ありんこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

世界的ミステリー作家の謎の自殺。金を集るだけの親族。献身的な看護師。聴取する刑事たちの背後でピアノの鍵盤をポーンと鳴らす奇妙な男。いかにもクリスティー的ミステリーが始まるぞと思わせて、早々に作家の死の>>続きを読む

湯殿山麓呪い村(1984年製作の映画)

3.0

180年前に無理やり即身仏にされた僧の怨霊か。幽海上人の即身仏を発掘したい滝は恋人慶子の父剛造に資金を願い出るが、不気味なミイラの手が送られてきた直後、剛造が殺されて……

てっきり湯殿村が舞台になる
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殺人漫画(2013年製作の映画)

3.3

ひさびさの韓国ホラー。心霊+人怖を融合したストーリーはさすがだなと思う。一方で都合の悪い部分は全部霊のせいで誤魔化してる気がなきにしもあらず。ヒロインのイ・シヨンがトリンドル玲奈に似てるな〜と思ったら>>続きを読む

双頭の殺人鬼(1959年製作の映画)

2.5

タイトル通りもう一つ頭がある凶暴なモンスターと成り果てたアメリカ人記者が日本で大暴れ(?)する映画。
『ゴーストin京都』みたいに笑えてツッコミどころ満載なホラーを期待してたけど、違う意味で裏切られた
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暴行列車(1975年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

聞いてた通りの胸クソ映画(褒めてます)。クリスマス休暇に実家へ帰る女子二人が列車の中でならず者たちに捕まり、暴行された挙句、列車から飛び降りて死んだり、遺体を窓から投げ捨てられたりと悲惨な最期を遂げる>>続きを読む

The Bloodstained Shadow(英題)(1978年製作の映画)

4.0

アルジェント愛あふれるアントニオ・ビド監督。たしかに随所にアルジェント作品を彷彿とさせる場面がある(音楽もゴブリンっぽい)。しかもヒロインは『サスペリア』のステファニア・カッシーニ。日本語訳で見直して>>続きを読む

地獄へつゞく部屋(1959年製作の映画)

2.5

リメイクの『TATARI』も見た気がするけど、内容思い出せない(笑)。
7人の男女が殺されたとされる屋敷で一晩を過ごすことが出来たら1万ドルやるよと言うローレンス夫妻の企画に乗って集まった5人の男女。
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ウルフクリーク 猟奇殺人谷(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

以前から見たかった作品……ではあったんだけど、ギアが上がるまでだいぶかかる。オーストラリアで実際にあった誘拐監禁事件を元にしているからだろうけど、中盤まで男女三人のロードムービーをつらつらと見せられる>>続きを読む

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

3.5

「映司」「アンク、ひさしぶり💕」「なぜ死んだ?」泣くアンクに萌え萌え(すみません)。賛否両論あるみたいだけど、この場面見れただけでよかった。
もともと本編のラストで映司はアンクを元に戻すべく旅してたと
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アレックス・ライダー(2006年製作の映画)

2.5

先にドラマの方を見てなければ、もう少し評価高かったかもしれないけど、こうして見ると荒唐無稽に思えたドラマは現実に即した出来になってたんだなぁと。
原作はYAらしいから、この終始マンガみたいな展開の映画
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

3.8

な、長っ!でも、良かった。映像美、友情、恋愛、イルカ。
どこか遠くを見ている男って魅力的だけど、好きになると辛い。ジョアナがジャックをなんとか現実に引き留めてたのに、エンゾの死が切り離してしまった。妊
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裏窓(1954年製作の映画)

2.5

超有名過ぎてなにげに見てなかった作品。そしてこの作品を楽しめなかった自分が恥ずかしいと思いつつも……つまらなかったものはつまらなかったんだもん!
ひたすらグレース・ケリーのファッションショーを見ている
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

クリスティには特に思い入れはないし、著作も二冊しか読んだことないけど、金田一と通じるものがあるかなって。金持ちの虚飾、暴かれる過去、愛憎。ミステリーの犯人当ては苦手だけど、これは当てられた(笑)。
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

ポリコレとかの問題でいろいろ言われていたし、アリエルにも最初は違和感あったけど、美しい歌声と生き生きした表情にどうでもよくなる。特に人魚と人間が一堂に会するラストシーンを見たら、ゴチャゴチャ言ってごめ>>続きを読む

べネシアフレニア(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと肩透かしというか、普通のスラッシャーだった。70年代ジャッロ風のOPを見て期待値高くし過ぎたのかもしれない。

スペイン人観光客5人がベネチアで道化師殺人鬼に襲われる。そもそも当地では観光客に
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

人気料理人の特別料理を食べるため、孤島のレストランに招待された客たちがとんでもない目に遭う話。

うん、うん、わかってるよ〜。エリンの『特別料理』とか『注文の多い料理店』のパターンでしょ。なんて思って
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ホーンテッドマンション(2003年製作の映画)

3.5

ジム(山寺宏一)、マダム・リオッタ(木の実ナナ)の吹き替え版。エディ・マーフィのマシンガントークを再現出来る、さすがの山ちゃん。

不動産屋のエヴァース夫妻と子供たちが家を売りたいというグレイシーの屋
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.5

短いし、すごくわかりやすいサスペンス映画。生まれつきの様々な疾患で車椅子生活のクロエが大学進学を機に母親ダイアンに不信を抱き、新たに与えられた薬を調べたことで恐ろしい真相に辿り着く。
正直言うと最初の
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.8

