ウシュアイアさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.4

がんに侵されたティーンたちのラブロマンス。

難病ものの定番と言えば、『ある愛の詩』やセカチュー、キミスイはヒロインの死後に、愛の深さを感じるがゆえに、主人公を含め周囲の人たちを縛り付けるようなところ
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

キャストが微妙かと思って観に行くつもりはなかったが、魔が差したかのように観たところ、キャラクターにめちゃくちゃリアリティがあって、キャストの皆さまにお詫びしたい。

吉沢亮さんと山田裕貴さんの演技がす
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.1

[あらすじ]
ハーバード大2年生のマーク・ザッカーバーグが彼女にフられた腹いせに、ハッキングによりハーバード大の女子学生の写真を手に入れて、ネット上で格付けをするサイト「facemash」を立ち上げる
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9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜(2009年製作の映画)

2.8

映像は素晴らしい。脚本が支離滅裂。
人類が滅びた後の世界が舞台ということで、高度な科学技術の暴走への警鐘、というメッセージが強く感じられるが、80分という短さもあって、完全に消化不良。

仲間とともに
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トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

3.6

[あらすじ]
1950年代の韓国で、米国空軍のパイロット、スミス(スティーブ・テシュラー)の飛行機がトンマッコルの村の近郊で墜落した。村人たちの手厚い手当てを受けていると、そこに韓国人兵士のピョ(シン
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.5

Yahoo!映画のレビューでは酷評されていたが、確かに謎解きとして見る、意外性のある結末を求めて見ると面白くないように思える。

以下ネタバレあり。


この作品は、そもそも中学校で2人の生徒が死ぬと
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新聞記者(2019年製作の映画)

-

物議を醸している作品なのでスコアは控えておく。

あくまでもニュートラルな立場での感想。

この作品はフィクションとしながらも、政府機関が情報操作をして政権のスキャンダルをもみ消しており、ジャーナリス
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.2

一つ一つのエピソードは嫌いじゃないが、話の結末があまり好きな話ではなかった。黒木華さんや吉田鋼太郎さんといった役者さんが脇を固めていたので、なかなか味わい深かった。吉田鋼太郎さんのパワハラ上司役は、ド>>続きを読む

50年後のボクたちは(2016年製作の映画)

3.1

14歳のクラスではみ出し者のマイクと、アジア系ロシア人のルーツをもつ破天荒な転校生チックは盗んだ車で旅に旅に出る話。

詳しいことは覚えていないが、めちゃくちゃなことをやって最後に警察のお世話になって
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.4

スウェーデン人のワーカホリックなビジネスマン・トマスは妻と二人の子ども連れて休暇でフランスのスノーリゾートに来ていたが、オープンテラスでのランチの最中に起きた予期せぬ出来事の際に、トマスは残念な行動を>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

4.0

人間のあらゆる感情、思考、心理的健康状態などが測定・監視され、職業や生き方を割り当てる「シビュラシステム」によって社会秩序が保たれており、公安の刑事たちは犯罪傾向を数値化した「犯罪係数」を測定し処罰す>>続きを読む

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.2

『最強の二人』のオマール・シー主演の笑いありのほっこりフランス映画。オマール・シー主演にハズレなし。

コートダジュールで観光の仕事をしなら、お客と一夜の関係を続けてきたサミュエルは、実の娘という赤ん
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キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.2

女性同性カップルから精子バンクで生まれた姉弟が、思い切って自分の父親を訪ねたことがきっかけで、家族の中に父親が入り込んできてしまう、という話。

同性カップルからは生物学的には子どもはできない。子ども
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

2.9

自堕落だけどセレブな生活を送る映画スターがひょんなことから別れた妻のもとで暮らしていた娘を預かることになり、その映画スターと娘との交流を描いた作品。

作中で主人公が映画のイベントでイタリアへ行くこと
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ラバー(2010年製作の映画)

2.0

2012年2月頃、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されていたフェア「未体験ゾーンの映画」で鑑賞。

荒野に打ち捨てられていたタイヤが突然動きだし、人々に襲いかかり人々を恐怖に陥れるという話で、動き
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幸せの行方...(2010年製作の映画)

3.4

2012年2月頃、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されていたフェア「未体験ゾーンの映画」で鑑賞。

実在の未解決失踪事件を取り扱った作品。

平凡な家庭に育ったケイティーは大富豪の御曹司デイビット
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ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.5

[あらすじ]
アメリカ中西部ミズーリ州の荒涼とした山岳地帯に暮らす17歳のリーは、失踪した父と精神病の母に代わって弟と妹の世話をしながらギリギリの生活をしていた。

そんなある日、保安官がリーの元をお
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

2.5

実写映画鑑賞済み。

実写は浜辺美波のかわいさ、アニメは映像の美しさしか見どころが見当たらない。

実写映画同様、この映画は恋愛をしたことがない人、特に男子が観ちゃいけない。君(桜良)のような現実には
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劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

