koyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

前から観たかったエドワード・ヤン監督の1985年の映画。

今回も台北を舞台にして、やり場のない苦しみを抱えた人を描きます。

台詞にもあるけれど、1985年当時の日本は、原宿で竹の子族なんかが踊って
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プリンセス・ブライド・ストーリー(1987年製作の映画)

4.0

『恋人たちの予感』がとてもよかったので、ロブ・ライナー監督を調べていたら、この映画を作っていました。

私は、この映画の原作が大好きです。『銀河ヒッチハイクガイド』と似たような、ちょっと馬鹿馬鹿しいナ
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

4.0

とにかく1980年、90年代のメグ・ライアンは可愛かった、ということを証明する映画。

映画は1977年シカゴ大学を卒業してニューヨークで就職するためにたまたま車をシェアした2人(メグ・ライアンとビ
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チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

4.0

私はこの映画の原作が大好きで、何度も読んでいるのですが、原作は書簡集、手紙のやりとりだけです。

アメリカの小説家希望の女性ヘレン・ハーンフがアン・バンクロフト。
英国文学のファンでニューヨークに住ん
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

公開時に観て以来の再見。

この映画はとても評価が高くて、Imdbでのオールタイムランキングでは『ゴッド・ファーザー』と並んで1位という有名映画。
(でもアカデミー賞はノミネートのみ・・・アカデミー賞
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.0

なんとなくボーイ・ミーツ・ガール恋愛映画だと軽く思って観たら、意外と男女の長いつき合いを描いた映画でした。

男女(特に若い男女)に友情はありえないと思うのだけれども、この映画では、大学卒業の時に友達
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.5

小規模で公開されたものの口コミで噂が広がり、カンヌ国際映画祭で監督賞をとり、父親役のヴィゴ・モーテンセンがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたので日本でも公開になった映画。

マイナーな低予算映画
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

4.0

もう、この映画は大ヒットしましたね。私は未見でタイトルは知っていても、未見だった過去ヒット作映画を観よう企画です。

「愛と~」っていう邦題の映画がそのあとたくさんありましたが、今、こうして観るとやは
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フットルース(1984年製作の映画)

4.5

聞いた話なのですが、2018年で一番人気の赤ちゃんの名前は、「れん(漣)」だったそうです。

おお、この映画の主人公、ケヴィン・ベーコン演じる高校生の名前もレン(Ren)

私はケヴィン・ベーコンの大
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レインマン(1988年製作の映画)

5.0

 日本公開は1989年ですが、アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞(ダスティン・ホフマン)、脚本賞を取っていて、完全に日本公開はアカデミー賞を待っていたって感じでしたね。
でも私はこの映画が公開さ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.0

 実は私この映画、未見だったんです。
さすがに1970年代は子供だったので、他にも『エクソシスト』などあったのですが、まだ一人で映画館には行けませんでしたね。
ただ、社会現象になるくらいのディスコ・ブ
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

5.0

この映画を観るのは3回目?
最初はVHSビデオ時代のレンタルで、そして有楽町のみゆき座が閉館になる時の特集上映で観て、今度はDVDを買ってしまいました。

1992年の映画(日本公開は1993年)です
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.5

この映画、3時間もあるので避けてきたのですが、観てみると切ない映画ですよね。
大企業の社長、アンソニー・ホプキンス。65歳の誕生日を前にして、目の前に死神がやってくる。

死神はアンソニー・ホプキン
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砂上の法廷(2015年製作の映画)

4.0

この映画の良さは90分という長さです。
もう2時間を超えると身体がきついんです。

キアヌ・リーヴスを初めて見たのは、『マイ・プライベート・アイダホ』かそれともビルとテッドだったか、忘れてしまったけれ
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ボディガード(1992年製作の映画)

4.5

いや~この映画、有名でヒットしたの覚えているのですが未見でした。
こうしてみると1990年代はケヴィン・コスナーの年代だったんですね。
まさに働き盛りのころのケヴィン・コスナー。

26年前の映画で
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.0

60年代のボルティモアを舞台にしたミュージカルの映画化で、以前から観たい思っていました。舞台の方は1988年なんですね。

一番好きなのが出だしかもしれません。
背が低くて、太っていても明るい性格の
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.0

なんかとってもアメリカ~ン。
よくできた音楽映画でもあるし、友情ものでもあるし、気持ちよく勝っていくコンペティション映画でもありました。

 ルイジアナ州のバーデン大学に入学したベッカ(アナ・ケンド
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スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

4.0

2001年の映画ですが、このころって自分的に恋愛ものは観ない!みたいな自分ルールを作っていた気がします。

若くて健康な人が観るとリアリティないなーになるかもしれないけれど、病気したり、元気がなかった
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

