新潟の映画野郎らりほうさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

新潟の映画野郎らりほう

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映画!たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!?(2008年製作の映画)

3.0

【探すのではなく認識する旅】


先ずは[二等身]以上の可愛らしさを誇る[1.5等身]の登場キャラクター達にノックアウト。 また主要キャラだけでなく、背後に配置されたエキストラキャラクター達も個性的な
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映画 レイトン教授と永遠の歌姫(2009年製作の映画)

2.0

【強い愛故の切なさ】


元のゲームは全く解らないケド観賞。

背景美術やキャラクター造形等 ビジュアル面全般に於いて整然とされ過ぎている印象。 ~ おそらく小さなゲーム画面での見易さを考慮したゲー
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犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

3.0

【ペットにも同様の癒しを】


麗奈ちゃん、とよえつ、BoAちゃんの主題歌と私の好きな要素が三つも揃った-\(^o^)/

麗奈ちゃんは劇中衣装替えも多く 夏服冬服に加え〇〇姿も披露していました!可愛
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アーサーとミニモイの不思議な国(2006年製作の映画)

2.0

【ベッソン印の子供向け作品】


テンポの良さと場面展開の省略が巧い子供向け作品。
だがノスタルジーを喚起する時代設定や 演出の巧さ等で大人の観賞にも耐えうる仕上がりとなっている。

アニメパートとの
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ラストラブ(2007年製作の映画)

2.0

【田村正和】


いつまでも若いなあと思っていたけど………田村正和も老けたなあ(^o^υ 声も細くなって本当に心配してしまった。 -無論田村の老けは役作りなのだが-
この作品はそんな田村の[男の美学
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P.S. アイラヴユー(2007年製作の映画)

2.0

【優男の逆効果的切なさ】


「愛する人に【ワタシとゆう名の枷】をはめたのが私ならば その枷を外すのも私である」 愛する人に刻み込んだ[ワタシ]を 同じ愛し方で取り除いてゆく、消去してゆく………………
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最後の初恋(2008年製作の映画)

2.0

【一側面に囚われるあまり至高の煌めきを見落す愚行】


「凝り固まった思考を潤滑し成長させる恋」 ~ それは「一側面に囚われるあまり至高の煌めきを見落す愚行」の示唆だろうか。
確かに明確過ぎる場面推
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あの日の指輪を待つきみへ(2007年製作の映画)

2.5

【単なる大サービス的印象だったけど許す】


第二次大戦を下地に持つラブロマンス。
勿論、終結後も延々と人々の運命を弄ぶ戦争と 尚も繰り返される戦争に対しての糾弾的側面や、自らの心に施錠する事で生む
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.4

【裏方映画屋たちと映画への讃歌】


イラン革命によって帰国困難となった米大使館職員を救出するべく計画されたCIAの奇想天外な一大作戦。

多数派のもとに晒される少数派の恐怖が如実に顕現された「ゾンビ
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アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン(2009年製作の映画)

1.0

【キリスト教への疑符と剥離意識】


『出演場面のほぼ全てに於いて 頭から血を吹き出し白目を剥いて悶絶しまくるキムンタクン。 全編に溢れる直截的痛みの数々。 夢だか回想だか妄想だか一見判別不能のジャン
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.2

【イントゥザメンタルリンク】


人を避け 社会を避け、己と 自然と、そして結果《人》と向き合おうとした若者のお話。

まともに描けば若者の一人語り(主観)になりそうだが この映画は[客観]で捉える。
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アノソラノアオ(2012年製作の映画)

2.0

【停滞】


新潟映画。

「マリと子犬の物語」、「ふみ子の海」、「この空の花」、「おにいちゃんのハナビ」等、近年新潟を題材とし新潟ロケした作品が[御当地映画ブーム]よろしく顕著であるが、そんな中でも
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ラスト・ターゲット(2010年製作の映画)

5.0

【グッバイ、ミスターバタフライ…】


完璧、全てが。 最大級の敬意と伴に「最高の暗殺者映画」の称号を捧げよう。
劇的誇張表現無し、荒唐無稽展開無し、台詞頼りの安易心理説明無し。 全てがストイックな
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

4.8

【2057年宇宙の旅】


自らの 否、全地球の危機でありながらも この世で最も深淵で美しい存在に心奪われてゆく…。



素晴らしい。
太陽消失の危機回避を描くスリリングなSF作品でありながらも 極
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

【第三の-私の中の-宇宙】


『儚い猿に過ぎなかった人類が やがて道具を使う事を識り、遂には人格を有す人口知能をも生み出し 宇宙へと飛び出してゆく。 そこには謎の黒色石板の存在があった…。』
~人
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あなたへ(2012年製作の映画)

2.5

【「一人旅」から「人生の旅立ちへ」】


快適車中泊も可能と思われる改造車で見識らぬ地へ一人旅…。 ~道の駅でポリ容器に給水。 雨の日はスーパー駐車場で読書。 行く先々で一期一会の人達との交流。 車中
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.0

【それじゃあ何でも有りじゃん】


『結末でそれ迄の全伏線を一気に回収する作品』。
手品・マジックの人を[騙して][魅せる]行為そのままに作品も展開するので 素直に騙されるのが最も正しい楽しみ方なのか
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利休にたずねよ(2013年製作の映画)

3.0

【美女こそ美】


「美」が作品の重要モチーフとなっているだけあり、ひとつひとつのショットが ただならぬ緊張を湛えた美的ショットとなっている。
そしてその美を極めし男-利休-を演ずるは市川。

