ikumuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ア・クリスマス・ストーリー(1983年製作の映画)

3.4

【この中西部の片隅で】
この一年半くらい自分的大ヒットだった劇場映画は大体一緒に観てる友達が、
アメリカを離れる前に最後に会った時、クリスマス映画といえば!と激推ししていた映画。
「古き良きアメリカを
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

【反復とredemption】
オスカー「予告編がなんの意味も無さない」部門本命の本作。
https://youtu.be/ckXd1ABqPZo
とりあえずA24だしLuceで気になってたケルビンハ
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ハートストーン(2016年製作の映画)

3.6

【白夜のもつれ】
アイスランドの漁村を舞台に、思春期の親友男子二人を主人公にした映画。
日米ともアマプラに入ってるっぽいです。

チビでまだ体型も子供なソールと、ノッポでブロンド、美形なクリスチャン。
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パパのお弁当は世界一(2017年製作の映画)

3.4

妻と離婚して高校生の娘に毎日弁当を作ると決意した父。
はじめは茶色いししょっぱいし。。
そんな父がお弁当作りに奮闘しながら、娘も成長していきます。

自分も異国で一人暮らし始めた頃、料理してるだけでド
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モア・ザン・ア・ゲーム(2008年製作の映画)

3.7

【バスケットはお好きですか?】
NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズとその幼なじみたちの、高校時代までの道のりをおさめたドキュメンタリー。
https://youtu.be/wck6bkGQz
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.9

【だれがその人の隣人となったか】
去年出たドキュメンタリー、Won't You Be My Neighbor?
の主役でもあった国民的子供向け番組"Mr. Rogers' Neighborhood"の
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.5

【子はかすがいというけれど】
ノア・バームバック監督が、自分の離婚経験をもとに、
スカヨハとアダムドライバー主演で家族ドラマを。
どうでもいいけど観客が男お一人様ばかりで笑った(アタシ含む)

自分の
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シーズン・イン・フランス(2017年製作の映画)

3.5

感謝祭の日になにかヒューマンなドラマが見たいな、と思い、Amazonで評価平均5.0だった本作を。
思いの外厳しい話であった。
監督はチャド人として初の監督としてカンヌの受賞経験もあるらしい。

主人
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.4

【Wade in the water, wade in the water, children. Wade in the water, God's gonna trouble the water】
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

3.8

【発声上映会。。やったら大変なことに!?】
3年前にアメリカの、いつもの映画館で。
隣には白人の、カウボーイハット似合いそうなおじさん。
タイトルロール流れてもお喋りやめない女子大生に「シーッ」と注意
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

【熱狂の耐えられない軽さ】
舞台は戦時下のドイツ、主人公は立派なヒトラーユーゲントになりたい10歳の無垢な少年、ジョジョ。
彼には空想上の親友がいて、それはヒトラー。
ユーゲントキャンプでうまくいかな
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

【メリトクラシーとは窃盗である】
これまた事前情報なしで臨んだ方が良さげな映画だったので、なるべくシャットアウトして行きました。
中身に触れてそうなレビューも斜め読みで・・・(笑)
フィルマークスやっ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.7

【アルモドバルの「見出された時」、てか母ちゃんがペネロペクルスってマジすか?】

去年アルモドバル作のJulietaをみて、うーん、なんかやりたいことは分かるけど淡々としすぎててちょっとガッカリ、
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.9

【ブレスリンは反抗期】
これは予習しといて正解だったー!
Rotten Tomatoesで批評家スコア微妙、オーディエンススコアかなり良い感じだけど、
個人的にこれは割といいサイン。
こういう映画あっ
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.8

【フロリダの州都?マイアミじゃないの?それともディズニーのあるオーランド?】
グロやホラー嫌いなアタクシでも見られるB級コメディゾンビ映画。
10年くらい前に見たんだけど、今回続編が出たから予習しよう
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

【サイコえぇ。。】
基本的にビビリなのでヒッチコックといえどなかなか手の出なかった本作。
地元の映画館で毎年恒例のヒッチコックドーバーもそろそろ終わっちゃうし。。
というわけで、勇気を振り絞って見てき
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愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

4.0

いやー、これは4歳の女のコさんもおっしゃる通り、
予備知識ナシで!
ご覧になることをオヌヌメしますわー。
できれば他のレビューも見ずに。
(レンタルのアマゾンプライムのリンク先、全然違う映画になってま
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ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.5

【おらが名はドールマイト、アメリカの吉幾三、たんげおもしえ映画さ作るだ】

エディ・マーフィー近年でのベスト・アクト、と聞き見に行ってみた。
やはり黒人英語はなかなか聞き取りづらい。
もっと英語力があ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.0

【45億キロ(0.00047光年)の孤独にブラピとハクション】
宇宙を舞台にした大スペクタクルを期待していくと肩透かしをくらう、
と聞いていたので期待値をかなり下げて行ったのだけど、かなり好きだった。
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

