アップルさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

アップル

アップル

映画(987)
ドラマ(17)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

続赤穂城(1952年製作の映画)

3.7

吉良邸討ち入りまで描かれるのかと思ったら違いました。派手なチャンバラを期待すると肩透かしを食らいます。GHQの占領下で仇討ち物は封建的とされて検閲が厳しかったんでしょうね。この作品では大石内蔵助と家来>>続きを読む

赤穂城(1952年製作の映画)

3.6

忠臣蔵の物語の前編て感じです。浅野内匠頭が切腹するまでが描かれています。浅野内匠頭と大石内蔵助を片岡千恵蔵が一人二役で演じています。吉良上野介役の薄田研二さんが敵役を本当に憎々しく演じていて清々しいほ>>続きを読む

赤垣源蔵(1938年製作の映画)

3.0

題名そのまま赤垣源蔵が吉良邸に討ち入りする前夜を丁寧に描いた映画です。赤垣源蔵は阪東妻三郎が演じています。志村喬も出ていますが二人とも非常に若々しいです。1938年頃の作品です。80年近く前の映画です>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

3.9

日本が戦争を終結する決断をし玉音放送を国民に流すまでの長い一日を追った映画です。オールスターキャストですね。俳優陣が豪華で驚きました。日本人なら誰しもが胸に迫る作品だと思います。もし本土決戦があったな>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

ヒトラーの秘書の視点で物語は進みます。ヒトラーの若い頃の事はあまり語られず本当に純粋に最期の数日を描いている映画でした。酷く残酷なシーンはありませんでしたが、側近の軍人の家族がヒトラーが自害した後で、>>続きを読む

バルジ大作戦(1965年製作の映画)

3.3

第二次世界大戦中にアメリカ軍とドイツ軍が熾烈な戦いをしたお話です。作中ドイツ人も英語を喋っていたので映画を見始めた当初はどっちがアメリカ人でどっちがドイツ人か分かりませんでした。軍服をパリッと着こなし>>続きを読む

U・ボート(1981年製作の映画)

3.9

面白かった!先の大戦時に魚雷を積んだ潜水艦が45日間以上もの間、男性だけで敵艦まで向かうお話です。何人乗っていたか正確な人数は知りませんが、狭い艦内に非常に沢山の人が居ます。途中、毛ジラミにかかったり>>続きを読む

馬鹿まるだし(1964年製作の映画)

3.9

山田洋次監督の初期の作品です。喜劇ですが切ない部分もあります。作中にも出てきた「無法松の一生」と似た部分もありますがこちらは喜劇色が強くお涙頂戴ではありません。戦争帰りの堅気ではない男がお寺に住み着き>>続きを読む

豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.9

題名に軍艦と付いていたのでてっきり戦争物の映画かと思っていたら違いました。戦後の横須賀ベースを舞台にした話。ヤクザの舎弟きんちゃん役の長門裕之が奮闘しますが主人公だけど全然格好良くないです。兄貴達の言>>続きを読む

野火(1959年製作の映画)

3.3

市川崑監督作品の方の野火です。予備知識で人肉を食べる映画と分かっていたので、映画の冒頭から今食べるのかな?今かな?まだ先かな?という風に観始めてしまいました。塩を手に入れた村で若いカップル?のフィリピ>>続きを読む

ジャイアンツ(1956年製作の映画)

3.8


テキサスの大牧場主の所にお嫁にきたレズリー役のエリザベス・テイラーが綺麗です。以前に観た時には牧童役のジェームス・ディーンの印象しか残っていませんでしたが、今回は牧場主役のロック・ハドソンが素敵だな
>>続きを読む

楢山節考(1958年製作の映画)

3.9

怖かった夢に出てきそうな映像。姥捨て山伝説を題材にした小説の映画化作品です。原作は読んでいないし昔話で知っていたぐらいの姥捨て山の知識で観ました。日本昔話のアニメで観た時は救いのある終わり方だったので>>続きを読む

S.W.A.T.(2003年製作の映画)

3.5

面白かった!S・W・A・Tで働く人たちのお話です。メキシコからきた凶悪犯を捕まえた警察が犯人を護送するためにS・W・A・Tの特別チームに選ばれた仲間たちが立ち会います。物語の始めに主人公の男と長年相棒>>続きを読む

喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)

3.8

高峰秀子と佐田啓二演じる灯台守りの夫婦の歴史を昭和7年から25年間に渡って描いている映画です。佐田啓二が「君の名は」に続いてこの作品でも日本中をアチコチめぐります。第二次世界対戦前後のお話なので当然戦>>続きを読む

必死の逃亡者(1955年製作の映画)

3.9

とても面白かった!サスペンス映画の傑作だと思います。 ボギーが有名だからかボギーが主人公みたいに配役が一番にクレジットされてますが本当の主人公は家を脱獄犯たちに乗っ取られたお父さん役のフレデリック・マ>>続きを読む

夫婦善哉(1955年製作の映画)

3.9

昭和初期の大阪で放蕩息子役の森繁久彌さんと芸者役の淡島千景さんが駆け落ちをするお話し。森繁久彌さんがダメンズのボンボン役を好演しております。そして淡島千景さんがそれを支える気丈の女性を同じく好演してい>>続きを読む

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.7

ミュージカル映画です。バレエのダンスが綺麗。タップダンスも素晴らしく自分も習いたくなります。カラー映画らしく色とりどりの画面が美しいです。ハッピーエンドで何よりだけど主人公の絵描きのパトロン役の年上の>>続きを読む

