huaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

もう出尽くしたと思っていたタイムリープもの。
しかしまた新たな今度は“そう来たか”だった。

『MANDYS』は1週間、『ハッピー・デス・デイ』は1日を繰り返すが、本作は2分間。
2分間のタイムリープ
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僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

4.3

当時、前澤さんが発信されていたYouTubeを夢中で観た。
本作はその総集編のようなものかと思ったが、全く違うものだった。

そもそも前澤さんがどういう人物で、どんなふうにこれまで話題を振りまいてきた
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

77年前に作られたモノクロのクリスマス映画。
今観ても決して色褪せることなく、人生を懸命に生きてる人への応援メッセージが込められてるように思えた。

いろんなことが上手くいかなくなって、自暴自棄になっ
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ラブ・ハード(2021年製作の映画)

3.6

12月に入るとクリスマスムービーが観たくなるが、今年はこれが1本目。たぶん1本だけ🎄

王道のラブコメ、適度に笑えるし、ドタバタとストーリーは進み、じんわりと幸せな気持ちにもなれる。

マッチングアプ
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんな過酷で理不尽なことが現実にあったのだと、悲しくて悔しくてどこで泣くということではなく、最初から最後まで涙が止まらなかった。

第二次世界大戦は1945年の夏に終わったが、その終戦の後から始まった
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二つの光(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムにあなたが興味ありそうと言われたので視聴。
サムスン電子が製作した短編映画だった。

視覚障害者の集う写真同好会で出逢った2人が、思いを寄せていく様子を描いている。
終始暖かい光に
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

得体の知れない恐怖に翻弄される終わらない週末、いや終末の話。

ずっと不気味で、何が起こっているのか分からないまま、登場人物全員を信用できないまま静かに進んでいく。
可愛い仔鹿ですら気味悪く感じる。
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もうひとりの息子(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

根深い対立が続くイスラエルとパレスチナの問題を背景に、混乱の中の出生時の取り違えによって、自分たちのアイデンティティの見直しを迫られた2つの家族の苦悩と葛藤を描いた作品。

血の繋がりなのか、育ててき
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ネバーランドにさよならを(2019年製作の映画)

3.0

何が本当で嘘なのか。
真実は当人にしか分からない。

きちんとした証拠や裏を取って制作されたドキュメンタリーとも思えず、マイケル側の親族等が全く出演していない、一方的な証言だけをまとめたというのも公平
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

34歳の独身女性と子守を任された6歳の少女、その両親のレズビアンカップルとひと夏の交流を描いた作品。

最初は6歳のフランシスが扱いにく過ぎて、全く可愛いと思えず、子どもと深く関わっていくナニーなんて
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.7

小林聡美さんの日常系ドラマ、特に大きな出来事もなく、淡々と生活する姿が…と思ったら隕石に当たって車が横転とか、、、って普通に考えたらなかなかあり得ないけど、映画の中では大騒ぎすることなく平然と過ごして>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

日本の社会問題を分かりやすく、時には残酷なまでにえぐり出す。
老人介護の現場を舞台にした小説の映画化。

若い人も含め、決して他人事ではないテーマである。
社会が、国が即刻どうにかしなければならない問
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

3.2

しかけ絵本のページを捲っているような遊び心いっぱいなファンタジー。

主人公ガスパールの部屋のおもちゃや、アヒルだらけのお風呂、ガスパールの働くフラワーバーガー、パリの街を疾走するトゥクトゥク💨
ポッ
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.7

時間と国境を越えて、二組の家族が交差し結びついていく数奇な運命を描いた作品。
全体的に辛く重いシーンが多いが、5章の物語が繋がっていく展開は見事。

母イザベルが息子ロドリゴに送った言葉

「人生、生
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市子(2023年製作の映画)

4.0

市子とは一体誰なのか。
物語が進むにつれて謎が深まり、
中盤から真相が明らかになっていく。
2008年から2015年を行ったり来たりしながら、市子がどんなバックグラウンドで何を思い生きてきたのか、その
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今泉力哉監督作品は、独特な世界観で、浮気がバレても静かで落ち着いている。声を荒げることのない会話劇が淡々と展開される。
これが韓国ドラマなら激昂して怒鳴るわ殴るわナイフが出てきて血を見そう(観過ぎ)。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

このシリーズ、本当に面白い。
大好き。

デジタルネイティブ、Z世代と言うんですね。
しかしこんなにもデジタル機器やアプリを巧みに操れるものなのか!!
私はお母さんの気持が良く分かる。
ビデオ通話なの
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.0

過酷という言葉では全然足りない、人間の限界を軽く超えるような挑戦。

不屈の精神、絶対に諦めない、エネルギーに満ち溢れた作品だった。

限界まで息を止めて深海に潜るフリーダイビング『ディープブレス 呼
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.0

