個人的プロジェクト「名作映画ダイジェスト250」(ロードショー誌80年12月号付録)制覇計画のためセレクト。
主人公ウィリー・ローマンは62歳のセールスマン。販売の仕事で各地に出張を繰り返す日々を送>>続きを読む
ソフィー・マルソー演ずる主人公ジャンヌは8歳以前の記憶がない。そこに迫るべく自伝的小説を書くことを試みるが、感情がこもっていないと酷評されてしまう。その頃から家族と暮らす部屋が自分の部屋とは思えなくな>>続きを読む
フランス映画「恍惚」のハリウッドリメイク作品。なーるほどね。オリジナルではアッサリとしか描かれなかった娼婦の気持ちを、もっともっと深掘りした結果こうなりました!というお話。こういう脚色にした気持ちは分>>続きを読む
ファニー・アルダンとジェラール・ドパルデューが共演と聞いて、トリュフォーの「隣の女」(大好き♡)が頭に浮かんだ。本作ではすれ違いが多くなってきた夫婦役。出張から戻った夫ベルナールの携帯に残されたメッセ>>続きを読む
トーキングヘッズを初めて知ったのは、1985年のアルバムLittle Creatures。名曲Road To Nowhereなど強烈な個性を感じるけれど、旧作を真剣に聴くほどハマったバンドではなかった>>続きを読む
音楽学校の試験に挑む少女メラニー。練習を重ねて臨んだ実技試験の真っ最中、失礼な女が審査員のピアニストにサインを求めて部屋に入ってくる。ピアニストはそれを応じ、メラニーは集中力を失ってしまう。「どうして>>続きを読む
そもそもOVAの第1作として製作された作品で、短期劇場公開された。そのため劇場版第4作と呼ばれたり、劇場版にカウントされなかったりと扱いが微妙な「風魔一族の陰謀」。シリーズ唯一声優陣が異なることもあり>>続きを読む
シリーズ化を意図していたものの1作目で終わってしまった不幸な映画、とだけの知識しかなかった。でもこれはなかなか面白い。
大統領直属の謎の組織の一員とされた主人公。その組織は警察や司法でも罰せられない>>続きを読む
フォローしているボブおじさんが「荒野の七人」のコメントに書かれてた、テレビの映画番組育ちのルーティン。
「新聞のテレビ欄でその日の映画をチェックして、赤ペンで丸をつける。その夜が楽しみだった。」
同世>>続きを読む
小中学生の頃。長期の休みに入る前に学校で映画の割引券やチラシが配られていた。今でもあるのかな?。アニメや「男はつらいよ」だけでなく、「スーパーマン」など外国映画も。「カサンドラクロス」のチラシが配られ>>続きを読む
「パプリカ」に満点つけておきながら、今敏監督の旧作を観ていなかった。昨年、Filmarksのリバイバル上映で「パーフェクト・ブルー」を観て、演出と表現の凄さに圧倒された。そして未見だった「千年女優」が>>続きを読む
イアン・フレミングの原作「カジノ・ロワイヤル」の映画化作品。ダニエル・クレイグ版とは全く違う、大スケール、オールスターキャストのコメディ映画である。製作上の様々な問題があって出来上がった異様な産物。原>>続きを読む
フレンチロリータに弱い私だが、何故かサンドリーヌ・ボネールはどうも苦手としている。「冬の旅」も「刑事物語」も観たし(後者はソフィー・マルソー目当て)、「仕立て屋の恋」や「僕と一緒に幾日か」はかなり好き>>続きを読む
美しく歳をとる、ってよく聞く言葉ではあるけれど、シャーロット・ランプリングはその見本のような人なのでは。彼女の出演作は中学生の頃、「さらば愛しき女よ」をテレビで観たのが最初で、以来いろいろ観た。50代>>続きを読む
あれから20年近く経つ。早いよなあ。SEED、SEED DESTINYは大好きだったから、続きを待ち焦がれていた。そして本作。デュランダル議長が提唱したデスティニープランの復活を目論むコーディネーター>>続きを読む
ピエール・エテックスの短編。もともとはオムニバス長編のエピソードだったらしいが、再編集で独立した作品となっているそうだ。
ソロキャンプを楽しむ主人公。火をおこしてコーヒーを淹れようとしているのだろう>>続きを読む
80年代のテレビ番組「探偵レミントン・スティール」で人気があったピアース・ブロスナン。90年前後にはタバコ(Speak LARKってヤツね・懐)のCMで、まさにスパイ映画のような役柄を演じていたのをよ>>続きを読む
死者を蘇らせる物語。映画史上、多くのマッドサイエンティストたちの手で何人もの死者が息を吹き返した。「フランケンシュタイン」は特に興味があって、オリジナル、関連作、リメイク、多くの派生作品を観まくった時>>続きを読む
