豚肉丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Backflip(2022年製作の映画)

4.4

バックフリップを習得したいが怪我を負うのが怖い男がバーチャル上の自分のアバターにバックフリップを習得させようとする短編映画

素直に笑った。
機械学習で何千回と同じ動作を永遠と繰り返させることで自然と
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牛泥棒(1943年製作の映画)

4.7

牛泥棒の犯人を見つけ出して私刑を行おうとするお話

手堅く纏まっていて面白すぎる。大勢のキャラクターの性格を一人一人わかりやすく特徴づける手法、「群衆」の描き方、観客すら映画の中に組み込まれる厭で露悪
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トラペジウム(2024年製作の映画)

4.7

アイドルグループを結成するために他校に友達作りに行くお話

東ゆうが好きすぎる!

「アイドルを夢見る少女が現実を知る...」と根本的な物語の筋はよくあるアイドルものだけれども、主人公を狂信的なキャラ
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Charlotte's Net(原題)(2021年製作の映画)

2.0

男たちがダークウェブ上にあるグロ動画にハマるが、ダークウェブの脅威は現実すらも侵食し始めて...というお話

よくあるアメリカの自主制作安っぽいホラー映画。しかしこの映画は実際のグロ動画を映画内に取り
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The Poughkeepsie Tapes(原題)(2007年製作の映画)

4.4

正体不明の殺人鬼が遺した膨大な数のビデオテープの映像と警察や家族などの関係者へのインタビュー映像を纏めた、殺人鬼記録モキュメンタリー映画。

モキュメンタリー映画としての強度が半端じゃなくて面白い。基
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カム・ヒア(2021年製作の映画)

4.6

タイの若者たちが旧日本軍による負の遺産を見に来るも建物が閉まっていたので、周辺を散策するお話

『暗くなるまでには』の監督アノーチャ・スウィチャーゴーンポン監督の作品だが、案の定というかやはり困惑と衝
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略称・連続射殺魔(1975年製作の映画)

4.1

連続ピストル射殺事件を起こした犯人の足跡を辿るドキュメンタリー映画

彼が生まれてから逮捕されるまでに辿ってきた道筋、そして彼が見てきたであろう風景だけが映し出される。ナレーションによる説明は入るもの
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

5.0

外人部隊の上官が部下の男に嫉妬し、自己破滅するお話

改めて映画館のスクリーンで見返すことでより味わいが深まって最高。最初に観た時に感じたダルさはあまり感じず、肉体美と運動、そして雄大な自然の映像に見
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Debris Documentar(原題)(2012年製作の映画)

3.7

映画制作のアシスタントとして働いている男が倒錯的な性愛にのめり込んでいくお話

マリアン・ドーラ監督の半自伝的映画。『ゾンビ帝国』という映画制作に協力するマリアン・ドーラ監督の姿が映し出されるが、本作
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レインマン(1988年製作の映画)

4.1

父の遺産を継ぐために自閉症の兄を誘拐するお話

授業にて。
王道的なロードムービーで普通に面白い。感動的でいて最後まで独善的な健常者と障害者の構図は崩れていないのが見事。

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

4.6

演劇学校に通う少女たちのもとに謎の男性が接触してくるお話

滅茶苦茶面白い。冒頭のカフェ→舞台に繋がる映像に目を見開いたが、まさに現実と舞台を連続的に描いていて良い。なんと言っても演劇の練習を行う「演
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パラダイス 愛(2012年製作の映画)

4.5

愛を求めて中年女性がケニアに旅行に行くも、現地の搾取構造に巻き取られてしまうお話

ウルリヒ・ザイドル監督、定点カメラのような視点でのカットが滅茶苦茶上手すぎて最高。ドキュメンタリータッチのカットと定
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アデュー・フィリピーヌ(1962年製作の映画)

4.4

兵役を控えた青年が少女二人と出会い、バカンスに行くお話

予想以上に導入となるテレビ局での撮影パートが長くて笑ったものの、中盤以降のバカンスからは解放感に満ち溢れていて満足。物語、会話、ショット、編集
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.7

外の世界に触れさせないように両親から家の中に監禁されて育った子供達のお話

『Kinetta』の後にこんなものを撮ってしまうヨルゴス・ランティモス監督、凄すぎる。ランティモス監督の作風が確立されており
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ひとにぎりの塩(2011年製作の映画)

3.7

能登半島で塩作りに取り組む職人に密着したドキュメンタリー映画

過剰なナレーションや中盤からのインタビューが中心になってきてからのダルさは気になるが、しかし全体的には塩作りの過程と職人の動作が丁寧にカ
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ベアトリックス(2021年製作の映画)

3.8

ベアトリックスという女性がありふれた日常を過ごすお話

彼女の日常の動作が淡々と積み重ねられていく。それ以上でもそれ以下でもなく、背景情報すらも殆ど省かれたまま(会話の合間から背景を感じられるのみ)日
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.8

娘を惨殺された男が謎の塾講師と共に復讐の計画を立て、殺しに関わったであろう人物を誘拐し監禁するお話

初黒沢清。面白すぎてビビる。
ただのVシネかと思いきや、監禁してからの長回しや奥→手前に人物が迫り
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

