ヴィム・ヴェンダースやジム・ジャームッシュから厚い信頼を得て、数々の素晴らしい映画作品のカメラマンを務めたロビー・ミューラーのドキュメンタリー。
ロビー・ミューラーという人物が魅力的過ぎます!
日>>続きを読む
ジェラール・ド・ネルヴァルの小説に着想を得て構想した4部作『火の娘たち』の1作目。
現代のパリを舞台に、月の女王と太陽の女王が魔法の石を巡り対決する。
自分自身、何の面白味もない現実派人間なので、>>続きを読む
シントラの美しい情景がとても魅力的でした。
ラストの引きショットの長回しが主人公の人生を物語ってるようで、良いラストシーンでした。
ジョージア出身の女性監督,デア・クルムベガスヴィリの長編デビュー作。
ジョージア正教会の信者が国民の大多数派というジョージア郊外の町で、少数派〝エホバの証人〟の教会に突然火炎瓶が投げ込まれ、教会は全>>続きを読む
ブリュノ・デュモンによるドラマシリーズの映画編集版。
ブロネ地方の海岸沿いの村で、ある日牛の遺体が発見され、さらにそのお腹の中からバラバラに切断女性の遺体が発見されるところから始まるサスペンス・ブラ>>続きを読む
冒頭は、ゆるやかにはじまるブレッソンにしては珍しく、甲冑の騎士同士の生々しい斬り合いから始まりましたが、その画が凄くていきなり圧倒されました。
ブレッソンの映画は、いつも音楽もなく静かなんですが、今>>続きを読む
第二次世界大戦時、ルーマニア軍の最高指導者だったイオン・アントネスクが市民虐殺を行う前に宣言した言葉をタイトルに引用した作品。
ドイツ人の次にユダヤ人を大量虐殺したとされるルーマニア軍による〝オデッ>>続きを読む
再鑑賞。
3部作最終章は麻薬王ミロ。
もうミロが途中からTKO木下にしか見えなかったです。
ぜひご本人にはプッシャー3のパロディ動画を作っていただきたいです。
こちらも再鑑賞。
2作目は、1作目の主人公のパートナーだった男(マッツ・ミケルセン)が主役。
裏稼業から足を洗いたいのに、なかなか抜け出せない。
デンマーク版ウシジマ君的作品。
若かりし頃に観たのですが、あんまり覚えてなかったので、この度一気に再鑑賞。
レフンの原点ここに在り、と言った感じです。
麻薬流通網の底辺にいる密売人の若者が主人公。
その先はひたすらに落ちていくの>>続きを読む
実に10年もの間、民間の(ほぼ個人の)スパイとして活動し、北朝鮮と機密プロジェクトを進行していた人物のドキュメンタリー。
この人、凄いです。
エンタメ系スパイ映画で出てくるような国家絡みの巨大な悪>>続きを読む
ドストエフスキー最後の長編小説『カラマーゾフの兄弟』の一節から引用されたタイトルは、きっとブレッソンがこの世の有り様や人間達の愚かさに対して、嘆きとも言えない絶妙に微妙な感情で言い表したものではないか>>続きを読む
ウェス・アンダーソンのこれまでの監督人生の集大成と言える作品でした。
現代の若い層にも伝わるファッション性を持ちつつ、かと言って大衆性を強めるのではなくナードな作風を極めていくところに、ウェス・アン>>続きを読む
ロシアの哲学者, ウラジミール・ソロヴィヨフの『三つの対話(戦争・平和・終末)』を映像化した会話劇。
領主, 政治家, 将軍, 公爵, 貴婦人と、立場の異なる貴族たちが、善と悪の関係性や戦争,宗教観>>続きを読む
2015年にルーマニア・ブカレストのライブハウス「コレクティブ」で火災が発生し、多くの死者と負傷者を出した事件が元で浮き彫りになった、前代未聞の巨大医療汚職事件に迫るドキュメンタリー作品。
こんな衝>>続きを読む
KYOTOGRAPHIEをレンタサイクルで一日中回った後、出町座の座席に腰をおろし、心地良い疲労感とホッと一息ついた安堵感を感じながら本作を鑑賞しました。
そんな自分の疲れた心と身体を、不思議なヒー>>続きを読む
19世紀のイギリスでプロテウス症候群によって身体に極度の変形を持つ青年ジョセフ・メリックの半生を描いた作品。
リンチはマルホランド・ドライブなどの最近の作品も良いですが、初期作品も素晴らしいです。>>続きを読む
息子と暮らす為に娼婦の仕事から足を洗い、今まで働いて得た小金で息子との新生活に向けて小綺麗に部屋を飾るマンマローマ。
