koyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ホアキン・フェニックスは、もうこの映画ではジョーカーというキャラクターの憑き物がついたみたいで、見ていて、つらく苦しいシーンの連続でもそれを多いに上回る映画ならではの迫力でぐいぐいと観客を引っ張り続け>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

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『愛の渦』の三浦大輔監督が、松坂桃李を主演に舞台をやったのは知っていましたが、即、映画化。
(『愛の渦』も舞台から映画だったんですね)

どうもね・・・私はなんともやりきれない気持になるんですね。
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

『チャーリーとチョコレート工場』もそうだけれど、なんともアメリカのお菓子は、色鮮やかすぎてなんとも美味しそうでない、身体に悪そうなお菓子。

私はゲームは一切やらないのでこの「ゲームの中の世界」って言
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彫る 棟方志功の世界(1975年製作の映画)

4.5

埼玉県の秩父市に観光に行って羊山公園に行った時、園内の「やまとーあーとみゅーじあむ」に寄りました。

元々、棟方志功氏の版画が好きで、古い装丁本なども家にあったりして、子供の頃から馴染みの深い版画です
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

伊坂幸太郎原作、斉藤和義音楽・・・だったら、まずはずれはない安定感があります。

この原作は、珍しく音楽とコラボしていて、伊坂さんの小説を和義さんがが曲にして『アイネクライネナハトムジーク』という小説
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.5

TOHOシネマズ午前十時の映画祭にて。
ヴィスコンティ監督のこの映画は、10代の時に観たのですが、他のヴィスコンティ監督映画もそうですが、高校生には無理です。

他の監督の映画も大人になってから観直し
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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年製作の映画)

4.0

この映画を観る前にアニメドラマ版全11話を見ました。
この映画は、アニメドラマ版+αなので、やはり映画版だけいきなり観るとちょっと感動が薄れてしまうのではないかと思います。

ただ、このアニメドラマも
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

『ズートピア』もそうですが、この『インサイド・ヘッド』も一番にそのアイディアの秀逸さに驚きます。
そしてその舞台設定も「人間の心理」を思うととても複雑なのですが、子供にもわかりやすい舞台設定を作ってい
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

4.0

先日、秩父に行き、秩父34観音巡りをしました。
行ってみて驚いたのは、長井龍春監督のアニメでよく秩父が舞台になっており、秩父市をあげてアニメ推しだったことです。

そこで知ったのがこのアニメ映画。なん
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

私は「女の子がんばる映画」が好きなのですが、この映画は仕事だけでなく「女の子きれいになっていく」映画でもあって、様々なゴージャスなファッションを楽しめるあたり手がこんでいます。
「マイ・フェア・レディ
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マレフィセント(2014年製作の映画)

4.5

もうもう、マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーがメイクばっちり、コスチュームばっちり、アクション、魔法ばっちりで完全な「アンジェリーナ・ジョリー映画」

もう『トゥーム・レイダー』もそうだけど、
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

この映画は3つのキーワードがあると思います。
1.1950年代ハリウッド黄金期
2.西部劇および、イタリアのマカロニ・ウェスタン
3.1969年のシャロン・テート事件

この3つをリアルタイムで知って
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

4.5

やはりチャン・イーモウ監督の世界には圧倒されます。
もう、白と黒と灰色の水墨画の世界に飛び散る真っ赤な血の赤。
それだけでもう素晴らしい。

いつもいつも降っている雨。
横暴な王と野心に燃えた家臣。そ
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なんだかおかしな物語/ボクの人生を変えた5日間(2010年製作の映画)

4.0

なんだか日本では劇場未公開っぽいなぁ、と思って観ていたら、WOWOWなどで放映されただけ、というアメリカ・インディーズ映画。

でも、日本で知名度がないからというだけで、未公開にせざるを得ない状況がも
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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.5

日本で公開された時、観て以来の鑑賞。
もう昔過ぎて忘れていました。だからとても新鮮に楽しめましたね。

監督 リチャード・ドナー、製作総指揮と原案 スティーブン・スピルバーグ、脚本 クリス・コロンバス
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

4.5

前半1時間は、「木更津キャッツアイ」並みのテンションの高さで、阿部サダヲちゃんの漫画っぽいハイテンションが続きます。
しかし、後半1時間は、驚きの展開で、ただのハイテンションなだけではなかったし、堤真
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.5

私がエルトン・ジョンを初めて知ったのはケン・ラッセル監督のロック・ミュージカル映画『Tommy トミー』なのですが、当時はすでに大スターで有名人でした。

今回、生い立ちから現在まで通して映画になって
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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

