nago19さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

海の色、観察し合う目と目、重なる声の不思議な音色、堕胎する横には赤ちゃんがいる、裸体を隠すのはそれを見つめる表情、女性監督ならではの感じ。修道院にいて知らない世界が新鮮で惹かれたけれど、普通の結婚で男>>続きを読む

キーパー ある兵士の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マンシティとか出てくるから見始めてから調べたら実在の有名人。戦時中の子どものエピソードとかはどうなんだろう。ドイツに巻き込まれていったヨーロッパの国々の感情は複雑、特にユダヤ系は。戦後間も無くだし。そ>>続きを読む

奈緒子(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一時期マラソンや駅伝の作品がたくさん出てたけどその頃かな。春馬がまだ幼さが残る。脚本や演出に無理を感じるし、死を原動力には切ない。でもゴールの鶴瓶には泣けた。

ポネット(1996年製作の映画)

3.5

小さい子に死を教えるのは難しい。キリスト教と仏教と考え方も違うだろうけど。孫と同じくらいだから娘夫婦が早死にしないことを祈った。ポネットの洋服がシックで可愛らしい。さすがフランス。

漫画誕生(2018年製作の映画)

3.5

岡本一平とか知ってる名前もたくさん出て来たけど北澤楽天は知らなかった。風刺画から漫画へと発展させた歴史、面白かった。邸宅跡池がさいたま市立漫画会館になっている。近くに盆栽美術館もあるからコロナ明けの楽>>続きを読む

ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

途中から泣けて仕方なかった。警察官でDVをする旦那ってどれほど怖かったろうか。役所や警察に話をしても信じてもらえるとも限らない中、子供を守るため悪いこともするクララを見守る人がいる。みんな苦しんできた>>続きを読む

パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

飛行機のパニックはドキドキするけど結末はだいたい分かるなぁなんて気楽に見始めたらちょっと違っていて見入ってしまった。いやー良く頑張ったわ。素敵な出会いだったら良かったのに、残念。飛行機の中のおばさんも>>続きを読む

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アンナが可愛くてアンネフランクを思い出しながら。この後の悲惨な状況が分かるだけにこの家族が脱出出来て良かった。何も出来ずに殺されて行ってたユダヤ人がどれだけいたことか。子どもが住むところを次々と変える>>続きを読む

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初のなにこの女というイライラを通り越したらやっと面白くなった。キャサリンヘプバーンのテンポの良い台詞と体張ってるコメディエンヌぶりが凄い。みんながずっと喋り続けていてなんかおかしい字幕もあったけどジ>>続きを読む

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実話がもと。何か悪いことが起こりそうで心配しながら見てたらやっぱり。スポーツ選手にとっての足なのにあそこまで前向きになれるのは、脚色もあるだろうけどやっぱりキャプテン人格ができてたんだろうな。ここはヨ>>続きを読む

ホームワーク(1989年製作の映画)

3.5

いい子を見つけた感がちょっと辛い。問題提起はいいけれど解放してあげてと思ってしまった。この状態でのインタビューはどの子も怖い。顔ひきつってた。この学校の中の格差はあるんだろうけど宿題してこなかった家の>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

バスに乗る前からドキドキしてどうか試合が見られますようにと思っていたのに、まさかの。都市部以外はまだどこも貧しい時代だろうか。貧しいのが当たり前の中でも反抗心や独立心が強い。上手く伸ばせばいいサッカー>>続きを読む

Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤は、学校でそこまでやらなくてもとか母親は父親への対抗心もあって応援するのかなとかプリティは煽らなくてもいいのにと批判的な見方もしたけど、途中でやめてたら中途半端な気分が残ったんだろうな。最後まで意>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったけど絶対カラーで見たくない。気持ち悪い。最初の病気の男の妄想か死ぬまでの夢か、窓から見た死にそうになっているヘンリーに入り込んで最後の生活をしているか。ホラーでもコメディでもSFでも好きなよ>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

携わる人たちのアイディアと技術の進歩。いつも心を動かされていることに感謝。ちょっとずつだけど名作がたくさーん見られるのも嬉しい。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

こんな青春は私にはなかった。満たされていない家庭の中で大事なポジションを占める友情はその後の未来にも関わってくるよね。みんなまだ若い、いろいろなことができるはず、佐々木の分も、というのは上っ面過ぎるか>>続きを読む

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自殺したい理由も明確なラストも明かさない。見てる側の受け取り方次第。ダンプカーから落とされる大量の土砂と舞う砂埃、夕暮れにクレーンだけが動いている、そこを黒猫が通る。美しいシーンの数々。前半の言葉巧み>>続きを読む

風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この迷路のように魅力的な小さい村を見てるだけで楽しいけれど、中には貧しい暮らしがあって夫婦喧嘩があって死を迎えようとしている人がいる。何か手を下すんじゃないかとドキドキしたけどカメだけで良かった。人が>>続きを読む

箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか脚本に無理がある。目の障害を黙ってお見合いするのもあそこまで人を下に見て失礼なことを言うのもキレると暴力振るうのも2人がすぐセックスするのも心を決めた時に親に行かないで部屋に忍び込むのも、みんな>>続きを読む

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!(2018年製作の映画)

3.5

どんな名作も最初は誰かが考案脚本を作る。舞台が完成するまでの苦労だけじゃなくて経営危機とか人間関係とか面白い。役者じゃないエドモンがあんまりカッコいいわけじゃなく脚本家・詩人っぽいのがいい。何かを見て>>続きを読む

まあだだよ(1993年製作の映画)

4.0

面白い時代だったんだろうな。洒落のきいた無垢な精神の恩師と学生仲間。密に助け合い慕い合う。猫2匹。ペットロスなんて言葉がなかった頃に描かれた作品。還暦を迎えた自分の老後も考えた。まだまだ若造なのかな。>>続きを読む

声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

倦怠期の夫婦の話だけど、ガスマスクが必要な時代のイスラエル、決まった仕事はテレフォンセックスの相手という特殊な状況。夫婦の話としてよりも時代と国の背景が面白かった。海岸のレストランで会った男とは、楽し>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

若松監督作品は見たことがない。この時代、私よりひとまわり上の世代、面白い。現実に過ごしたら辛いこともあるのかもしれないけど、映画や小説で見る世界は、主義主張があって表現したいことがあって仲間がいる。今>>続きを読む

ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半話が見えてくるまでなかなか入り込めなかったけど途中から面白くなってくる。この人とこの人の関係は?この怪しい感じは?これは本音?といろいろ考えながら見たけど結構後半まで分からなかった。ジョシュハート>>続きを読む

八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

原作未読。こんなストレートな反戦メッセージの映画だったんだ。子供に言わせてるセリフが日本人が思っていても口に出せずに飲み込んでいる気持ちだったりする。おばあちゃん役の女優さんは本所の人らしいから原爆は>>続きを読む

(1985年製作の映画)

4.0

すごくお金をかけた映画という前知識。これが撮りたくて影武者を撮ったとか。
思ってたより面白くて引き込まれた。仲代達矢はリア王に見える。衣装がアカデミー賞。やっぱり普通の時代劇の衣装じゃないんだよね。三
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

豪華キャスト集めてるって思ったけどゲスト的な感じで、主要キャストは役柄にぴったり。と思ったら大泉洋をイメージして書かれた本ということ。なるほど。

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.5

元になった事件は1973年。もちろん名前もないから意識することなく本当にそうなったんだろうな。人を傷つけることなく起こった事件は同情や感情移入しやすい。巻き込まれてみないとわからない感情になるのかもし>>続きを読む

天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

3.5

地獄の入り口で最後の審判という割に気軽な世間話。男性社会で女性の外見重視で仕事をしない富裕層の映画だけど女好きで口の上手いヘンリーは愛されキャラなのかな。夫だったら嫌だわ。でも夫婦愛の話は愛おしくなる>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コリーニはお父さんが亡くなったところで人生終わらせたのかも。自分のせいでと思うだろ。あれは。新人弁護士、すぐ故郷とか行けばいいのにと思いながら見てた前半と違って真相に近づくに従って心が重くなる。政治家>>続きを読む

プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング(2004年製作の映画)

3.5

途中、婚約者がいるのに〜と思ったけど揺れ動く女心だよね。すんなりと落ち着くところに落ち着いた感じ。パレードのシーンは最高。アビゲイルちゃんはもう、すぐ分かる存在感。クリスパイン映画デビュー。1では歌わ>>続きを読む

プリティ・プリンセス(2001年製作の映画)

3.5

アンハサウェイはプラダまで知らなかったから、初期のがあるとは知ってたけど見てなかった。存在感のある18歳。スピーチ泣いてしまったわ。よくあるシンデレラストーリーではあるけれどジュリーアンドリュースの女>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベラクルス、エルサレム、パリ、ニュージャージーと変わっていく画面。南米の油田火災の映画じゃない?と間違えたのかと思った。
4人の男が集まって一仕事だけど、命をかけた仕事。カーナビがたまに変な道を選んで
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.0

この画家について何も知らなかったけど、途中でもしかしてと調べたらモデルがいてまだ健在でこの映画があまり気に入ってないというのが分かった。

それは置いといても長い作品だけど、戦中、戦後すぐの歴史を押し
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

3.5

甦る三大テノールを先に見たので1人だけ亡くなっていて残念だったけど、こちらは生前の映像がたくさん。冒頭のアマゾンシアターも気になった。お茶目な人という印象。ひまわりがぴったり。馴染みのある誰も寝てはな>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

特別養子縁組。産む方も、育てる方も覚悟がいる。前半の幼稚園の事件はいらないような気もするけど子どもを信じられるかどうかということなのかな。子どもなら少しくらい嘘はつくだろうし、それを踏まえて大人同士の>>続きを読む