息子と2ケツするバイクシーンは、晴れやかでどこまでも清々しい。
新生活が始まっ>>続きを読む
普段、超常現象(サイキック)の類いは冷めてしまう自分ですが、これは全然いけました。
フルチの映画はもっとグロいものかと思って敬遠気味でしたが、お店のお客様からこれは良かったとお勧めしていただきました>>続きを読む
苦手のミュージカル、カラックスなのに英語作品、出演している俳優も超有名と、自分にとっては不安要素が満載だったのですが、カラックス監督だから映画館で観ました。
結果、やはり不安は的中して自分にはちょっ>>続きを読む
音楽でグランジといえばニルヴァーナが最も有名ですが、僕はニルヴァーナよりダイナソーJr.、カート・コバーンよりJ.マスシスがよりお気に入りでした。
(もちろんニルヴァーナもたくさん聴きましたし、カート>>続きを読む
9.11アメリカ同時多発テロの重要人物の一人として、グアンタナモ収容所で2002年から14年間にも渡って不当な拘禁を受けたモハメドゥ・ウルド・スラヒ氏の手記を映画化したドキュメンタリー作品。
「世界>>続きを読む
こういう男には捕まったらいけません、という男の典型的な例で出てきそうな女たらしの主人公。
ある日偶然、久々に再開した元カノなのに、次のシーンではお風呂に浸かっている元カノのお股に手をしのばせて奉仕し>>続きを読む
2015年製作という現代においても、こんな映画が作れるんですね。
傑作だと思います。
差別が当然のように存在し、強者は弱者に対し慈悲の心など持ち合わせない。
ブニュエルのような世界観を感じました>>続きを読む
ハリウッド大作をディスりまくっています。
が、アクション映画ファンとポルノ映画ファンは信頼できる奴として描かれています。
下品でB級感満載で、さらに監督自身は〝芸術映画好き〟を自分の恥ずべき趣味とし>>続きを読む
エリック・ロメールの『友だちの恋人』の撮影地でもある避暑地セルジーポントワーズを舞台にしたドキュメンタリー。
2018年の作品だしドキュメンタリー作ということもあって、ヌーヴェルヴァーグとして観てし>>続きを読む
18歳以下の子供達の為のグループホーム「ショートターム12」を舞台にした映画。
それぞれに問題を抱えた子供達の行動は、繊細で不安定。
日々不安や苛立ちに押し潰されそうになりながらも、同じ施設の子供た>>続きを読む
ロシアの人里離れた土地に暮らす人々の生活を映し出した短編ドキュメンタリー。
ロシアは現在戦争を起こしているが、その地で暮らしている国民の考え方は、ここ平和な日本で暮らす国民のそれと何も変わらないよう>>続きを読む
今から8年前、ウクライナ国民はロシア寄りの政策を進める政権に反発し、立ち上がり、大きなデモを起こした。
ロシアの言いなりになる政府からウクライナ人の自由と尊厳を守る為に。
時代は変わり、今のウクライ>>続きを読む
人が自分の好きなもののことを熱心に語っている姿は、とても引き込まれます。
ワイズマン監督の着眼点はいつも素晴らしいです。
村上春樹の世界と、ブレッソンを意識したような俳優の演技との一風変わったハイブリッドが、独特の雰囲気を作り上げていました。
手話って、とても美しい表現だなと感じました。
普段あまり邦画は観ないのです>>続きを読む
登場人物の中に、今まで見た中で一番カッコイイ禿頭をした浮浪者がいました。
アルシンド型の禿げ方をしてるお客様に、ぜひこの髪型を提案してみようと思います。
デヴィッド・ハミルトンの写真集を手に入れて、映画監督もやってたのを知ったので見てみました。
U-NEXTで観ましたが、DVDを持ってたら児童ポルノで逮捕されるんじゃないかと思うくらいロリ少女達の裸が>>続きを読む
もの寂しい郊外を走るトラックやその車窓から流れ見える風景。
室内でシナリオを読むデュラスと、その聞き手となる俳優ドバルデュー。
言葉で紡ぎ、語られる物語。
とても静かで叙情的な作品でした。
デ>>続きを読む
ミッドライフ・クライシスを目前に控えた自分としては、とても他人事とは思えない心境でした。
夫としての自分は、現時点で本作の香川照之以下っぽい感じがするので、今後トイレ風呂掃除とかを率先して行い、奥さ>>続きを読む