最少且
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おしん(2013年製作の映画)

3.4

【連ドラ精錬名場面集】


この映画は「NHKドラマおしん」のリメイクでもなければ、同一原作の新解釈映像化でもない。
冒頭「NHK朝の連続TV小説 おしん」のメインテーマによっての開巻が告げている様に
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47RONIN(2013年製作の映画)

2.0

【ハリウッド産 ファンタジー風味な忠臣蔵】


『10年時代遅れ』といった印象。
実写素材とまるで融和できていない浮きまくりのモンスター・クリーチャーCGしかり。「日本人がハリウッド映画に参加」とゆう
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ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE(2013年製作の映画)

1.8

【万能超人過ぎて緊張感に乏しい】


ルパンについてはある程度の知識があるものの、コナンはテレビ・劇場版ともに一度も見た事のない状態で観賞。

で、率直な感想だが [ルパンもコナンも万能・超人的過ぎる
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共喰い(2013年製作の映画)

4.0

【-牙の折れた-草食男子の誕生】


「セックスに於ける男女の立ち位置の変遷」に「昭和から平成への転換」を織り交ぜる事で訴求される「草食男子出現の瞬間」。

「激動の昭和」だからこそ容認された 男にと
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サヨナライツカ(2009年製作の映画)

2.2

【騙されたあ(^o^υ】


当初はスルーしようと思っていたんだけど CMに低年齢層観賞制限を示す『R』が…(^o^!
過去に私が見た 暴力に因らない『R』指定作品…例えば『愛の流刑地』『ラストコーシ
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矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜(2010年製作の映画)

1.8

【騙されたあ(^o^υ】


予告やCMにプラチナブロンド姿の聖子ちゃん(プリンセス-セイコ)が出ていたので観賞する事にした(^-^。
矢島美容室の事はよく解らないけれど、聖子ちゃんが映画に出るなんて
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パーフェクト・ストレンジャー(2007年製作の映画)

3.4

【騙されたあ(^-^υ】


「あんた絶対騙されるよ!」の挑戦的キャッチに…「おもしろい!騙せるもんなら騙してみなさ~い(゜o゜!」って事で観賞。
結果は……騙されたあ(^o^υ 恥ずかし~い! 伏線
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TAXi(4)(2007年製作の映画)

4.0

【恐怖、バカの館】


過去シリーズは未見だけど観賞券が当たった為いきなり4からの観賞。 あんまり私好みじゃなさそうだったので今迄見なかった訳で、当選はしたものの正直あんまり嬉しくなかった(^-^υ
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劇場版 NARUTO-ナルト- 疾風伝(2007年製作の映画)

2.0

【安易作品群への反撥のメッセージ】


ジャンプに連載されている…程度の知識しか無く コミックもアニメも未見のいきなり観賞だったが楽しめた。
お話自体は悪者の完全復活をナルト達が阻止に向かう…といった
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.2

【悪魔の代弁者/10番目の男】


『ある問題に対し、9人の男の意見が一致したならば 10番目の男は必ず異を唱えなければならない』 ~ 準拠同調への反論の必要性(悪魔の代弁者)を説き、正否は二の次の
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地球が静止する日(2008年製作の映画)

3.2

【人類の可能性と希望】


私好みの映画だった。


SF作品だが ありがちなVFX第一主義ではなく 科学考証、各機関の予測想定行動シュミレ-ションがとても真に迫っていて、設定面を細部迄構築した上にS
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

【オシャレさん映画の良作】


次から次に出てくる魅力的なファッションに感心。それらを見ているだけでも愉しいのだが意外にも(失礼)内容もしっかりしている。
仕事と恋の板挟みや、仕事過多により失われてゆ
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アドレナリン(2006年製作の映画)

2.0

【恐怖感覚の麻痺】


『アドレナリンを出し続けなければ即死亡』『死にたくなければテンション上げろ』…ノンストップアクションを生み出す為の必然的なワン設定。 そのアイデア一発のみで90分間突っ走ろうと
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明日への遺言(2007年製作の映画)

2.3

【私達が一傍聴人】


中途位置に据えたキャメラは 藤田まこと心象への極端な接近はしていないし、ナレーション=竹野内豊も感情を削ぎ落した様な印象。
何より 人物のバックボーン掘り下げを控え 殆ど公判
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インモータルズ -神々の戦い-(2011年製作の映画)

2.0

【ただやってみたかっただけの安易技巧誇示】


どうでもいい話がやたらとちんたら下手くそ展開するファンタジーアクション。

ミッキーローク演じるハイペリオンが世界侵略しようとしているのは解るのだが、
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相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008年製作の映画)

2.7

【自己責任論】


タイトル長過ぎでしょυ チケット売場で言うのが大変です(大嘘)

さてドラマ未見のいきなり観賞だったが十分なパフォーマンスは魅せてくれたと思う。
寺脇の[疑問]に対し明確な[答]で
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劇場版 MAJOR メジャー 友情の一球(ウイニングショット)(2008年製作の映画)

2.1

【親子関係を意識考察する必要性】


ベタなスポコンだし 描画レベル、画面構図、語り口等の意匠全般にも これといった特徴は感じられなかったけれど お話自体は楽しめた。


全体に於ける個人の責任を個人
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アポカリプト(2006年製作の映画)

4.7

【生への渇望と恐怖概念の確認】


最初から最後迄『フンドシ一丁真っ裸男の、涙が溢れる程の全力疾走』が大炸裂。

「テクストを殆んど用いない ほぼアクションのみの構成」は、『もしかすると[字幕レス]で
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