まっとさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自己実現を描いた映画を観ていると自己実現の先にある孤独や家族・友人・人との関わりを蔑ろにする罪を突き付けられて 人との関わりを描いた映画を観ていると自己実現・自立の諦めや自分を自前でケアできない弱さを>>続きを読む

ノベンバー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

悪魔と疫病の画面への出て来方がほえ〜すげ〜と思って、悪魔がけっこう本気で怖くて、良かった 普通に怯えた 笑って踊って落ち着きがなくて、大袈裟な表情で飛んで跳ねて血をすする

罪深い人間たちだここで殺せ
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ロバート・エガースの人間への諦観って気持ち良いな〜と思うので、なんか最後「えっそんな気持ち良さそうな顔で逝かせていいんすか! カラスに腸食わせとかなくていいすか!」みたいな気持になった

観ている間ず
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2回観て2回とも何かよくわからん(教養の敗北)て感じだったけど、母とか愛とかの前に他人のもんを取っちゃいかんかったのだろうか……とぼんやり思った
母であることが父であることが全てを解決させる、なんてそ
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

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この世に存在するあらゆる吐き気を催すものを煮詰めてお出しされた感じですね🥲

何が何だか分からないまま観ていて途中から何が何だか分かっていい映画じゃないんだな!と思ってから開き直ってとにかく画面の細部
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そばかす(2022年製作の映画)

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ぶっ刺さりすぎて客観的なこと何も言えない
マホちゃんの声って良い→わかるーーー!!!!あっちゃんは声が本当に魅力的なんよ 耳がくすぐったくてどこか引きずり込まれるようでしかし突き放されるそんな響きの声
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アナザヘヴン(2000年製作の映画)

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なんか色々なところに「古い!!!」と思わざるを得なかったけど江口洋介ってめちゃくちゃ格好良いなを堪能できたので良かった

全体的に角川ホラー文庫のだいぶアクション系な作品を読んだときの手触りだった
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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(前提・大変不勉強でスラムダンクのことをあまりよく知らなくて 安西先生と桜木花道とドアホウって言う流川って人しか知らんな状態だが 新年から映画館で仲村宗悟と笠間淳の声を聴きたいという気持ち一つで行きま>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

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新年一発目映画はスラムダンクにする予定が早起きしたのでこちらを観た 関連性は何一つない

The Bear視聴勢ので何の根拠もなく「ウマは合わないけど俺ら寄り添っていこうぜ!せめてこのレストランの中だ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

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最悪のマトリョーシカにオボボってなってたらハーパーは結構さっさと興味なくして家の中に入っていったの面白かった

こういう、女性を侮っている男性たちの攻撃性ってほんと、どうしようもないですね……
なんか
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生きてこそ(1993年製作の映画)

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細胞が体が意思が活動する限り食べて寝て生存すること 生きること 死にたくないと思うこと 生命のある生き物が生きる方向に活動すること 正しいも間違いも善も悪もない そういう風に活動する細胞の塊があるだけ>>続きを読む

白い牛のバラッド(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

知らない男の人を家に上げたという理由で家を追い出されることにびっくりしてしまった 私は知らないんだよな こういう世界のことを 頭で知った気になって今も聞きかじって知った気になって、この世界でどんなふう>>続きを読む

オンマ/呪縛(2022年製作の映画)

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お母さんも娘もご近所さんもご近所さんの姪っ子さんも 歩み寄ろうとするのがすごく優しくてよかったな〜〜と思う 透明人間のときの家族を思い出した 良い人たちだ……
お母さんがオンマにならなかったのはこうい
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

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遥か昔の幼い頃に訳も分からぬまま幼児には難しめの絵本を読んだ時のような気持になった ようわからんけど絵が綺麗 ようわからんけどこいつがとんでもないことしたのは分かる

ガウェインといったらFGOで世話
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

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「私の人生だった」と叫んだアリスのこと死ぬほど応援しながら観てたから、最後の方「殺れ!!轢け!!!走れ!!!!」と叫びそうな気持ちだった(映画館だから叫んでない)(家で観たら「まくれまくれー!!!!」>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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アニャテイラージョイにこういう役やらせたい投票してもらって一位取ったやつを撮りましたみたいなそんな印象を持った 私も見たいもん、たった一人異邦人で気風のいい台詞を言って最後はパーティードレスのままチー>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

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〜INTERRRVAL〜 インターバル!?!?!?!? と思ったのも束の間 「私の戦いはお前の戦いだ」に胸打たれて最後までずっとそのことを考えていた

心が躍る、胸が熱くなる、そんな感情を呼び起こすの
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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女子校育ち 生理の話をすると心なしか仲良くなるあの感じを思い出した

貴女は「妻との思い出を選ぶ」と言ったから、誘惑してあげる でも本当は振り返ったら相手は冥界に連れて行かれてしまうんだから、私は絶対
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バーバリアン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マリグナント観たときと一緒で、今こういうホラーが観たかったという欲にばっちりきっかりハマってくれた こういうのでいいんだよじゃなくてこういうのがいいんです私達は

