huaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.0

冒頭からの戦闘シーン。
相変わらず巻き込まれる一般市民はたまったもんじゃないなと思ったら、そういう話だった。
人々の平和、救うことが目的なのに…

本来なら同じ目的に向かって戦う味方同志なのに、なんだ
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.9

前作から引き続きの圧巻のアクションシーン。
カッコいい!カッコ良すぎる!

刑務所の中庭一体何千人いるの!?
というくらい倒しても倒しても次から次へと出てくる出てくる…いつまでたっても終わらない、まる
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.1

いやー、面白かった!
とにかく常に戦い、常に血だらけ。

悠々と敵を倒すのではなく、傷を負って満身創痍でも何度も立ち上がるタイラー・レイクがカッコ良くて、その姿に胸が熱くなる。
強くて硬派だけど、時お
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Resurface: 波に包まれて(2017年製作の映画)

4.0

戦争映画を観るといつだって戦争の無意味さを思うが、これはドキュメンタリーなので尚更、心が抉られるようだった。

帰還すれば全て元通り、ではなくそこから長い闘いが始まる。
体だけでなく、心が蝕まれ生きる
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.6

1990年代、ニューヨークの出版エージェンシーでアシスタントとして働き始めた作家志望の主人公が、電話番と毎日届く作家サリンジャー宛の手紙の処理をしながら、自分自身を見つめ直していく話。

全体的にふん
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.3

ドラマのシーズン1の舞台が1912年、タイタニック号沈没事故の話題から始まり、本作劇場版2作目が1928年。16年もの歳月が流れ、屋敷の面々の人生の一部を一緒に体感したかのようで、思い入れもひとしお。>>続きを読む

A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.6

正直、どちらかと言うと紅茶派。
すみません。
コーヒーも飲むが、カプチーノやカフェ・ラ・テ派。
本当にすみません。
と謝りたくなるドキュメンタリー。

ブルーボトルコーヒー創業者のジェームス・フリーマ
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5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

3.3

奇妙な話。
最初から最後までフワフワと地に足がつかない、まるでドッキリを仕掛けられたかのような…

年上の美しいフランス人女性の手の上で転がされて、翻弄されてるのだから、これ騙されてるんでしょ、何が目
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.7

「17歳の高校生が中絶手術のためにニューヨークに行く話」
ただそれだけ。
ただそれだけのストーリーの中に、息が詰まるような、孤独や生き辛さや憤りや不安に苛まれるいろんな感情が詰め込まれている。

妊娠
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

良くできている、多くの脚本賞の受賞納得の作品だった。
ポップな衣装や音楽とは裏腹な、主人公キャシーの執念や思いが詰まっていた。

ただの復讐劇ではない。
ライアンへのメッセージが送信予約だったことから
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

4.0

フィンランドのヘルシンキで美術商を営むお祖父ちゃんと孫が1枚の肖像画をめぐって織りなす物語。

ヘルシンキはいつもどんよりと曇っていて映像が全体的に暗く、ストーリーは静かに進んでいく。
サインのない肖
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

イギリスの海辺に佇む映画館。
階段や絨毯、座席や暗幕までレトロなデザインが美しい。
そこに務める心に闇を持った中年女性ヒラリーと、夢を諦めた黒人の青年スティーブンとの交流を描いた物語。

この作品を観
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ドーナツもり(2022年製作の映画)

3.3

ドーナツ屋のアルバイトの公子とお客さんのやりとりを中心に、ごく普通の日常を切り取った作品。

舞台となる「ドーナツもり」は実在する、とてもセンスが良く私好みの素敵なお店。
ドーナツをもっと大映しにして
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

スニーカーにもバスケットボールにも特別興味のない私でも知っている、マイケル・ジョーダンとエア・ジョーダン。サクセスストーリーが大好きなこともあり、とても楽しめた。
事実に基づいているので、結末は分かっ
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.8

ポスターの絵を見て、目の悪い私はなんとなく陸上競技の話だと思っていたら全然違った。
よく見たら久田家の人々と竹ちゃんだった(どうでもいい話)。

1986年、小学生の夏休みが懐かしさと共に瑞々しく描か
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.7

長くて苦しい時間だった。
実際に起こった事件を元にしているというのが更に追い打ちをかけるほど救われない。

子供たちやYOUさんには台本を渡さずに自然な姿を撮影したという。また後半になるにつれ、柳楽さ
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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなちっちゃいヒーロー大丈夫なのか!?強大な敵に立ち向かえるのか??と甚だ疑問だったが、そんな心配は無用だった。
旅客機が巨大なエンジンに鳥が入ると飛べないように、案外人間も小さな虫に翻弄させられる
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.9

