sunflowerさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

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GO(2001年製作の映画)

4.5

日本はマナーの良い、モラルのある国民性だと世界でも認知されるようになってきたけれども、差別心を捨て切ることは、まだ出来ていないんだということを再認識。

たとえお行儀良くできたとしても、誰かを差別して
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.6

うわ〜〜!最高!最高!最高!

なぜかタイトルとジャケットから、軽めのお笑い映画だと勝手に勘違いして、ずっと敬遠してきた本作(ごめんなさい!)。

こんなに濃くて熱くて爽やかで、ホロリとさせられる良作
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.6

ヤンヤンの目には、この世界はどう映っているんだろう。

私にも、あんな澄んだ瞳をしていた時期があったのだろうか。

日常で、普遍で、短く尊い時間。
そして、拭えない罪悪感。


ヤンヤンが可愛すぎます
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.8

溜息が出る程に、素晴らしい。

優しさと哀しみと、懐かしみに溢れている。

こんなにも静かな時間なのに、不思議と胸がキューっとなる。
切なくなる。

きっと、痛い程に彼らの気持ちが分かるから。
誰にで
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インビジブル 暗殺の旋律を弾く女(2018年製作の映画)

3.3

大どんでん返し系でした。

一見辻褄が合わないように思える伏線にも、監督の何かしらの意図が込められているように思います。
(私は気になって3回観ました。)

これはレンタル屋のポップで強くお勧めされて
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

試され続ける150分間でした。

善意が仇となり騙されてしまうなんてなんとも気の毒ではあるけれども、もし自分があの立場だったとしても、やっぱり騙すよりは騙される方が断然いいに決まってる。


それにし
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.8

またひとつ、傑作が生まれましたね。

こんなにも、やるせなくて、切なくて、キュンとして、かと思えば胸を掻きむしられるような痛みも覚えて、なのにラストのほんのワンシーンだけで、根こそぎ希望に変えてくれる
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.7

素晴らしい作品😌✨

ストーリーは全く異なるけれど、『きっと、うまくいく』を観た時に感じた爽快感に似ている。

なんだかとても清々しい涙がこぼれました。

こんな心地よい涙ならば、いくらでも流したい。

カラーパープル(1985年製作の映画)

4.8

この作品を泣かずに観られる人は、果たしているのでしょうか。

あまりの衝撃の強さに、レビューを書くまでに半年程経ってしまいました。

ズシンときます。
同じ女性として、正直ツラいシーンも多いです。
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トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

4.0

思いの外良かった。
心が洗われた。

最初は睨み合っていた彼らが、最後は敵も味方もなく力を合わせている姿を見て、人間はやっぱりこうだ、と思った。
戦争なんてしている場合ではない。

途中、見ていて辛い
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.8

これまた美しい。

連綿と、連綿と。
こうしている今も、世界は営み続けているのですね。
少しの風習なり慣習は違えども、人間が大切にしている気持ちは、本来みんな同じなのだと、そんなことを感じました。
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ホームワーク(1989年製作の映画)

5.0

最高に、最高に、最高に良すぎました!!!

泣き虫少年マジッド君が素直過ぎて、愛おし過ぎて、もう、、、🥰
モライ君のような良いお友達に恵まれて、良かったね。(モライ君、いい子だな〜。)

でも、さすが
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オリーブの林をぬけて(1994年製作の映画)

4.8

ジグザグ3部作、完結。

とても良い。

友だち...、そして人生...、オリーブ...と、それぞれテイストは全く違えども、全てに共通して、”スレてない”ピュアな市井の人々の真っ直ぐな眼差しに、ハッと
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

5.0

慈愛と優しさに溢れた、素晴らしい作品ですね。

キアロスタミ監督の人間を慈しむ穏やかな視線が、そこかしこに見て取れます。というか、包まれています。
何があっても強くそして自然体で歩み続ける、人間の静か
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.9

いや〜、贅沢な作品でした。

大好きな俳優さんてんこ盛り!
脇役さんもナイスサポート!
脚本良し!
スリル度ちょうど良し!
ラスト良し!
大大大満足の1本でした。

若干気になったのが、あのケヴィン・
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

大どんでん返し系が好きな私ですが、このラストは、、、
悲しいですね。
スカッとするような大どんでん返しではなく、ハッと息を呑んで物哀しくなってしまうような。

人の想い、後悔、懺悔、記憶、誠意、老いだ
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

5.0

こんな生き方が出来たなら、どんなに豊かでしょう。

流されることなく自分の価値観で着実に誠実に生きてきた人だけが手に入れることが出来る、最良の環境と家族。

自分で築き上げるしかないですものね。
私も
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.3

「マザー!」に勝るとも劣らない、なんともおぞましい作品でした。。。

邦画であんな映像を劇場で流せるんですね。途中何度も、見ていられなくて目を逸らしてしまいました。。

個人的には、隣人がいかに危ない
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

これは泣きましたね。。

人それぞれ、誰しも何かを抱えながら、それでもなんとか前を向いて必死に生きているんですよね。
必死に生きて、その上誰かを思いやる気持ちを失わずにいられる、そんな優しい強さに胸を
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マザー!(2017年製作の映画)

