nago19さんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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わが母の記(2011年製作の映画)

3.5

井上靖の自伝的小説。原作は未読。流石に裕福で羨ましい。戦中、戦後いろいろあったでしょう。昔は作家が自分の体験を客観的に見て小説を書いた。客観的に見ることで家族からは他人事のように受け止めていると思われ>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

清廉で簡素な生活。いろんなものが溢れてる現代から見ると新鮮。コメディではないけどクスッと笑える。年寄りはだいたい面白いことするしね。
淡々と料理を完成させていくバベット、料理に合わせたお酒、高級フラン
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エマトンプソンの悪者ぶりと犬たちの賢さとマークストロングの只者じゃない感。面白かった。最初の崖に戻るのも何処かで母親が改心するか〜なんてちらっと思わせてくれたけど根っからのサイコでした。

カリートの道(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アルパチーノ見たさに。結末が分かっていてもラストにあれは夢だったとかの微かな期待をしながら見たけれど叶わず。あの男が絶対にやるなと思ってたのに忘れてた。抜けられない世界。なんでもそうだよなぁ。刑務所で>>続きを読む

オール・マイ・ライフ(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

病気で亡くなるのは仕方ないけれど若いなぁ。彼女みたいに決断するべき時にして行動して伝えていれば、悲しみも糧にできる。彼も明るい記憶を残してくれる人。だから愛し合ったんだし周りの人たちもやさしいんだろう>>続きを読む

甦る三大テノール 永遠の歌声(2020年製作の映画)

4.0

3人の楽しそうな映像と素晴らしい声が聴けて嬉しい。話題になったよね。何度か目にするこの会場も本当に美しい。サッカー絡みなのは懐かしい。話題になってもこの頃はまだ知ったくらいでそれほど興味もなかったけど>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストの銃撃戦は見応えある。所詮は成り上がりものでボスにはなれない。手下たちが可哀想だ。仁義や正直さだけではやっていけない。表に出ず警察とか政治家と組んで裏にいる奴が1番悪どくお金も持っている。だろう>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

道徳みたいな正論も若い人や子どももこういう形だとうざいとか思わず受け入れられるんだな。人より何かの力が強かったら弱い人を守るために使って欲しい。みんなそう思って欲しい。正義の味方はいつの時代もいる。煉>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前に見始めたとき、粗野で常識のない母親にイラついて途中で観るのをやめたんだけど、今回は冷静に見ることができた。夢の国ディズニーワールドの横で観光ヘリが飛び立つようなところの設定はアメリカでの貧困問題を>>続きを読む

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

4.0

脚色はあるけれどほぼ史実ということ。こうなると日本にサッカーが入って来た歴史を調べたくなるな。サッカー好きの我家なのでサッカーの魅力は十分にわかっている。足で蹴ってゴールを狙うシンプルさ、簡単な用具、>>続きを読む

ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ系なのに男娼。自分はやらないからいいのか。ユダヤ教も熱心な宗派とそうじゃないのは結構な振り幅があるんだろうな。シャロンストーンが色っぽい。でも背中のマッサージの方がドキドキ。深刻にならないラスト>>続きを読む

抱擁のかけら(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1人はエロじじいではあるんだろうけどあそこまで嫉妬深くさせ、もう1人は彼女とともに死んで別な人間として生きようとする、ペネロペクルスの魅力。さすが。本人が亡くなったわけじゃないのに、作中の映画の終わり>>続きを読む

明日の食卓(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これはやっぱり3人の女優の演技が凄いけど監督の力なんだろうな。別々に撮った話をオムニバスじゃなくて同じように少しずつおかしくなって壊れていくという編集。誰でもどこでもこうなるかもしれないんだというメッ>>続きを読む

スポンティニアス(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストのモノローグがテーマを全て語ってる。人生何が起こるかいつ死ぬかわわからないけどその時まで生きてやる〜!と。病気で友人が亡くなるより人間が爆発ってあり得ないけど、絶対ないとは言えない。地球が滅亡す>>続きを読む

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スペインへの逃亡を助ける映画、前も見たけどなんだったんだろう。山男みたいな人が送り出してた。成功って喜べる結末ではなかったけれどこういう村の人たちの協力は歴史に残すものの一つ。今コロナで出られなくなっ>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

自伝的な映画とのこと。ヘロインとか病気が出てくるけど克服したからこそなんだろうな。描写が美しい。洞窟の家、今住んでる家、友人の家、mi casa。スペイン語や取り留めない色のインテリア好き。母は強い。>>続きを読む

ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

感動的だし女性の仕事の仕方とか夢とか考えられる映画だと思う。苦手なのは夢を追う若い女性の強引さとか先走りとか。ダイアナロスの娘、やはり歌がすごい。デビッドの人は知らない。歌手?マネージャーはラッパーら>>続きを読む

バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

3.5

ストリートアートの権利とか考えたことなかった。そのまま保存して写真とかから商品を作っているだけかと思っていた。私はそこに残す派だな。その場所に意味があるんだろうから。パレスチナの壁になんてホント願いが>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本だと日本国語大辞典ってのもあるのね。50万語。広辞苑や大辞林は知ってたけど知らなかった。辞書作り、キリがないんだろうな。そして人間が、載せる言葉も用例も選んでいることに意味がある。会社ごとに違った>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.0

事実と違う部分も多いそうだけれど天皇制が無くならなかったのは現実。違っていたらどうなっていたんだろう。日本人は白黒つけない。だから責任の所在がはっきりしない。天皇のためというのも思い込みが多分にある。>>続きを読む

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

終わってみれば純粋過ぎた男の一途な愛の話ではあるけれど、途中の恋人かと思ったらストーカー的な嫌悪感と劇中映画の小さくなった時のまさか中に。。という衝撃が。笑っていいのかどうか微妙なところで。でもその後>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あんなに判断力があって武器の使い方もすぐ覚えていろいろ操作も出来るリプリーカッコいい。人間とあの生物とどっちが酷い生き物なのか。エイリアンの母の愛がちょっと悲しい。極限状況で出る人間性、怖いね。

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男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)

3.5

現代から振り返る話で戦争を知らない世代には受け入れやすいんじゃないだろうか。どんどん戦争の経験者が亡くなるから残していかないと。「敗れて目覚める。それ以外に日本が救われる道はない。今目覚めずしていつ救>>続きを読む

サウンド・オブ・サイレンス(2001年製作の映画)

3.0

原題のままでいいのに。曲と間違える。事件から始まってしまうから、電話の目的もわかっちゃうしなんの謎もなくてドキドキしないんだけど見やすい。ハート島は墓地の島なのね。娘可愛いなぁと思って調べたら21歳で>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これが内戦ということ。少しの考えの違いで身近な人が相手を殺すところまでいく。さっきまでいた人が目の前で死ぬ。
ヒジャブは女性を守るためのものだったはずだけど自由を奪うものでもある。人権全てに繋がる。銃
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花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

3.5

これで三部作見終えた。この語り口調やファンタジーのような画面も慣れた。伝わってくるメッセージはとにかく反戦と生きることの辛さ大切さ。大林監督も余命が分かってからのクランクインとのことで想いを詰め込んだ>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

5人でよく戦ったと言いたいけれど周りの夥しい死体を見たら。。戦争は本当に嫌だ。。どっちも殺さなければ殺される。最後の最後までブラピが生き残るのは映画だから仕方ないけど戦車から顔を出して指揮するのも驚い>>続きを読む

ライブ・フレッシュ(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

男と女の愛憎劇。日本と違うのはすぐ銃が出てくること。最初の2人の揉め事に警察が来なければあれで終わっていたかもしれないと思うと、ラストは納得できる。もともと警察官2人と奥さんの問題だったんだからね。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

話を聞かない夫、優しいようでいて下に見ている両親。精神を病むにはもう条件は揃ったけどそれ以前から傷ついていたのか。自己肯定感が少ない。自分が愛されてるのか分からない。化粧がアンバランスなのがもう表して>>続きを読む

ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.5

日本で初めて公開されたゾンビ映画だそう。この10年前のナイトオブザリビングデッドはまだ見てない。長いし遊んでるシーンとかが多くてあんまりドキドキもしないけど当時としていろいろメッセージがあるらしい。中>>続きを読む

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦後間も無く作った戦後の話。戦争に行かなかった人もこんなにいる。帰還兵、浪人みたいだなあと。仕事を探して。選り好みしなければあるんだろうけど。三者三様の生活があって愛する人がいて戦争に対しても思うとこ>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シントラの風景が見たくて。ストーリー知らなかったけど一つの終活の形。ガンは悲しいけれど痛みの緩和だけできれば準備ができるという点でいい病気でもある。本人も周りも。抱きしめる温もりを感じて涙は出るけれど>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

小学生だったけど事件覚えてない。映画を見る前は聞いたことあるくらいの知識。開会式も見てたけど映画を見ると受け止め方が変わる。パレスチナ対イスラエルだけでない周りが作った争い。祖国を求める気持ちが敵同士>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

依存性が高くてだらしなくて好きになれないなぁと思いながら見てたのにラストにやられた。マンブルコアってのは初めて知った。親元で暮らし早くに結婚して夫の庇護のもとにいるような人間には経験がない、寂しさや挫>>続きを読む

80日間世界一周(1956年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見てなかった有名なやつ。面白かった!
人物たちも面白いし何より世界一周だから。ダメなら別な方法を考える、ただし金に任せて好き放題だけどw
まだ海外旅行が一般的ではない時代映像を見て憧れたんだろうな。日
>>続きを読む

トランスアメリカ(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

トランスジェンダーの話なんだけど家族もテーマで見終わって孫のこと考えたり実家に遊びに行きたくなったり。知らなかったいい映画がたくさんあるなぁ。この映画はすごく落ち着く。認めたくないエキセントリックの母>>続きを読む