HicKさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

《The ムービーマジック》

【ベタでもやっぱり】
間違いなくマイベスト級の作品。物語に吸い込まれてしまう様な映画の魔力が詰まってる。

【ファンタジー×残酷な事故】
記憶・映画史に残る甘いロマンス
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

《ウケの良いお仕事ムービー誕生》

【当時、ノーマークだった作品】
「ハケン」って「覇権」なのね。アカデミー賞に何部門もノミネートされてて、公開当時にそんなに騒がれてたか!?と驚いた。多分自分がアンテ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.3

《最高にオシャレなサイコホラー》

【街に住む怨念】
『今、現実で見えている賑やかで美しい街並みも、誰かの犠牲のうえで成り立っている』
そんなメッセージをダイレクトに感じる物語。オシャレな街に潜む怨念
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

《こぎみ良い"ミュージカルアクション"がスタイリッシュ》

【引き込まれるOP】
タイトルバックのシークエンスからカッコいい。街の背景に歌詞が書いてあったり、間奏時に楽器店の前でエアプレイしたり。実際
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モービウス(2022年製作の映画)

3.4

《MARVEL's ダークナイト》

【雰囲気好き】
前評判も悪かったし、「ヴェノム」シリーズもそんなに合わなかった自分は今作を即劇場スルー。で、今回配信で鑑賞。結果…。

評判よりもぜんぜん悪くなか
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.6

《新旧集結がもったいない。が、それが今作最大の価値か》

【劇場鑑賞を逃した作品】
かなりの興行成績でロングラン上映だったみたいだけど、劇場で見れなかった作品。配信までの間、皆さんのレビューを見てたわ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.4

《ファンキーチャイニーズで
アゲテコー》

【際立つカラー】
今回も可愛さはバッチリ抑えてる。そして今作は70年代ネタが豊富に散りばめられているのも特徴。
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.2

《狙いが明確で魅力的》

【アバターらしい魅力】
前作に引き続き、シンプルなストーリーと映像美。物語の複雑さや情報量は最低限に抑えられ、その分3D映像に没入。「パンドラ」という土地を"体験"し愛着が湧
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

《視覚面・音楽が最高のバトルアニメ》

【去年からハマりました】
去年、テレビシリーズを見たばかりのニワカです。「聞いただけでは意味が分からない難問漢字の多用」がネックだったけど、バトルシーンは圧巻だ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

《監督、カッコいいっす》

【好きだと叫びたい】
最近ちょっとレビューが滞ってまして…。その間、このスラダンは2回鑑賞 笑。やばい。最&高。どぴえんw。湘北が目の前で"生きている"!!脚本・演出ともに
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

《インパクト・コンパクト》

【カッコいいマンティス】
推しのスクリーンタイムが豊富。これまで焦点が当たりづらい脇役だったので嬉しい。「エンドゲーム」内での死闘をどのような戦闘技術で生き抜いたのかすら
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ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

3.6

《"人間要らない問題"を感じるものの、良好なファミリーエンタメ》

【ファミリーエンタメ】
日本での人気が薄い日本のキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホック。前作も楽しかったが、今回はナックルズやテイ
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魔法にかけられて2(2022年製作の映画)

3.3

《私の「魔法にかけられて」はコレジャナイ》

【対になる展開】
ディズニー実写映画の中でもベスト級に好きだった1作目。おとぎ話の世界から現実世界にやってきたプリンセスが世の中の"荒波"に揉まれる展開が
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.1

《ちょっとグレーな追悼ドキュメンタリー》

【数々のテーマと追悼】
先住民・植民地。開国により狙われる資源。与えるのか守るのか。大国からのプレッシャーと国間のバランス。英断に巻き込まれた国。戦争の始ま
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.7

《「こうくるか」な続編》

【変化球の続編】
前作が現代の多様性にまつわる価値観を表すアイコン的作品だったので、この続編も更なる価値観を示し、人々の自己肯定感やメンタルヘルスの向上を後押しする作品にな
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アナと雪の女王(2013年製作の映画)

3.7

《インフルエンサーたる所以が詰まった前半と、残念な後半》

【数年に1度の王道ミュージカル】
実は好きなところ、嫌いなところが激しい作品ではあるが、歌はキャッチーなものばかりで、数年に一度のディズニー
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シュレック2(2004年製作の映画)

4.4

《より皮肉的に。より個性豊かに。よりハチャメチャに。サントラも更にヤバい》

【トンデモなく進化】
前作も童話への皮肉や大人向けコメディーが秀逸だったが、今作のコメディーセンスは個人的にレベチ。驚くほ
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シュレック(2001年製作の映画)

3.8

《元祖大人向けフルCG作品》

【ブラック・メルヘン】
アンチ童話、ダーティーコメディー、ポップなサントラ、などなど"元祖大人に向けたフルCGアニメ作品"。ドリームワークス特有の気持ち悪いキャラデザと
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.4

