ditaさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

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ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

4.0

@第七藝術劇場 ~ベルイマン生誕100年映画祭~  

素晴らしき映画体験。どこを切り取っても芸術的なのにわかりやすくて、映像にも物語にもぐんぐん惹き込まれた。幼稚という意味ではなく、子供だからこそ見
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.5

@シネマート心斎橋  

泣いた。本物のテニスの試合で泣いたことないのに。優劣を争いたかったのではなく不平等な世界を変える為に一番になるというビリー・ジーンの勝負師っぷりに惚れた。それ以上にラリーがめ
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夏の遊び(1951年製作の映画)

3.5

@第七藝術劇場 ~ベルイマン生誕100年映画祭~

キラキラしているのに全体に漂う死の匂いにずっと緊張しながら観た。いちばん好きなのは二人が絡ませる手だけを映したシーン。この上なく官能的で美しい。こう
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ルシア(2013年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ ~南インド映画祭2017~
2017.5.12鑑賞

夢と現実の幸せ度がだんだん逆転していってどうなるのかと思ったらそうやったんか!と。懐中電灯の光はあなたの場所を照らす、誰かの夢は
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ザ・フェイス/誰だ!(2014年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~南インド映画祭2017~
2017.5.12鑑賞

思ったより血なまぐさいなと思ったけど、チャランさんのダンスが観られただけで早起きした甲斐があった。何ですかこの人の体幹どうなって
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24(2016年製作の映画)

4.5

@シネ・ヌーヴォ ~南インド映画祭2017~
2017.5.5鑑賞

めっっっちゃ面白かった!!ものすっごいご都合主義もあるけど、うわぁってなる伏線回収とのバランスで全然許せる。ラフマーンの音楽は相変
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事件番号18/9(2012年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ ~南インド映画祭2017~
2017.5.5鑑賞

刺さった。警部補の口車に乗せられた後の転換シーンはため息しか出ないし、タイトルの意味がわかった時のやるせなさといったらなかった。自
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帝王カバーリ(2016年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~南インド映画祭2017~
2017.5.2鑑賞

体調が優れずしんどかったのを差し引いてもラジニ様格好よかった!あのスーツの袖わたしも欲しい。明日会社で自分の動作に合わせてしゃきー
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.5

@シネマート心斎橋  

楽しかった!80'sロックは通ってないんやけど映画館で聴くとアガるね。爆発につぐ爆発はまさにファイヤー、肝心の決闘は殴り合いという銃社会への警鐘(たぶん違う)もありつつ一番の
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

@TOHOシネマズなんば ~午前十時の映画祭9~  

「スクリーン」より「銀幕」ということばが似合う映画やなぁ。ずっとにこにこずっとうっとりしてた。you were Meant For Meのロマン
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さすらいのレコード・コレクター 10セントの宝物(2003年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォX  

レコードは足で探せ音楽は身体で感じろなじいさんが本当に楽しそうでこっちまでにこにこしちゃう。掛かった音楽も格好よかったなぁ。あと友人ギタリストがスタンハンセンに似ててテンショ
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.5

@シネマート心斎橋  

騙されたー途中までは読めたけど最後騙されたー!登場人物多めやけどキャラと役割がわかりやすいしサクサク進むから純粋に楽しい。ほんまに気付かんもんなん?とかハッキング技術凄すぎて
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海を駆ける(2018年製作の映画)

4.0

@シアターセブン  

日本昔ばなしを思い出した。事柄全てに意味を持たせて説明するのもいいけど、こういうのも大好き。「自然」が起こすことに人の善行悪行なんて関係ないのを最近特に実感しているからファンタ
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北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ(2016年製作の映画)

3.5

@第七藝術劇場  

「音楽は国境を超える」と言うは易し行うは難しなドキュメンタリー。イライラを耐えてライブを形にしようとするプロデューサーが偉い。あと板挟みのリさん頑張れって応援してた。ライバッハ名
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スーパーシチズン 超級大国民(1995年製作の映画)

3.5

@シネ・ヌーヴォ ~台湾巨匠傑作選2018~

人ってたぶん充足感より後悔の気持ちを持ち続ける生き物なんだと思う。あの日から止まってしまった老人の人生が過ぎゆく時間に追い付くことは決してない。辿り着い
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Lingaa リンガー(2014年製作の映画)

4.0

@シネ・ヌーヴォ  

ラジニ様のスーパースターっぷりを堪能。ソーナークシーも素晴らしい。後半の演説はラジニ様本人の人柄と重なって熱いし泣けるし、わたし日本人やけど胸に貼ったインド国旗(シール)に手を
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

@テアトル梅田  

政治紛争や宗教問題、民族間の諍いやジェンダー論を「論」として扱わずに「人」を通して見せることで美容室内の緊張感や狂いを一緒に体験した。流した涙が救われ産まれる命が守られ育つ日常が
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

@イオンシネマ京都桂川(1回目)2018.7.17  

笑ったり泣いたりじゃなくて笑いながら泣いてた。ネタバレ感想を殆ど見かけないのはみんなこの映画が大好きで、これから観る人にも好きになってほしいか
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黄泉がえる復讐(2015年製作の映画)

