HicKさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.2

《ワケ分かんないですよ!》

エヴァ初心者の感想です。

【やっぱり最高だなぁ、絵】
ちょっと人物の作画テイストが前回までとは違うかな?と思いつつ、やっぱり監督が監修するヴィジュアルは超高級品・最高品
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.8

《起承転結で楽しめた》

エヴァ初心者の感想です。

【日常パート】
日常生活を通してキャラクター性に厚みが増し親近感も湧いた。ちゃんと血が通っていると思えた。エヴァ初心者としては、こういう土台作りが
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.6

《飲み込みづらいが、やっぱり絵がすごい》

【初心者です】
小学校の時にTVシリーズを流し見。でも覚えてない。新劇場版はQまで一回ぐらいは見たような。これも全く覚えていない。よって知識ゼロの完全初心者
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.7

《過保護な父、道を切り開く》

【KING・リチャード】
ちょっとウザい(いや、ちょっとどころじゃない)父リチャード。モンスターピアレントにも見えるが、子供への厳しさと謙虚さを重んじる教育方針もあり、
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.4

《オースティン最高!でも演出…》

【ほぼ2回目の鑑賞】
劇場鑑賞時に途中で断念した作品。疲れてたせいか、今作の忙しい演出についていけず…。あとでじっくり見たいと思い退館。エルヴィス・プレスリーはニワ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.8

《ウタのサイコホラー(?)…好きかも》

ワンピースど素人の感想です。

【ウタ】
なんか現代の闇を詰め込んだ設定。インフルエンサー、炎上、アンチコメント。繊細さ。鬱っぽさ。引きこもり。現実逃避。狂気
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.8

《愛の渇望・親の呪縛》

【エルトンの両親】
今作の肝である、両親の心の一部が欠けてしまってる感じ、よく伝わってきた。特に父が第二の人生を歩み性格も変わったかと思えた矢先、エルトンへの愛情の欠落は変わ
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.2

《楽しいポップさ。ガッツリ差別問題》

【人気すね】
ファンの多さに驚く。今作がリメイクで、代々ママ役は男性が女装をしていたとは知らなかった自分は、初鑑賞したのも公開からだいぶ経ってから。でも、人気な
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

《意思を継いだフレンドリーさ》

【ファミリーエンタメ】
P.T.バーナムの伝記とサーカスの由来。そして、差別・偏見との戦いと様々な愛。結構テーマが多いが、ちゃんと一人一人に持ち場・持ち歌があって、様
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.7

《搾取される女たちの圧倒的叫び》

【思い入れ】
初鑑賞は2007年大学生の時かな。それまでミュージカルに対してタモリさん並に冷めたスタンスだったが、今作を見て圧倒された。ジェニファー・ハドソンに殴ら
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セッション(2014年製作の映画)

4.4

《怪物、怪物を生む》

【一点のカタルシスへ】
フレッチャーに対して、とにかく怖い、不可解、ムカつくというフラストレーションを溜めつつ、主人公アンドリューの未熟さにも共感しながら、互いに落とし落とされ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

《映画への愛と正義。カラフル&クラシカルな作品》

【鉄板の冒頭】
冒頭の長回しワンカットはやっぱり圧巻。病院の待合室のような味のするセブンイレブンのハイボールを飲みながらの鑑賞だったからか(トップバ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

5.0

《「鎧」をまとっていく少年を
優しい光で照らす》

【純粋な青春映画】
黒人、同性愛、いじめ、薬物。問題提起の材料となりうるテーマを揃えながらも、それ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.6

《最高の自己啓発エンターテイメント》
 〜視野を広げ"開眼"せよ!〜

【飛ぶぞ】
異色なA24が放つ異色作。主人公エヴリンの忙しい日常生活とマルチバースのカオスがリンクする。演出面でも場面スイッチン
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

《子羊のサスペンス
〜喪失と母性をそえて〜》

【第一章】
アダちゃんの外見は、個性/障がいのメタファーなのかなと思ってずっと見てた。どんな個性を持っていても我が子はかわいい的な(我が子じゃ無いけど)
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

《美しい。心地悪い。気持ち悪い》
〜天才的に不快な監督のセンスが厄介(笑)〜

【これが、巷でうわさの…】
レビューを見て、生涯今作を見る事は無いと思っていたのに、2023年、何故かフラッと鑑賞。今作
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

《堕ちていく姿に共感》

【好きな事に堕ちていく】
没頭できる何かを見つけた時の輝き。もっと知りたいと思う探究心・好奇心。好きなものが自分に与える影響。周りが見えなくなるほどの囚われ具合。…めちゃくち
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ルーム(2015年製作の映画)

