papandaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

4.1

難病ものでファミリーものの感動作。しかもこれが実話なのだからすごい。こんなに強い愛情で結束した家族が実際にいるということ。とにかくポジティブですぐに判断して決定して実行する。心臓に病を抱える娘のため、>>続きを読む

九十歳。何がめでたい(2024年製作の映画)

4.0

90歳で頭も足腰もしっかりしていて、言いたいことはきっぱり言う。それでいて嫌みがない。お金の心配も介護の心配もない。とても理想的な老後だなと思った。映画もすっきりさっぱりした作りで楽しく見られた。草笛>>続きを読む

違国日記(2023年製作の映画)

3.8

なんかあまりよくはわからなかったけど、女性同士の心の細やかな揺らぎが映像としてきれいに描かれているのかなと思った。槙生にとっての姉と、朝にとっての母と、同じ人物でも見せる顔は違う。それは接する相手にも>>続きを読む

ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命(2023年製作の映画)

4.2

こういう実話を元にした映画を観ると、世の中にたいして何も貢献していない自分がもどかしくなる。もしあの場にいたら、僕はどうしていただろうか。見て見ぬふりをするか周囲に同調して何もしないだろうな。気持ちは>>続きを読む

朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.8

一応見終わったけど、なんかまだ裏がありそうでスッキリしない。巨大な組織には組織を守るための闇に隠れた集団があるというが、タイトルの「朽ちないサクラ」とはそういう意味だったのかと納得した。話は新興宗教と>>続きを読む

WILL(2024年製作の映画)

4.2

他の生物の生命を奪ってそれを食べることで自分の生命を長らえる。あの騒動で東出さんがすがったのは、そういう原始的なあり方だったのかもしれない。奪ったからにはその生命を最後までいただくのが自然への礼儀か。>>続きを読む

小早川家の秋(1961年製作の映画)

4.1

久しぶりに観た。短い台詞の繰り返しやカメラをまっ直ぐに見て話すバストショットの切り返しなど、小津監督の独自のリズムはやっぱり小津調。司葉子さんの縁談と原節子さんの再婚話をめぐるいつものドラマではあるけ>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.0

久しぶりに観た。三谷幸喜さんの傑作戯曲の初映画化作品、実に面白い。白か黒かとパッと決められない日本人のグズグズ感、「こんな人身近にいるよなぁ」という感じでニヤニヤ笑いながら観てしまう。加えて事件の真相>>続きを読む

情事(1960年製作の映画)

-

この映画、なんか僕には合わなかった。愛の不毛を描いているらしいが、ピンと来なかった。ハリウッドの映画文法を大きく越えた描き方なのだそうだが、モヤモヤした終わり方、わかりづらい結末はそれはそれで面白いと>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

3.9

三谷幸喜さんの傑作舞台の映画化で、舞台版は昨年も24年前も観ている。もちろんこの映画も。映画版の目玉は何といっても主演の二人、それと映画ならではの映像。どちらも楽しめた。取調室の外の様子やアップで表情>>続きを読む

アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

3.7

「老けたイモになりたくなかった」という台詞を聞いて、ある映画の予告編で「いいじいさんなんかつまらない、面白いじいさんになりなさい」と言っていたのを思い出した。ヤボったいものをアメリカでもpotatoと>>続きを読む

ハロルド・フライのまさかの旅立ち(2023年製作の映画)

3.8

危篤の恩人を800㎞も歩いて会いに行くというのでハートウォーミングな話かと思ったら結構シリアスだった。息子との親子関係や夫婦関係、悔いることばかり。重篤の病人に歩いて会いに行ってハートを届けたからとい>>続きを読む

かくしごと(2024年製作の映画)

4.0

はじめの久江の言い分があまりにも身勝手。千沙子の行動もやっぱり身勝手で、でも過去のある事から溢れ出る思いがそうさせてしまったのだろう。打算が一切なく愛情と義務感からの行動なのがわかる。みんなそれぞれ隠>>続きを読む

風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

3.8

「福田村事件」でも触れられていた思想家たちの虐殺事件。警察や権力側が意図的組織的に自分達の邪魔になる者や楯突く者を虐殺処分した事件。最後に出てくる甘粕大尉は「ラストエンペラー」の坂本龍一さんになるのか>>続きを読む

あんのこと(2023年製作の映画)

4.2

見終わって胸が苦しい。実際にあったことを元にしているそうだが、ああなる前に、いや、もっとずっと前の小学生の時にあんをあの母親から引き離して保護して安全に暮らせるようにはできなかっただろうか。最初のカッ>>続きを読む

明日を綴る写真館(2024年製作の映画)

3.7

平泉成さんの主演映画ということで観た。心暖まるいい映画だった。はじめ固くて無表情だった太一が鮫島さんと出会い周囲の人たちと関わっていくことで笑顔溢れていく。それ自体はいい話だった。はじめの方の佐藤浩市>>続きを読む

その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

4.3

救命救急の先生方には感謝しかない。その中でも年間で一万件の救急車を受け入れ、年齢も病気や怪我もホームレスとかの社会的状況も関係なく、他の病院で受け入れてもらえなかった患者も受け入れてくれる最後の砦とな>>続きを読む

三日月とネコ(2024年製作の映画)

