ヴァルーンさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.8

雑誌記者であるロイドは、妻子を持ち幸せに過ごしていたが、未だに父と距離を置いたままで、姉の結婚式で久しぶりに再会するも手を出されてしまうほどであった。 ある時ロイドは取材を機に子供向けテレビ番組>>続きを読む

U-571(2000年製作の映画)

3.7

WWⅡのヨーロッパ。 英軍により損傷し、救援待ちとなっていたU-571へ独軍を装うことで接近し、搭載されている暗号機<エニグマ>を奪取する計画を遂行した米軍。 しかしU-571を乗っ取った>>続きを読む

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.8

NYのとある地下鉄の先頭車両が強盗4人にジャックされ、乗客の命と引き換えに100万ドルを要求される。 短いタイムリミット、到底すぐには用意できそうにない金額との戦いを描いたパニック映画。

ニュ
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風に立つライオン(2015年製作の映画)

3.9

長崎の大学病院からケニアの研究施設に赴任してきた島田航一郎。 持ち前の明るさとエネルギーを武器に仕事をこなしてきた航一郎だが、ある時1ヶ月間の赤十字病院へ派遣されると、そこに運ばれてくる沢山の少>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.6

CIAの尋問官として活躍してきたアリスは、過去にとあるテロの尋問をこなすも間に合わなかったことで多大な犠牲者を払ってしまったことから、今は一線を引いて生活相談の仕事をしていた。 ある時甚大なバイ>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

元風俗嬢というレッテルをものともせず、今は弁当屋で元気に働いているちひろは、その自由に生きる姿から様々な人を前向きに動かし、エネルギーを与える存在だった。 そんな彼女と、ちょっぴり訳アリな若者た>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

対麻薬カルテルとしてメキシコへ派遣されたFBIのケイト。 そこでは想像していた世界とははるかにかけ離れた悪が蔓延っており、規則も何も通用しない場所で善悪を見失いそうになっていく。 って話

主役
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.9

スローヴィクというシェフがひっそりと営む孤島のレストランに、マーゴとタイラーカップルが予約を勝ち取り、訪れる。 思想の高いシェフによる独創的な料理を楽しむ中、コースが進むにつれて全ての客が違和感>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

かのブラックパンサーであったティ・チャラを失ったワカンダは、ヴィブラニウム狙いの世界各国から狙われることとなる。 国王の交代と祖国の防御、厳しい局面を迎えるワカンダの民の戦いを描いたブラックパン>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.7

大学で量子力学などの物理学を教えるエリンは、怪奇現象の調査依頼を受け、同じく学者の友人とゴーストの調査をするも、大学をクビになってしまう。 そこで彼女らは独自でゴーストの捕獲に繋がる研究所を設立>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

静かな山で沢山の羊たちとひっそりと暮らす夫婦が、あるときとある羊の出産により、顔だけ羊ではあるが確実に羊では無い何かの誕生に立ち会う。 子供を失った2人でもあり、その<何か>には「アダ」と名前を>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

4.0

🍫🍫🍫静かに暮らすことを好むフランスの田舎町にヴィアンヌという女性と、その娘がやってきてチョコレートショップを開く。 街の人々は宗教に則って断食の期間でもあったために、無神論者でかつ誘惑でしかな>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

4.2

しんのすけ達はいつものように町で鬼ごっこをしていた所、細い路地裏の奥に「カスカベ座」という廃映画館をみつける。 そこでは誰もいないスクリーンで延々と荒野が映ってるだけであったが、しんのすけ達は見>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

ブラックな営業職で空っぽの日々を送るシイノトモヨは、長年の親友だったイカガワマリコの自殺を知る。幼い頃から父親からのDVに苦しみ、幸せを知らなかったマリコとの思い出を思い出したトモヨは、マリコの実家へ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.2

議員選挙を控えた州知事、元スーパーモデル、科学者、SNSでのインフルエンサーといった大物たちの元へ、共通の友人であるマイルズから謎の箱が届く。通話で協力しながら箱を開けると、とある島への招待状が入って>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

仲睦まじい4人家族のうち唯一耳の聴こえるルビーは、家族の生計を支える父と兄の漁の手助けを中心に、家族の聴者として暮らしていた。 あるとき高校の選択科目で歌うことが普段から好きだったルビーは合唱の>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

4.0

地球から遠く離れた星パンドラで希少鉱物を求めに調査へ向かった人類。 車椅子生活を余儀なくされているジェイクは、パンドラの住人であるナヴィ族の姿とリンクさせ、未開で神秘的な星を駆け回る。って話!>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

妹の結婚式で人より居心地の悪さを感じていたサラは、あっという間に親しくなったナイルズに惹かれ、一夜を過ごそうとする。 しかしそこへナイルズを殺しにくる何者かが現れ、逃げるナイルズに着いていくまま>>続きを読む

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.0

悲劇的な事故で息子を失ったゼペットは、一本の松の木から悲しみのままに息子と等身大の人形を作る。 悲しみに耽けるゼペットを見かねた木の妖精がその晩木の人形に命を授け、翌朝から彼は「ピノキオ」として>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.6

卒論に神隠しをテーマに、かつて「きさらぎ駅」へ辿り着いてしまったと投稿した葉山という女性に取材をし、後に自らがきさらぎ駅へ行く模索をするが…って話!

