昔、映画館で観た。主演の安藤サクラがブレイクする発端となった映画。監督は実姉の安藤モモ子。エネルギッシュな姉妹ですねぇ。👭
かなりの長尺(196分!)だが、現代日本の老人介護問題にメスを入れたロード>>続きを読む
かなりの長尺映画だけど、マイケル・マン監督は頑張っていると思う。ウィル・スミスを始めとする各々の役者が引き締められており、統率力の優れた監督である。
なぜか『ヒート』や『パブリック・エネミーズ』の時>>続きを読む
昔観たウディ・アレン作品。ただし監督は別の人でニューヨーク派のマーティン・リット。生真面目で愚直な演出が特徴。「赤狩り」に巻き込まれたテレビドラマの脚本家の受難を描いた作品で、単なるコメディではない。>>続きを読む
💀利権構造&八百長試合…。💀
色々と人間の「負」の側面と向き合った悍ましいボクシング映画。主演ジョン・ガーフィードが堕落したボクサーを真っ向から演じ、喧嘩っぱやいアウトローのショーン・ペンのような風>>続きを読む
どうもスコセッシ監督の熱意が空回りして伝えたいメッセージが霧散してしまった不発弾っぽい作品だ。主演のディカプリオとキャメロン・ディアスがとってつけたような凡庸さで何の魅力もない。
が、しかし本作。そ>>続きを読む
戦中レジスタンス文学の名作として誉れ高いヴェルコールの原作は未読だが、終始一貫して厳格な画面構成に静謐なムード。役者の視線によるヒリヒリとした緊迫感+圧迫感。やはりジャン=ピエール・メルヴィルは寡黙な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【退屈な日々にサヨナラを】
自分としては『勝手にしやがれ』よりもこっちの方がストーリーの骨格あるだけまだ観れる。🤡
🇫🇷如何にもヌーヴェルヴァーグって感じのオシャレ作品。『中国女』や『ウィークエン>>続きを読む
【内容が無いよう】
鬼才ジャン=リュック・ゴダールによる「ヌーヴェルヴァーグ」第一波。記念碑的作品。🎥
今見ても相当キッチュでオシャレな作品。当時の権威に反抗する若者達の無軌道なセックスや暴力描写>>続きを読む
戦前の内田吐夢監督によるポリス・アクション。無声映画なので音は無いが、まるで音が聴こえてくるような臨場感は凄いの一言。
本作がまさかYouTubeにアップされてるとは、とんでもない時代になったものだ…>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主演の池松壮亮にはこういう男臭い役柄がいまいちフィットしていない気がする。もっと濃ゆい役者じゃないと駄目だろう。単純に人選ミスである。奥さん役の蒼井優はまさに適役。
この監督らしい上品な画作りはさす>>続きを読む
【その男、凶暴なマザコン】
この映画でのジェームズ・キャグニー演じるサイコパス野郎は、映画史上屈指のキャラだろう。ラストの名台詞といい、どこまでも「アホ」の一言に尽きる作品。アナーキー・イン・ザ・U>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
これはもしや『スリーパーズ』、『ミスティック・リバー』といった犯罪✖️友情映画の源流???
スラム街出身の悪童二人組、ジェームズ・キャグニーとパット・オブライエンが対照的な役柄を演じたギャング映画の>>続きを読む
ハリウッド映画の古典的作品。主演のジェームズ・キャグニーがヒロインの顔にグレープフルーツをベチャベチャ擦り付けるシーンは今尚、強烈。🍋
まだサイレントからトーキーに移り変わって間もない頃に、良くこれ>>続きを読む
結構、辛辣なレビューが多いネ…。😓
このサイトでの評価は低いが、かなり面白く拝見した。犯罪王ジョン・デリンジャー役のジョニー・デップとその愛人、マリオン・コティヤールが大恐慌時代に生きた「ワル」を快>>続きを読む
全体的にブラック・ジョークの効いたヒッチコック作品のような雰囲気。これぞ不条理スリラー。クリスチャン・ベイルが全身痩せ細った機械工を好演していてグッジョブ!。
ぼく自身も極度の不眠症な為、この人の気>>続きを読む
今でも大人気のクリストファー・ノーラン監督によるクライム・アクション。ここまで来ると完全に『バットマン』臭がしない為、旧ティム・バートン版が無邪気に感じられる。🦇
たしかに面白いけど、ノーランの拘り>>続きを読む
【なぜ人は人を殺すのか?】
🤡いわゆるルサンチマンが主人公の映画。ホアキン・フェニックスが誰からも嫌われて凶行に走るまでのプロセスが相当エグい。スコセッシの某映画に似てるようで似てない❓
🤡ぼくと>>続きを読む