3.3

【ベルエポックのお伽話】
(映画館から出る時、珍しくイカツイ警官が待機してたんだけど、
ジョーカー対策かな。。(笑))

20世紀初頭、ベルエポックのパリ。
白人とニューカレドニアのカナック人を両親に
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アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.7

【働く者へのエンパシー】
オバマ夫妻の制作会社による第一弾
ネットフリックス作品ということでスクリーンではなかなか見られないのだが、
監督もトークショーに登場しての上映会があるというので行ってきた。
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.6

【あぶく銭で回る世界に復讐する女たち】
(ひと月ほどぎうぎうで映画館にも行けず、
フィルマークスばかり眺めてみな様のレビューを楽しみつつクリップしまくっていた。。
フィルマークスがあってよかった(笑)
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.5

A24からまた一つ、佳作が。
今度の主人公は幼い頃中国からアメリカへ両親とともに渡ったビリー。
演じるのはCrazy Rich Asiansで主人公の親友役として強烈な印象を残した、
オークワフィナ(
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.8

【オバマは非行少年の夢を見るか】
なかなか感想のまとまらない映画を見てしまった。
そもそも結末が意図的に曖昧に作られているので仕方ないのだが。

主人公ルースは黒人でエリトリアからの難民、リベラルで優
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.4

【(ドローンのボタン)押すなよ、押すなよ。。?のズッコケ三人組】
小学六年生(正確にはアメリカだとミドルスクールの一年目)の冴えない仲良し三人組が、
イケてる同級生から初キスパーティーに呼ばれたためキ
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

【夏の終わりの陽射しとジュブナイル あと、<エンダナイッ>】
言わずと知れた名作を、今更ながら初鑑賞。
去年、四人になったももクロの新曲「Re:Story」のPVが、スタンドバイミーオマージュになって
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A Lifetime Treasure(英題)(2019年製作の映画)

2.7

滑り過ぎててシュールなのがかえって味わい深い。
https://youtu.be/rUF5UNCQ8hE

飛行機の中では、騒音のせいで日本語の映画すら字幕なしでは見づらいというのも個人的にはあり、
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Ulysse & Mona(原題)(2018年製作の映画)

3.0

え、エリック・カントナ?サッカーの?俳優やってたっけ。。?
と思ったのだが、クリクリのいた夏を始めキャリアは長い模様。
覚えてない。。クリクリ好きだったからもう一度見よう。

それはそれとして、テーマ
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

レバノンは人口400万の中東の小国、
近代においてはフランスの植民地化(委任統治)、内戦、シリアによる占領など、
国際政治や紛争に翻弄されてきた国である。
現在は、内政という点では比較的安定してるとい
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

【なんだその目つき、ちょ待てよ】

現場に残された数字から、連続殺人事件の次の舞台が都内の高級ホテル、ホテル・コルテシア東京であると判断、
警官たちをホテル職員として紛れ込ませ潜入捜査を敢行する警視庁
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小三治(2009年製作の映画)

4.1

【お茶目な求道者・落語界のイチロー、小三治師を愛でよ】

非常に地味な、基本的には落語ファン向けのドキュメンタリーなのだが、
僕の友人はなぜかこれをみて小三治師匠、そして落語にハマった。
それ以来気に
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ナチュラル(1984年製作の映画)

3.4

【アメリカン・ドリームとしてのベースボール】
MLBチームがない街にいるせいか、アメリカにいても野球人気をあまり実感できない。
むしろアメフトの方が日本での野球に近い感覚がある
(オヤジが息子にやらせ
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アイル・ビー・ゼア(2003年製作の映画)

3.1

ええか、じっちゃんの話をよおく聞け。
お前の本当の父親はな・・・
往年のロックスター、ポール・カーなんや!!(エセ関西弁)

と、いう感じで、自分の父親の存在を16歳にして初めて知った、
歌手志望の天
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バード(1988年製作の映画)

3.5

夏にだけ行っていたお気に入りのジャズ喫茶で、
マスターの奥さんさんが2年くらい前に、なんの脈絡もなく、貸してくれた。

イーストウッドによる、ビバップの創始者、
チャーリー・パーカー(愛称バード)が主
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.2

【山田うどん食べたい】
みなさんご存知、「ダサい玉」の自虐満載なご当地ムービー。
アタクシ、母が大宮出身なもんで愛着はつよいんだけど、
住んでたわけじゃないから自虐するとこまでは行かず、
むしろ、いや
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

【ブレードランナー監督のシン・仁義なき戦い】

松田優作の遺作として名画の誉れ高いというのと、アメリカのアマゾンプライムであと数日しか無料じゃない、というのを知り、
急いで鑑賞。

離婚後の養育費など
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