ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.0


♪♪パァ~ン・パランパァ~~ン!パ・パ・パァ~ン♪パラパ~ラッパッパァ~~パッパッ~パ~ン!!♪♪♪
(ナレーション・羽佐間道夫)
エリアXと呼ばれる謎の空間!
数多くの人々が調査に向かったが誰一人
>>続きを読む

ゴッド・アンド・モンスター(1998年製作の映画)

4.7

《ダークユニバース》のプロローグ特別映像でDr.フランケンシュタインが「神と怪物の新世界が始まるのだ!」と叫ぶシーン。
『フランケンシュタイン』のこの映像が本作にもジェイムズ(イアン・マッケラン)のフ
>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

『シェイプ・オブ・ウォーター』が素晴らしかったので改めて鑑賞。
しかし初めて見た時と感想は変わらず。

「だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した」
ってこの、コピーの時点で嫌な予感嫌な終わり方しか
>>続きを読む

ウルトラヴァイオレット(2006年製作の映画)

3.0

「ガン=カタ第二弾!」
ババー('ω')ーン!!
『リベリオン』から進化した「ガン=カタVer.2.0」は銃・刀に加えてミラ・ジョヴォヴィッチの女性ならではのしなやかな動きとバレリーナが踊りながら
>>続きを読む

レモ/第1の挑戦(1985年製作の映画)

3.5

「闘士レモに武器はいらない!」
ババー('ω')ーン!!
と「チャンベールバトル!」に匹敵するキレのあるコピー。
『レモ・第一の挑戦』ですが『第二の挑戦』はなかった( ;∀;)
ネットで評を検索す
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ギレルモ・デル・トロ監督の
《ひとりダークユニバース》
誰が何と言おうがコレは『大アマゾンの半魚人』のリメイク。
大コケしてダークユニバースそのものをポシャらせた『ザ・マミー』の溜飲が(勝手に)下がり
>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

1.5

うちの奥さんが好きだと言っていた。
見たら途中で嫌になった(笑)
これ男女逆パターンなら日本の映画・アニメ・マンガに腐る程ありますよね。
さえない中年男のことを何故か好きになる美少女。
今ちょうどやっ
>>続きを読む

JM(1995年製作の映画)

1.0

原作はウィリアム・ギブスンの短編『記憶屋ジョニー』でギブスンが脚本も書いている。
芸術家で写真家ロバート・ロンゴの唯一の監督作品。
やはりと言うか若気の至り(?)で新進気鋭の芸術家が映画に進出して失敗
>>続きを読む

デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

4.0

同監督によるドキュメンタリー『リンチ1』『リンチ2』は未見。
本作をもって三部作完結だそうで。
『イレイザーヘッド』へと至る道とリンチの少年から青年時代、いかにしてリンチはリンチとなったのか。

『ホ
>>続きを読む

オフィスキラー(1997年製作の映画)

2.5

陰気で堅物な為に勤務先でバカにされていたお局様ドリーンは、ヒステリックな女社長から理不尽な残業を強いられた。残業中、嫌味な上司が偶然感電死した事をきっかけに、彼女は次々と社内で殺人を重ねる事に(あらす>>続きを読む

アクエリアス(1986年製作の映画)

5.0

ダリオ・アルジェント監督の愛弟子で後継者とも言われた不遇の天才ミケーレ・ソアヴィ監督の処女作にして最高傑作。
自分が小学生~中学生時代の80年スプラッター映画ブームの最中に公開された一本。
当時はVH
>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

小栗虫太郎『人外魔境・外伝~倭淦陀(わかんだ)王國ノ黑豹國王~』

『人外魔境』は昭和初期戦時下の日本、国際スパイの主人公が活躍する秘境冒険SFファンタジー。
作者は『黒死館殺人事件』の小栗虫太郎で、
>>続きを読む

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

3.0

ポール・シュレイダー『mishima』の非現実感やファンタジーの世界は三島由紀夫と言う人の思い描いた夢の世界の映像化で、こちらは「現実の世界」の三島由紀夫だと思いました。

東大生とのディスカッション
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

1.5

1日に黒豹と半魚人が見れなかった為に全ての運命が狂ったみたい...............(´・ω:;.:...
本当は『シェイプ・オブ・ウォーター』を見ようと夜勤明けでイオンに行くも今日はドラえもん
>>続きを読む

ミュート(2018年製作の映画)

3.5

ウィリアム・ギブスンが『ブレードランナー2049』より素晴らしいと言ったらしいですが、だろうな、と。
『ニューロマンサー』の映画化が無理(だと思う)なのと同じで、SFでありながら侵略者やアンドロイドと
>>続きを読む

少林少女(2008年製作の映画)

-

『カンフーくん』と双璧を成すKING・OF・糞映画。
トム・クルーズ主演『ザ・マミー』を見た時になんか感じた既視感の正体はこの映画。

知名度のある俳優とヒットした映画や過去の名作を適当にガラガラポン
>>続きを読む

カンフーくん(2007年製作の映画)

-

『少林少女』と双璧を成すKING・OF・糞映画。
真面目な事を言えばカンフーに関してこの映画、アクション監督や殺陣師みたいなスタッフがいないんじゃないでしょうか?
カンフーくんが全くアクションらしいア
>>続きを読む

