Fishermanさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004年製作の映画)

3.3

ジャッキー50歳にしてのアクションは若い頃と変わらない頑張りぶりは認めるが、大掛かりな演出がやり過ぎでは?
シリアスかと思えばジャッキー以外がコメディだったり、恋愛を折り込んだり、アンバランス感の方が
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.1

これは原作があるんだろうか?よく考えられた展開な上に、見せ方が上手い。
ほぼ森の中と小屋だけのほぼワンシチュエーションだし、エンドロールで登場人物確認したらたったの8人、でもそのほとんどが4人で成り立
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

3.1

前作は思いっきりぶっ飛んでいた記憶があるが、今作は思ったより大人しめ。
そもそもがトランプがカザフスタン🇰🇿大統領を相手にしなかったことへの逆恨み自虐ネタ。
自分の娘を大統領に貢物にするってアカンやろ
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

3.4

学歴・コネ・ツテが韓国で"成功"する秘訣。下々の者は悪事に染まるか、諦めて慎ましい生活をするしかないのか?
韓国学歴偏重、財閥依存社会への風刺にも取れる。
何より、登場人物の名前が似過ぎて、中盤まで誰
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バグダッドの盗賊(1940年製作の映画)

3.5

1940年なのにカラーで制作、観客への楽しませ方と言うか、見せ方の工夫が満載。
CGはおろかワイヤーさえない時代にこれだけの映像を作れたことに感心する。
アカデミー美術賞、撮影賞、視覚効果賞を受賞した
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ブラボー砦の脱出(1953年製作の映画)

3.3

ラスト5分にこの映画の良さが詰まってる。それまではずっと単調で伏線。
ウィリアム・ホールデンの厳しい男の渋さとエリノア・パーカーの魅力だけで持ってる感じ。
南軍捕虜の脱走も4人と少ないのもミソ。
脱走
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

4.4

ボリウッドにしては短めの143分。歌と踊りは本筋とちょっと違うのでエンドロールでしっかり。
「きっと、うまくいく」的な友情を前面に出しながら、親子や夫婦の愛を取り戻すハートフルコメディ。
仲間がいいや
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.8

ワイアット・アープが保安官を務めるダッジシティの周年祭に"千に一挺の銃"ウィンチェスターが射撃大会の賞品に出されると言うだけで掴みは十分。
それにジェームス・スチュアートなんだから楽しみワクワク。
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.5

物理学者が旅先で事件を推理するだけで、湯川でなくてはならない理由もない。難事件を物理及び化学で理論的に解決するガリレオとは違ったテイストもの。
化学では解明できない親子の愛情がテーマであり、名台詞「実
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アイスマン 宇宙最速の戦士(2018年製作の映画)

2.0

こりゃ酷い😤ドニー・イェンである必要もない。アイスマンですらない。
宇宙最速って何のこと?
タイム・トラベルと言いながら明と現代だけの往復、一瞬1927年。どの時代に行っても日本は悪者。

男が守るべ
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

2.9

ちょっと無理した感じ。何でもかんでも詰め込み過ぎて芯がブレてる気がする。
おバカなしんのすけだからこそ、たまに見せる真剣さに心打たれるところが良かったのに、みんながおバカになってしまった。

忍法もの
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

2.9

いいねぇ〜、玉木宏。体作ってるし、雰囲気出てるなぁ。もっと背中の入れ墨見せても良かったと思うけど。
原作のマンガもこうなの?
極道=関西弁・広島弁みたくなってるけど、みんなもう少し練習がいるなぁ。
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グラウンドブレイク 都市壊滅(2016年製作の映画)

3.4

1988年に起きたアルメニア🇦🇲北部地震。
105分の起承転結ストーリー。普段の生活から一転地震、茫然自失、生存者救出、復興気運へ。
発生から4日までを描き、悲惨な😖状況から悲しみを乗り越え、強く生き
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北西への道(1940年製作の映画)

3.6

「日本人の勲章」で渋い満開だったスペンサー・トレーシー出演。この時40歳、すでに渋さが出てる。
アメリカが建国される前の1750年、イギリス🇬🇧とフランス🇫🇷が東部沿岸部で領土争いをしていた時代。フラ
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荒野のガンマン/致命的な仲間(1961年製作の映画)

2.9

サム・ペキンパー劇場映画初監督作だったが、なんだかメリハリのない印象。
北軍将校イエローレッグを中心とした南軍将校への仕返しと、誤射してダンサーの息子を殺してしまった贖罪が入り混じったストーリー。
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.0

O.K牧場の決闘を題材にした映画は9作あるらしいが、その4作目の視聴。
ワイアット・アープにヘンリー・フォンダ、ドク・ホリデイにヴィクター・マチュア。今までのと違うのはドク・ホリデイ、肺病の飲んだくれ
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犯罪王ディリンジャー(1945年製作の映画)

3.6

ジョン・デリンジャーを題材にした映画は3本目。ウォーレン・オーツの「デリンジャー」、ジョニー・デップの「パブリック・エネミーズ」、そして本作。
とにかくローレンス・フィアニーがひたすらカッコいい。今ま
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ハイキュー!! 勝者と敗者(2015年製作の映画)

3.7

①負けて悔しいと思わない者は強くならない。②楽天家くらいの方が悩まなくて済む。③前だけ見て真っ直ぐ。④ライバルを越える。⑤穴を作らない。
スポ根アニメに必要な要素、この全部を持つ烏野高校は強くなる。
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

