【冬のレザボア・ドッグス】
元が70mm撮影の大長編で、日本ではその通り公開されぬと聞き、何となく行く気が起きぬまま劇場公開は逃し、DVDレンタルにて軽ーい感じでチェックした。
タラちゃんの新境地>>続きを読む
【人喰いテディベアとお家騒動】
私はこれで、SWをやめました。
過去2作のヒットを受け、恐らく更に贅沢な制作体制で臨まれたのでしょうが…当時の映像製品とすれば質は高いのでしょうが、楽しくない、ワク>>続きを読む
【ボンド15/怒りのアフガン】
個人的(当時)新春企画。
旧いDVDが出てきたので久しぶりにみ始めたら、こんなにわかり易い話しだっけ、とスッキリ一気見してしまった。
確か、社会人になって初めて、>>続きを読む
【ボンベイ・バビロン】
「IFFJ2016@キネカ大森」での上映にて。
(当時)昨年のIFFJ上映時、作品紹介には「本当の主人公はボンベイの街。そう思わせるほど本作での1960年代ボンベイの風景、>>続きを読む
【アイラブユー、の後に刻まれる影】
前作を、アイデアは素晴しいが仕上がりは歪、と感じた私にとって、仕上がりに美しさまで感じられた本作が、シリーズ中一番好きです。
ラストがつづく、になってしまうのが>>続きを読む
【モザイクなし!うれしくもなし!】
これを(当時)個人的正月映画にしようと思ったが、事情ありチョー寝不足で臨んでしまった。
眠気吹き飛ぶ激笑モノを期待したがそこまでには至らず。けっこう寝落ちしたら>>続きを読む
【赤信号みんなで渡れと国が言う】
以前から気になっていた2019年のドキュメンタリー。アマプラにて。
日本未公開が勿体ない、強烈な記録でした。娯楽映画はどうでもよいですが、よいドキュメンタリーは、>>続きを読む
【勧善懲悪という名の花火を上げる】
今や伝説と化してしまった第一作目。日本公開は、確か20世紀FOXの戦略でアメリカ公開から一年遅くなりました。その間、情報を与え煽って、観客をお預け状態にしたのです>>続きを読む
【「国歌斉唱も振り付けるかい?」】
ミルピエより、個人的に注目しているオペラ座の新プルミエール、レオノール・ボラックが見たかったので行きました。
が、映画の肝…1人のクリエイターが、ひとつの作品を>>続きを読む
【眠るクーデターと、河なき彼岸】
気にしていた監督、まとめて一気にみたいと思いつつ機会合わず、イメフォ特集上映でこの(当時)最新作だけ年内に抑えた。
当たり。2時間という尺には疑問もあるが、新しい>>続きを読む
【オイリーアメリカ】
キネ旬シアターの上映で。硬質の美しさが大画面に映え、劇場でみてよかった。
シンプルな憤怒をめぐるウェスタンですが、デンマークという他者から見たアメリカを描きますね。住みたくね>>続きを読む
【ビッチな人魚の尻悩み】
これは劇場公開時、スカジョさんがエスター・ウィリアムズもどきを演じるという興味だけで行きましたが、退屈だったので投稿忘れていました。
『トランボ』公開後の関連興味から一応>>続きを読む
【志高くも息が続かず】
劇場のスクリーンでみたかったが機会合わず、ようやく新文芸坐の上映にて。自分には珍しきカンボジア映画。題材もよく、いい物語で、みた甲斐はありました。
が、作劇が拙くて正直、途>>続きを読む
【誰もが、すずさんである】
できることを丁寧に積み上げた映画、でした。
熱狂や号泣ではなく、静かに受け止めたい。特別視や神格化で額に飾るのもイヤだな。
まず映画をみる前に出会った、こうの史代さん>>続きを読む
【映画を読み取る力、を取り戻すために】
「ヒッチコック/トリュフォー」という冠ですが、かの歴史的書物の映画化というより、出版後の波及がより語られますね。キャッチコピー「10名の監督たちが語るヒッチコ>>続きを読む
【老後の国のアリス】
このシリーズはエクスプロイテーションだと割り切ったらけっこう楽しめるようになり、今回もロジャー・コーマン映画でもみる感覚で、ポップコーン頬張りながら頭カラにして面白がろう…と思>>続きを読む
【の・ようなもの】
私の心のSWはep5で終わっていますが、ep4の前日譚である本作なら、あの高揚感が蘇るかも?と小さじ一杯の期待を持ち行きました。…結果は、似て非なるものでした。
が、現代にSW>>続きを読む
【ブラインド・フューリーの家】
じつに不快になれる快作!盗みに入った家の主が、ゲゲゲな秘密を抱える座頭市だったら?…的プロットで、逃げられぬ88分を一気にみせる。息するな言うが息継ぎ忘れる。
現代>>続きを読む
