まさなつさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

タイムリミット 見知らぬ影(2018年製作の映画)

3.8

これは拾い物のベンツ(ドイツ)なサスペンス^_^

ああ、お父ちゃん、、辛い辛過ぎる^^;

「スピード」って映画はスピードを落とすと爆破する、、っていうのがミソでしたが、、こうきましたか!^_^
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

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甘くないハチミツの話?!‬

「マケドニア」って地名からはアレキサンダー大王ぐらいしか思いつかない、、^^;その地の最後の自然養蜂家のドキュメンタリー。

‪半分は残し半分をお裾分けいただく‬。

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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.6

マスクがないと生きられない世界、、!

宮崎アニメに初めて出会ったのはこの作品でした。映画館で観たのもこれが最初。

まず、その飛翔感の素晴らしさに一目惚れ^_^ そして、その壮大な世界観に圧倒されま
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

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「チリの闘い」で、アジェンデ政権が倒され、ピノチェット独裁政権が支配するまでを、とんでもない熱量で描いたパトリシオ・グスマンが、その後独裁政権下では描けなかったチリの現実をようやく撮れた作品かな?>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.4

久しぶりの劇場鑑賞はやっぱり凄かった。

子供なんて置いてきぼり必死(笑)のハードな時代劇であるのにジブリらしい細部に拘った世界観も内包した、まさしくアニメ表現の最高峰の一作だと思います。

激しい、
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トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

3.7

「我、奇襲に成功せり」

真珠湾攻撃で終わる映画を、よくアメリカのメジャーな映画スタジオが作ったなと思います。向こうでの評判はどうだったんだろう?

しかも、日米双方を均等に時間配分し、日本パートは日
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聖なる酔っぱらいの伝説(1988年製作の映画)

3.8

前から観たかった「木靴の樹」のエルマンノ・オルミ作品。

主演はルドガー・ハウアー。レプリカントなイメージの強い方。この組み合わせでどんな映画になるのか興味津々。

橋の下でホームレス暮らしをしている
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.6

いつものように、いきなり始まって、そしていきなり終わる。

この監督に説明とか起承転結なんて言葉はない。何もドラマ性を加えず描きながら、観るこちら側の心は乱される。

イスラム教を信奉する少年。彼の行
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悪の偶像(2017年製作の映画)

3.9

ひき逃げ事件から始まる闇。なんとも複雑怪奇な話。

ハン・ソッキュvsソル・ギョングのオッさん対決!かと思ったらそんな単純なものではない。

一筋縄どころか、二筋縄も三筋縄どころでない展開。いったいど
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驟雨(1956年製作の映画)

3.8

倦怠期の夫婦の和風マリッジストーリー?^_^

この当時の夫婦の関係性やご近所とのやりとりを、シビア過ぎることなく、ちょっとコミカルに描いていて楽しい。いつの時代も夫婦って、やっぱり簡単にはいかない、
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

3.6

オッさんvs若造。

オッさん組が、萩原健一、千葉真一、石橋蓮司。

若造組が、木村一也、荻野目慶子。

どうみても、オッさん組の方が強そうなんですが、、^^;そうは単純に行かないのが世の常。

ギラ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.9

なんだか年寄りには沁みる映画だったなぁ〜^_^

最近この監督のデビュー作の「明るい変態」を観たばかりだからか、この落ち着いた佇まいに、ちょっと驚きました。まあ、自伝的内容だから、あんまり突飛な事は出
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続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

3.7

「続激突」に続き、またも続編詐欺!(邦題だけです^^;)

「ジャンゴ!」でいいやん 笑

レオーネ+イーストウッドに対抗する、ゴルブッチ+ネロ! 定番、定番 ^_^

敵対する二つのグループに一匹狼
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.8

「幸福」以来久しぶりに観たこの監督作品は、女性歌手の不安を抱えての、パリお散歩映画。

病院での検査結果を待つこの2時間は、彼女にとってはかなり辛くて長い長い時間。

この2時間で、様々な人と触れ合い
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ザ・ヤクザ(1974年製作の映画)

3.6

まさかアメリカ映画に、「任侠とは」を教えられるとは!

さらに、「義理」と「人情」も^_^

あんまり観ないジャンルなんだけど、分かりやすく解説してくれる親切設計 笑。

任侠道は武士道に繋がる?指詰
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.5

アラスカを舞台にした映画は何作か観たけど、グリーンランドを舞台にした映画は初めて。

グリーンなんて見えないホワイトランド!^_^

その風景というか自然の佇まいには圧倒されます。大きな画面で観たらな
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

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一向に変わらない「差別」にまつわる状況を何度も見るにつけ、その意識は人間のDNAに組み込まれているんじゃないかと勘ぐったりもしてたけど、やっぱり、そうじゃなくて、周りの大人たちによって、後から植え付け>>続きを読む

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)

3.7

70年代のアラン・ドロンと言えば、ダーバンのCMのイメージが強いですが、この映画でのスーツやコート姿は、まさにそのイメージのまんまで、ダンディで衣装もよく似合ってます^_^

映画の方は、ナチスがフラ
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ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たち(1980年製作の映画)

3.5

ペドロ・アルモドバルのデビュー作?

