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舞妓 Haaaan!!!のkoyaのレビュー・感想・評価

舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)
4.5
前半1時間は、「木更津キャッツアイ」並みのテンションの高さで、阿部サダヲちゃんの漫画っぽいハイテンションが続きます。
しかし、後半1時間は、驚きの展開で、ただのハイテンションなだけではなかったし、堤真一の安定感ってすごいな、と思いました。

他の役者さんだったら、阿部サダヲちゃんのようなハイテンションは痛くて見られないけれど、そこが絶妙な天才、サダヲちゃん。
時々、ふとシリアスになり、つぶらな瞳で泣かせるところが憎い。

出てくる人、皆良かったですけれど、真矢みきさんと吉行和子さんの女将さんぶりがすごく板についていて感心。

そして、阿部サダヲちゃんが舞妓さんの追っかけならば、そんなサダヲちゃんを追っかけてくる柴咲コウもだんだんいい女になっていく。

ビンタのシーンがたくさんあるけれど暴力的ではなく、その後の台詞が格好良くて後味悪くないです。
舞妓さん、という外見だけで夢中になる男を皮肉っているようで、批判はしていない脚本はさすが、クドカン。

一番笑ったのは、7は~~ん、7は~~~~んって突然出てくる、山田孝之。サダヲちゃんと堤真一両方の後継者は、孝之くんかもしれない。
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