3.5

@シネマート心斎橋 ~反逆の韓国ノワール2018~  

突っ込んだら負け映画。こういう真面目で変なB級作品を観ると嬉しくなっちゃう。ノワールかどうかも突っ込んだら負けやで。オカルトでミステリーに色々
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七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

@大阪ステーションシティシネマ ~午前十時の映画祭9~  

〇〇〇〇〇〇△た!(訳:超おもしろかった!完璧。参りました。映画の中で人がちゃんと生きていて、こんなに誰も死ぬなーって思ったのは初めてかも
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

4.5

@シネマート心斎橋  

痛いグロい、でも面白かった!最終決戦の見せ方とかセンスあるなぁ。裸の銃ならぬ”裸で銃を持つ男”との対峙でボカシが映る度に(今ちんちん丸見えなんやな…)と笑ってしまった。シンプ
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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

@なんばパークスシネマ ~小津4K特集上映~

劇場では初。わたしは今どこにいてどの時代にいるのかわからなくなるくらい劇場が完全に小津の世界だった。家族だから、家族なのに、家族とは。語ることばと語らな
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ワンダーランド北朝鮮(2016年製作の映画)

4.0

@第七藝術劇場

検閲の隙間から何を読み取るかで印象は変わると思う。わたしは世代間で少しずつ違う人々の「目」が面白いなぁと思った。

高齢者が将軍様を語る時の揚々とした目、デザイナーになりたい女性が夢
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.0

@シネ・リーブル梅田  

お洒落なポスターやなと思ってたけど皆が上向いて幸せそうに見てるのそれやったんかい!自身が似た仕事をしていることもあってあれやこれやがあるあるで別の意味で面白かった。新婦のあ
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

@MOVIXあまがさき  

ホットショットの事を全く知らずスクールウォーズみたいやなとか思っててごめんなさい。自然災害に「たられば」は通じないからこそ、経験と機転、技術と体力で炎に立ち向かう様はまさ
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

1.5

@大阪ステーションシティシネマ  

カルト映画は嫌いじゃないしバカ映画も楽しめるほうやけどこれは久々に撃沈してしまった…移動中に頭痛薬飲むような体調の時に観る映画じゃなかったな。クドカンの台詞回しも
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一級機密(2016年製作の映画)

3.5

@シネマート心斎橋 ~反逆の韓国ノワール2018~  

めちゃくちゃ真面目な社会派作品やのに面白かった!ちょうど今「震える牛」を読み進めていることもあって、どこの国も同じやなぁと思ったり。悪い人の悪
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.5

@第七藝術劇場  

ゆるいとか拗らせとかそんな言葉でくくる映画ではなく、人生と恋愛を誠実に描いていた。目薬、洗車、洗濯機、水滴。孤独な一滴が視界を保ち、水流が心を浄化するように、水の描写はそれぞれ違
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ザ・ビッグハウス(2018年製作の映画)

4.0

@第七藝術劇場  

超特大スケールの観察映画かと思いきや、まさかコンベア洗浄機の中まで観察するとは…!アメリカにおける群集と個人、光と影、富裕と貧困、これ以上適切な被写体は無いんじゃないか。あと、チ
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椿三十郎(1962年製作の映画)

5.0

@ 大阪ステーションシティシネマ~午前十時の映画祭9~  

人生ベスト級。5億いや5兆点。純粋な「面白さ」に、どこまでわくわくはらはらさせんねん!と感動して泣き、上司にしたい男ナンバー1な三十郎の色
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それから(2017年製作の映画)

3.5

@シネ・リーブル梅田  

こっちのほうが好き。これくらいの距離感で描いてくれたほうが観やすい。キム・ミニって手が綺麗よなぁと思いながら観てたら同じ台詞が出てきた。あと、あの髪の毛ふんわりまとめるやつ
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

3.0

@シネ・リーブル梅田  

初ホン・サンス。新手のSMプレイかよと思いつつ、キム・ミニの可愛さと役か本音かわからない吐露にグッときた時点で監督の思うツボなんやろうなぁ。長回しの後のあのズームは、ふっと
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リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)

2.5

@梅田ブルク7  

殺し屋イーサンが格好イーサン(0.5点)という駄洒落が浮かぶくらいB級感満載やけどあんなイーサンやこんなイーサンがたくさん観られたので目的は果たした。まさかのSF的展開に驚きつつ
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スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

4.5

@シネマート心斎橋 (1回目) 2018.6.26 

『俺たちポップスター』よりはるか昔にこんなバカ(褒め)な作品があったとは。笑いどころも歌詞の最低さも楽曲の無駄な格好よさもボリューム11レベル。
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榎田貿易堂(2017年製作の映画)

3.5

@テアトル梅田  

人って適当なくらいがちょうどよくて他人にも優しくなれるんだと思う。好きな役者がたくさんで楽しかったけど、この映画の助演賞は温泉の場面で髪を洗ってる後姿だけ映ってたおじさんにあげた
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

@シネ・リーブル梅田  

前作同様色と光で心情を表すショットに唸る。昔自慢、今は演じているだけで本当のわたしは違う。もう…どこのわたしですか。ケイトが壊れゆく様に胸がチクチクした。今回のウディ役=ジ
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