【エスケープマンにはならないで】
これは劇場行きましたが、3作中1番退屈で、感想放置していました。『安倍ンジャーズ2』などを経て、ふと思うところ書く気になり投稿。
要は、かつて主人公トニーもその一>>続きを読む
【ノアの箱舟には白人しか乗れない】
ツタヤで見つけたので。子供の頃、TV放映で楽しんだ記憶があります。ジョージ・パルの創りだす流線型ロケットなどのデザインに「センス・オブ・ワンダー」という言葉を思い>>続きを読む
【ヒップ売りの少女】
ヒロインの尻がスゴイ、と聞いていたが、アニメ尻を追いかけ劇場行く気もなくレンタルで。
何やらテツガクっぽいものも混じる要素は豊富で、それらを小器用につないでいますが、要はスペ>>続きを読む
【シルス・マリアの雲は地に降りない】
映画としての着地点がわからなかった。というか、そもそも着地させる気はあるのだろうか。
元々、ジュリエット・ビノシュが監督に声をかけ、彼女ありきで始まったらしい>>続きを読む
【風と共に去りぬ】
お見事。まず武侠映画だが反殺映画(笑)。今さら剣で殺しあうのはアホやとスルリ心に入ってきて、唐代の話なのにものすごくアクチュアル。
物語は一見、人物関係わかり辛いものの、心情を>>続きを読む
【毀れた巣】
特集上映「シーズン・オブ・レイ」にて。
裕福だが孤独、豪邸に「籠の中の鳥」である美人妻チャルラータ。真面目で社会改革に闘う夫を慮り、彼の視界に自分がなくとも健気に耐える。しかし籠の中>>続きを読む
【セールスレディはサリーを靡かせ】
特集上映「シーズン・オブ・レイ」にて。
1963年作ですが、1953年のインドが舞台の、労働者お悩み物語。大卒銀行員でも生活厳しく、奥さん仕事に出たいが旧世代の>>続きを読む
【寝猫物語/残酷篇】
IFFJ2015にて。
上映はヒンディー語吹替えでしたが、元は英語。キリスト教徒が多いらしいゴア州が舞台ですが、だから英語を話している、とうわけではないでしょうね。
公用語>>続きを読む
【しみじみスカトロードムービー】
IFFJ2015にて。今回みられた4作中一番よかったが画質一番悪し。デジタル化したのにフィルムならありえぬ画質劣化って困ったもの。入場料割り引いてよ。
…タイトル>>続きを読む
【チェーン・カップス】
脚本はどこ向かってんだかフラフラだし、演出にはハーモニーがない(笑)。映画としてよりガサツになったものの、新ライバルの魅力と旧キャラの意外な活躍でそれなりに楽しめた。
アカ>>続きを読む
【ナイト&デイ&ホーム】
IFFJ2015にて。
『ナイト&デイ』のボリウッドリメイク。トムクルの役をリティク・ローシャン、キャミーをカトリーナ・カイフ。何となく、元ネタを再見してから臨んだのです>>続きを読む
【愛より血】
IFFJ2015にて。
肝となる『ワイルド・アット・ハート』的バカップル愛の暴走劇は面白いのですが、そこを権力が汚し出すと流れがおかしくなり、ラームとリーラの心は沈黙してしまう。以降>>続きを読む
【首狩男アメリカン】
カテゴリは『サイコ』・コメディ(笑)となるのでしょうが、画面に肉類豊富に現れるも、焼き肉ギラギラでなくつるり麺類な味わい。パスタホラー。
仕事帰りのカラオケから地続きで、殺人>>続きを読む
【帰って来たヨッパライの復讐】
PFF「特集 サミュエル・フラー」フィルムセンターの上映にて。
これは遥か昔、日本公開時に見逃した記憶があります。劇場公開映画としては、フラー監督最終作だそうで。>>続きを読む
【善のないプール】
PFF「特集 サミュエル・フラー」フィルムセンターでの上映にて。
古き良き、シナリオをきちきちと積み上げ盛り上がる面白さで、見応えありました。また古き良きでも、フラー監督には未>>続きを読む
【アナが後の王女】
『オースティン・パワーズ』をシリアス・ブラックにした感じかな。かつてのスパイ映画への懐古趣味含め。面白かった。
『キック・アス』の時は気づかなかったがマシュー監督って英国人なん>>続きを読む
【ボーイ・ミーツ・牙ガール】
そこは絶望に彩られた町だから色がない。しかし若ければ、助手席にまだ、刹那の幸福が乗るうち逃げ出せるのかも…。
奇妙な安息感を孕んだノワール。映画でしかあり得ぬ面白さを>>続きを読む
【ずる剥けウルトラマン】
レンタル始まったらオチだけ確認するつもりでしたが、したまちコメディ映画祭のトークショーで、町山智浩さんが進撃見てね!と煽るのに他の参加メンバーが妙に覚めている…という様がメ>>続きを読む