まあ、この方は最初から、、^_^

変態ですね 笑。明るい変態 笑笑。

この方の映画には、LGBTとかマイノリティとかの言葉は不要ですね。

題名の三人の女が、
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まわり道(1974年製作の映画)

3.7

ヴェンダースのロードムービー3部作のうち、大好きな「都会のアリス」に次ぐ2作目。まあ、繋がりはないのだけど^^;

今回は小説家志望の男が主役だからか彼らの会話はちょっと小難しい。

そんな彼が旅に出
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女ざかり(1994年製作の映画)

3.5

大林監督で何か観たかったのだけど、ちょっと観られないうちに時が流れ、ようやくこのまだ観ぬ作品にたどり着いた。

吉永小百合さんは、何をやっても、、な俳優のひとりだと思うのですが、この映画では結構大林ワ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

五人姉妹の物語?!

+シャラメ君ということで 笑。私にはそう映りました^_^
(彼の歩き方がガニ股に見えたのは気のせい?笑)

子供の頃は、いつも一緒で笑ったり泣いたり怒ったり、、でも、歳を重ねるに
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THX-1138(1971年製作の映画)

3.6

ジョージ・ルーカスのデビュー作。

管理社会の成れの果て、、。

こんな未来は嫌だ!、、って思う^^;

「スターウォーズ」とは対極にあるようなSF。70年代SFにありがちな文明批判や当時の世相への皮
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.7

法律は正義とは限らない。
それは、法律もまた人が作るものだから、、。

大好物な法廷サスペンス。でも、この設定は少し作り過ぎに感じる。だから、サスペンスとしてはやや物足りない。

でも、国家が犯した罪
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探偵物語(1983年製作の映画)

3.5

薬師丸ひろ子、、とにかく可愛い!

薬師丸ひろ子+松田優作+赤川次郎+根岸吉太郎というのは、中々異色な組み合わせ。初めて鑑賞。

軽い軽いミステリー。探偵ごっこが本物の事件へ、、、お嬢様女子大生のロマ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.7

久しぶりに痛快な韓国映画観たくて、これを選んでみた。「パラサイト」の彼も出てるし。

警察学校の対称的な二人の真っ直ぐなバディもの^_^

ゆるい笑いのある雰囲気なのに、出てくる事件がかなり卑劣なもの
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プーサン(1953年製作の映画)

3.8

クマでないプーサン!笑笑

でも、これが面白い^_^

新聞の4コマ風刺漫画がもとらしく、細かなエピソードで笑いや皮肉を繋いでいったよう。とにかく可笑しなシーンがいっぱい入ってて楽しい。でも、ちょっと
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.5

斬新な題名に惹かれ観たアラン・ロブ=グリエ2作目。

ルームメート殺しの疑いで捕まり修道院に拘束される女性、、。

例によって話はあるような無いようなである^^;

背徳、冒涜、禁断、快楽、退廃、前衛
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

3.8

胸糞な映画であることは間違いない。

でもそれは映画の出来が悪いということではもちろんない。むしろ出来が良いからこそ胸糞が増す。さすがフライシャー!アメリカの負の歴史に対して、この時代にすでにこんな映
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.0

久しぶりの再鑑賞。モノクロの印象が強かったのだけど、バリバリのカラー作品。ところどころでモノクロが挟まれるのでそちらのイメージが残っていたのか?結構ウトウトしていたか?笑

改めて観直して、初めて観た
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妻の愛、娘の時(2017年製作の映画)

3.7

結構複雑な家族の話。

母親が亡くなったので、田舎の父親の墓を移して一緒に埋葬しようとするも、父親の本妻が反対して娘と対立する、、。

普通に考えると、二重結婚みたいにした父親が悪い気がするけど、、^
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666号室(1982年製作の映画)

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問)映画は死に瀕しているか?

出題者)ヴィム・ヴェンダース

回答者)1982年のカンヌ映画祭に参加した監督たち

監督名を出してくれないから、顔と話の内容で分かったのは、ゴダール、アントニオー二、
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

「世界が鳴っている」
「あなたが世界を鳴らすのよ」

国際ピアノコンクールに挑む4人。彼らのピアノ演奏を中心に概ねコンクールのとこだけで描いてます。

みずみずしい映像で魅せるとこなど工夫は見られます
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ローラ(1961年製作の映画)

3.7

ジャック・ドゥミの長編デビュー作品。

この方の作品は長らく二大ミュージカル「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」しか観たことなかったので、ようやく非ミュージカル作品を観ました。

子連れ
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花咲く港(1943年製作の映画)

3.8

木下恵介の監督デビュー作品。

同年に黒澤明が「姿三四郎」でデビューしています。国際的評価は黒澤明の圧勝でしょうが、国内ではいい勝負。本数や作品の幅の広さではこの監督の方が圧勝^_^

まあ、それはと
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.0

なんて夢みたいな話なんだろう^_^

へ〜こんな展開とは、、昔観たと思うけど、すっかり忘れていた^^;映画の中と外の関係性が面白い。

映画館に行って映画を観るのが好きなのは、こういうことが起こらない
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