デヒさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

デヒ

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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

映画の主人公のドワネルはまだ学生だが、家庭不和をきっかけで逸脱する行動をするようになり、結局社会で「問題児」と扱いされる。映画はただドワネルの逸脱とそれに対する社会の処罰を見せてくれるだけである。迫力>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

登場人物のロックウッドとリナが大人気を博していた時期にハリウッドで現れた有声映画(トーキー映画)の「ジャズシンガー」によって映画は大きな転換点を迎える。 映画を面白くするためには大きな転換点があるべき>>続きを読む

メトロポリス(1927年製作の映画)

4.7

映画では機械がたくさん登場する。 地下労働者たちは一定な速度で機械を動かしており、まるで機械と一つになったように見える。 これとは反対に、地上の人々は貴族のように享有を楽しみながら暮らしている。 映画>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.9

* 映画は時間分けによって3つの物語で構成されている。 この3つはつながっている。 私は3番目の物語の方が印象深かった。ある日、ハルは故障した部分があると知らせているが、2人の人物が確認してみると、異>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

5.0

* 映画は三つの場所での人物たちの話で成り立っている。山奥で起こった出来事を裁判所みたいな所で3人の人物が語り、その話を聞いた人々が後に羅生門で話をしながら映画が進む複合構成だ。話を聞いてみると、三船>>続きを読む

キューポラのある街(1962年製作の映画)

4.5

映画のキーワードは「貧困」と「若者の自我探し」と「在日韓国人の帰国運動」だと思う。主人公のジュンの親は貧困な状況の中で仕事を探してみるが、なかなか適応ができない。県立の高校での進学を希望している娘に働>>続きを読む

雄呂血(1925年製作の映画)

4.3

嘱望される侍だった主人公は、他の侍の挑発で争いが起こることになり、相手の嘘と傍観者によって師匠と愛する女性に嘘つきという誤解をされることになる。 その後も愛する心を表現するのが下手で間違ったことをする>>続きを読む

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

5.0

「何が善で何が悪なのか」。これは主人公たちに当たるテーマだが、私は映画に登場する子どもたちにも当てはまると思った。 ランニングタイムの中に子どもたちがたくさん出てくる。 最初の場面から子どもたちが集ま>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

5.0

自転車を盗まれた後のリッチの顔についた汗。 どれほど焦ったのかがわかる。リッチと彼の息子ブルーノは盗まれた自転車を探す旅に出る。映画は自転車を見つけられるという希望を見せながらも、何度も逃してしまう。>>続きを読む