【本名はペンギン・ブルーム 】
Netflixの近作。胡散臭い難病モノとは一味違うらしいな、演じるはまあ好きなナオミ・ワッツだし…と思い見てみたら、最後は家族で泣け的通俗締めとしてはいますが、いい映>>続きを読む
【料理映画史にその名を刻む傑作】
したまちコメディ映画祭のプレミア上映に行きました。オモロかったああぁ!不謹慎エンタメの快作であり、世界料理映画ベスト10に入れるべき傑作です。
食人族映画をきちん>>続きを読む
【それでも踊りつづける】
バレエ団を追うドキュメンタリーとしては珍しく、光より闇が入口。
2013年に起きた、芸術監督への顔面酸ぶっかけ事件を軸に、英国人監督がボリショイ・バレエの内幕に切り込んだ>>続きを読む
【いい話には裏がある、と思いたくはないが】
キネ旬シアターにて。いい話、でしたが冒頭スーダン内戦の描写から不思議とまがい物臭を感じ、あまりノレなかった。
荒野を彷徨う少年が、大地から水を探し出す技>>続きを読む
【石内作品の力をもっと伝えてほしい】
『フリーダ・カーロの遺品』で石内都さんの活動を知り、遡って本作をみました。概ね『フリーダ~』と同じ感想ですが、「ひろしま」写真作品の凄みは、この映画からはあまり>>続きを読む
【見えないもどかしさ】
フリーダ・カーロが好きで、予備知識なく行きました。遺言により50年間封印されていた彼女の遺品を、石内都さんが写真撮影するプロジェクトを追うドキュメンタリー。
石内さんの活動>>続きを読む
【絵と語る、絵で語る】
最近のワイズマン作品はわりと追いかけているのですが、題材が映画に不向きでは?と迷ううち公開終わってしまい、レンタルにて。
で、やっぱりこうして美術館を紹介するのは難しいと思>>続きを読む
【レリゴーアルペン】
キネ旬シアターにて。これは予告編の映像がキモチよく、劇場のスクリーンがよかろうと思ったので、みました。
アルプス山脈とその周辺地域、自然とそこで生きる人の営みを、シネフレック>>続きを読む
【キャラクター未満、の岩井人形】
レンタルにて。予想より見応えあった。物語としては『花アリ』よりよくまとまった。が映像は、試みは面白いものの完成された絵ではなく「画像処理」を見せられた感。最後まで居>>続きを読む
【何だか「ただの口の悪いクマ」に落ちぶれそう】
あまり期待はなかったのですが、アマンダ出てるし、予告編のソウルをソウルフルにボケるギャグがツボだったので、行きました。
しかし私には前作より退屈でし>>続きを読む
【紅い舌】
時間ギリで行ったら満席。プランBなく立ち見したがその価値あり。面白かった。
原作も本作もまず、戦場のリアルそのものより、その極限状態に追い込まれた人間そのものにフォーカスしている。その>>続きを読む
【エッチなトランプ】
最近、今さらレンタルでみました。前作は殆ど忘れましたが、安っぽいけど悪への魅惑はあった筈。今回は殆ど接点なし。鼻で笑っちゃった。
エッチなトランプとか、逆さにすると女の服が消>>続きを読む
【ムンバイ心中】
オールドファッションだが芯の通った力作。私の薄いボリウッド履歴からは、この愛の重量感は『命ある限り』を連想させました。
原題『Aashiqui2』からシリーズものかと思ったら、1>>続きを読む
【向こう見ずじゃないけどね(笑)】
IFFJ2014で見逃していたので楽しみでしたが、ディーピカーちゃん主演作とみれば佳作、しかし物語としては散漫でした。
よくある青春アレコレで、日本の凡作連ドラ>>続きを読む
【ナチ女収容所長でファウスト】
スタントショーに期待したがさほどびっくりはなく。飛行機トムシールはすぐ剥がれるだけの一瞬芸だし、トムあまちゃん、は失敗しても回収策予想つくからハラハラしない。
今回>>続きを読む
【ジェンダーの誘惑】
お話に惹かれたので行きました。オゾン作品は技巧が先走り人物に共感できぬことが殆どでしたが、今回は違った。
一見、既視感だらけ、クリシェ寄せ集め風。『わたしはロランス』で始まり>>続きを読む
【ウォークアバウトは終わらない】
よかったです。原作は70年代の実話ですが、現代の話とみても違和感がない。意思を持ち進んでもゴールが見えないこの不透明感、ものすごく今にフィットして怖いくらい。
原>>続きを読む
【恐怖奇形人間(大きいサイズ)】
個々の映像のつくりは予想ほど酷くなかった。原作の絵は下手くそだが、ヒエロニムス・ボスの地獄絵図や「我が子を食らうサトゥルヌス」等を連想させる怖さがあり、そんな創造性>>続きを読む