kaitomoさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.8

女子高生に殺されたい強い願望を持つ教師が、殺されるための計画を立てるという妙な映画。
ターゲットが誰かを謎にしてもっと引っ張ればミステリーとしてももっと盛り上がった気もするが、割とさくっと明かされたの
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

ジャーナリストとして筋が通っているように見えるユウコが一番大事にしていることが、あまり見えない。真実、名誉、正義、道徳、色んなものを天秤にかけて、時に選択を誤る。社会派サスペンスかと思ってたが、もっと>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.2

京の都でロックフェス。
期待値を上げまくるような豪華な布陣。じとっとした雰囲気や映像等、前半は非常に引き込まれたが、肝心の音楽シーンがイマイチ。
琵琶×ロックな楽曲に、新鮮味・キャッチーさ・カッコ良さ
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愛が微笑む時(1993年製作の映画)

4.0

同時に死んでしまった四人がある男の子にとりつく事になるんだが、なぜそうなったか分からず無為に30年過ごすのである。普通、もっと利用しようとしないのか?と思うがお人好しの四人だから仕方ない。そんな所も好>>続きを読む

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.8

前半はクールな雰囲気。パーティーのくだりは本格ミステリー感あってワクワクした。警察を狙った連続殺人事件に巻き込まれ、記憶を失う蘭姉ちゃん。
後半はダイナミックなスケボーテクでトロピカルランドを走り回る
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海街diary(2015年製作の映画)

4.6

世界に誇れる至高の四姉妹。
ストーリーと言えば、腹違いの妹に一緒に住もうと声をかける冒頭がピーク。そこでいきなり姉妹の笑顔が暖かすぎて悶えるが、それからは小さいエピソードの羅列。大きなドラマはないんだ
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.8

妻を殺した罪により、謎の建物に閉じ込められてしまう男。身に覚えがないが、その日が繰り返し再現することになり、真実に直面することになっていく。
映像の作りとかは低予算な感じだが、シナリオがしっかりしてい
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

-

みんな言ってるが、阿部サダヲの黒目が印象強い。残酷。反面、阿部サダヲがいないシーンがちょっと弱く感じた。
面白かったが寝オチしてしまったので後程再見する。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.3

キャストはパーフェクト。
元々達者な事が明らかな面々の中で、横浜流星は相当に株を上げただろう。広瀬すずがぶっ飛ばされすぎて背中強打してたの心配になった(スタントさん?)。
映像もどっしりとしていて美し
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

人が死なない!発砲しない!地味!ほぼ暴力もなく、のんびりとした人間ドラマ。
マッチョイズムを否定し、無力の老いぼれを描くのかと思いきや、結局喧嘩は強くてなんでもできて、女にモテるイーストウッド爺さん。
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

-

今の技術でウルトラマンをカッコ良く蘇らせる!というより、懐古的に元のテイストを重視しすぎて、ショボい映画にしか見えない。
ウルトラマンに思い入れがあまりない私が見ても、面白いシーンがほぼない。キャラク
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.2

演じ屋稼業の役者達のコンゲーム、ということで面白くしやすい設定だったが、全体的にぱっとしない。大オチは良かったが、そこ以外が前フリでしかないので退屈。
憧れの存在、レスキューマンはもうちょいカッコ良い
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あるメイドの秘密(2020年製作の映画)

3.3

冒頭はまさかの猿ホラーかと思って身構えたが、猿ゴーストの出番は最初だけだった(謎)。
人間の幽霊も妙な動きを見せるが、何だか元気いっぱいで、カメラ目線決めてきたりするのであまり怖くない。
ゴシックホラ
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クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.2

あるあるをやりたかったのかもしれないが、プロットが面白くない。玉2つ集めて破壊神を呼び出す、とか、クレヨンしんちゃんでやることか?ストーリーが面白くないので、小ネタやギャグ次第になってくるが、打率もさ>>続きを読む

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.7

おっちゃんに縁のある人物が次々に襲われていく、という引きのある導入で、比較的シリアスに緊張感を保って話が進んでいく。
事件の動機や手口は首を傾げたくなるが、そこはコナンらしさとも言えるだろう。ミステリ
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.4

山田杏奈の死んだ目がひりつく、ちょっといびつな恋愛ドラマ。原作は好きだが、本作はもう一歩。
小説と違って心情を描くのが難しいだけに伝わりにくい部分も大きい。痛くて不憫にも見えるが、彼女は強く見えすぎる
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.6

子供の失踪事件と、ある家庭で起きる怪異と悲劇を巡るサスペンス。カエルのお面が怖い。
高級感のある映像、低音ブリンブリンの不穏BGM、丁寧に描かれる意外性のあるストーリー展開。
ちょっと地味で、パンチに
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

序盤はキャッキャしたハイテンションな感じが好みじゃないかも、と思ったが気づけば慣れてて、少し癖になってた。
会話がボソボソ言ってて聞きとりづらい部分もあったが、話題がコロコロ変わる感じ含めリアルだった
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学校の怪談(1995年製作の映画)

