あやとさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

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ヒーローでも何でもない存在
前作とはぜんぜん違う方向転換ながら、ドゥニ・ヴィルヌーヴの完璧すぎる神秘的な世界観の謎をミックスさせた、ある意味難解だけどド直球なオマージュ

洗練されすぎていい意味での汚
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オオカミの家(2018年製作の映画)

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これはこれで、何よりすごい手間かかっただろうなと、、、逆に言えば70分間映し出す分の蠢く立体的な工作分、24コマ/秒として計算すれば100800コマ分消したり描いたり潰したり組み上げたりしながら構成す>>続きを読む

(2021年製作の映画)

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なかなか難しい
表現物って観る側の受け取り方次第で正解はないわけで、考えてもしゃあないんだけど、あの設定とある意味で非現実的なリアリティ(矛盾)を纏った不気味さとどこか切実な思いを抱えたようなストーリ
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ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

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最初大好きな映画を大画面で観られたことに感動して、やっぱりオードリーの煌めきに感動して、恋の輝きと別れの切なさに感じ入られ恋を通して成長した王女に、それでも最後、彼を近くで見たくて振り切れない思いに泣>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

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クローネンバーグ特有の当時どうやって撮ったの!?的な場面はすれどなかったけど、異形を作る部分だけは期待どおり

始まり方が急で追いつきづらかったとはいえ、全く関係なさそうな2つのできごとの辻褄合わせだ
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DOOR(1988年製作の映画)

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ストーカーの恐怖を極限に推し進めた感じ、、、と思ったけどなんか違う方向性
単なる変態 ストーカーの派生であることに変わりはないけどもっと”痛い”の方向にいってほしかったな

邦ホラー特有の80年代のメ
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ドント・テル~秘密を話したら最後/誰にも言うな(2020年製作の映画)

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眠くてなんも考えずに観たからラストの展開は完全に予想外
でも一周回って考えるとあまりにも信用し過ぎる弟だったりあまりにも攻撃的すぎる兄が現実味なかったかなあ
作品としてはまとまってたし初っ端から穴のお
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壁女(2015年製作の映画)

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アートとかどうのこうのの完成度とか全部取っ払って、完全に”壁にいる女性”という概念が生み出し連想させる気味の悪さとかに特化していて、振り切り方が潔い
何十年も人が住んでいなく一昔前の刑務所の中みたいな
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カクテル(1988年製作の映画)

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トム・クルーズがかわいい
100万ドル掴むためにNYへ出てきたものの学歴社会なため仕事にあぶれ、たどり着いたバーテンダーの道

パフォーマンスに華があっていい 彼らの二人の関係もあるからこそ、お互いの
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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一定層が支持する名作というイメージでしかなかったけど、アン・ハサウェイといえば!という部分とメリル・ストリープの俳優魂が想像と良い意味でひと味違うラストに唸らされた

表面的に言えばファッション面めち
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

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豪華な俳優陣の割に良い意味で無駄遣いする感じ コーエン兄弟の本気度ではなく息抜き感が伝わってくる

途中まで話がどう転ぶかわからない不安感を煽って、ラスト畳み掛けのアホさ全開
そこのメリハリまでしっか
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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誰も不幸にならないどころか、観てるこちら側まで幸せにする脚本の良さ

序盤突然すぎる瞬間回想シーンでストーリーに置いてかれ気味にはなったけど、どんどん雰囲気良くなっていく店内にのめり込んでいける

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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

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意味のないカット、テキトウなカメラワークが一切ない、拘りだけで作られた魂の作品
というくらいすごいのに、いかんせんネタと脚本がコアだから観る人選んでしまう、韓国サスペンス的雰囲気での名監督の卵

胸糞
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ザ・バッグマン 闇を運ぶ男(2013年製作の映画)

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なぜこれにデ・ニーロおじさん出てしまったのか、デ・ニーロじゃなきゃダメなのか、なんかよくわからんけど、展開としてはおもしろく見えたしただ運ぶだけなのに次から次へと刺客がやってくる、何を運んでいるのか、>>続きを読む

THE ICEMAN 氷の処刑人(2012年製作の映画)

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めちゃくちゃいいというわけではないけど、隠れた名作、というか実話ではあるのかもしれない
誰かを養うこと、何よりも愛するものと共にいるため、生きるために手段を選ばないことの最たる例自分というものが本当は
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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なんとなく順位的な位置づけを鑑みると、アムレートはこの界隈で第三位の強さ、一番じゃないのね、あんないい剣使って漸く肩を並べるレベルなのが気に食わん ここは最強であるべきよ、、、

というのは置いといて
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

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旧ユーゴスラビアを愛する監督が、ユーゴの歴史や記憶、アイロニー、情緒と共にブラックユーモアと狂気的で呆けた色とりどりの濃いキャラクターたちを語り部として送る一大スペクタクル

終わらない物語 歴史はそ
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ダーリン(2019年製作の映画)

