【親子関係を意識考察する必要性】
ベタなスポコンだし 描画レベル、画面構図、語り口等の意匠全般にも これといった特徴は感じられなかったけれど お話自体は楽しめた。
全体に於ける個人の責任を個人に帰趨するのではなく 全体で還元する ~ 超成果主義・冷たい資本主義の現代社会への問いが 野球を透過して訴求されていた。
血の繋がらぬ家族が、家族で[あろうとする姿]にも 現代に於ける親子の関係を意識考察する必要性を訴えていたのではないだろうか。
題材的に観賞には(最低限の)野球知識は必要だが、現代即時的社会問題を内包しつつ展開する熱いドラマは評価したい。 ベタだけどね。
《劇場観賞》