3.0

オープニングのメリーさんが怖くなさすぎる。なぜスイカ?笹野さんは変わらなさすぎて、びっくりする。
全体的に子供向けだなぁという緩さでホラーっぽさは少なく、ナイトミュージアムっぽいガチャガチャっぽさがあ
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.8

ロック好き(カントリー嫌い)&フェラーリ好きの生命体が寄生を繰り返し、人間を殺しまくる。そしてそれを追うFBIと刑事のバディ。
敵は意味なく人間を殺しまくるおかげですぐに見つかるが、しぶといし寄生する
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.0

青春×ミステリー×マラソンという食いあわせが、ドタバタコメディでありながらも綺麗にまとめあげられている。
メッセージ性もうざくない程度に散りばめられているのが良いし、風間くんの思いは大人になってからの
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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.3

コナン映画ちゃんと観るの初かも。
第一作目というだけあってか直球でベタ。意外な展開とかは特にない。コナン君のスケボー爆走が、近年流行りの電動キックボードの危なっかしさを彷彿とさせる。
電車の爆弾の仕掛
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人魚姫(2016年製作の映画)

3.2

笑わせたい欲が全面に出過ぎてて手数の割にあんまり笑えなくて困る。特に開始15分くらいはつまらなすぎて止めようかと思った。
話は王道で子供向けっぽくもあるが、後半は普通に残酷でバランスが悪い。
ヒロイン
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

ひょんなことから残虐宇宙人を従えることができるようになった暴虐少女がヒロイン。悪趣味なのにゆるふわな特撮アクションゴアジュブナイル。
ターミネーター2、うしおととら、寄生獣のように、脅威と仲良くなる話
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

3.7

自閉症の少女が酷い目にあうような(トガニみたいな)話かと勝手に構えていたが、意外や安心して観られるホッコリ人情喜劇だった。ライバルポジションの検事さんがいいやつなのが良い。
それもあって、法廷ものとし
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

絵にかいたような幸せ家族でいることに並々ならぬ執着を見せる母は、邪魔者(鳥)を躊躇なく殺す。
ティンヤはそんな母から体操選手としての期待を受け、窮屈な毎日。
ある日拾った卵からは、鳥が産まれるのか、モ
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ロード・トリップ(2000年製作の映画)

3.0

ハメ撮りビデオ奪還ロードムービー。
モラルなく、周りの人に迷惑かけまくる主人公達はもっと散々な目にあって泥沼になってくれないと、笑いづらい。
笑えるところ、笑えないところ、色々酷いけど、ネタでもない部
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.5

優しさばかりで出来ている映画。
新興宗教の教祖になった産みの親を探して会いにいくという設定はなかなか奇抜だが、それをすかすように普通の親子の話を描いている。
沖田監督、シンプルなお話をのんびりとやたら
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.2

序盤のやたら長くて卑猥なダンスシーンを観て、これはエロ映画なのか?と身構える。裸のシーンやたら多いし。
しかし、ストーカーを殺害するシーンで、プロミシング・ヤング・ウーマン的な話かな、と身を乗り出す。
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

3.0

患者を笑わせて元気にする医者。志には共感できるものの、パッチのキャラクターにあまり実在感を感じなかった。
抜群のコミュ力と学力を兼ね備えているので、好き放題やっても何か巧くいってしまう。人物背景もほぼ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

警察の取り調べによる学生の拷問死の隠蔽を起因として始まる韓国の民主化運動を描いた骨太な作品。
冒頭、沢山の登場人物が次々に現れ、誰が主人公なのかも混乱。しかし、本作では敢えて明確な主人公を設定していな
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

大切な人を失い、自殺を試みて、監獄に入れられるという、1に引き続きヘビーな人生を強いられるウェイド。
それでも彼の軽口は止まらず、X-MENやらヒーローいじりの切れ味は増すばかり。
集めた仲間達の悲惨
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

4.1

スカッと楽しくハイセンス。女達の血みどろバイオレンスアクション。
腕が動かせない状態での遠心力バトルとか、子供運転カーチェイスとか、アイデアに満ちたアクションが楽しい。
三バカが笑気ガスで楽しくなっち
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オアシス(2002年製作の映画)

3.8

社会不適合者の男と脳性麻痺の女のラブストーリー。最初に彼が彼女にする行動も完全にアウトで、完全に犯罪である。
彼女は言葉も行動も思うように操れない。男も理性的な行動や理論的な思考が困難で他者から理解さ
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映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊(2014年製作の映画)

3.5

旧ドラ映画では大魔境が一番好き。
そして、わさび版ドラ映画初鑑賞。
皆さんのリアクションが強めになってはいるものの、ストーリーほぼ一緒。ペコが転ぶ所の細かいギャグまでなぞるとは…。
演出や音楽は旧ドラ
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ロスバンド(2018年製作の映画)

4.3

バンドものの掘り出し物!
子供バンドが大会に出るため、近所の兄ちゃんの運転で旅をする。道中、警察沙汰も含めて結構めちゃくちゃやるんけど、まぁこの面々をそんなに酷い目に合わせないだろうな、という謎の安心
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