3.5

おげれつなギャグマンガを描く漫画家・後藤可久士は10歳の娘・姫と父娘の二人暮らし。娘に仕事がバレないよう、毎日スーツを来て仕事場へ向かっていた。18歳になった姫は、可久士の鎌倉の原稿置き場となっていた>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

家族に激しい暴力をふるう父親を殺し、再び家族の元へ姿を現した母親をめぐる三人の子どもたちの葛藤の物語。

子どもに暴力をふるい、自分の意のままの人生を押し付けようとしていた父親を殺した母親は子どもたち
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.2

父の死から立ち直れずにいた大学入学を控える青年ダニエルは、気分転換にリゾート地ケープコッドの叔母の家に身を寄せることになる。そこで、遊び心からマリファナの売人であるハンターにあこがれ、つるんで自身もマ>>続きを読む

ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

4.0

『メリー・ポピンズ』の映画をめぐり、ウォルト・ディズニーと気難しい原作者パメラ・L・トラヴァースとの攻防を描いた作品。

『メリー・ポピンズ』の話というのは、原作者の悲しい体験を下敷きにした作品で、原
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.7

[あらすじ](実話をもとにしたフィクション)
葬儀屋の一人息子マイケルは、奨学金目当てで神学校に進学し、卒業後、信仰心の希薄さから司祭になることを辞退しようとするが、恩師に引きとめられる。

そこでマ
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阪急電車 片道15分の奇跡(2011年製作の映画)

3.3

[あらすじ]
婚約相手を会社の後輩に寝取られてその復讐に白いドレスで結婚式に参列したOL翔子、
犬を飼いたがる少女亜美とその祖母時枝、
彼氏の暴力に悩む女子大生ミサ、
田舎育ちコンプレックスを抱える女
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軽蔑(2011年製作の映画)

2.2

[あらすじ]
賭博に明け暮れる遊び人・カズは、ポールダンサーのマチコに惚れ、彼女の働くクラブへ通い詰める生活を送る。

ある日、借金の棒引きと引き換えにマチコのクラブを襲撃し、そのついでにマチコを連れ
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.4

[あらすじ]
昭和40年代、仕事でアメリカにわたっている母に代わり一家を切り盛りする横浜の私立港南高校2年の松崎海は、朝鮮戦争の時に亡くなった父を想い、毎朝海に面した家の庭から、信号旗を掲げるのを日課
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.4

私立探偵のシャーロック・ホームズは相棒の医師ワトソンとともに,黒魔術の秘密結社の黒幕・ブラックウッド卿を捕まえる。

ブラックウッド卿は死刑となるが,その数日後,死んだはずのブラックウッド卿は甦り,人
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ウディ・アレンの夢と犯罪(2007年製作の映画)

3.3

野心家のイアンと酒とギャンブルに溺れながらも気のいいテリーの兄弟は,成り上がりの伯父から,それぞれの野心の実現とトラブルに処理に必要な資金の援助と引き換えに,殺人を依頼される。割り切る兄と良心の呵責に>>続きを読む

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年製作の映画)

3.3

[あらすじ]
大手電機メーカーの経営企画室長の筒井肇は,リストラの断行と引き換えに,取締役への昇進の内定を得るが,郷里島根で暮らす母の病気,自分が工場長を務める工場の閉鎖とともに第二の人生を模索してい
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孤高のメス(2010年製作の映画)

3.5

[あらすじ]
母の急死で帰郷した新米医師・弘平は,母の遺品の中から20数年前の日記を見つける。そこには,女手一つで弘平を育てた看護師の母の苦労とともに,母が勤める市民病院にやってきた孤高の凄腕外科医・
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第9地区(2009年製作の映画)

4.0

[あらすじ]
ある日,南アフリカのヨハネスブルク上空に,宇宙より謎の巨大飛行物体がやってくる。

人類は飛行物体に突入するとそこには,弱り切った様子の異形の知的生命体・エイリアンが多数いたのであった。
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トロッコ(2010年製作の映画)

3.3

[あらすじ]
ライターの夕美子は急死した夫の納骨のため,敦と凱の2人の子どもを連れて夫の故郷である台湾の山奥の村へ向かう。夕美子は亡き夫の両親と初対面し,しばらく二人の子どもとともにのどかな台湾の山中
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.4

将軍実弟にして、権力を笠に暴虐の限りを尽くす明石藩主松平斉韶(稲垣吾朗)に対し、老中筆頭土井利位を中心とした幕府は善後策を検討するものの、将軍の意向により処分を下すことができないばかりか、翌年には斉韶>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.8

『九太と蓮の神隠し』ともいうべき、バケモノ(獣人)の異世界に紛れ込んだ少年の成長物語。主人公は男の子なので、成長は肉体的にも精神的にも強くなることを意味し、「強い」の概念は極めてオーソドックス。

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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.5

韓国の映画が原作の日本版リメイク。

アムラー・コギャルブーム全盛期の90年代後半コギャル仲間の再集結。
時代と場所を変えればあるある話だが、時代と場所を変えても成り立つということは普遍的な話と言える
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