4.5

この映画はドイツ映画なのですが、中東などと地続きの国である、という地理的条件が日本と違うのですね。

難民の受け入れもあるけれど、イスラム原理主義のテロの恐怖にさらされているという事もあります。

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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.5

実話の映画化で原作となった主人公の手記は2012年のベストセラーになったそうなので欧米では有名かもしれません。

今は特撮が発達しているから『ライオン・キング』のような映画も可能なのですが、この映画は
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.5

2016年サンダンス映画祭で受賞。
ということはハリウッド大作ではありません。
この映画は観る人を選ぶというか、万人向けではないと思ったら、IMDBでサンダンス映画祭でこの映画が上映されたとき、途中退
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アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

4.0

Netflix オリジナル ドキュメンタリー映画。
サンダンス映画祭でドキュメンタリー賞を受賞。

描かれているのは、アメリカオハイオ州2008年に閉鎖されたGM社の自動車工場に2015年進出した中国
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.5

有名だけれども未見だった映画シリーズ。
この映画は1969年、日本公開は1970年で、さすがに私も子供で公開時は観ていません。

観ようと思ったきっかけのもう1つは95分という映画の長さ。
しかし、映
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.5

2002年当時、この映画が公開されたとき、勧めてくれたのは原作、松本大洋さんの漫画の大ファンで、この映画化の事を教えてくれました。

今では、宮藤官九郎脚本が一番先に出るのですが、当時はやはり原作、松
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ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)

4.0

知人のすすめでNETFLIXで鑑賞。
このタイトルからするとベタな純愛日本映画かなぁと誤解してしまうのですが、意外とシビアな「大学生恋愛事情」

玉木宏、宮崎あおい、黒木メイサの奇妙な三角関係。
大学
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

家族のつきそいで吹替版を鑑賞。
アニメも舞台も昔から有名で未見だったのでどんな世界か知りたかったのです。

とにかく実写版というより特撮版は、技術が進んでいてリアルでした。
尻尾の動きに感心しました。
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天気の子(2019年製作の映画)

4.0

新海誠監督の『君の名は。』が、つい最近のような気がしてしまうのですが、相変わらず独特の自然や宇宙の神秘の世界を十代の男の子女の子を通して描いていましたね。

天気の話ではあるのですが、「東京物語」、、
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

TOHOシネマズ午前10時の映画祭10にて鑑賞。

1980年の映画で私は高校生でした。
高校生時代、公開で観て、その後、名画座で上映される度に観に行き、サントラレコードを買い、部屋に飾っていました。
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.5

1,2と続けて観た『トイ・ストーリー』シリーズ。
3作目はとても切ない。
それは、おもちゃたちの持ち主だったアンディが17歳になって大学に入る為に寮に引っ越す・・・つまり大切にしていたおもちゃたちとの
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

1999年の映画らしく、映画の中にテレビ・ゲームが出始めています。
私はテレビゲームを一切やらないのですが、お人形遊びから子供を奪ったのはテレビ・ゲームじゃないかな、と思ったりします。

自分で「ごっ
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

4.5

1995年の映画で、キャラクターは知っていても実は観ようとして、ついつい後回しにしていて未見だった有名アニメシリーズ。

2019年になって「4」が公開になるという息の長いシリーズで、『MIB』もそう
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

重い映画です。

白石監督の映画に軽さなんて求めていないけれど、「救いようのなさ」満載。
この映画というより物語は「金」の物語なんですね。たたみかけるように金を競輪につぎ込んでいくところが迫力。

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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.5

「それを未練というのだ」

昭和20年8月15日の終戦を告げる玉音放送を阻止しようといわばクーデターを起こした陸軍将校(わかい黒沢年男)に冷たく電話の声がいいます。

ポツダム宣言を最初、なあなあにし
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

5.0

市川崑監督の映画『黒い十人の女』は、本妻と9人の愛人を持つ男を10人で殺しちゃおう、というブラックコメディですが、浮気な男、風(船越一郎)は、お調子者で、どんな女性にも優しい。第二の愛人である女優の岸>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

4.0

私はMIBシリーズが好きなのですが、一番最初(トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス)のコンビは1997年だったのですね。
長いシリーズでこれで4作目となると思います。

今回は「インターナショナル
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

このアニメは子供向けではありません。

小学生とか観ても何が何だかわからないと思う。

最初は、海辺に住んでいる、気の強い、孤独な中学生の女の子、流花(芦田愛菜)が、海で不思議な少年と出会う。

海、
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

4.0

母のつきそいで鑑賞。

観客が映画に何を求めるか、というのは人それぞれだし、作り手はそれを覚悟して作らなければなりません。

夢のような話、素敵な恋愛、おどろおどろしいホラー、人間をじっと見つめる映画
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