ねじまきさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ねじまき

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ロマンス(2015年製作の映画)

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大島優子さんは大島優子さんであり、大倉孝二さんは大倉孝二さんでした。
あと杉作J太郎さんも、杉作J太郎さんでした!


俳優さんが役柄そのまんまなのは別にいいんですが、なんだかいい感じのシーンにはなん
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ザ・ハロウ 侵蝕(2015年製作の映画)

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クリーチャーが出てくるまでは、雰囲気たっぷりで面白かったんですが、うーんイマイチでした。ダークファンタジー的テーマからの…びょ、病気?という事は彼らは隔離された人間達なのでは?序盤の余計な伏線が多く期>>続きを読む

アンヴィル!夢を諦めきれない男たち(2009年製作の映画)

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かつて観客を熱狂させながらも、メジャーになれなかったメタルバンド、アンヴィル。50代になってもバンドとして活動を続けるオリジナルメンバー、リップスとロブライナーの2人の活動を追ったドキュメント作品。>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公は結局ああなっちゃうわけですが、でもあの夢の彼女と仲良くなれたのだから、まだ良かったじゃんよ〜、ブラズィー〜フンフンフンフフフフフ〜…
、などと観終わった時にはそんな風に思ってました。
でも、夢
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

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昔、小津安二郎の東京物語を観て、ああ子どもって残酷だなあと思いつつ、いやでも親だって残酷なところもあるよなあ、と思った事を思い出しました。

この作品以降、是枝監督は普通の人の話を撮り続けていますが、
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

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夜の海と月。その月をバックにアザラシ達とともにこちらを見つめる幼い女の子。このポスタービジュアルに掴まれての鑑賞でしたが、その点では大満足でした。これ以外にも主人公の愛犬クーがこれまた可愛くて。
日本
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ズーランダー(2001年製作の映画)

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序盤の、モデル達がオレンジモカフラペチーノでウキウキウェイクミーアップしたあげくスローモーションでガソリンの掛け合いっこをするというシークエンスにア然。オチで爆笑。くだらねぇ!

でも自分で考える力の
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横道世之介(2013年製作の映画)

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この鑑賞後感。じんわり。
過ぎてしまったものに対する距離は冷静に取っているはずなのに、でもそんなの関係なくふいに蘇ってしまう思い出のあの感じ。

あの時はそんなにピンと来なかったのに、思い出される姿は
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陽だまりの彼女(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

上野樹里の、あの舌足らずなしゃべりとエキセントリックさには、ちゃんと意味があったんですね。観終わると納得。

思い出が消えていってしまう描写って、なんか本当に哀しい気持ちになります

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

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爽やかなスーパーマンが観たい!作品のアプローチがダークトーンなので、嫌なら観るなと言われてしまうのでしょうが、いやスーパーマンは好きなので観たいは観たいんですよね…。

とにかくメインの二人に対して感
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

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ちゃんとやるべき事もやらないくせに、世間からの評価にやさぐれるだけというしょーもない人間の泣き言に、どういう感想を持てばいいのでしょうか。
しかも中盤に起こるある転換を境にした後半と前半の話にあまり差
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ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)

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すんばらしい。監督がこの作品に込めた貧富の差に対する皮肉は、今の日本にこそ強烈に響きます。
(反則ギリギリの)ゾンビのリーダー、主人公の相棒をああいうキャラクターにする事で、人とゾンビの境界が曖昧にな
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

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専門的で理解の難しい内容でしたが、とてもよく出来た映画だと思いました。一見親切な説明シーンも、分かりやすいでしょという軽さに流されて、結局のところ本質が良く分からないまま話が進んでいってしまう。何だか>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

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みなさんの絶賛評価、納得です。
邦画作品として、今までに観た事のないものを見せてもらった感覚が残りました。観ておかなければいけない一作、といいたくなる気持ちが良く分かります。

この国の今に対する皮肉
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

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120分。3幕構成。3つの発表会の直前40分間で一幕。3幕共通の登場人物は最小限の人数。ほぼ会場建物内のみの場面構成。