5.0

卒業を間近に控えた演劇学校の少女達が自らの未来に向き合うお話

初っ端からずっと涙が止まらなくて最高。高1の時に観て衝撃浴びた映画を大学1年生になり新しい生活が始まったこの時期に観ることができて本当に
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.5

世界の終わりまで一ヶ月。世界の終わりが近づいて混沌としている中、大学生の夏休みを過ごすお話

セカイ系巨大感情百合で最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
前章では彼女達の日常がメ
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Is This Fate?(英題)(1979年製作の映画)

4.2

70年代ドイツのある問題を抱えた家族に密着したドキュメンタリー映画

「母親」像を解体するようなフェミニズムドキュメンタリー映画であると同時に、「家族」の形態が抱える暴力性までをも映した強烈なドキュメ
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Playback. Ensayo de una despedida(原題)(2019年製作の映画)

4.3

80年代アルゼンチンのドラァグクィーンカルチャーを記録映像を交えながら振り返るドキュメンタリー映画

その当時を生きた唯一の生き残りの人が語る、当時のドラァグクィーンの生き様について。貴重な記録映像と
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拳銃魔(1949年製作の映画)

4.7

拳銃に執着した男が拳銃に執着した女性に出会い、二人で駆け落ちして強盗を繰り返すお話

ガラスを割ってショーウィンドウに置かれた拳銃を取り出すオープニングシークエンスから最高。表示される『Gun Cra
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.5

結婚45周年を迎える夫婦のもとに、行方不明になっていた夫の元カノの遺体が見つかったという手紙が来るお話

よくあるミニマムなヒューマンドラマかと思いきや各所で挟み込まれるホラー的な演出が引っ掛かり、そ
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タバコは咳の原因になる(2022年製作の映画)

4.6

怪人と闘って地球を守る戦隊タバコ・フォースがチームの団結を深める為にキャンプをすることになり、そこで怖い話を語り合うお話

予想していた方向性と全然違う映画で爆笑。カンタン・デュピュー監督のシュールな
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サイトシアーズ〜殺人者のための英国観光ガイド〜(2012年製作の映画)

4.4

最近できた彼氏とキャンピングカーでイギリスを巡る旅行に出かけるが、その彼氏は殺人鬼で...というお話

意外と面白くて笑った。描かれる出来事自体はよくあるカップルの旅行(愛を深め合ったり、考えの違いで
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

4.2

カジノで働く女性のお話

シークエンス毎に時間の流れが断ち切られていて凄い。このような映画のストーリーテリングは日常の何でもない瞬間を繋ぎ合わせて彼女の人生を描く...というのが一般的だが、本作は一つ
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

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ハーモニー・コリンの映画を観た時に感じる「苦手だな〜〜」って要素と同じ苦手な要素しかなく、苦手。すみません、ノット・フォー・ミーです。

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

4.5

環境破壊で被害を負った若者達が世間に環境問題を訴えるため、パイプラインを爆破しようとするお話

20年代らしさと古典的クライム映画が混ざり合ったような感触の映画で痺れる。物語の題材や演出の仕方はかなり
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Afire(英題)(2023年製作の映画)

3.9

小説家の男が執筆に集中するために山にある友人の別荘に訪れる。そこである女性と出会い恋に落ちるが、時を同じくして巨大な山火事が起こるお話

初クリスティアン・ペッツォルト

全体的にあまりハマれずノット
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一献の系譜(2015年製作の映画)

3.3

能登で酒造りをする杜氏達と、技術の継承について密着したドキュメンタリー映画

杜氏による酒造りの動作は一挙一挙がとても良く、捉えられた映像自体も杜氏の動作が捉えられていて面白いものの、ナレーションとイ
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暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

4.6

ボスの用心棒を務める若い男がギャングのトップに上り詰めていくお話

テンポが良すぎて面白い。90分の中にギャング映画の美味しい部分が詰め込まれており、まさにギャング映画の伝説的な古典作品となっているの
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最強女子コーセー伝説 キョーコVSゆき(2000年製作の映画)

2.0

殺し屋として育てられてきた女子高生と援交おじさんをぶん殴って金だけ貰ういただき女子が色々あって殺し合いの決闘をすることになるお話

勝手に闘え!
終盤の決闘後の二人の身体が血塗れになったスプラッターの
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アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)

4.6

刑務所から出所したばかりの男が仲間を集めて今までで一番デカい宝石強盗を企てるお話

まさに教科書的なノワール映画という感じで面白い。仲間が集まり、強盗が起こり、最終的にそれぞれが破滅に向かっていく..
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世界の終わりにはあまり期待しないで(2023年製作の映画)

4.8

交通安全ビデオ制作のために女性スタッフが奔走するお話

大傑作!
過労の女性スタッフがキャスト集めに奔走し、実際に撮影するまでの過程という「何でもない」ようなことがラドゥ・ジュデ監督の自由奔放な演出と
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

4.2

女性に変貌したエイリアンが次々に男性を誘惑して捕食するお話

ヘンテコすぎて大爆笑した。普通のスリラー映画かと思いきや、普通のスリラー映画に陥ることを徹底的に拒否したような物語と画面の絵面に目を見張る
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

田舎にグランピング場建設の話題が持ち上がるものの、そこに住む住民は納得していなくて...というお話

大傑作!
全ショットが美しすぎて驚いた。誰にも寄り添わず、ただその空間を映し切り取ったようなカメラ
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