中学生のとき「スリーパー」を観て以来、ウディ・アレンのファンであり続けている僕(なんておマセな)。初期のナンセンスコメディから、「アニー・ホール」からの快進撃、80年代後半からのベルイマン調のシリアス>>続きを読む
とりあえず見逃してた「マッドマックス 怒りのデスロード」からスタートした2016年のわが映画生活。80年代の三部作からウン十年経って、まさかの続編。しかもオリジナルのジョージ・ミラー監督というのが驚>>続きを読む
ゾンビ映画を撮っていた現場で、本物のゾンビが襲いかかる。犠牲者となった者は次々とゾンビ化していく。映像にリアルを求める監督はそれでもカメラを回し続ける。狂気に満ちていく惨劇の場。彼らの運命は…。
監>>続きを読む
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「ラスト・・・」とというタイトルと、激しいベッドシーンがあることから、ベルトリッチの”あの映画”を連想する人が多いのか、やたらとそっちばかりの話題が先行している本作。されど、この映画は決してそんな色>>続きを読む
住野よるの原作小説に、12年後の現在のエピソードを追加して実写映画化。同じひとつの言葉や台詞でも、それを発する人物の状況や気持ち、映画の受け手である僕らの理解や気持ちで、どのようにも変わる。日本の映画>>続きを読む
スピルバーグ監督の新作は、軍用馬として徴用された一頭の馬をめぐる人間ドラマ。児童文学の映画化だそうで、正直なところ観る前は、”ただでさえ見せ方が上手いスピルバーグが動物ものを撮るなんてズルい。どうせ>>続きを読む
男にとって不可解な生き物である女性。しかし、男は女に惹かれずにはいられない。メイドとして務めていた若い女にのめり込んでしまったフェルナンド・レイ扮する初老男が、彼女に振り回される様を描く。ルイス・ブ>>続きを読む
今や「ミッション:インポッシブル 」シリーズはトム・クルーズの代表作。その第1作は、ええかっこしいのトム君が初めてプロデュースも手がけた作品。本家主人公の「フェルプス君」を脇に追いやった主役イーサン>>続きを読む
巷では人気作なれど避けていた「パイレーツ・オブ・カリビアン」。そもそもハリウッド大作を避け続ける傾向がある僕ですが、やっと第1作を観る気になって挑戦。しかし・・・僕にはどうもダメ。
なーんとなく>>続きを読む
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クリストファー・ノーラン監督作では、僕は「ダークナイト」と「プレステージ」が特にお気に入り。だいたいこみ入った話、複雑な設定と演出が持ち味だ。今回はさらにスケールアップしてましたね。世間では賛否が分か>>続きを読む
映画で知る異国の現実。それは僕らを驚かせ、僕らの視野や世界を広げてくれる。こういう感動に出会えたとき、僕は映画を観続けてきてよかった、と心底思う。南アフリカについて、僕らはアパルトヘイト、金やダイヤモ>>続きを読む
2009年6月に急死したマイケル・ジャクソン。彼の音楽的な冒険心は人種を越えて世界中の人々から支持された。僕ら世代はそれをリアルタイムで見てきた。Beat ItやThrillerのPVは何度目にした>>続きを読む
コミックカンフー路線初期の作品で、プロデュースは名匠ロー・ウェイ。秘薬をめぐって何人もの悪役が登場し、我らがジャッキーは死んだ格闘家になりすましたことから騒動に巻き込まれるお話。シンプルな善悪の構図に>>続きを読む
ジャン・ピエール・ジュネ監督がずっと暖めていたという題材である本作。婚約者の生存を固く信じ続ける主人公を、オドレイ・トトゥが演じているので、「アメリ」のあのファンタジックな世界を期待した人もいるだろ>>続きを読む
前作「ジュラシック・ワールド」で新種のハイブリッド恐竜が登場した。ドラマ部分はなーんか薄味だったし、それなりに楽しくてももはや恐竜映画ではない。理屈抜きの見世物にしか思えなかった。人間のエゴの醜さは語>>続きを読む
仲良しの誰かと一緒にいられる心地よさ。学生の頃、それはいつまでも続くと思っていた。それぞれに選ぶ道があるのだから、そんなことないのに。「あいつが行くならオレもそっちでいいかな」そんな気持ちが進路決定を>>続きを読む
SWというシリーズへの愛ゆえに、厳しいことを言わせていただく。長文お許しを。アメリカでコケたと言う報道で不安もあったが、期待もあった。だって脚本にはEP4〜6に関わったローレンス・カスダンの名前が連な>>続きを読む
ソビエトの侵攻やナチスドイツの支配と、ポーランドは他国に踏みにじられてきた。この映画はそんな時代に300人ものユダヤ人を救った夫婦の物語。1939年、ワルシャワ動物園を営むヤンとアントニーナ夫妻は、爆>>続きを読む