4.4

《エイリアンになった僕と、弱くなった隊長》

【"窒息感"】
"へや"が生み出すあまりの閉塞感に「これいつまで続くんだ…」と見ているのが辛くなった。息が詰まりそうなほど狭い2人の世界。逃げられない恐怖
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.1

《トンデモ、グロかわ…。あれ?…好き。》

【制作デザイン】
「キル・ビル Vol.1」現代に現わる。キル・ビルは大好きだけど、今これ?と思ってしまう。アメリカの妄想、トンデモ・ニッポン。ホワイトウォ
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ペット(2016年製作の映画)

2.6

《タイトル負け》

【バナナマン】
彼らの起用がとても良かった。人柄や声質がキャラクターとピッタリ合っている。技術以上に本人たちの魅力が溢れ出すという稀な効力。

【物語はというと…】
どのシーンを見
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

2.5

《いわくつきのアカデミーノミネート》

【波紋を読んだノミネート】
アカデミー賞アニメーション作品にノミネートされた今作。当時、YouTubeのオススメに欧米のアニメオタクたちが『なんでこれがノミネー
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

《映画愛のかたまり》

【映画愛】
映画を愛する人たちが作った作品なんだなぁ。映画が最大の娯楽だった時代、人々にとってどれ程大切なものだったかが当時の観客を通して伝わってきた。アルフレードのトトへの助
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

《映画作りの活気溢れる
まさかの3段構造》

【1.ワンカットオブザデッド】
ワンカットが終わった時のフェイクのエンドロール、そして直後に本タイトルという演出が
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.2

《ドン底でも、生きてるって素晴らしい》

【実は】
2023年、初鑑賞!!
とってもよかった。

【ジョージ】
優しく、献身的、自己犠牲もいとわないジョージ。"人類の宝"のような彼が、自己犠牲と嫌がら
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パッチギ!(2004年製作の映画)

4.8

《「やりきれなさ」がとてもいい》

【繊細な問題・熱い青春ドラマ】
昭和、日本と在日韓国人の国際問題を描いた作品。様々なレビューサイトを見る限り、物語の背景は韓国人目線かつ井筒監督の捉え方が強いので、
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

《なにより鈴木亮平》

【イッチャッテル】
1作目は好きだったが今作は見るのを先送りしてた。でも「エゴイスト」での鈴木亮平の演技が凄すぎて、彼がアカデミー最優秀助演賞を受賞した今作にも興味が湧き、即鑑
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

《意外にもスタイリッシュ。意外にもエンタメ。テンポ・リズム感が最高》

【演出カッコ良すぎ】
2回目の鑑賞。初鑑賞時、予想外にスタイリッシュなカメラワークや画質など演出がカッコ良くて驚いた事を思い出し
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.1

《孤独・異文化の体感表現》

【ロスト】
異文化の中での迷子。
自分の人生にて迷子。
2つの孤独感がよく表現されていた。

ボブとシャーロットが親密になっていく過程がドキュメンタリーっぽく、余計なセリ
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

パート1、2は好きだが、このパート3は前に一度途中で鑑賞を挫折したっきり。今回久しぶりに、そして初めて最後まで見たが、今作の本当の良さを知るまではあと2回ぐらい見ないと分からなそう…。

特にこのシリ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.3

《スターウォーズ:カーンの攻撃》

【好きだったところ】
・穴が好きなジェリー星人
・巨大化した飲み物のタコ
・ターキーに手をつっこむような操縦
・柑橘系が欲しくなる巨大化後
・ミッシェル・ファイファ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

《リーダーとは…》

【また、キャパが試される】
前作同様、何回見ても細かな内容は忘れてる。今回は更に人物関係を頭に入れるのが本当に大変。サラッとメンションされた人物や背景がキーになってたり…。短期記
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.5

《無償のエゴ。素晴らしいテーマと(個人的)邦画史に残るほどの名演技》

【人間ドラマ】
ゲイたちのリアルを見せてくれる前半。「エゴ」「愛」の定義にせまる後半。
"BLモノ"として消費される作品では無く
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

《映画史に残るエンディング》

【何度も鑑賞する理由】
毎度、中盤のストーリー忘れてる 笑。登場人物の多さ、動きの複雑さがネックですぐ忘れてしまう。ただ、そこにこそ今作の魅力があるのも事実。覚えていな
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.9

《面白いツイストと伝わりやすいメタファーが魅力的》

【不人気に反して】
自分は楽しかった。良い作品だと思う。「ポリコレ祭り」とか「現代テーマを盛り込みすぎたWokeな作品」という感想も多く目にするが
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タイタニック 3D(2012年製作の映画)

5.0

《3Dもいいよ、4Kじゃ無いけど》

【聞いてください】
地元のTOHOシネマズが2館とも2023年2月公開の「タイタニック25周年4K3D」を上映してくれないんです。だから、悔しくて3D版のブルーレ
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