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.6

泥棒家業から足を洗っていた主人公の男が再び宝石を盗んだと疑われたので自力で汚名を晴らそうとするお話し。ヒッチコック監督作品にしてはサスペンス色が薄かったように思いますが反対にテクニカラーの鮮やかさをふ>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.2

ゴジラ映画シリーズの第2作目です。映画が始まる時にゴジラの逆襲とタイトルの映像が出てきますが、これが何だか紙芝居の画面みたいでチャッチイです。嫌な予感のまま本編に入りましたが俳優さんたちもお世辞にも演>>続きを読む

警察日記(1955年製作の映画)

3.9

森繁久彌さん主演の映画はたぶん初めて観ましたが面白かった!映画の内容としましては森繁久彌さん演じる警察官が色々な事件に遭遇するというものです。森繁久彌警官にというより勤めている警察署にゴタゴタが持ち込>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

3.9

戦時中に外国で出逢った男女が戦後の混乱期も不倫を続けていくお話し。全編、暗鬱漂う雰囲気で進んでいく映画です。森雅之さん演じる富岡はダメンズのくせに中途半端に真っ当に生きようとして高峰秀子さん演じるゆき>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.9

ゴジラの映画を初めて観ました。当時の水爆実験に対する批判などが込められた作品だったのですね。今観るとゴジラはそんなに怖くはないけれど公開された時にリアルタイムで観たお子さんたちは恐怖を覚えたでしょうね>>続きを読む

二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.9

感動しました!名作です!瀬戸内海・小豆島の小学校の分校に赴任した大石先生役に高峰秀子さん。新一年生を担当します。この12人の子どもたちが可愛い!現地で子役を募集したみたいで一年生の時は弟妹、六年生の時>>続きを読む

尼僧物語(1959年製作の映画)

3.5

面白かった!最後までオードリー演じる尼僧がどのような道を選ぶのか分からず興味深く鑑賞しました。映画の内容としては尼僧になろうと思ったオードリーが入門して修行をしコンゴに行って尼僧兼看護師として働いたり>>続きを読む

刑事(1959年製作の映画)

3.9

今流行りの言葉、アモーレアモーレアモレミヨ~♪の歌で始まる映画です。刑事のタイトルに相応しくないムードたっぷりの歌詞と曲調だなと思いながら観はじめましたがラストでまたこの歌が流れて納得!メロドラマの要>>続きを読む

エクソシスト(1973年製作の映画)

3.6

面白かった!子どもの頃はホラーが嫌いだったので避けていた映画です。その頃の繊細な感情がなくなってしまったのか怖くはなかったです。悪魔に憑かれる女の子の演技が上手でした。お母さんも神父さんたちも上手い!>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.9

社長夫人と不倫をしていた男が夫人の勧めもあり社長を殺害する所から映画ははじまります。証拠品を現場に忘れてきた男が戻ろうとすると乗っていたエレベーターが止まり男は閉じ込められてしまいます。今でこそ密室閉>>続きを読む

戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.7

タイのミャンマー戦線でクワイ河に列車の橋をかけるお話し。日本軍の捕虜になったイギリス人の将校が奴隷にはなるまいと日本人に反抗します。日本人の描かれ方が酷いです。協定を無視してイギリス人将校たちにも労役>>続きを読む

十戒(1956年製作の映画)

3.7

旧約聖書の出エジプト記を題材にした大スペクタクル超長編映画です。海が割れるシーンしか記憶していませんでしたが、かなりドラマ性の高い作品だったのですね。自分の保身の為に赤ちゃんを殺してはいけませんよね。>>続きを読む

プーサン(1953年製作の映画)

2.4

時代に翻弄されたサラリーマン教師の悲哀話。デモに参加した為に大学?なのかな?予備校のような四流大学校みたいな学校をクビになってしまう主人公が哀れです。びっくりしたのがアベックでストリップショーを観てい>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

オーソン・ウェルズが監督と主演をやった映画です。社会派ドラマ。バラのつぼみの謎をめぐるミステリーでもあります。お金持ちになっても母親が恋しかったんでしょう。子供の為と思って引き離しても子の心、親知らず>>続きを読む

王子と踊り子(1957年製作の映画)

3.3

時代は1911年のロンドンでカルパチア国の大公殿下にマリリン演じる踊り子は見初められます。大公殿下はマリリンを簡単に口説けると思いましたがそう思うようにはいきません。大使館お付きの人とマリリンの退出作>>続きを読む

素直な悪女(1956年製作の映画)

3.4

面白かった!18才設定だったブリジット・バルドーが少年からおじさんまで男性を悩殺しまくる映画です。誰が気の毒だったかって言うと断然末の弟でしょう。孤児だったバルドーは引き取られ田舎の港町で暮らしていま>>続きを読む

バス停留所(1956年製作の映画)

3.5

すっごく良かった!面白かった!主人公のカウボーイがマリリン・モンローに出逢ってから終わりまでずっと良かった!感動しました!泣いちゃいました!胸のキュンキュンが止まりません!恋に不器用な男性って最高です>>続きを読む

裸で御免なさい/ブリジット・バルドーの裸でご免なさい(1956年製作の映画)

3.4

フランスのセクシーシンボルだったブリジット・バルドーの主演作です。小説を書く役のバルドーが父親に小説家になることを反対されて家出をします。お金の為に古本屋に売った本が貴重な本だったと知り買い戻そうとし>>続きを読む

七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.6

面白かった!さすがビリー・ワイルダー監督作品だなと思いました。妄想癖がある妻子持ちの男性が主人公の映画です。妻子は夏休みに乗じて避暑に行ってしまいました。その間アパートの二階に若い美人が引っ越してきた>>続きを読む