劇場で見たときも涙して、なんだかんだTVでやってると見てしまう作品。
こんなお伽話みたいなこと現実ではなかなかないよなとは思うけど、サムとルーシーの絆には無条件で泣けてしまう。親子って何だろうなと考え
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ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)

2.5

この監督さんの作品、嫌いな方ではないと思うんだけど……これはダメだった。まあ、そもそも『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』も何が怖いのか全くわからなかったし。POVの映画も苦手だし。画面を直視したら確実>>続きを読む

スーパーマン ディレクターズ・カット版(1978年製作の映画)

3.0

子供の頃見たかな~というぼんやり観賞からの二回目。こういう話だったのね~。なにげに出演豪華だった。ロイスさん、マーゴット・キダーだったとは。ひたすら悲鳴要員だったけど。まあ、こういうヒーローものの相手>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.0

長かったわりには……微妙だった。いや、バットマンが現実にいるとしたら、こんな感じなのかなというリアルな作りではあるが。私が見たのはティム・バートンから始まるコスプレ感あふれるド派手な初期4作品なので、>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.5

妻の遺体が安置所から消えてビックリの旦那アレックスが主人公。警察には疑われるわ、愛人のカルラはいなくなるわ……妻が生き返り、自分に復讐しにきているのか。

たしかに面白かった。ツイストに次ぐツイスト。
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.5

中盤で展開がガラリと変わるやつ。「陰キャの逆襲か!ヤバい、イイぞ」と思いきや、そういう目的か〜。ネタバレしてしまうと面白くないやつ(でもジャンルがアクションになってるね)。
武器持ってるくせに、ほぼ肉
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

5.0

ツッコミどころ満載なんだけど、ハリウッドエンタメ映画の基本みたいな脚本だと思う。誰がなんと言おうと、私はこの映画を何度でも見れる(笑)。シュワちゃんの映画ではこれが一番好き。

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.0

前三作も含めこういう冒険ファンタジーは基本的に好きだが、ただ、今回は不思議な生命の泉以外特に見所はなく、そこは残念(しかも聖杯使うからインディ・ジョーンズとほぼ似たような展開)。ジャックとアンジェリカ>>続きを読む

オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)

3.5

ティムとケイリーの姉弟が、両親殺害の原因となった呪われた鏡と11年ぶりに対峙する話。
対決過程を録画し、いざ自分たちに何かあったら自動的に鏡が破壊されるよう仕掛けまで用意する念の入りよう。ただ、鏡の力
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整形水(2020年製作の映画)

3.5

やべ~、イカれてる(褒め言葉)。
タイトル通り整形できる化粧水で人生が一変するヒロインの話なんだけど、中盤から予想もつかない展開を見せていく。
見た目至上主義の韓国怖っわ(偏見)!枕営業とか韓国芸能界
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貞子(2019年製作の映画)

1.5

家事の片手間に見たから失礼な感想かもしれないけど、全く怖くなかった。
山村シズコが自殺する前に貞子を海の祠に捨てた話を例の呪いのビデオの場面に上手く当てはめてはいるけど……何だろう、演出かな。役者さん
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ファブリック(2018年製作の映画)

3.5

気持ち悪いのに、なんか癖になって見続けてしまった作品。残酷な場面は全くなく、ホラーと言えるのかとも思うが、全編通して異様な不快感がたしかにある。
百貨店の婦人服店の冬のセール。そこで赤いドレスを買った
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The Lady in Red Kills Seven Times(英題)(1972年製作の映画)

5.0

アイコンにしたくらいお気に入りのジャッロ。ブルーノ・ニコライの印象的なスコア、赤いマントの殺人鬼、しっかり練られた話……とよく出来てるのに日本版DVD無いのが不思議。YouTubeで見たのでイタリア語>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.5

幼い姉妹が語る”MAMA”とは誰なのか。もともとネットで公開されてた短編をギレルモ・デル・トロ監督が気に入って製作総指揮として長編化したものらしい。監督は短編を作ったアンディ・ムスキエティ。

投資
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バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所(2012年製作の映画)

3.5

残酷シーンが一切ないのでホラー映画と言えるのか疑問だが、なぜか精神的にジワジワくる作品。70年代イタリアンホラーが好きな人は別の意味でグッとくるかも(舞台裏が描かれているので)。
主人公のギルデロイ
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死霊館(2013年製作の映画)

3.5

実話を基にした、幽霊屋敷モノ。アメリカでは非常に有名な超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が「最も恐ろしい事例」として封印してきた事件。

1971年、ペロン一家は中古の一軒屋に越してくる。
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フィンランド式残酷ショッピング・ツアー(2012年製作の映画)

2.5

ロシアのホラーってどんなん?と興味本位で見始めれば、舞台はフィンランドだし、苦手なPOVだしで……短い(70分)のが救い。
全編、主人公スタース少年が新しく買ってもらったスマホで撮っている画面で進むP
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恐怖ノ黒電話(2011年製作の映画)

4.5

メアリーは暴力的な夫と離婚調停中。古びたアパートにワンコと越してくる。アパートに据付の古い黒電話がジリジリジリと鳴って出てみると「ボビーはいないの? あなた誰?」。間違いですよと何度も言ってるのに頻繁>>続きを読む