エアベンダー(2010年製作の映画)

-

Mナイト・シャマラン監督作コンプリートの為鑑賞。

カンフーくん。
ハリウッド映画でCGビシバシでMナイト・シャマラン監督が撮ってもカンフーくん。
ここまで壮絶につまらない映画はカンフーくんかこのカン
>>続きを読む

アフター・アース(2013年製作の映画)

-

Mナイト・シャマラン監督作コンプリートの為鑑賞。

「ゴールデン・ラズベリー賞最低アンサンブル賞」
とはやっぱりスミス親子に送られたんでしょうけど、このウィル・スミスの愛(まな)息子ジェイソン・スミス
>>続きを読む

美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

4.0

里見桂の漫画、至高の贋作者・神の手を持つ男『ゼロ』みたいな話し。
本当にこんな人がいる事が驚き。
ランディスが言う「この世にオリジナルなどない」と
ゼロが言う「本物は二ついらない」と言う思想は相反する
>>続きを読む

クルージング(1980年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ニューヨークのゲイストリートで発生した異常なゲイ連続猟奇殺人。
刑事バーンズ(アル・パチーノ)は上司の命令で半ば強引に二階級特進と引き換えにゲイを装い囮捜査をする任務にあたる。
知られざるゲイたちの特
>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.5

『岡崎京子展・戦場のガールズライフ』を世田谷文学館に見に行ったのはもう三年前。
自分は岡崎京子作品のそんな熱狂的ファンではなくて、漫画と言うより文学の文脈として語られる岡崎作品(別に漫画より文学の方が
>>続きを読む

やるっきゃ騎士(2015年製作の映画)

1.0

《なんで今更?》
80~90年代のエロコメ・エッチ漫画と言えば巨匠みやすのんき。
少年誌連載の『やるっきゃ騎士』や青年誌の『冒険してもいい頃』等が有名ですが、ややマイナーな白泉社発行の今は無き雑誌コミ
>>続きを読む

CUBE ZERO(2004年製作の映画)

1.0

前2作の前日談で一応三部作完結編。
しかし1作目には遠く及ばず。
ヴィンチェンツォ・ナタリ監督は1作目以降一切関わってないのは、『CUBE』は1回こっきりしか使えないネタだと分かっていたから?

CUBE2(2002年製作の映画)

1.0

1作目のヒットを受けて予算が増えた第2作。
ですがCGなどが全然効果を上げておらず、明らかに失敗作。

CUBE(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

低予算ソリッドシチュエーションスリラー。
強制参加型デスゲーム物の先駆的作品。
今ならジェイソン・ブラムさんが作りそう。

「軍産複合体による実験兵器」「007に出て来る悪の組織が作った」「イカれた金
>>続きを読む

禁断の惑星(1956年製作の映画)

4.0

哲学的、思索的SFの先駆作品。
かつて高度な文明を持つも滅亡した異星人の惑星に消息を絶った移民団の調査にやって来るというストーリーはジーン・ウルフ『ケルベロス第5の首』にも似ていて、古典SF映画の傑作
>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

4.5

『ゴッドパティークル』という仮題で長らく制作だけは伝えられていたクローバーフィールド第3作。

まさか予告編すら非公開、四月公開という嘘情報(?)迄流していきなりNetflix全世界配信という思い切っ
>>続きを読む

氷菓(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

不倫する奴はみんなちね〰️〰️〰️〰️ヽ(・∀・)ノ

どうして 不倫をするのかな🎵
(妻と)けんかを すると するのかな
(妻と)なかよし してても するもんな
かあちゃん かあちゃん
よそのおんな
>>続きを読む

ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「廃墟」と「団地」

舞台や背景として団地が常に画面にあって、これは何故なんだろうと考えてもよくわからない。

光市母子殺害事件をモチーフとした「妻子を殺された男」と「家族を殺された少女」の関係、この
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、警官がフラナリー・オコナーの小説『善人はなかなかいない』を読んでいる。
この小説が『スリービルボード』という作品の世界観を表していると、町山智浩氏がタマフルの解説で紹介してました。

フラナリー
>>続きを読む

機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル(2015年製作の映画)

2.0

富野由悠季のガンダムは「理系」
安彦良和のガンダムは「文系」
凄く大雑把に言うとこんな感じ。

なので『the origin』は自分が見たかったガンダムじゃなかった。

ファーストガンダムのファースト
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

ドラマ版『ファーゴ』に対する映画『ファーゴ』は言わばシーズン0。
「コメディ」のジャンルに入ると書いてありましたが、とんでもなく恐ろしい話しだと思います。

感想に関してはもう皆様書かれてるので(笑)
>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

原題『No Country for Old Men』

『もう古き者の国ではない』(意訳)
この「古き者」とは「善き者」とも取れると思います。
同じくコーエン兄弟監督による『ファーゴ』もごく普通の人々
>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

「現代アメリカの神話」に於けるクリント・イーストウッドが「アメリカの正義たる存在」を演じた今のところ最後の作品。
最初の映画化企画の『ダーク・タワー』のガンスリンガー、ザック・スナイダーが企画し実現な
>>続きを読む