mariさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.0

ショッキングすぎて今でも手が震えてる。

根っからの悪はきっと存在しなくて、
この広いようで狭い世界の日常で、
人の視線と行動が全部冷たくて責められていると
つい思い込んでしまうぐらい重度の、
想像が
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

5.0

もう何度観たかわからないぐらいなのに
心がぐらぐらして涙が溢れて頭が割れそう。

たくさんの大きな愛に包まれながら
葛藤の中で救いを求めて、
幸せだった頃と揺るがないはずの信念の正しさを問う瞬間に
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

4.0

自分の心も愛も全部、自分のことなのに
自分自身がよくわからなくなる時ってある。

いつものように世界が動いていく中で
急に予期せず取り残されて、
立ち止まって、世界がスローに見えた瞬間から
なぜだかわ
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.3

爽快なテンポとスタイリッシュさが
どこまでも気持ちよくて大好き!!

おしゃれで豪快な展開の中に
ちゃんと仲間や家族友人への愛が込められていて、
わくわくしっぱなしなのに
どこか温かくて前向きになる。
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

太陽と水と緑と
水々しい果実と時間と音楽と、
心地いいエネルギーがじわじわと体に浸透していく。

愛がたくさん詰まった恋は
とっても楽しくて気持ちがいいのだと、
二人を見ていると自分まで素直になれる気
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

スピルバーグが
大切に集めて大切に積み重ねてきた
おもちゃ箱を覗かせてもらった感じ。

もうテンションがあがりまくって
どきどきわくわくの、映画の楽しさが
いっぱいに詰まっていて、
とにかく本当に本当
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.5

わくわくするファンタジーを求めて、
始めからいつも楽しみに観ていたあの頃を思い出す。

当初のキラキラした感じとはかけ離れて、
ずっとモノクロの、ダークカラーが続いて
ホラーに近い描写も目立つけれど
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

夢と現実と、
前を向き続ける辛さと強さが、
カラフルでロマンチックな演出に凝縮された2時間。

自分を信じて、愛する人を誰よりも信じること、
"夢は叶う"なんて他人任せの願いじゃなくて
夢を叶えるため
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.8

愛から学ぶこと、お互いに得ること、
気付かされること、それぞれ成長すること、
愛の根源は外見とか感じる温度とかを超越していることを
丁寧に教えてくれる。

何かがあって人生に悲観して
生きるのがどうし
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エブリデイ(2018年製作の映画)

4.5

真っ直ぐで純粋な愛から生まれる
芯の強さや儚さや美しさを、
ずっとわかったつもりでいたのに
本当は、表面しかわかっていなかったんだと気付く。

伝えたい気持ちも、わかろうとする気持ちも、
どちらも美し
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.3

前編と続けざまに観ても全く飽きがこない不思議。

四季それぞれにちゃんと寄り添って、
季節ごとのそれぞれ違った空気を
体中いっぱいに吸い込んで、
日々考えながらちゃんと食べて、
どこを切り取ってもやっ
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.3

丁寧に生きることの美しさそのもの。

自然と真正面から向き合って
周りの人と支え合って、
毎日いっぱい呼吸して、
ちゃんと食べて、
幸せを体いっぱいに染み渡らせていく感じが
なぜだかわからないのにすご
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.3

正しいとか間違っているとか
幸せだとか不幸だとか、正常だとか異常だとか、
そんなこと他の誰かに押し付けられるものではなくて、
そもそも比較して図るものでもなくて、
儚いこの日々を自分がどう過ごしたいか
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神様はバリにいる(2014年製作の映画)

4.2

コミカルさと自然な優しさが爽快。

失敗したときこそ笑え、
縁に感謝して、周りの人が豊かになるために真っ直ぐに行動しろ、

さっぱりとした大自然と根付いた信仰心の中で
シンプルなメッセージが笑いと共に
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.2

んー、私的には少し評価と反比例。
途切れ途切れに合間で観たからかな、と
思ったけれど、
少し時間が経ってから、
あぁ、きっと本当はこんな青春がしたくて
どこかで嫉妬に近い気持ちがあるから
共感できない
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詩季織々(2018年製作の映画)

3.3

何気ない日々の
いまになって初めて大切だと気付ける
時間と瞬間を紡いだ作品。

期待していた程の心の揺さぶりはなかったけれど
飛行機の中で観て、観終わって、
窓から見える空に深呼吸して、
大切な日々を
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シークレット・ミッション(2013年製作の映画)

3.7

少年漫画のヒーローみたい。
かっこよくて信念が温かくて泣ける。

住んだらそこが故郷で
愛したい人も愛してくれる人も
守りたい日々も生まれるよね、
それは自然で美しいことだよねって
正直期待していなか
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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

4.0

死を具体的に意識してから
はじめていまの人生がどれほどに
美しくて楽しいものなのかを実感する。

日々平和で実はとてつもなく幸せなこと、
当たり前の愛に包まれていること、
それをポップに、時には感情的
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.3

