Kuboさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

スナッチ(2000年製作の映画)

4.1

ガイ・リッチーらしさ満載の間抜け野郎共が再見参といったところ。笑

何でも見事といった然るべき処置はターキッシュを念頭に主人公を作り上げてるいるのにシャッフルで見事に見やすさとキャラを立たせている。
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.3

新スターウォーズ第二弾。

がっつりルーク出てきてくれて感激。
レイ、カイロ・レン、フィン、など新キャラの多様性も勿論
昔馴染みのレイア、C-3PO、R2-D2、チューバッカ

ツッコミ所はもう、さて
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.6

マフィア、ギャング、ゴロツキ、チンピラ
取立屋

混ざり混ざっった挙句、報酬を誰が手に入れるのか?
なんてどうでも良くなる程、こいつらの動向が気になって一緒に同行したくなる。
どこまで足掻こうと馬鹿は
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リディック(2004年製作の映画)

3.0

粗削りな部分はさておき、、

スケールアップして返り咲いた肉体美を魅せるリディック。

前情報がないため少しも世界観の設定が入ってこないのが傷でしたが。笑

厨二病感溢れる描写に、文明開化した宇宙の果
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P2(2007年製作の映画)

2.9

なんだろうこの違和感は
なんだろうこの未完成さは

これだけは言える
ちゃんとしたB級臭漂う劣化した変態


見所といえばツッコミが無くならないストーリー展開に、女性の美乳加減...

ここまでくると
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ピッチブラック(2000年製作の映画)

3.4

未知の惑星に不時着した脱獄犯リディックを乗せた一行。

設定したシチュエーションにおいて最低限の説明は補えていませんでしたが
物語の山場の盛り上がり方
謎解きタッチのストーリー展開
人間離れしたリディ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.3

アガサ・クリスティーの傑作。
ミステリー界 王道中の王道。

が生まれ変わると表される予告を観て期待華高々しく足を運んだのはいいものの...

さすがに脚色としてオチ自体を変更することは原作オマージ
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.5

宗教や人智を超え、あくまでもSF映画として”真理を探究する”という事に趣を置いた観客の心に「コンタクト(接触)」してくる作品。

ロバート・ゼメキスが伝えたかったと同時に今作を待ち望んだ作者カール・セ
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

また気味の悪い作品作りやがって(良い意味で笑みを浮かべて申します。笑

ネタがわかっていても面白いと思ってしまう始末。
冒頭から津々浦々何を話し出すのかと思いきや
”実は○○○○が見えます”
”実は○
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.7

今作は映画という山、ドキュメンタリーの谷という間に生まれた挟谷だ。

それらを可能にしてるのは何と言っても
撮影手法と人としての倫理観。
現場の第一人者、被害者、容疑者、第三者、報道、実像。
やり過ぎ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.9

この映画に綴られる絵心を観る者全てが初体験だ。
人間と人造人間。
科学と映画。
正義と悪と愛の価値観。
壮大な近未来のスケールであり、30年ぶりに描かれる今作。
飢餓に直面し、荒廃した世界を
最先端の
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ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

紳士淑女に添えられた綺麗な歌声に綴られる様々な想い。

二度の恥を味わったベラーズ一同が介す焚き火の中で唄う”When I'm Gone”
揺らぐ気持ちと葛藤が炎として表れ、それぞれの実直な気持ちが露
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

チャールズ・ブロンソンの史実ならざる熱烈な狂気と鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督の才輝が見事にマッチした作品でした。

冒頭からブロンソン自身がナレーションを始める演出に掛かるように狂った自尊
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推理作家ポー 最期の5日間(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

素人として、詩の知識も泡の粒くらいなものながら綴りたい。

THE RAVEN=大鴉
アメリカ詩人エドガー・アラン・ポーが書き連ねた死ぬ四年前に書き残した作品。
謎めいた瀕死の状態の所、公園で見つかっ
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トランスポーター3 アンリミテッド(2008年製作の映画)

4.1

今回のトランスポーターはテイストが違う。
ルールに則った仕事屋として、凛々しくも逞しいジェイソン演じるフランクの車シーンから始まらない。
???から始まり、シリアスなテイストのミステリー感を漂わせて突
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.8

今作では前作までに見れなかったドクの勇姿と恋路が垣間見れる。
またその恋路の邪魔をするのは至ってシンプル、自身が生み出した偉大な発明・タイムマシーンからならざる未来と過去、そして科学者たる所以的結果で
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トランスポーター2(2005年製作の映画)

3.5

アドレナリンで魅せられたレベルの厨二病くらいハマるアイディアアクションの数々。
スピード感をそのままに
走って運んで撃って殴って、ジェイソンがひたすら疾走する。
どんどんボロボロになる姿に少しダイハー
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.7

感謝感激、一喜一憂
マーティとドク、過去と未来の出会いと共に、今作との出会いがまさに一期一会。

この時代から躍動していたのだと、ロバート・ゼメキス監督のアイディアが冴え渡っている。
それもこれも犬の
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マーヴェリックス 波に魅せられた男たち(2012年製作の映画)

