
というような歌詞があったのだけれど
ありのままの私 っていうところを
ナチュラルウーマンと歌
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

忘れられない煌めいた恋っていうのは
いつも短いからこそ
美しくて激しいんだろうか

北イタリアのおおらかな自然と人々の中では
息をするように恋をして
性を堪能して
なにもかもが自然で美しい
無造作にも
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.9

これが人を愛するってことなのか
出会った頃の新鮮さやときめきも過ぎ去って
過去も受け入れた先の愛
人生の重み

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

きっと多くの人が密やかに抱いているであろう:
実直で寛容で紳士的、名声もあるパートナーとの愛ある満たされた生活

一方で自分勝手で強引で、
時に苛立ちさえするけれど
強い感情を引き起こさせ、
背徳感と
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.6

ゴッホの死後
酒飲みで喧嘩っ早い主人公が
郵便局長の父親から半ば強制的に
ゴッホが最後に投函して届かなかった手紙を受け取り主に届けるよう言い渡されてパリへ向かうところから物語は始まる

ゴッホと関わり
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.8

岡崎京子はやっぱりすごい

こんな感性と表現力が自分にもあったらどんなにかいいだろう

二階堂ふみの演技と吉沢亮の美しさが光る映画だった

河港の排水や工場を背景に
二階堂ふみがとうとうと語るナレーシ
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.6

序盤で展開の半分読めちゃったけど
パンズ・ラビリンスや怪獣はささやくみたいなダークファンタジー要素と
サスペンス要素がハラハラさせて
最期まで面白かった

悲しい中にもある家族愛にはぐっとくるけど
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.0

お兄ちゃんもボスベイビーもとってもかわいい。

物語の前半では子供の時に上の子が感じるであろう疎外感をありえない設定でコミカルに表現しているんだけれど
そこで感じる気持ちはリアルだし、ボスベイビーとい
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

目が離せないだまし討ち。
ジェニファー・ローレンスが演じる役はいつも力強く、かしこく、あざとく、しぶとい。
あの若さであの堂々たる風格
彼女の美しさは
見た目ではなく内面から滲みでてくる
魅力によるも
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

3.9

舞台装置や音楽は豪華だけど
内容は昼ドラっぽい映画
アラサーなので好きです、不倫もの昼ドラ。

モーツァルトがとにかく美しくて彼に誘惑されたらみんなコロっといっちゃいますがな!

なんで不倫してるのに
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.5

キュートでポップでエログロ
でもちょっぴり切ないラブストーリー。

ストーリーの軸はアンデルセンの人魚姫をなぞってるけど、

姉妹の人魚にフォーカスしてるとことや
人を食べるっていうちょっと安心できな
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

気づけば画面にかじりついて見入ってしまっていた。

逆境を乗り越える人の物語っていつだって勇気とやる気をくれるけど

お涙ちょうだいの感動ものでも
正義を全面に押しつけた道徳的なものでもなく
出だしか
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

とにかく子役がすごかった

話もまあおもしろいし、終わり方も一番ハッピーな終わり方で気持ちのよい映画だけれど

おばあさんはもちろん叔父の考え方もいきすぎているというか

叔父はそんなに離れ離れになる
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セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

4.2

淡々としていて退屈なんじゃと心配していたけれど
最初から物語に惹きこまれる。
なんていうかとても爽やかで、一途で、
美しい映画。

裕福な家庭に生まれた
奔放で偏屈なセザンヌと、
移民の貧乏な家庭に生
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.5

ええええええ
1人でみていたけれどラストでつい叫んでしまった

すごくよかった
映像のすべてが洗練されていて
サスペンスであり同時に夫婦の物語でもある

小説の比喩があまりにも
強くて
作家の心をえぐ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

後半のぶっとんだ展開に前半のリアルさはかき消され
結果 スリラーとして
楽しめた

前半と後半は違う不安感がある

前半に感じる違和感を私はアメリカにいたとき感じたことがある
気のせいだったかもしれな
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

2.8

たんたんとすぎていくし
俳優の見た目は完璧じゃないし
劇的な成功も変化もない

娘の仕事への執心具合と痛そうなヒール

かっこいいキャリアウーマンだけど

あんな爪にはなりたくはないと思いつつ

じゃ
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マザー!(2017年製作の映画)

4.2

予想もしない展開の連続
いろんなサプライズが出尽くした世の中でまだこんな突飛な発想があるなんて

特段薄暗いわけでもなく明るく風通しのよい家なのにカメラワークと効果音で絶妙な不安感を煽っている

ジェ
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.4

今までのジブリの
世界観の深さや
キャラクターのディテールの丁寧さや
センスと比べてしまうと
やっぱり物足りないけれど
ジブリとして期待せずにみたら
ほっこりするし
自然はきれいで
メアリもかわいらし
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.5

犬がとてもとてもかわいい
とりあえず犬飼いたくなる
ベイリーベイリーベイリー!
イーサンイーサンイーサン!
観ればわかるけどこの連呼するとこが
陽気でお馬鹿な感じとイーサンが大好きなかんじにあふれてい
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

めっちゃ泣いた
カラフルな色彩と
陽気で温かい死者のお祭り
こんな自由で陽気な国に行ってみたい!

あなたが忘れないでくれたら
私たちはいつまでもそばにいるからね

亡くなった知人を思い出して
あの人
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

普通にサスペンスだし面白くはあった
考えさせるテーマだし

ただ このイマイチしっくりこなかったのはなんだろう

人が人を裁くことの不条理さについて書かれた
似たような内容の小説を
つい最近読んでしま
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

最初から最後まで息をつけない
あっというまの2時間
これぞ私が映画に求めるもの!

子供の頃の
どこまでも世界が広がっていくような
何にだってなれて
どこにだっていけるような
わくわくする感覚

いつ
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