わかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

鬼太郎の映画をこの歳になってみることになるとは思わなかった。
結構ジワジワと話題になってたので観てみたのだけど、新しさの中に古さが詰まってるような作品だった。

ちょっと内容は、金田一耕助っぽさがあり
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ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.8

これが35年前の作品だなんて、信じられないと思ってたけど、1987年の作品って聞くと納得がいく不思議。

この頃のVFXとか特殊メイクは小さい頃めちゃくちゃ観ていたから、最近の映画よりも観ていて馴染む
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市子(2023年製作の映画)

3.9

結婚を申し込んだ翌日、突如として姿を消してしまった市子。
探せば探すほど、わかるのは彼女の行方では無く、彼女の過去のこと。

確かにそこに存在する、でも存在していない女性を探す物語。

市子という人生
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.8

サイコパスが狩る側じゃなくて、狩られる側なのって珍しいなと思った。

どの登場人物も軒並み怪しいこともあって、上手いこと真犯人がカモフラージュされてて、最終的にそういえばまだコイツが居たわってなった。
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女優は泣かない(2023年製作の映画)

4.5

途中までめちゃくちゃ笑いながら観てたのに、いつの間にか泣いて観てた。
その感情のグラデーションが観てる人も気づかないくらい自然にシフトしていく物語の展開が素晴らしかった。

ある崖っぷち女優のドキュメ
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

世界史の教科書だと多分1ページも載ってなかったんじゃないかなと思う。
でも、あの有名な絵画とともに広まった、フランスの英雄というイメージ。

正直、観る前と観たあとでかなり印象が変わった。

戦の才能
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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

4.1

カーテンレールが壊れる。
直さないととは思いつつ結局そのままにしてしまう。

常にそのことが胸にありながら、放置して心のすみっこの方でいつの間にかささくれになっているようなことって誰しもあるんじゃない
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.8

エレン・バースティンって前作の人だったのか、観たの昔過ぎて気づかなかった。
すべて知った後に思い返すと、怖さ以上にエモさが勝る作品だったなと。

降霊術によって悪魔に取り憑かれた少女二人。
立ち向かう
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マイマザーズアイズ(2023年製作の映画)

3.8

母の愛と娘の狂気で紡ぐ新感覚ホラー。

母親は失明、娘は母親の起こした事故により全身麻痺。
母は怪しげなネット記事で見つけたカメラ付きコンタクトレンズで視力を取り戻すものの、娘は絶望のあまり死にたくな
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.2

面白かった!

冒頭から墜落フラグ立ちまくりで、絶対そうなるだろうなと分かりながらも、実際その時を迎えてもなおちゃんとハラハラする序盤。

そして、不時着後は救助を呼ぶために奔走する主人公の探索&アク
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(2023年製作の映画)

4.0

学校で習ったり、他の歴史もので知った登場人物たちとはまた違った描写で、史実に基づいてるのか監督の解釈なのか分からないけど、とにかくこれまで観たことのない本能寺の変だった。

作品全体というより、ある特
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.0

前作のプロットはそのままに、舞台を関西へ移した第二弾。
新しさこそ無いけれど、軸がブレないからこそ安定した面白さがあった。

ところ変わればご当地ネタも変わる訳で、この万能な設定こそ最大の武器だなと思
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コーポ・ア・コーポ(2023年製作の映画)

3.5

あるアパートで貧乏生活を送る住人たち。
今時珍しい、めぞん一刻のような住人同士の横のつながり。

そんなアットホームな雰囲気ではありながら、それぞれが抱える色々な事情があって。。

住人同士の関わりは
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.9

小学生の頃とかにテレビで観たやつを配信で観ると、実は結構長い映画だったりしてびっくりする。

何回観ても入れ替わり後の配役のほうがしっくり来てしまうくらい、トラボルタの悪役イメージがこびりついてる。
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大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン(1966年製作の映画)

3.2

ニューギニアに行くシーンがあるんだけど、原住民がガッツリ日本人、そして謎のハワイ風ダンスでお出迎え。
スパリゾートハワイアンズに行ったのかな?

とはいえ、ゴジラのインファント島の原住民も昔こんな感じ
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OUT(2023年製作の映画)

3.9

若手の人気俳優とかアイドルとかをキャスティングした王道ヤンキーものって言うベタな感じかなぁと思ってたけど、どっこいアクションシーンのクオリティが高くて思いの外楽しめた。

顔面スタンプとか容赦なくやる
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ファンファーレ(2023年製作の映画)

3.8

同じグループで活動していた同期のアイドル。
卒業メンバーがセカンドキャリアとして選んだ仕事で、かつての同期の最後の花道を飾る。

現役メンバーと卒業メンバーの共演、ファンからしたらこれ程胸熱でエモい瞬
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ガールズドライブ(2023年製作の映画)

3.5

観てる途中でスクリーンが全体的に赤みがかって、なんか不思議な演出するなぁと思ってたら急に上映が止まった。

結局不具合だったんだけど、居た人誰一人気にしてる様子もなく普通に10分くらい鑑賞しててめちゃ
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

自分は地球に留学に来ている。
心のなかに渦巻く違和感を、こうも簡潔に明確な言葉で示してくれることに感動した。

この映画の中で語られること、起こることを自分の中でどう捉えるか。
その捉え方次第で自分の
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駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

4.5

お仕事シリーズの新作、楽しみにしてました!