汚い言葉も全力で過ごした日々も、
すべてに深い愛があるのがわかっているから
どこまでもうれしくて涙がでて
かっこよくて笑っちゃう。

大人になると日々を過ごすのが精一杯で、
本当に精一杯で、
大切な過
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.5

もう本当に最悪。殺してやりたい。
悔しくて辛くてたまらない気持ちがずっと続く。

実話?こんなに辛い物語が実話なの?
むしろ作られた話であってほしいと
願うぐらいに苦しくて怒りが止まらない。

この世
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ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

3.5

大人になった今、印象に残るのは
美しい空と星空と潔い真っ直ぐな心。

意外と主人公が冒険しないのね、とか
構成的にはどうしても物足りなさを感じつつ
全く心に残らないのとも少し違う、
絶妙な気持ちになる
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.5

ただ側にいてくれるだけで
どれほど救われいたかわからないのに、
こんなにもいつでも純粋無垢に
楽しんで愛情を全力で注いでくれていたなんて、
愛おしさから溢れ出る涙で体が壊れてしまいそう。

犬に限った
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.8

抱きしめること、
それだけで伝わったり支えられたり、
嬉しくなったり泣きそうな気持ちになったり、
色々な涙を流すきっかけになる行為だと
改めて実感するし、

この世界で一番温かくて尊い、頑張って、が
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記憶の夜(2017年製作の映画)

3.5

前半と後半で、まるで別の映画みたい。
きっついなあ…

運命の歯車みたいなものがあるとすれば
ひとつ狂うとここまで嫌な方向に
突き進んでいってしまうのか、

ただ真実が知りたい純粋な思いも
どんどん苦
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

身体の芯から震えて痺れる、実話という衝撃。

私は、大衆的と言われるのと少し違って
"変わっている"と言われてしまう人と話すのが好き。
きっと見えている世界が違っていて
それを伝えようと必死に言葉を紡
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息もできない(2008年製作の映画)

4.3

嫌だ。本当に、泣く隙すら与えてくれなくて
しゃがみこんで頭を抱えてしまって苦しくて
すごく辛くて好きで嫌。

心の叫びが共鳴して反響し合ったときに、
初めて、あぁ、こんなにも苦しかったんだと知って、
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.5

透き通るぐらい純粋で力強くて
色がどこまでも鮮やか!

善意が一歩間違えて伝わると
とてつもない悪意に見えてしまうのが辛いけれど
それでも純粋なのが泣けるし優しすぎる。

うれしい時の表情が特にきらき
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マイ・ベスト・フレンド(2015年製作の映画)

4.8

どんな状況でも、2人が顔を合わせているときは
決して涙は流さずに、いつもユーモア溢れるやり取りで
優しく愛情いっぱいに笑っていて、とっても気持ちがいい。

本当は崩れ落ちるぐらいに泣きたいのに、
悲し
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

なにこれ、好きすぎて名作すぎる。

妖艶で逞しくて突き抜けて優しくて、
綺麗で儚くて可愛くて苦しくて
眼差しがどこまでも強くて、
引き込まれて抜け出せない。

from today も
ピアノを荷台に
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.8

はっきり言って、
私はこの手のものがとっても苦手で
心理描写とか揺さぶられるものとかが
何もなく、ただただ途中からはもはや笑ってしまって
解釈とかどうでもよくなってしまった。。

それぞれ演技はすごい
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.8

容赦のない愛が散りばめられていて、
きっと"ユリゴコロ"は呪縛の言葉。

縛られるまでに何があったのか
どうして縛られてしまったのか、
説明できるものじゃないのかもしれないけれど
そこだけはどうしても
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紅き大魚の伝説(2016年製作の映画)

4.2

こんなにも綺麗な
赤と、空と海と、雨と風と、白を、
私は初めて見た。

守りたいもの、愛してやまないもの、
全てがうまくいけばいいのに、
バランスを保つのはとても難しくて
全てがとてつもなく儚い。
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

2.8

依存、
どのシーンを切り取っても
どの登場人物のことを考えても
その一言に尽きる。

誰でも何かに依存することはある、
それはわかるけれど
方向が間違えてるというか歪んでいるというか、
辛い結果にしか
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.8

あの笑顔でいっぱいで
優しく太陽に照らされていた幸せな日々も、
もしかしたら全部嘘なのかもしれない。

過去に何があっても、今が本当なら
しっかり立って歩いていけるけれど、
あの日々が嘘ばかりだったの
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.0

「信じていれば夢は叶う」ではなくて、
信じて、信じ続けて、声に出して、
周りの目とか"当たり前"という言葉にも負けずに、
たくさん考えて、ひたむきに努力し続けるからこそ
夢は叶うのだと思う。

真っ直
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覆面系ノイズ(2017年製作の映画)

3.2

そうか、そうだよね、
漫画を実写化する難しさってここにあるし
想像できないほどたくさんあるよねって、
ずっと思いながら観てた。

キャストうんぬんを抜きにしたとしても
漫画だからこそ描ける躍動感とか心
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