2度目の集結。
新たな登場人物も増えたが、前作初めての集結時より、個人的にいろいろ理解度が上がってきた。よかった。

序盤の祝勝パーティーでのヒーロー達の会話やムジョルニアの件が面白過ぎた。
そして最
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.9

香水作りの第一線から退いた調香師とその雇われ運転手。
相反する性格の2人が出会い、その交流を描いた作品。

2人が徐々に打ち解けて、互いに支え合っていく様子も、思わず笑みが溢れるようなラストも心地良か
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

とても暗くて重かった。
フィクションでありながら、日本の将来を暗示しているような恐ろしさ。
少子高齢化を邁進し続けている我が国は、平均寿命は更新し続け、出生率も年々下がり続け、200年後には人口130
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.6

小笠原恵子さんの自伝を原案に、聴覚障害を持つプロボクサーの姿を描いた作品。

いつも明るくてよく喋る賑やかなイメージの岸井ゆきのさんの、動きと表情だけの演技がよかった。

エンドロールで初めて音楽が一
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.9

50代の大学教授が、若い恋人にフラれ、その寂しさからSNSで24歳の女性に成りすまし、元彼の友人とのバーチャル恋愛にハマっていく様をカウンセラーに話す形で進んでいく。

嘘に嘘を重ね、会いたいとせがま
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ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

3.0

クリスマスを運営するサンタクロースの世界を描いた漫画の実写化。
中村光さんて、『聖☆おにいさん』描いた人だったのか!

そんなに面白くもないが、出演者がよかった。
吉沢亮さんて、非の打ち所のない美形だ
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

初パク・チャヌク監督作品。
カメラワークが斬新で凝っている、美しい映像が印象深い。

ソレは男を惑わすだけの女性だとばかり思っていたが、ヘジュンの心の中にいつまでも色濃く残るために、衝撃的な方法で自ら
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流浪の月 エピソード0(2022年製作の映画)

-

本編+U-NEXT未公開映像特典+本作品でどっぷりと流浪の月を鑑賞しきった気分。

広瀬すずさんと松坂桃李さんの2人のトークを中心に、監督、横浜流星さん、多部未華子さんのコメントとメイキング。

どん
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

半年ほど前に読んだ原作が蘇ってきた。

映画だとどうしても尺の問題もあり登場人物の細かい心情などが伝えきれないので、原作を超える作品はなかなかないと思っているが、松坂桃李さんの役が憑依したような渾身の
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.6

先月から公開順に観てきたMARVEL作品。
これだけ何となく異色な感じがあって、世界観もよくわからないし何なんだ?一体…
と、観るまでに時間がかかった。

最近公開になったシーズン3の評判がすこぶる良
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.2

全てのシーンに無駄がない完成度の高さに唸るような作品だった。
幾度となく繰り返されるアクションシーンもカーチェイスもエレベーター内の乱闘も息もつかせぬ展開に前のめりになった。

ペギーとの再会、そして
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかくこのシリーズは地球の外に出まくるので、CGCGの嵐。
どこを切り取っても画が美しく、ポスターにできそう。

皆さまのレビューを読むと、前作からロキ人気がスゴい。なぜ?悪役なのに…憎たらしくはな
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『アイアンマン』シリーズ、単独では最後。
本作公開が2013年だから、ちょうど10年経ってもやっぱり続編やりまーすという声は聞かれないので、ないのでしょう。残念。
よりパワーアップして、さらに面白くな
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人生に行き詰まり限界を感じたとき、自分を知る人のいないどこか遠くへ逃げる選択肢はあると思っているが、自分の名前や戸籍を捨て別人になりすまして生きていくということがあるのか。

つまり、自分であってはい
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

面白かった!

あのバラバラなヒーロー達が一同に会すとは、元々各々の作品はこのアベンジャーズを意識して製作されているものと、独立した一つのヒーローものとして作っているのもあるのか?
いや、それともアベ
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.9

今月からMARVEL作品を公開順に観始めたが、時系列順だと第二次世界大戦中の本作が一番最初になる。

つまり、今まで観た4作品よりさらに沢山の伏線やら布石が散りばめられているはず…そして、『キャプテン
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

とても平和な映画。
あのさかなクンをのんさんが??と違和感しかなかったが、なるほど、全く以てハマり役。
のんさんのフワフワとした不思議な雰囲気がピッタリだった。

学校で浮いていようが、ヤンキーにから
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.8

MCUやっと4作品目。
世界観はわりと好き。CGを駆使した本作。エンドロールが息を飲むほど美しかった。

続編があること前提での作品。序章という感じ。
前半は未熟で放漫なキャラが鼻に付いたが、人間との
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

航空パニック映画は沢山あるが、
本作は操縦不能なだけでなくバイオテロによる恐怖に貶められていく。

臨場感いっぱいのカーチェイスシーン、機体を360℃回転させるセットを使ったという墜落する機内の撮り方
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