クイーンをリアルタイムで知っているのはどうしても50代以上になるのでしょうが、私は丁度、クイーンが人気だったころ中高生だったので、フレディが中心ではあるけれど、バンドのメンバー、ベースのジョンの立ち位>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

この映画はまず、主人公のシャロンが口数が少ない、という設定がよかったです。
おとなしくて、言い返さないから、恰好のいじめの対象になってしまっているシャロン。

そんなシャロンを助けてくれたのが金持ちの
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

4.0

三木聡監督の映画なので観に行きました。
『ダメジン』『亀は意外と速く泳ぐ』『インスタント沼』などなど「ちまちま三木聡ワールド」が好きなので、今回のこの大作(シネコンで三木聡監督の映画をやるとは!)では
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ワンシーンワンカットでゾンビ映画を生放送という所で、映画オタク的な要素がばりばり出てますね。妙な間があったり、カメラワークが突然変わったり・・・それでもサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』や『ブレア・>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

あえて事件やドラマチックなことを描かないで、季節が過ぎゆく中で黒木華演じる女性と樹木希林演じる茶道の師匠が、淡々と茶道をする。
それだけといえばそれだけで、シネスィッチ銀座もの、と知って納得のミニシア
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

5.0

日本公開1988年。懐かしい。このころのラッセ・ハルストレム監督はスウェーデンで本当に良い映画を作っていました。
この映画、大好きです。

今回、再見して『やかまし村の子供たち』もそうなんですが、特に
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.5

モノクロの画面は逆光のシーンがとてもきれいに映るんだなぁ、ということを感じながら観ました。

背景となる部分の説明がないので、第二次世界大戦終結直後のポーランドードイツーロシアの関係を観た後調べて納得
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散り椿(2018年製作の映画)

4.0

家族のつきそいで鑑賞・・・したものの、とてもいい映画。
ストイックで誰も大笑いしない、微笑みの映画。
殺陣のスピードが速く、斬っても即死はしない所などリアリティもありました。

時代劇を見る時につい見
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

公開時に観て以来だから、約20年ぶりに再見。

当然ながら、ヒュー・グラントもジュリア・ロバーツも若くて、一番いい頃なんじゃないかな。
記憶では、ロマンス映画としてとてもヒットした覚えがあるし、この映
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

脚本、監督はウッディ・アレンですけれど、現代版『欲望という名の電車』かもしれません。

ウッディ・アレンの映画ではめずらしいケイト・ブランシェットが主演ですが、ジャスミンという女性は虚栄心とプライドの
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

日本では作る事ができない映画。
色々な人種が暮らすアメリカならではの特殊な閉塞性。

アフリカ系アメリカ人のカメラマン、クリスの恋人は完全白人のローズ。
ローズの両親に紹介する為に週末、田舎のローズの
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詩季織々(2018年製作の映画)

4.0

時間の長さや3話構成から言って『秒速5センチメートル』に近いかもしれません。
中国を舞台としていますが、「食」「衣」「住」という3つのテーマの底辺に流れているのは、とても日本的な情緒のような気がします
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.5

台湾旅行の際、台北の映画館にて鑑賞。
(タイトルは「超人特攻隊2」)
前作が2004年だったんですね。すごく前作が好きだったので、まさかの続編、とても楽しかったです。

新たな敵の登場と、ちょっと成長
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

酷評もちらほら・・・の『ハン・ソロ』
SWのエピソード4(一番最初)を観たのが中学生の時で、今、私は50代です。一体何年やってるんだ、みたいな。
それだけ人気があるということですが、私は、SWの中で一
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

4.0

原作の町田康さんのファンで、この原作本も大好きなのですが、なんせクセのある文章なので、映画化されると聞いて不安の方が大きかったかもしれません。

なんといってもあのリズム感あふれる言葉を脚本にした宮藤
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

4.0

元は戯曲で舞台なのですね。
だから、映画化になっても舞台はそうそう広くありません。

焼肉屋を営む、寡黙な父、口うるさい母、足の悪い長女、気の強い次女、不倫をしている三女、そして、中学生の長男。
在日
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

どこの国にもある若者の「都会への憧れ」

この映画は主人公があまりにも平凡すぎてびっくりするくらいです。
特に美人でもない。金持でない。勉強もそこそこ。人間関係もいたずらするけれど、特に目立った反抗は
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

産みの親より育ての親、という部分が大きかったと思います。
あまり事前に情報あえて入れないで先入観なしで観ようと思いました。
リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、子役の2人、役者さんがと
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