3.1

「ヨーロピアンアバンギャルド」の名作らしいがアバンギャルドって何?前衛・革新的・先駆けと言う意味らしいが、当時としてはこれが革新的だったんだろう。
逆に今でも前衛的でストレートに入って来ない。コメディ
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ハイキュー!! 終わりと始まり(2015年製作の映画)

3.5

先に「才能とセンス」「コンセプトの戦い」を見てしまい、本作は日向と影山の出会いからなので、個人的にはエピソードゼロ的な位置付け。
スポーツで強くなると言う原点は、好きであること、諦めないこと、悔しさを
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.4

エンタメなので大袈裟に作ってあるとは言え、マンション一棟スッポリ500mはないだろ〜、ちょっとやり過ぎ感が強くて引く。
序盤30分がもっと短くできたのでは?後半は危機が次々と襲い、悪戦苦闘するところは
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

この監督、熱い映画作るねぇ。ボリウッドに求めているのはこれだよ。
「マガディーラ」も「マッキー」も面白かったけど、これは「バーフバリ」級の傑作では?

ムトゥダンスが凄すぎる。2人の息もピッタリ、真似
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

3.2

虎の威を借る狐ロシアの弱体化がテーマだけにロシア人はキャストできなかっただろうし、ロシアを嫌い?な国々による共作だから全員英語はやむなし。
当然、ロシアでは公開できないだろうなぁ。恥だし、カッコ悪いわ
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シティーコップ 余命30日?!のヒーロー(2020年製作の映画)

2.9

「バッドマン」「アリバイ・ドット・コム」で期待値を上げてしまったのか、本作は不発。
いつもの3人のキャスティングで、小ボケは相変わらず多いが、笑えるところはそんなにない。
ドジと言うより気の弱いマヌケ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.3

最強、痛快でお茶目、マブリー兄貴の真骨頂、この2作目も面白かった。
のっしのっし歩く姿に安心感を与えるし、一撃で仕留める重いパンチと背負投げ、効果音も痛そう。

それと、マ刑事を中心とするチームワーク
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

ジャイモン・フンスー、ヘレン・ミレン、ルーシー・リューまで揃え、CGも増し増しなのに、満足感がないのはなぜ?
子供のビリーは落ち着いた子なのに変身したら喋り過ぎなのが全ての原因か?18才ってもっと大人
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ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.8

原題「A Walk IN THE WOODS」(森の中を歩く)より、珍しくの邦題「ロング・トレイル」の方がしっくりくる。

老いを感じ、このままでいいのか?と答えの分からない2人。森を歩き続け、話し合
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.3

これがフランス🇫🇷で大ヒットした理由が分からん。イタリア🇮🇹人もいい加減だと思うが、フランスひも大概だわ。
コメディなんだが、コメディに感じない。
文化の違いなのか、キチッと役割も果たさないのに仕事と
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

2.9

結局、美男美女でくっつくのね。😞
ディズニーだから最後にエスメラルダがカジモドにキスして美男子になるのかと思ったわ。
フロローがなぜそこまで圧政をするのか、ジプシーってそんなに悪いことなのか、よく分か
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007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)

3.2

007シリーズではない007がまだあったとは。やたら豪華な俳優陣によるジェームス・ボンドをネタにしたコメディ。
元祖ジェームス・ボンドにデヴィット・ニーブン、新007にピーター・セラーズ、ボンドの甥ジ
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アフリカの女王(1951年製作の映画)

4.3

ハンフリー・ボガードがアカデミー賞主演男優賞を取った一本。監督・脚本にジョン・ヒューストン。ボギーとは「黄金」や「マルタの鷹」など何度目かのコンビ。
104分に凝縮され、テンポが良くドラマチックな展開
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バッド・トレジャー(2021年製作の映画)

3.4

なるほどね、そんなに悪くないと思うけどなぁ。元軍人ならではの反社会パーソナリティ障害を持つイーストウッドとその主治医ギブソン。電話での治療相談がそんなところで生きてくるとは、、、
この役回りならギブソ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.3

原作がある映画はストーリーがしっかりしてるし、ちゃんと意味がある。記憶を書き換えられ、兵器にされた女の脳にゴースト、記憶の断片が残る。
自分は何なのか?機械なのか人間なのか?
笑わないスカーレット・ヨ
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サハラ戦車隊(1943年製作の映画)

3.8

気障なダンディじゃなく、無骨な軍曹ボギーも悪くない。北アフリカ戦線で敗戦続きの連合軍、その中で男気を見せる米、英、スーダンの敗残兵。大群にものを言わせて"水"を求めて押し寄せるナチスドイツ。
水、食料
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

3.7

笑える小ネタ満載にとぼけた3人組が、出しゃばらず、引っ込まず3人のバランスも良く気持ちよく見れる。
フィリップ・ラショー監督、脚本、主演。

見てない人には分からないだろうけど、悲惨なルーキー、異常体
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.8

う〜ん、渋い。俳優陣の演技で持ってる映画な感じ。ウィゴ・モーテンセンの渋さをより強調してるのが、ヴァンサン・カッセルのクズっぷり。
マフィアのボス アーミン・ミューラー=スタールの静かな大物ぶりも良か
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