【リリーの皮だけ】
劇場でみた時は首を傾げた。
その後映画公開に合わせ、荒俣宏さんが『女流画家ゲアダ・ヴィーイナと「謎のモデル」』を著したと知り読んでみた。…これが面白い!この不思議な夫婦をかなり>>続きを読む
【一足先に正月映画気分…にさせられた。】
ハリポタファンではないが、大人向けとの情報もあり少し興味湧き、シネコン無料券で。いや失敗。凡庸で愚鈍。このボンヤリ映画は正月にみるべきだった。
後から知っ>>続きを読む
【サカナ系腐女子の腐海】
これ、要はショタコン腐女子の暗い妄想ですね。
私はその外にいるので7割ほどは退屈だった。が、やりたいことは明確だし、映像での妄想力はしっかりしている。
「裸の美少年と、>>続きを読む
【ステラ・スターの玩具的冒険】
暫く前、スティングレイから出た超・特別版Blu-rayをさほど迷わず購入。やー盛り盛り。公開バージョン違いの他、映像特典3時間以上あって、音声解説含め、忙しき身で制覇>>続きを読む
【PK phone god.】
「したコメ」での上映に行けず、最近ようやく。
日本ではNEXT『きっと、うまくいく』のように宣伝されていますが、比べると大分スッキリ味ですね。小ネタを数珠つなぎする>>続きを読む
【コリアン女子カップルの恋煩い】
東京FILMeX2016にて。
美大生と、飲食店員の女子同士の、きわめて自然なラブストーリー。本作の魅力はその自然さ、につきますね。
同性愛を描いていますが、『>>続きを読む
【銃後の母地獄】
東京FILMeX2016にて。
作中からはわかりませんでしたが、舞台は1989年とのこと。内戦中のスリランカの村で、父を民兵に拉致され、残された家族たち…子供8人と姑を抱える母・>>続きを読む
【愚かの環】
原作は未読。エミリー・ブラント×レベッカ・ファーガソン×テイト・テイラー監督…なら拾い物かと期待したら、なかなか充実しておりました。
後から知ったが脚本も、大好きな『セクレタリー』『>>続きを読む
【宇宙、それは人類に残された最後の喧嘩場である。】
トレッキーじゃないがまあ好きで、リブート版も毎回みてきたが…離れる潮時かなあ。もはや退屈。新しさも驚きもない。
まず初航海3年目で船降りたいって>>続きを読む
【ルージュのあとさき】
東京国際映画祭の上映にて。他にもみたいもの幾つかありましたが、予定が合ってみられたのはこれ一本でした。
個人的印象を一言でいうと、薄味のアルモドバル。
築115年!?のア>>続きを読む
【団地管理人はタミルの虎】
キネ旬シアターの上映にて。はじめ食指動かなかったのですが、スリランカの反政府武装組織LTTE(タミル・タイガー)の話だと知り興味がわき、みました。
以前、LTTEによる>>続きを読む
【華とアリス】
キネ旬シアターの上映にて。面白かった!岩井映画を再び、そう感じられる日が来るとは。
やはりこの人は少女の追っ駆け屋で、今回は大人視点でそれを描いたことがよかったかと思いました。>>続きを読む
【荒野のヤリマン】
DVDで。ニコマンさんは好きで、久しぶりに母国映画に出るというのでみてみた。ヌードも売りにしていますが、以前からよく脱いでいるから有難味は薄し。
で、すごく面白い部分があるのに>>続きを読む
【裸の女王様】
DVDで。仕立てはしっかりした映画だが、心は動かなかった。ヒロインのマルグリットさんに対して、ずいぶん冷ややかな映画なんですね。
後でモデルになったフローレンス・フォスター・ジェン>>続きを読む
【喜び組大活躍】
先日みたドキュメンタリー『将軍様、あなたのために映画を撮ります』に本作が登場し、80年代当時の制作背景を知り興味がわいたので、レンタルしてみました。
将軍様が自ら製作を手掛けたそ>>続きを読む
【クヌールの逆噴射家族】
IFFJ2016にて。死んだふりとアダルト映画が大好きなお爺ちゃんが、ホントに心臓発作で倒れてしまい、英米に散っていた息子二人がクヌールの実家に帰郷する。で、巻き起こる笑い>>続きを読む
【インナー・カーン】
IFFJ2016にて。King of Bollywood主演、本年度IFFJ最大の目玉で超大作…みたいな予測してたらゼンゼン違った(笑)。これ、小粒な偏愛映画ですね。
ファン>>続きを読む
【22歳女子vsパレスチナの狂犬】
IFFJ2016にて。今年は3本みられ、本作が一番よかった。1986年、パキスタンのカラチで実際に起きたハイジャック事件を描く、求心力溢れるスリラー。
なのに歌>>続きを読む