今回はウィスキーの蒸留所が舞台ということで、お酒飲めない身としては余計に馴染みが無くて、楽しめるかな?ってのが観る前の率直な気持ちだった。

でも、いざ観
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

あれ、こんなことあったっけ?
この方どなたでしたっけ?
どうしてこうなってるんだっけ?

という展開の連続で、ドラマを観てない自分にはちょっとついて行けなかった。
色んなことが皆さんご存知の通りってい
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.9

冒頭の主人公(安希子)の姿を観ていて、ふと我に返る瞬間が何度もあった。

見えない焦燥感で自分一人でいつの間にか空回ってる。
本当にやらないといけないことの他に、自分で決めたやらないといけないことやや
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ナックルガール(2023年製作の映画)

3.7

闇の組織に攫われた妹を取り返すため、メリケンサックを手に地下格闘技へ乗り込む主人公の欄。

特に凄いと思ったのは三吉彩花の体とトレーニングのシーン。
ガチ過ぎてシンプルにビックリした。

メリケンがな
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.9

ある殺人事件を利用した、ある貧乏女優の成り上がりストーリー。

全編通して三谷幸喜の作品みたいなコメディタッチな会話劇が面白い。

何より殺人のトリックを考える推理ものの作品と思いきや、殺人を利用して
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理想郷(2022年製作の映画)

4.1

理想郷、主人公側からしたら田舎への勝手な期待みたいな部分が大きく、元々住んでいた人たちにとっては居心地が良い場所。
それぞれの理想がぶつかった結果、双方に悲劇が訪れる。

田舎で育ったからこそ感じる閉
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恐解釈 花咲か爺さん(2023年製作の映画)

2.8

直接的なグロいシーンはそんなに無いけど、観ていて不快に感じるシーンが多かった。

花咲か爺さんに新しい解釈を加え現代版にしたという本作。
昔の話の花咲か爺さんの教訓はまったく感じなくて、原作のハイライ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

ゴジラの顔とストーリーが平成初期のシリーズっぽくてめちゃくちゃ好きだった。

戦後の混乱期に現れた、未曾有の厄災ゴジラ。
そんな中でゴジラに立ち向かう人たちの命がけの戦い。

印象的だったのは、ゴジラ
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.4

一応世代的にリアタイしてたから観に行ってみた。
パイルドラモンのマネとかしてたな。。

入場特典がデジモンカードのデッキまるごとだったけどこれは採算大丈夫なのかな。。

当時から02自体はそんなに好き
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

マイケル・ファスベンダー扮する殺し屋。
淡々と無駄なくその時を待つ姿はまさにプロフェッショナルそのもの。

序盤は彼の仕事の流儀と自分語り。
さぞ完璧に仕事をこなすんだろうなぁとワクワクした矢先、その
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.7

ある事件の捜査中に不思議な出来事に遭遇した主人公。
犯人を追うことから、いつの間にか物語は自分の記憶を巡る旅へと変化していく。

原題のHypnoticが示す通り、催眠が鍵を握る本作。
その催眠が誰に
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.2

クソ面白かった。

とにかく主人公が強い&死なない。
銃で撃たれても平気な主人公はこれまでも居た。
でも、本作の主人公はそれを更に超える不死身具合。

何でこれで死なない?
これなら死ぬだろう。
頼む
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.4

迷い込んだ森の中で出会った女性たち。
妖艶な姿とは裏腹に、言葉を話さず唸り声しか出さない様子がどこか人間離れしている。

その森は何なのか、その女性たちは何なのかを探す物語だった。
何人かはその正体み
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

渋谷のTSUTAYAのレンタルが月曜日で最後だったから、記念に借りたのがこれだった。
もしかしたら、あんな風にレンタルビデオ店でDVD借りるの最後かもと思うと、急に淋しさを感じた。

実は名前は知って
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.8

ちょっと前の作品で体力使いまくった後に観るにはとても丁度いい、特に頭を使わずに観られるきな臭い都市伝説作品。

都市伝説という胡散臭さと、ツッコミ要素満載、ギャグ要素強めで本当に丁度いいホラー映画だっ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

かつて白人たちがその土地で何をしたのか。

もたらされたのは繁栄なのか、それとも侵略による支配なのか。
観方によるからこそ、アメリカの人たちが自らの祖先の行動をどう捉えているのか非常に興味深かった。
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

何かローグ・ワンっぽいなぁと終始思ってて、観終わって監督が一緒だということを知る。

Aiと人類の共存から、Ai排除の歴史を辿った西側と東側諸国の対立、そして大量破壊兵器とそれを壊す希望のAiである一
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