2010年3月いっぱいで生息地にある大型ホールをもつ施設が閉館。ここにはパイプオルガンが設けられており、存続を望む声が多かった。閉館行事の一つとして、パイプオルガンのコンサートとチャップリンの映画上>>続きを読む
2015年のサマーシーズン。「マッドマックス」「ターミネーター」「ミッション:インポッシブル」そして「ジュラシック・パーク」の続編・・・。本当に今年は2010年代か?。1990年代じゃないよな?と>>続きを読む
人生っていろんなものを失いながらもいろんな出会いが待っている。生きていく中で何かに節目をつける度に、これまでの関係や状況が失われることを寂しいと思う。だが、すぐに新たな人間関係や状況にも慣れていくこと>>続きを読む
予告編を観たときは、またトムがええかっこしいするだけの映画かぁ・・といつものように思った。それは間違いではなかったが、すぐにトムがどうでもよくなるくらいに面白くなってきた。それはこの映画の世界観と造形>>続きを読む
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極彩色の文字が現れるエンドクレジットを観ながら、何とも言えない切ない気持ちになった。この映画は究極の片思い。愛しているのに触れることもできないマリオ。一方で献身的に昏睡中のアリシアの世話をするベニグノ>>続きを読む
シリーズ第4作目で、1作目のブロディ署長(ロイ・シャイダー)の妻ロレイン・ゲイリーが主演。父の後を次いでアミティ市の警察官となった息子がホオジロザメに襲われて死亡。海洋学者となっていた長男の住むバハマ>>続きを読む
ダニエル・クレイグが演ずるジェームズ・ボンド第4作。往年の007ファンにはお馴染み悪の結社スペクターが登場。その首領ブロフェルドは、これまでテリー・サバラス、ドナルド・プリーゼンス、チャールズ・グレイ>>続きを読む
セレブな生活を満喫していた主人公ジャスミン。夫がヤバい仕事に手を出していたことで、一転して庶民的生活を送る妹の家に居候することになる。ところが身についた生活スタイルというのはなかなか変えられないもの>>続きを読む
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北欧の森の中で父親と二人だけで暮らし、殺し屋としての訓練を受けてきた少女ハンナ。16歳になった彼女は、外の世界へ行きたいと言い始める。父親はCIA捜査官のマリッサに命を狙われることになると言い、マリ>>続きを読む
ギレルモ・デル・トロ監督にまず謝罪。わたくし、ヲタク監督だと見くびってたかもしれません。
m(_ _)m
でもその嗜好を貫いたからこそたどり着いたのがこの「シェイプ・オブ・ウォーター」だと思う。元ネタ>>続きを読む
音楽と映像が調和する映画が好きだ。それは以前から思ってたことだし、映画の感想に何度も書いてきた。その映画の為にかかれた曲もある。既製の曲が、まるでその場面の為にかかれたかのように見事な使われ方をして>>続きを読む
僕たちはイラクの何を知っているだろう。教室で習ったこと、クルド人問題、テレビで見たフセイン政権のこと、湾岸戦争、英米による攻撃があったこと、その戦後処理に自衛隊が派遣されたこと。映画「ハート・ロッカー>>続きを読む
久しぶりにいい日本映画を観た。人気も実力もある4女優のアンサンブル。"小津安二郎ぽい"と玄人な映画好きから評された是枝監督の演出。作家性を求める映画ファンにも、人気者が観たいという映画ファンの期待に>>続きを読む
「腑抜けども、悲しみの愛をみせろ」の吉田大八監督最新作。金曜日の放課後に学校を駆け抜けた、バレー部のエース桐島が部活をやめたという噂。その情報は、そんな兆しすら感じなかった桐島と親しい男子学生たち、桐>>続きを読む
今年2回目の試写会。冒頭で子供がジャンプする映画ってなんか期待できる…と思うのは大好きな「リトルダンサー」のせいなのかww。
少年オギーは生まれつきの頭蓋骨異常で手術を繰り返し、他の子供とは違う顔を>>続きを読む
「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督の旧作「胸騒ぎのシチリア」に挑む。喉を痛めたロック歌手マリアンは、恋人のポールとイタリアで静養中。そこにポールの友人にしてマリアンの元カレ、音楽プロデュ>>続きを読む
かつて「ジュラシック・パーク」観たときに、”これって「ジョーズ」の頃の演出を思わせるよなぁ”と嬉しく思った。今回の「マイノリティ・リポート」は、過去のスピルバーグ映画では「インディ・ジョーンズ」に近>>続きを読む
オートクチュールのドレスを作らせたら並ぶ者はない、と社交界で評価される仕立て屋レイノルズ。姉と暮らし、常に仕事に没頭して気難しい彼が、ある日レストランでウェイトレスのアルマと出会う。レイノルズがアルマ>>続きを読む