彼を取り上げるに相応しい、アップル製品のコンセプトを意識した作品。お見事です。

大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

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ご飯食べながら楽しく鑑賞。いや、楽しかったかはコレ書いてるうちにちょっと自信なくなってきました。
戸田恵梨香が可愛かったです。

キャピタリズム マネーは踊る(2009年製作の映画)

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この作品をドキュメンタリーと言っていいのかどうか。存在する現実を伝えようとしているのは間違いない、のは分かるんですが、そのための誇張があまりに過ぎる気がします。そのくせ不幸な人達がなぜ不幸になったのか>>続きを読む

ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)

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劇場公開時に、ひそかな好評価を呼んだ本作。最近のジャッキー作品の中では文句無しの出来じゃないでしょうか。

異文化間での相互理解。ヨーロッパにおける移民の問題やアメリカの大統領選挙での政策論争などで話
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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

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自分には宗教を否定する気持ちはありません。なにか大きな存在によって見出される生き方も確かにあると思います。
ですがこの作品で示されている宗教の矛盾は、自分もずっと感じていた事でした。その矛盾は、人間が
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

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80から90年代の劇場用アニメには、厭世感?とでも言うような暗さが共通してあって、本作でもそれを懐かしく感じました。
男の最初の動機が性欲、というのは分かりやすくて好きです。いいぞ頑張れボンクラよ。
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羅生門(1950年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人の卑しさを突きつけられる容赦の無さが原作の印象でしたが、それでもなお自分の心を信じたいと願って行動する姿を描いたラストに、思わずため息です。
このラスト考えた人、本当にスゴイなぁ!

椿三十郎(1962年製作の映画)

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活劇としての面白さ、キャラクターの魅力、一貫したメッセージと三拍子揃った傑作でした。
三十郎の、黒い洒落の効いたセリフがなんとも言えずカッコいい。
人を殺める事の意味を知ってなお、振るう刀の重たさよ。
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アーロと少年(2015年製作の映画)

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売り出し方の問題か、上映時の評判はイマイチだったピクサー作品。

良かったです、スゴく!少年の成長を描く古典的な物語ですが、セリフを用いた演出に制限のある設定の中、要所要所での主人公の心情描写が本当に
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

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ただただ付いてくる存在の気味の悪さがハリウッドホラーとしてはとても新鮮でした。日常、自分の周りに無数に存在している他人と、一見同じように見えるけれど、明らかに異質な「それ」の存在の描き方のバランスが絶>>続きを読む

スネーク・フライト(2006年製作の映画)

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イェーィ!ア・ホ・エ・イ・ガ・フォ〜!!(古いけどピッタリ。)
アホするのが大好きな人が作った素敵素敵映画。いいわぁ。エンドロールからも垣間見える予算への努力も最高です。

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

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今まで見たことが無いくらいに、色鮮やかでバリッとエッジの効いた映像が印象的でした!ジュネ監督の「遅ればせながら地デジに移行してみました」って感じが、予想を遥かに超えて極端で、なんだかとても楽しかったで>>続きを読む

チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

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トムハーディ出演という事で期待に、胸膨らませて鑑賞。つまらない映画だとは思いませんでしたが、なんせ暗くて地味で。話も重くて。逆に社会主義国家の良さを描いた作品って無いんですかね。

うつくしいひと(2016年製作の映画)

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くまもと映画プロジェクト作品。作品の感想になっているとはいえないかもしれませんが、やはり今は地震の事抜きにはこの作品の事を考える事ができません。

この作品は昨年の10月に撮影されたとの事。地震によっ
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

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大泉洋さんの魅力全開の作品ですね。あんなに喋り倒してても、うるさい感じがしないのはなぜなんでしょうか?最初は時代がかった言い回しや、まくし立てるような言葉のやり取りに戸惑いましたが、すぐに慣れて気にな>>続きを読む

ブレイド2(2002年製作の映画)

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このシリーズ、やたら2作目ばっかり繰り返し見ちゃうんだよなぁ。悪役は1のほうがずっとかっこいい顔してるのに。と思っていたところ最近監督名に気がついて納得。昔から人を惹きつける作品を作っている人だったん>>続きを読む