2ちゃんねるで話題になったリアリティのある投稿が
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エール!(2014年製作の映画)

3.9

フランスのとある小さな村に住むベリエ一家は長女のポーラ以外難聴で、家族内では手話、そうでない人たちとのやり取りは全てポーラが通訳をしていた。 ある時ポーラの歌唱力に才能があると見抜いた教師がパリ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

舞台俳優・脚本家である家福は、妻の不倫を密かに発見したことによりぎこちない距離感で2人暮らしをしていた。 あるとき、妻が何かを伝えようとしたその日にくも膜下出血で亡くなってしまう。 その2>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

小学生の頃、居場所がなく逃げるように公園で過ごしていた家内更紗を大学生の佐伯文が匿う。 2人はしばらく幸せに生活していたものの、それは世間の目では女児誘拐であり、更紗は保護され文は逮捕され、2人>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

北アイルランドのベルファストに住む少年バディは優しい家族に囲まれ、学校でも好きな子の隣の席につけるように算数のテストを頑張ったりと、豊かに充実した日々を送っていた。 しかし、プロテスタントによる>>続きを読む

長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.5

山西省から長江流域の奉節へに妻と娘を探しに来た男。 そこは三峡ダムの建設や都市開発により、住所を頼りに辿った先の家は川に水没していた。 また、時を同じくしてとある女も奉節へ夫探しに訪れてい>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

戸籍上は父親だが血の繋がっていない「森宮さん」と2人で暮らす森宮優子。 高校卒業を控えて居心地の悪い学校で伴奏役を引き受け、勉強と並行して練習する日々。
一方で、自分の都合で幼い娘みぃたんを連
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モービウス(2022年製作の映画)

3.8

幼い頃から難病を抱えつつも優れた頭脳から、人口血液の開発などの功績を残す医師となったマイケル・モービウス。 しかし自らの疾患のみは治る手立てがなく、余命を待つのみであった。 やがてモービウ>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.6

『バードマン』という人気ヒーロー映画シリーズの主演を演じていたリーガン・トムソン。 そのシリーズ以降、まともに仕事がなく生きてきた彼は、ブロードウェイでの舞台で脚本・主役により起死回生を謀る。 >>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.9

母の言うことが全て。と頭に刻み、日頃から母親と仲睦まじく、お嬢様暮らしをしてきたルミ子は、自分に新たな命が宿ってもなお母親最優先で生きてきた。 やがて娘が産まれ、物心つく年頃に成長してもルミ子は>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.2

先天性の疾患を数多く抱え、幼い頃から車椅子で基本家の中で母と過ごしてきたクロエ。 ある日、「製薬企業が潰れたから」と突然薬を変えられたり、それを調べようにも母の執拗な監視で満足に行動できなかった>>続きを読む

おくりびと(2008年製作の映画)

4.0

チェロ奏者であったが楽団の解散により、急遽職を探すことになった小林大悟。 大悟は求人情報から納棺師という職と出会う。 死んだ人に触れることに恐れつつも、大悟は「おくりびと」としての使命を全>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.3

ピーター・クイルは地球育ちのためクリスマスについては知ってはいたが、父ヨンドゥによってぶち壊されたきりであった。 ガモーラを失い、心神喪失しているピーターを元気づけるために、マンティスとドラック>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

3.8

作家の伊上洪作は父の死を機に、これまで自分を捨てたことで距離を置いていた母八重の傍にいることに。 認知症の進む八重は洪作の妹たち家族からは笑いものにされ、やがて洪作の娘である琴子が率先して軽井沢>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

100エーカーの森の仲間たちに別れを告げて、寄宿学校や戦争を経て、家庭を持ちつつロンドンの旅行カバン開発の業務へ就いたクリストファー・ロビン。 週末も返上し、過酷な仕事に追われ家族との時間も削りまく>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.9

イランでアメリカ大使館を過激派が襲撃する事件が起き、職員のアメリカ人達が拉致される。 うち6人がその場からの脱出に成功する。 彼らの救出を担当するCIAは、架空の映画の撮影スタッフに6人が扮するこ>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

安定した職に就けず、電気ガスも止められる寸前のその日暮らしをしていた良夫と真理子の兄妹。 自閉症であり、時々ふらふらとどこかへ行ってしまう真理子が、売春をしていることを知った良夫は、呵責の念に苛まれ>>続きを読む