このくらいの小規模ホラーですが、しっ
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

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私はちょっぴりげっ歯類が苦手なので 今回悪役のキャラデザとして描かれたときの造形の醜悪さ、大量に物言わぬ兵隊として襲ってきたときの不気味さ、に「ほらねーーーー!」と思いました 人(?)を見た目で判断す>>続きを読む

野蛮なやつら SAVAGES(2012年製作の映画)

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なんか普通に「えっみんな死なないの?」と思ってちぇって気持ちだった

別にスカッとするために観ていたわけじゃないのにスカッとするとこみたいな演出されたからノリについてけなかったのかも…
スカッとするな
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

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ド田舎育ちド田舎大嫌い人間のレビューだよ! 離れろ!


ものすごく良質な田舎はクソ系映画だった
広大で荒涼とした土地 開けた土地に閉塞した人心 ナチュラルに根付く女性への抑圧 クソおじさんたち 一つ
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G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ(2021年製作の映画)

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アンドリュー・コージを求めて
ずっと「富さん……😊」「富さん!!😳」「富さん🥰🥰」「トミーーーーーーーッッッ🤯🤯🤯」てなりながら観てました

自分でも思ってたよりブチ上がることはなく、だからって下がる
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

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都合の良いことばっか言う女と都合が悪くなると困る男と でもみんながさんざん言ってた社会や恥や正しさが「都合」なのか 私は社会も道理も大好き人間なので道理が大勝利したキティとコンスタンチンさん夫婦を見て>>続きを読む

2046(2004年製作の映画)

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都合の良いトニー・レオンにムカムカ〜〜っとしながらもトニー・レオンなせいで魅力的でクソ〜〜〜と思った

恋の罪のときにカフカの城の話をしてたじゃないですか 不勉強で読んだことはないんですが みんなで城
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

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(私が最近このくらいの仕上がりの邦画を必要以上に穿った目で見てしまう悲しきモンスターであることを前提に読んでほしい)

あらゆる「そうはならんやろ」のノイズがあんまりにもあんまりすぎる
伊藤潤二作品く
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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罪の告白をするところで絶対にないとは思いつつも絶対中絶の話は出ませんようにと祈るような気持ちで見ていた そんな物語じゃないってここまでで描かれていたのに怖がっちゃったな

こんな世界だと「子供に悪い」
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家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

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一個目の話
ナイトメア・ビフォア・クリスマスを観るくらいの気持ちで観始めたら「バカめ!!!」て殴られた気持ち ガチで怖いんか〜〜い 部屋の隅で爆笑してるおっさん怖すぎ 人間を家具にするな ネウロの犯人
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子どもたちが大人に怯えないのがすごく良かった……こんな大人たち怖くなんかないんだ 怖いものは「怖いもの」そのものじゃない 自分の半身や自分の存在がないがしろにされるのが怖いの
それすら怖いじゃないかも
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お前ら今すぐ日本から出ていけ…………

古今東西電車から降りれないドタバタ大騒ぎはそれだけで好きなんです 時計じかけの摩天楼 ドラえもんズドキドキ機関車大爆走 プロシュートペッシ戦 トライガン劇場版
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ダークスカイズ(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

おばけも怖いけど こんな地球外生命体に物理で来られたら、なんかそういう喧嘩をしにきたんじゃないよ!!と床転がりたくなった そんなグレイとかアブダクションで来られたらそりゃ負けるじゃん〜〜〜何よ〜〜〜倒>>続きを読む

ウィッチサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

色々と大変なことが起きて、大変なことしちゃって、大変なことがこれからも起きるっぽいけど、ま〜〜〜ひと夏の思い出だし、ここに全部置いて行って無かったことにしよう☝

すでに乗っ取られていた展開はウヒョ〜
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お、面白ーーー!!! 面白!!! 私の中では今年公開の映画だと今先頭突っ走る面白さです

なんかジョーダン・ピールがIMAXで撮った白石晃士作品って感じ……(?)
置いてきた浪漫と異物への畏怖と血が出
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

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だから……車は権力だから……車は暴力だから……怖いよ……と思った

車がないときの保安官の情けなさっぷりよ
車(&銃)の支配権でその場の支配者が変わる 俺のパトカーだ!!と渾身のデス・プルーフかまして
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

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何だっけ、狼が人間から認識されることを気にするかいやしないみたいな あの台詞にゾッとした
悪魔は人が認識したときにそこに現れるのか 違う 人が見ていようと見ていまいといる そこにいたんだ、ずっと エ
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「来てくれたのね」「気分は最高だよ、君に会えたから」のやり取りで普通にブワ〜〜泣いちゃって それでも抑えきれなかった彼氏の破壊衝動にウイルスのせいじゃなく頭が壊れる彼女にも泣いちゃって 無情な銃撃と笑>>続きを読む