『哀れなるものたち』、原作小説を読んでから映画を観た。読まずに観る選択肢もあって、今となってはそっちを体験することは出来ないのだが、今回は正解だったと思う。
余談だが、アラスター・グレイの原作が素晴>>続きを読む
おそらく、平山と私は同世代。
誰でも過去には波乱のひとつやふたつはある。
ひとりの孤独はあるにせよ、日銭を稼ぎ、とりあえず食うには困らず、好きな音楽を聴き、本を読む。
老眼は進んでいるけれど、大きな持>>続きを読む
アメリカでは今年の2月に劇場公開されていて、日本では未公開だったのかな? この度Netflixで配信されてすぐに観た。
最高だった。笑って泣ける。悪口で使うことがあるらしいけど、良い意味で、これぞポッ>>続きを読む
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映画を観るに当たり、この記事を読んだ。
「映画『ナイアド』の舞台裏:観る前に知っておきたいトリビア 何が本当で何が間違い?マラソンスイミングの真髄とは」
https://bit.ly/49sgfhh>>続きを読む
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事前に入ってきた情報で、ちょっとイヤな予感がしていたのだけれど、的中してしまった。
とても仲の良いふたりの少年レオとレミ。中学に上がったら、クラスメイトから仲が良すぎるとからかわれ、ふたりの関係に変化>>続きを読む
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曰く、バリバリのフェミニズム映画であるとか、ダメ男を炙り出すリトマス試験紙のような映画であるとか、シスヘテロ男性の自分としては、耳に入る情報に試験前のような緊張感を覚えながらの鑑賞だった。
結果、試験>>続きを読む
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ネタバレは踏まないようにしたものの、難解だとか、ホラー映画だとか、様々な噂は耳に入っていたので、目をこらして注意深く観たつもりだったが、わからなかった。だからといってつまらない映画だとかそんなことは全>>続きを読む
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話題の『Athena』、オープニングだけでも観ようかなと思ったらそのまま最後まで。
ヘイトクライムには反対だが、この映画の内容に関しては触れない。
誰かも書いていたが、この内容の映画に適当ではない>>続きを読む
2022年9月17日、国立シネマアーカイブで、PFFの企画として上映されたのを観た。
藤元明緒監督が学生時代に、この作品を観て映画を撮りたいと思うようになった、言わば「人生を変えた映画」だということ>>続きを読む
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Netflixで配信されている韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』と同じムン・ジウォン氏の脚本だと聞き鑑賞。
どちらも自閉症スペクトラム障害(ASD)を扱った裁判ドラマだという点で共通していて、お>>続きを読む
数年前から韓国ドラマや映画に嵌まっていて、この映画も是枝作品というよりはキャストに魅力を感じて公開を待ち望んでいた。
韓国のキャストで韓国で撮影された韓国映画だが、これまで観てきた韓国映画とは手触りが>>続きを読む
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中国瀋陽を舞台に繰り広げられるスパイアクション。ロケは台湾で行われたらしい。ネオンと雑踏と濡れた路面の猥雑な雰囲気は大好物。
銃撃戦に加えてドッカンドッカンと盛大に爆発もしてたし、格闘シーンが多目だっ>>続きを読む
最近ちょっと澄ました感じが多かったから、なんだか久しぶりに、雨!鈍器!死体!みたいなドロドロした韓国映画を観た気がする。
2016年の製作で、5、6年前と、そんなに昔ではないなと思ったら、脚本パク・チ>>続きを読む
Netflixの『モラルセンス』が面白かったので、同じパク・ヒョンジン監督作品ということで観てみたら、思いの外良かった。
派手な展開はないけれど、SNSを鍵に描かれる3組のカップルのラブストーリーがど>>続きを読む
Crosscut Asiaのオンラインサイトで視聴。
カンボジアの現代史を全然知らないということがよくわかった。西洋音楽を取り込んだカンボジア音楽の黄金期があったこと、それがカンボジア内戦を経てポル>>続きを読む
横浜に生まれ育って中華街にもしばしば行くけれど、この映画で描かれる華僑の歴史は全く知らなかったので大変勉強になった。
中国と台湾の間で揺れる華僑社会。まさに「今」の問題だ。分断から融和への動きがこれか>>続きを読む
上映時間4時間34分で休憩が1回入る。
ナレーションなし。音楽なし。テロップもほぼなし。確かに長尺だが全く退屈はしなかった。
会議や公聴会やセレモニーなどで、市民や職員がひたすら言葉を交わす。自分の主>>続きを読む
『ミニシアター地域交流上映会』という企画の一環で、1日だけ横浜ジャックアンドベティで上映されたのを観ることができた。
2015年公開の旧作でしかも317分の長尺だから、映画館で観られるのは貴重だ。チャ>>続きを読む
公開初日にイソイソと出かけるなんて、すっかり濱口監督のファンになってしまった。
果たして、期待を裏切らない良作で大満足。
私は断然、映画はひとりで観る派なんだけど、この映画はカップルで観て、あいつはど>>続きを読む
日本公開時、ジョルジュ・メリエスが出てくる映画と聞いて、気にはなっていたけど観逃してしまった作品。
メリエス、出てきたねえ。彼については、商業映画のパイオニアとして一世を風靡したものの落ちぶれて辛い晩>>続きを読む
漫画と日本版映画は未見でこの韓国版を最初に観た。
良かったので日本版も観てみたが、作品の質が全く違うので驚いた。制作意図が違うのだ。
日本版はとにかく説明が多い。料理の作り方、味、農作業の方法、暮らし>>続きを読む
『RENT』でジョナサン・ラーソンを知り、彼が夭折したことも、『Tick, Tick... Boom!』という作品を残していることも知った。
それから十余年、舞台版『Tick, Tick... Boo>>続きを読む
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妻の浮気現場を目撃しちゃったんだけど何も言えなくて、そのうち妻は死んじゃって鬱屈した気持ちを抱えながら…って、カンヌの脚本賞を取りそうな話だけど、こっちは全然ピンと来なかったなあ。
小さい日常の感情の>>続きを読む
特集上映『作家主義 ホン・サンス』の1本として鑑賞。
ホン・サンスの映画に出てくる男はみんなクズなんだけど、この作品のあいつはクズ過ぎた。
ほかの作品では、またやってんな、って可愛げを感じることもある>>続きを読む