🐻奇才ヴェルナー・ヘルツォーク監督による「自称・自然愛好家」=「超ナルシスト」ことティモシー・トレッドウェルに焦点を当てた戦慄のドキュメンタリー映画。熊が好きすぎて熊に食べられてしまった男の顛末を描く>>続きを読む
✨「本作には映画に対する溢れんばかりの愛情が炸裂している!」…のか?🤔
監督の三谷幸喜のハリウッド映画愛はたしかに良く伝わってくる作品で、主演の佐藤浩市が架空の殺し屋デラ冨樫を怪演。全体的に演劇っぽ>>続きを読む
🛵正直、脱獄映画の名作として名高い『ショーシャンクの空に』なんかを観るよりよっぽど為になる作品。巨匠・ジョン・スタージェスの演出が硬派で甘ったるくないだけ、安心して観れる。
長尺を全く飽きさせない、タ>>続きを読む
本作が映画史上に残る「名作」であることに異論はないが、何かシックリ来ないストーリー展開だったのも事実。この手の脱獄もので他に優れた映画なんて山程あるし、演出が手慣れていない所為かまだまだ甘っちょろいと>>続きを読む
⛪️七つの大罪…。ブラピとモーガン・フリーマンの刑事コンビが活躍するサイコスリラー。今観ても十分面白い終末観てんこ盛りの作品。
😈ケヴィン・スぺイシーが演じる世界のリセット願望を抱く犯人はどこかオウ>>続きを読む
狂❗️凶❗️叫❗️
どこまでも胸糞悪くなる惨殺リンチ映画。鬼才ミヒャエル・ハネケ監督の真骨頂だ。😱
でも、単なる悪趣味映画と違い、そのサスペンスフルな演出の巧みさに引き込まれる一作でもある。後半の>>続きを読む
オエッ、気色悪…。🤮
その露悪的な描写の数々でゲボ吐きそうになる作品。ストーリーは不快、不愉快、奇々怪々。何を伝えたいんだかサッパリ意味不明である。可愛げのないパゾリーニか、ルイス・ブニュエルみたい>>続きを読む
別にアカデミー作品賞獲るほどの大傑作という感じはない。が、ベン・アフレックのその歪んだ映画愛と当時の社会情勢を巧みにリンクさせた脚本が割と功を奏した佳作。発想がとてもアメリカ的。🍔
まあ、わざわざ映>>続きを読む
俳優のベン・アフレックは果たして監督として才覚あるか?と訊かれたらちょっと微妙なのだが、本作のようにオーソドックスなハリウッド映画を目指している姿勢そのものは買いたい所。
何だか往年のクラシック映画>>続きを読む
🏯やくざ映画の巨匠、中島貞夫監督が今は亡き伊藤大輔監督に捧げたリアリズム時代劇。主演は高良健吾。それなりに面白い。
🏯しかしここまで伊藤大輔作品をそのまんまトレースした邦画というのも珍しく、アナクロ>>続きを読む
個人的に尊敬する伊藤大輔監督の力作で、同監督のサイレント期の『下郎』のセルフ・リメイクでもある。新東宝作品。
封建社会の惨たらしさを描破した時代劇という意味で小林正樹✖️橋本忍の『切腹』の世界観にも>>続きを読む
🚬タバコにまつわる話で、実にアットホームな庶民劇。雑貨屋のハーヴェイ・カイテルが燻銀の演技を見せる。原作、脚本はポール・オースター。
🚬作家、ポール・オースターと言えば『ムーンパレス』や『ニューヨー>>続きを読む
たしかに役者の掛け合わせは素晴らしいが、ロン・ハワード監督作品としてはそこまで褒められた出来ではないと思った。薄味もいい所。
テンポが総じて悪く「友情」「努力」「勝利」というキーワードが何だか少年ジ>>続きを読む
🚘アッバス・キアロスタミ監督ならではの「ノロノロと車を走らせる」だけで映画として成立させてしまう手腕が素晴らしい。ロッセリーニの『イタリア旅行』にも通じる。
🚘会話→移動→会話→移動→終幕といったコ>>続きを読む
【胎内回帰🧑🦼】
殆どの人が本作を観て「もうマーティン・スコセッシは終わった」とか「才能が枯れちっち」とかほざいているレビューを見て、腹が立つ自分。これこそがスコセッシの集大成であり映画芸術の最高>>続きを読む
故・淀川長治さんがある書物で本作について「シュトロハイムの『グリード』に似てる」と指摘していたが、たしかに類似点がチラホラある。
いや、むしろチャップリンの『黄金狂時代』にも近いと思うけど、この手のゴ>>続きを読む
巨額の製作費を投入して作ったシュトロハイム監督による「人間の汚辱の歴史」がここに。本来であれば9時間ある上映時間を無理やり2時間に短縮させたもの。💸
あの淀川長治さんが戦前に観て、衝撃を受けた映画な>>続きを読む
【男は太陽だけが欲しかった🌞】
阪本順治監督が北野武の作風に挑戦した意欲作。役者は総じて凡庸だが、キレッキレの映像美に魅せられるとても男臭いアクション映画。
全編ダウナーな雰囲気で物語は進むが、阪>>続きを読む
主演の倍賞美津子と緑魔子が儚い名演技を披露するストリッパー巡業もの(そんなジャンルあるのか?)の秀作である。山田洋次が「水」なら森崎東は「火」といった感じ。アナーキーでカオスな演出が嬉しい。🥁
70>>続きを読む