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教会を盛大に穢す感じ、めちゃくちゃいい

野生児の成長がバカみたいに早いしなんだかんだ意思疎通できちゃってるし、なんかまあそうだよね~って流せるものでもあるけど、反対に宗教的観念において悪魔を意図させ
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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詩的すぎたけどなんとなく好きだなあ
たぶん伝えたいことは映像以上のことはないんだろうな
ロシアから亡命していて、帰れば『自由』を失ってしまうからこそ帰れずに、家族や故郷に思いを馳せながら死ヘと向かうア
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

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女性性の指針
女性は弱者ではない 泣き寝入りするのが何故女性なのか?明らかなのは、稼ぎの中心が男であることと腕っぷしの強さがある以上、女性は勝てないということになってくる
文字も書けず学もない そんな
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エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

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なかなか考えれば考えるほど映画的思索的な作品

無断ディズニー撮影敢行云々以前に、「夢の国」を謳う遊園地において夢と現実を混合し始める主人公とその逃亡を描く、なんともニヒルな作品だなあと感じる
全編白
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処刑人(1999年製作の映画)

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なぜか二を先に観てレビューしてたけど、この作品に対して少なくともコメディタッチではあってもそれだけの話じゃないなと今は思う
ケルトの十字架なんでって、そりゃあアイルランドが地元だからじゃん 浅はかで恥
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Dominion: Prequel to the Exorcist(原題)(2005年製作の映画)

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作品の表情が前日譚になりきれてない感、、、最後の持っていき方が自然でおもしろい分もったいないな

セットもその他どこかチープさを感じさせはする、キャラクターにどこか感情移入しづらいひとりひとりの演出の
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レプリカズ(2018年製作の映画)

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全部うまいこといっちゃってる感が否めない
時間は程よい長さだからまだいいけど
パパヌリーブスはかっこよかったし愛に溢れすぎたパパの気持ちは如何ほどかと偲ばれるけど、寂しさと罪の意識が強く、家族愛がむし
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Work It 輝けわたし!(2020年製作の映画)

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サブリナカーペンターが映画に出るのとダンスまで!?と興味本位で

結果的にめちゃいいなとはなる 誰も不幸にならないどころかみんなしあわせ!といういいことしか起こらない作品は誰もが観て楽しめる

それと
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

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あまりにも漢クサすぎるものの、アクションとのバランスがめちゃくちゃいい
クッサイ部分は軽いジャブ程度で収めて、戦闘シーンとそれに繋がる展開の部分に重きを置いてる、塩梅がすんごい良い

ステイサムとスタ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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ついに、、、!なんとなくこの作品は映画館で観たくて、きっと再上映されると信じて、観ないでおいたから再上映うれしい、ありがとう

もうやっぱりタランティーノ
ブラックジョークの切れ味と出来事の深刻さとは
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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映画の題が『サイレンス』とかでも違和感ないくらい静かで同時にその恐怖が忍び寄る
純粋無垢で偏りない心が、さも当たり前のように傷つけ命を奪う

偏りないことこそ危険で、遊ぶことが倫理に沿ったものでない
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バリー(2016年製作の映画)

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アニャを観たくなって、配信でこの作品だけ観てなかった

ひたすらアニャに冷たくしないでバスケじゃなくてアニャに癒やされなさい!とか思いながら観てたのは別として、自分が周囲とちがい、人種の”ごった煮”ニ
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

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娘を失って死を受け入れよう
車に轢かれて自殺しようと考える(あからさま)リザを、死ぬしか先がない状況、絶望を感じる場所に行くことで、生きようという希望を取り戻すまでを描く
苦しみと恐怖の下にいることで
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ザ・フォッグ(2005年製作の映画)

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リメイク後のだけど、モノはいいと思うのよな
原作は観てないけど、濃霧と死者のビジュアル的面が特に
たぶんジョン・カーペンターver.はグロかったり死者のビジュア面の良さもあるんだろうけど、ストーリーの
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N号棟(2021年製作の映画)

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やけに評価ぼろくそだけど、死恐怖症についてや主人公の為人に共感できない、つまりは自分と相容れない部分が目の上のたんこぶなんだろうなと
女性に嫌われるタイプの役柄ではあるけどね

n号棟というのが存在す
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ダークレイン(2015年製作の映画)

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こーれは、、、あかん好き
昭和の映画風の作風から始まって惹かれる、そこまではいいけど人間の認知能力からくる例えばの話
もし仮に現実でもそうなのだとしたら、気づくことはできるのか
近いようで近くない話で
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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思ってたのと違う部分あり、まさかのそっち!?という終わり方、流れのぶつ切りなプロットの不自然さとかいろいろあれど、これが名作と言われるのも頷けるほどのユニークな世界観と動植物の奇怪さ、時代に対して想像>>続きを読む

インフェルノ(2016年製作の映画)

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今までの作品に時系列を消し去った始まりを足した感じ、別の血が入った感がある
誰味方なのかわからない中で、命の危険と世界の危機を救う

『天使と悪魔』と違い、圧倒的に狂った犯人像とかがあるタイプではなく
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

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ダン・ブラウンの原作に基づくからからやっぱり詳細まで手の込んだ描かれ方で満足
何より歴史的建造物のなんとも奥深い造形の祭りはいいけどそれらを燃やすという、表現の自由ではあるけどすごいグレーな気がする、
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