4.0

以前観た「かもめ食堂」に連なる映画。小林聡美さんが出演しているからそう感じたのかな。おいしい食べ物と性別や年齢を越えた人との繋がりをゆったりとした時間の中で描いている。思ったほどネコが前面に出てこない>>続きを読む

告白 コンフェッション(2024年製作の映画)

3.5

前半がじわじわと来る心理戦、後半は一気にアクション戦、そしてラストは… ってことでなかなか面白かった。疑心暗鬼の前では友情も信頼もすっ飛んじゃうもんですね。ヤン・イクチュンさんのゾンビみたいな狂気の演>>続きを読む

からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.9

 ドラマ版の流れで観た。台詞の言い方やアクションのしかた等上手く繋げてあって違和感なく観られた。西片のドギマギジタバタドキドキ超鈍感で純粋なところ、高木さんのちょっかい出してはいつも一緒にいたがるとこ>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

真っ暗な中でなんとも形容しがたい音楽が我慢の限界近くまで流れる幕開け、ところがその後は田舎のきれいな川原で家族ピクニック。この家族の様子を淡々と写すのみ。金持ちの長閑な田舎の生活。でも塀の向こうから絶>>続きを読む

カムイのうた(2023年製作の映画)

3.9

「土人」という言葉、確かに昔は目にしたし耳にしたな。その言葉を使っての差別意識は考えなかったけど。この言葉自体は「その土地の人」くらいの意味なんだろうけど、言葉に差別の気持ちを込めて使うことが問題。前>>続きを読む

未来少年コナン TVアニメ版(1978年製作の映画)

4.2

何回も見ている大好きなアニメだけど、大きなスクリーンで観るのは初めて。やっぱ迫力が違う。以前BSで再放送されたときはハイビジョンサイズになっていたが、今回はオリジナルのスタンダードサイズだった。今回は>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ(2024年製作の映画)

4.3

「子どもが食ってる途中でしょうが‼️」まさかこの台詞が来るとは思わなかった。給食最高! 給食愛に溢れまくってる。甘利田先生と粒來くんの給食バトル最高! でもふたりは敵ではなくて給食を愛する同士、友達と>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

4.2

観ていて辛い、しんどい映画だった。子供が失踪した家族の辛さ、自分を責める気持ち、報道に携わる人の信念と良心とテレビ局という会社の利益追求。なにより取り巻く私たち一般人の興味本位で無責任な書き込みや噂話>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.6

この作品、はっきりしたストーリーもなく何かを訴えるでもない。観る人の感性が問われる作品だと思った。残念ながら僕にはその感性が乏しく、何をどう感じたらいいのか正直戸惑ったまま終わってしまった。スタンダー>>続きを読む

湖の女たち(2023年製作の映画)

3.2

なんか胸くその悪くなる映画だった。出てくる刑事たちはほんとクズばっかだし、マトモな精神状態の人はほとんど出てこないし。俳優の演技力は素晴らしいのだけど、おかげでその俳優たちが嫌いになりそう。介護施設の>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.3

最近この映画のもとになる落語「柳田格之進」を、さん喬師匠と一之輔師匠とで聞く機会があった。印象が真逆と言っていいほど違うのに驚いた。この噺本来のビターエンドと現代的にアレンジしたハッピーエンド。ある人>>続きを読む

カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

4.1

人生を生き生きと生きていらっしゃる。やりたいことをやり、見たいことを見、味わいたいことを味わう。そういう境地に達するまでにどんなことを踏まえてきたのだろう。文を書くということ、ものを作るということは積>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

冒頭の空を見上げて森の中を移動するかなり長いワンショットシーンから、音楽も含めて不穏な感じがする。薪割りのシーンはかなり遠くからこれもかなり長いワンショットで、人に近づかないのは人間への感情移入を拒ん>>続きを読む

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.8

けっこう面白かった。俳優さんたちが生き生きしてた。今を精一杯楽しもうとするのはよく言われるけど、あの病気を抱えている人には切実なことなんだな。僕はあんなにひたむきに人を愛したことも、まして誰かに愛され>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.3

こんなに面白いとは思ってなかった。冒頭の急峻な山岳地帯から次第に麓へ降りてくる映像の美しいこと! 色彩に溢れ歌や踊りも楽しく、何より人の善意や信頼に満ちているのがいい。インドとパキスタンの間には歴史的>>続きを読む

吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)

3.8

イギリスのハマーフィルム製作の名作を久しぶりに見た。ホラー映画だけど、これはストーリーや演出で見せる作品。今見るとストーリーが非常にコンパクトにまとめられていて、展開もスピーディー。終始伯爵の出方とそ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

平山さんって自分のやりたいことをやり、見たいものを見、聴きたいものを聴き、無欲で質素だけどかなり豊かな生き方してるな。木漏れ日、公園の一隅に咲く小さな花、鳥の声。無欲に自然と語らい会うような感じは理想>>続きを読む

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.8

高校演劇作品の映画化ということで、「アルプススタンドのはしの方」を意識してしまうが、本作品は女子高生と女性教師だけの登場人物なので女性のリアルな考えが写し出されている。ココロが水泳の授業で体験したこと>>続きを読む

マイ・スイート・ハニー(2022年製作の映画)

4.7

初恋っていいものだが、45歳のおじさんの初恋とは意表を突かれた。このおっさんが世間知らずで純情でお人好しで無垢で、この恋の顛末をつい応援したくなる。一方の女性は前向きで明るくてちょっと勝ち気なシングル>>続きを読む