3.5

怖い。。。
おぞましい。。。
やめて。。。。。

なのに見るのを止められないという、なんとも不思議な世界観。

監督はこの作品で一体何を表現しようとしたのか...。

聖書を知ってから見ればもう少し作
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やかまし村の春・夏・秋・冬(1987年製作の映画)

4.7

安定のやかましワールド😊✨

ほのぼのして、あまりの可愛らしさに思わずニッコリしてしまったり、

懐かしくて、でももう戻れない子供時代を思い起こして何故だかちょっと泣けてきそうになったり、、。

心に
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やかまし村の子どもたち(1986年製作の映画)

5.0

可愛すぎました!!!😭😭😭

ちょっと弱りかけていたときにこの作品を知り、何気なく観てみたのですが、この可愛らしくて愛おしい子供達に、完全にヤラれました!

救われたな、、😌✨✨

こんな平穏な日常を
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

5.0

誰しもが心に抱えている、漠然とした不安。
誰にも言えず、人知れず抱えている孤独感。
そういった、面と向かって突かれると胸がキュッとなるような痛みに、そっと寄り添ってくれる、そんな優しい作品でした。
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

これは良い。とても良い。
名作です。

まず感情面。
観ているこちらの感情が、静かに、そして深く深く、揺さぶられます。
いろんな人の優しさや気遣い、思いやりが散りばめられていて、胸が苦しくなります。
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学校(1993年製作の映画)

4.0

夜間中学は、今こうしている現在も存在するのですよね。

何気なく教育委員会のホームページを見てみたら、夜間学級の説明ページは、全て平仮名で書かれていました。



幸福とは何か。

裕木奈江さんて、あ
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.7

一言で表すと、"むずがゆい" でしょうか。

鑑賞後もずっと引きずるようなスッキリしない感がお好きな方には、とても合うのではないかと思います。
(個人的には、もう少しスッキリして帰りたかったですが。)
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

なんて豊かで、なんて幸せなご夫婦なのでしょう。

ご自分達の尺度で丁寧に丁寧に生きて来られたこのご夫婦は、間違いなく、とても幸せでいらしたことでしょうね。

こんな風に生きていくことを選択する強さがあ
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ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

4.5

建築の知識の乏しい私にも分かりやすい構成のドキュメンタリー映画でした。
(内容からすると、若干長い気もしましたが。)

本作の舞台は建築でしたが、何か普遍的なことを示唆しているようにも思えます。

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ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

4.4

今の私の背中を押してくれるような、そんな映画でした。

ストーリーとは関係なく、終始とめどなく涙が溢れて仕方がありませんでした。
(もっと言うと、試写会が始まる前のヤマザキマリさんの言葉にも、泣けて仕
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ラブレス(2017年製作の映画)

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私には愛がまだ分からない。

じっくり見返して泣きたい。

ルーム(2015年製作の映画)

4.4

これは本物?と一つ一つ確認するジャック。
本物が何かを知ることもなく育ったジャック。。
切な過ぎます。。。。。涙

でもこれは、そんな表面的な涙涙の薄っぺらい作品ではないでしょう。
本作の狙いはそれで
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わたしたちの家(2017年製作の映画)

4.0

これは良かったです!
これまでに見たことのない世界観。

終始漂う何とも言えない浮遊感を、是非多くの人に体感してみてもらいたいです。

これが卒業制作作品だなんて。
すごい才能の監督が現れましたねぇ。

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.6

製作陣が何かに挑みかけようとしている熱意のようなものは感じました。

けれど少し残念ながら、LGBTの当事者ではない私にもおよそ見当が付きそうな非難、偏見がドラマティックに演出されている(だけ)のよう
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

次回作に期待!でしょうか。

てんこ盛りに詰め込まれた要素を私は一度では消化しきれませんでしたが、次回作で解き明かされるのだろうなという期待を込めて、実際の感覚より少しスコアは高めです(これでも)。
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

4.8

冒頭。
あの体育館でのあの演奏には、心が震えました。

今日は冷静に観ようと思っていたのに、あのシーンは涙が抑えられませんでした。

また、終始本音で正直に話す姿には好感が持てましたし、素直な人なんだ
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ビオスコープおじさん(2017年製作の映画)

3.7

想像以上に良かったです。
真相の解き明かし方、運び方も良かったと思います。

90分という時間に、中身がギッシリ凝縮されていました。


TIFF 2017 記録