いつの時代でも、時の権力者たる者にクリーンなヤツなんているものか。政治とと金の話がいつまで経っても騒ぎのネタになるわが国。コンプライアンスの名の下でいろんなことが抑え込まれている昨今だけれど、ちょっと>>続きを読む
ピエール・エテックスの短編第2作。前作「破局」のコントのような一人芸とは違って、映画として映える仕掛けがいっぱい。
結婚記念日を夫婦で祝うために帰路につく夫。ところが大渋滞で車は一寸ずり(方言ですみ>>続きを読む
アレン先生の新作が映画館にかかる幸せ。ハリウッドでのバッシング(自業自得ではあるけれど)から、出演を拒む人々もいるし、出演者からもよく言われない昨今。製作の場をヨーロッパに移して撮った本作は2020年>>続きを読む
どこからこの映画の感想を書こう。正直迷っている。グザヴィエ・ドラン監督作を観るのはこれが2本目。だから偉そうなことは言えない。だけどこの物語で、あれこれ考えさせられた。それを思いつくままに綴らせていた>>続きを読む
フランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックス。僕はよく知らなかったが、コメディアンとしてだけでなく、グラフィックデザイナーなど様々な才能を発揮した人物。近頃、往年のフィルムが修復されて、日本でも>>続きを読む
「バグダッド・カフェ」のパーシー・アドロン監督と、マリアンネ・ゼーゲブレヒトのコンビによる快作。
地下鉄の運転士に恋をした彼女。長期の休暇を申請して、彼の勤務時間から住所、生活に関することを徹底的に>>続きを読む
ジャン・リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」のハリウッドリメイク。舞台はアメリカ、リチャード・ギアが車泥棒の主人公、留学生のヒロインがフランス娘ヴァレリー・カプリスキー。
僕にとってリチャード・ギア>>続きを読む
2024年の映画館初詣。今年もいい映画に出会えますように…と思ったら、新年早々素敵なのに出会えた。
公衆トイレ清掃の仕事をしている主人公平山の日々を追った、ヴィム・ヴェンダース監督の日本映画。繰り返>>続きを読む
日米経済摩擦が連日報じられていた頃に書かれた、マイケル・クライトンのベストセラー小説。これを映画化した、とんでもニッポンが随所に見られる作品。
アメリカ進出を果たした日本企業のパーティで起こった殺人>>続きを読む
映画の魅力に目覚めた中坊の頃。まだレンタルビデオもない時代だから、映画と名のつくものがテレビで放送されたら、時間の許す限り挑んでいた。特にNHK教育テレビの「世界名画劇場」でクラシック映画に触れる機会>>続きを読む
🎍明けましておめでとうございます🎍
本年も戯言を綴ってまいりますが、よろしくお付き合いくださいませ。
2023年の映画生活総決算の個人的映画賞、tak's Movie Awardsも選出いたしま>>続きを読む
2023年映画館納め。最終日最終上映にヤマト好きの仲良しと滑り込みっ!ちゃんと観たことがなかった劇場版第1作。4Kリマスター版がスクリーンで観られるなんて機会はもうないだろうから、これは観ておかねばっ>>続きを読む
「リトル・ダーリング」(1980)でクリスティ・マクニコルのファンになった僕は、続く主演作「さよならジョージア」、「泣かないで」(隠れた名作)、「白いロマンス」と地元映画館で新作が上映されたら足を運ん>>続きを読む
テレビシリーズを長女と毎回キャアキャア言いながら楽しんでいる「SPY×FAMILY」。アニメの劇場版は所詮ファンサービスなのだから、楽しんだが勝ちだ😆。とは言え、テレビ見てないのに子供や孫に映画館に連>>続きを読む
アンナとドリスの夫婦は里親として、生後18ヶ月だったシモンを4年半育ててきた。自分の子供たちとも良好な関係で、幸せな日々を過ごしていた。ソーシャルワーカーからシモンの実父が子供と暮らすことを希望してい>>続きを読む
映画の中で描かれることではなくて、その背景にある出来事や事実で泣かせる映画って世の中にはよくある。例えば実話の映画化では、現実の出来事を宣伝文句以上の"予備知識"として使われることも多い。僕はそれをと>>続きを読む
2023年12月13-17日に開催された北九州国際映画祭。「あなたの青春の一本」とのアンケートに、多くの人が答えた作品も上映された。30-59歳の層でNo.1だったのが「スタンド・バイ・ミー」とのこと>>続きを読む
007シリーズ60周年でレストア版が公開。ジェームズ・ボンドこそ男子の理想と偏った育てられ方をされた僕にとっては、2023年の大きなムービーイベント。結局2本しか劇場で観ることができなかった。「女王陛>>続きを読む