《発想、キャラデザ、技術。これだけで傑作》

【バートン色】
もう今ではディズニーのアトラクションとかキングダムハーツのイメージが強い。で、今までずっとティム・バートンが監督・脚本だと思ってた。ただ、
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

《すげぇよ、飯尾さん》

【強い醍醐味】
『人々の想いが強すぎて警察が惑わされる』というガリレオシリーズのカラーで言えば今回が1番濃い。誰かを思うが故の献身的行動で感情と捜査線が揺さぶられる。犯人探し
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.8

《絶妙な脚色が好き。愛に溢れた作品》

【はじめに】
世界的な大不評 笑。
言ってる事も結構分かる。でも、自分は好きだった。「完コピリメイクの必要性」って言う問題は前から自分も感じてるところだけど、少
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ピノキオ(1940年製作の映画)

4.1

《善悪の区別》

・「良心」と「誘惑」。善悪の区別。

・皮肉的な原作を脚色し、良心と誘惑の可視化・擬人化という発想が素晴らしい。世の中の誘惑の多さを表すかのように悪役が多いのも特徴。

・こちらがイ
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.4

《ヴィランのピーターとセルフパロディ》

【やっぱり、かわいい】
前作も今作も物語や演出はそんなに好きじゃないが、ピーターたちのかわいさは相変わらず。自分の中では、このピーターラビットと「名探偵ピカチ
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.3

《ゲキカワだけど、脚色が過ぎてデッドプール》

【壊された絵本の世界観】
全体的にほのぼのする緩さと、マクレガーさんとの厳しい対決の振れ幅が秀逸だった原作絵本。に対し、この映画版はメタコメディ、バイオ
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.1

《世界観を守りながらも、よりセンスの光る演出・脚本》

【より濃いメタファー】
前作以上に「移民・人種差別」のメタファーが色濃くなっていて、パディントンが世の中の理不尽な厳しさに揉まれる姿や偏見の目で
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パディントン(2014年製作の映画)

3.8

《イメージを守りたい。と思いが伝わって来た良作》

【パディントン】
なぜか今の今まで「くまのパディントン」という存在を知らなかった自分。なんでだろ?この映画の彼のデザインはリアルな熊なのにとてもかわ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

《本当に誰も何も知らない物語》

【暴け!不正選挙!】
今作も政治色というか社会派テーマというか、ファンタビのカラーは健在。ただ、ウィザーディングワールドで「選挙・当選を防ぐ」っていうのがメインストー
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

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《「メソッド演技」と定義された青春》

【あらためて】
内容は時系列になっていて全作品の映像特典を一気見している感覚。面白かった。約10年間、ずっと同じキャストでやり続けられたってのがやっぱり凄い。別
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

《レイヤー構造が面白い。ただ、さすがにややこしい 笑》

【更に複雑、更に面白い】
3作中、1番複雑。多数の勢力とそれぞれの目線。複数のレイヤーが重なっている。種明かしの爽快感は1作目に匹敵するほど高
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

《今作は感情移入次第》

【今作最大の魅力?】
「ダー子たちが標的を騙す」以上にトンデモ展開を駆使して『作者がダー子たちを使い観客を騙す』というシリーズの醍醐味は健在だったが、今作は前作に比べ割とスト
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

《面白い脚本と優秀なコメディアンヌ長澤》

【モナコ視点で騙される】
見終わった後でモナコにかなり親近感が湧く。劇中、観客はモナコになりダー子たちと行動を共にしているようなもので、設定のうまさにニヤケ
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.5

《リメイクの意義について考えさせられる》

【リメイク作として】
福田監督にしては抑え気味で、意外と真面目にオリジナル版に沿って作られていた。画面構図や演技ニュアンスを含め、物語の中核は驚くほど忠実に
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.5

《全てが心地よいバランスのラブコメ/ファンタジー》

【マイラブコメNo. 1】
あんまりラブコメ的な作品は好んで見たりしないんだけど、自分の人生史上、ラブコメで一番ハマった作品。

【色んな要素が詰
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

《暴走する青春、反抗期。その紐解きが分かりみな作品》

【リアル思春期】
反発心、憧れ、不満。これぞ思春期のリアル。共感できる点も多々。こっちが恥ずかしくなるような思春期の情けなさも沢山。反抗期真っ最
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

《新たな"自立・進路系"感動作》

【ルビーの献身】
んー、"献身的"とはちょっと違う。もちろん側から見れば献身的で、それは"ルビーの苦労"なんだけど、本人にとっては「まぁ、嫌だけどこれが当たり前」と
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.6

《俳優陣のパフォーマンスがトップレベル》

【アニメ感】
ジブリ作品としては珍しい"日曜朝のアニメ"チックなデザイン。でも、00年代当時の鮮やかに表現できるようになった色彩ととてもマッチしている。
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