坂元裕二✕Netflixでずっと配信を楽しみにしていた作品。
期待し過ぎたかな。

キャストは豪華。
宮﨑あおいさんがとにかく可愛い。
そして、菊地凛子さんの存在感と振り切った演技は流石。
しかし、ス
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.5

2023年3月WBC侍ジャパンの裏側を描いたドキュメンタリー映画。

冒頭の選考会議からワクワクし、30人の選手発表とかたまらない。まさに夢のチーム。

栗山監督も吉井さんもダルビッシュに会いたい、一
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眠りの地(2023年製作の映画)

3.9

葬儀屋と弁護士が巨大企業を告発し立ち向かう姿を、実話をもとに描いた物語。

代々続く家業の葬儀屋を営むオキーフを演じるトミー・リー・ジョーンズはBOSSのCMでしか知らなかった。
素晴らしい俳優さんで
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彼方に(2023年製作の映画)

3.5

大切な人を亡くしたとき、そんなことは無理なんだけど、辛過ぎて思い出さないように、考えないように、気を逸らし続けながら日常を送る努力をした経験がある。

この作品の場合は、亡くし方が凄惨過ぎではあるが、
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.6

ストーリーが進むにつれて、見方が変わっていく作品だった。

終盤、
何なんだ、この2人。
人として陳腐というか、かっこ悪すぎる。
と思ったのだが、ラストはなるほどね~と妙にフムフムと頷いてしまった。
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。

レースもレーシングカーも、鈴鹿もF-1もさして興味がなく、日本人のレーサーは鈴木亜久里さんと片山右
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

辛いことや悲しいことをすぐに忘れてしまうのは案外心が楽になるかもしれないが、恋愛や大切な思い出はずっと心に留めておきたい。
忘れたくないと泣きじゃくる真織の姿に胸が痛む。

とはいえ、素人が大変生意気
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

クズで憎たらしい悪役を精神的に追いつめて、スカッとする復讐劇が好み。なので、否応なしに容赦なく死に至らしめる本作は、そこまでしなくてもとつい思ってしまった。

当然血だらけで痛そうなシーンも多い。
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

とにかくセンスの良い映画だった。

冒頭から近代的な現在のベルファストの美しい街並みにため息が出た。
自然だけでなく、人間の造る建造物もアートも美しい。

360°映し出し、スローモーションからの爆発
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Winny(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら、Winnyというソフトも、事件のことも、金子勇さんという方のことも知らず、前知識も結末も何も知らずに鑑賞。

とても面白かった。
悔しくて苦い気持ちや、警察や検察への憤りや、何としても
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.5

ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年🍾✨🪄
昨日(2023年10月16日)だったんですね〜

キャラクター総出で、一瞬にして夢の世界に連れて行かれた。この感覚って本当に不思議。
子どもの時か
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

堅物、無愛想、気難しい、頑固、偏屈…そんな言葉を10個くらい集めて人間の形にしたような男がオットーという男。

決して底意地が悪いわけではなく、何だかんだ世話焼きで、頼まれたら断れず、疎ましく思ってい
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

なんだか終始ぼんやりとした、ずっと夢の中にいるような不思議な映画だった。

ただひたすら双子が可愛くて、二人が並んだ画は特に可愛い。
クレープを作るシーンは完全にアドリブと思われ、普段の2人の無邪気で
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『それだけが、僕の世界』のパク・ジョンミンさんの演技に魅せられた。
本作も、個性的で役によってこんなに印象が変わる良い俳優さんだなと思ったが、さすがに高校生には見えず…
話が進むにつれて、あまり気にな
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バオ(2018年製作の映画)

3.8

ずっと気になっていたショートムービー。ポスターの下膨れの男の子が可愛くて印象的。
と思って観たら、おばさんだった笑

生命の宿った中華まんの赤ちゃんを宝物のように大切に育てる。
ちょっと過保護なほど。
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セクレタリアト/奇跡のサラブレッド(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私はサラブレッドが走る美しい姿が大好きだ。
大好きなのに、セクレタリアトという馬を全く知らなかった。
競馬に疎いからか。日本にも有名な競走馬は沢山いて、ディープインパクト、シンボリルドルフやらアーモン
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

名匠スティーヴン・スピルバーグが自身の原体験を描いた自伝的作品。

初めて観たスピルバーグ作品は『レイダース 失われたアーク』だったと思う。衝撃を受けた。
『激突』『E・T』『ジュラシック・パーク』と
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.2

ドラマを観ていたので、入間みちおも坂間さんも、懐かしく楽しめたが、これはやっぱり皆さんのおっしゃるとおり、2時間のスペシャルドラマでよいのでは?
ドラマは1話完結だったから、2つの事件にして時間を延ば
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