4.6

この短い人生を生きる上で大切な何かを教えてくれる作品。
”LIVE LIKE JAY”=ジェイのような生き方をしろ...と。

死んだ後、後世に何かを残し、伝えられていく存在が偉人であるなら
ジェイと
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トランスポーター(2002年製作の映画)

4.1

仕事人なジェイソン・ステイサムってやっぱ素敵ですね🎶

アイディアの効いたアクションを爽快なままに、スー・チーが加わる事でメリハリのきいたテンポで話が進んでいく。
進むにつれ、ジェイソン演じるフランク
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.6

SF冒険劇に詰まったロマンが迸るように詰まっている。
過去と未来からなる試練。
その年にタイムマシーンが出来ていたら、で話が進む。
この設定がまた制作年と重なる1985年というのがまたいい。

リアル
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.7

1987年代を舞台に見た目や見栄、金など外見を主に見解が行われる”無関心”が飛び交う日常が見て取れる。

初見にサイコ映画として借りるのは望ましくない。
社会風刺のブラックコメディとして見始めないとこ
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.3

フリ(伏線)とオチ(回収)、人間とゾンビ。
それがコミカルなテンポと音に乗せたカットがリズミカルにシーンを繋げていく。

ウィットに富んだ設定がこれまでのゾンビ映画の歴史を見事に払拭し、覆してくれる。
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.5

白熱、迫力、テンポの良さはそのままにリベンジャーズとして久々の復帰を果たしたハルクも加わり、新しい味の出たマイティー・ソー三作目。

コミカルに富んだ今作ではありますが
正直なところ、1,2作目までが
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.7

不穏、歪、疑惑、捕縛、際脱、対撃。
派手を使わずとも、その全てに練られたアイディアを演出し、魅せきっている。
サプライズスリラーに何か足りなかった”モノ”を注ぎ足してくれた今作。

皮肉に注がれたモチ
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

4.3

醜悪至極。
この事件に正義など全くもって皆無。
凶感に共感したものが凶漢に走る。

前作に引き続き、カールとアサドのコンビが絶妙な感情でこちら側の心持ちをまさぐってくる。
幾重にも重ねた手掛かりがこち
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

4.1

サスペンスドラマの王道。

つくづく北欧ミステリーの素質にはしてやられる。
物語に抗う事なく進み、派手なアイディアを使用していないにも関わらず
単調な画角の中にも情緒と不穏が入り混じった良質な素朴の中
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.2

良い意味で6つのセクションを往来しながら、愛や自由といった哲学的テーマを迸るような映像センスと壮大なスケールで描き連ねる。

クラウドアトラス(六重奏)
「人間同士の出会い...生まれ変わり時を超え何
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ヘッドハンター(2012年製作の映画)

3.9

中盤から始まる逃走劇の中で繰り広げられる至って主人公が本気なだけに起こるシリアスな笑いが絶えない。

愛のために欲を。
がラストではキチンと
愛のみとして。
に変わっていく。
その様が絶妙に妙を得てい
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ステップ・アップ(2006年製作の映画)

3.8

ダンスとして、複数の個が改めて団結した時に現れる力強さと、迸る熱気は格別だと感じました。

ダンスエンタメとしてもさながら、その後ろに見え隠れする葛藤を気兼ねなく見せることで青春ドラマとしても両立させ
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

快楽、金、酒、そして秘密の共有。
それらが裏切られ破綻した時、報いが待っている...

5人の男がそれぞれ抱える思考回路と背景が1人ずつキャラ立っていて見やすくもあり、脆く崩れやすい面が表立つ姿も逆に
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.3

因果のメタファーや皮肉がたっぷりと詰められた良質な作品でした。

親は子を育てる為に。子は親の背中を見て育つ。
この作品もまた善と悪の境界線を真っ向から捉えていたと思います。

序盤から中盤への終末。
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

4.1

この映画は言葉さえ要らない。と思いました(体力があれば笑

映像言語としてセリフ要らずな表情に乗せて、物語と登場人物達の色を象っていく。
それは削ぎ落とせるだけ、削ぎ落とし、より必要不可欠な部分だけ切
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.8

警察内部に蔓延る、深く根を張った闇を巧妙に仕掛けた糸で手繰らせ、リアルな捜査線上に浮かび上げ、人間関係をも色濃く見せて左右させる。
これほど見事に物語と同時に登場人物の葛藤の変化と起伏に魅せられた作品
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.4

恋、友達、学業、人それぞれに何か目標を持った浮かれっぱなしの大学生がいる中、トガったまま音楽家になりたい夢を持ち、1人浮き足立つベッカ。
と思いきや、裸を晒すセクシーなシャワーシーンが青春に煌めく一コ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

4.6

完璧主義者、超絶な潔癖。
いや、違う。
これは少し角度を変えて魅せた愛の喪失からなる、哀とし生きる父の姿<詐欺師=マッチスティック・メン>

エンタメ性に溢れたフォーカスの詐欺師像とは違い、より心身に
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