ミヤザキタケルさんの映画レビュー・感想・評価

ミヤザキタケル

ミヤザキタケル

映画(782)
ドラマ(0)

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

ナウシカに続き、生まれて初めて劇場の大きなスクリーンで『もののけ姫』を観た。

金曜ロードショーで繰り返し観てきたから、“何となく”話の筋は理解していたけれど、ナウシカの時同様、描かれているこ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

どれだけ時代が変わろうと色褪せることのない作品というのは、こういった作品のことを指すのだと思う。

自分が生まれる前に公開された作品を大きなスクリーンで観られる奇跡。劇場でナウシカを観る
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劇場(2020年製作の映画)

4.7

かつて夢を追いかけた者なら、かつて夢を手放した者なら、叶わぬ夢を今も叶えようと足掻き続けている者なら、確実に胸打たれる。いや、確実に胸エグられる。

現時点で、ぼくの2020年ナンバーワン映画。

グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.2

そこに“悪”があるのは明白なのに、“正義”が果たされないという矛盾。神父による児童への性的虐待事件の実話を描きながらも、映し出されるのは何事にも共通し得る世の中の歪な仕組み。それに立ち向かう人間の勇気>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.5

前作同様、いや、前作を上回る安定のB級クオリティ。無論、コレは褒め言葉!
予め展開は読めてしまうが、女子4人が海底洞窟に閉じ込められ盲目のサメに追われる様はスリルしかない。姉妹の絆が芽生えていくまでの
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.0

若さ故に子どもが持つ純粋さは、何色にでも染まる。置かれている環境や導き手次第で、善き色にも悪しき色にも染まってしまう。そして、一度何色かに染まってしまえば、ちょっとやそっとのことでは塗り直せない。フィ>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

三島作品は「不道徳教育講座」しか読んだことがない。三島由紀夫と東大全共闘が繰り広げる討論内容を理解できたかどうかもかなり怪しい。
でも、そんなぼくであっても理屈を超越して伝わってくるものが確かにあった
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.2

職務上のものであれ、ネットやSNSであれ、握りしめた拳であれ、手にした力には必ず何かしらの責任が伴うもの。であるにも関わらず、ぼく達は使い方を間違える。無自覚なまま力をふるう。やったらやり返されるし、>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.8

一方は己の手で、もう一方は法の下で裁くため、ヤクザと刑事が手を組み殺人鬼の行方を追うバイオレンスサスペンス。隅から隅まで不正暴力狂気の嵐。実際に起きた事件をもとに描いているのも恐ろしいが、何より恐ろし>>続きを読む

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.5

自分のしたいこと、すべきこと、しなければならないこと。それらが必ずしも一致するとは限らない。カントリー歌手として成功する夢と、2人の子を持つ親としての責務、上手く共存させられない二つの想いを抱え葛藤す>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.5

愛に迷った時、きっと背中を押してくれる。
これこそ映画館で観たかった。

心のカルテ(2017年製作の映画)

3.8

悲劇は起きるものだ。避けられない。
問題はどう向き合うかだ。

Netflix、侮っていた。宝の山じゃないか。
いや、だからこそ劇場の大きなスクリーンで目にしたい。

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.2

今この時代を生きてる限りあんな風にはならないけど、時代が時代であったのなら、置かれている状況次第では、ならなかったとも言い切れない。彼が抱える孤独や衝動には心当たりがあったのだから。それにしても、撮る>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

2.0

ドイヒー。
ドラマ0、脚本クソ、キャストの無駄遣い、茶番。
でも、これだけ豪華キャストだと集客できて稼げちゃう歪なシステム。このクオリティでGOを出しちゃう連中こそ、一度死んでくれ。

一度も撃ってません(2020年製作の映画)

4.0

『一度も撃ってません』
あるか分からないけど、ないとも言い切れない絶妙な世界観を成立させる俳優陣の名演と、男の格好良さとは何たるかを、伝説の殺し屋の姿に垣間見た。昭和が終わり、平成が終わり、日毎に新た
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.2

描かれているのは大学内における学生と大学側の対立であるけれど、そこで起きていたことは、そのメカニズムは、この社会に蔓延るものと遜色ない。
他人事と自分事の境界線、当事者にならない限り傍観を決め込んでい
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

過ぎ去りし10代の日々の思い出と、大人の階段を昇り始めることで初めて気が付ける親の愛と親への感謝。

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

1.5

『ペット・セメタリー』
あらすじで書かれている所まで到達するのに1時間を要してしまうため、予想外の展開が、ハッとさせられるような衝撃が殆どない。それでも成立する作品はごまんとあるが、成立させるために必
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.3

『ラストレター』
過去は過去だから、思い出は思い出だから、そこで止まったままだから、今とは切り離されているから、美化だってされているはずだから、いつだって心地良く、弱った心をあたたかく迎え入れてくれる
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

2.5

『ティーンスピリット』
イヤホンで耳を塞ぎ、流れてくるメロディ・歌声・歌詞に身も心も委ねていれば、嫌なことや上手くいかない現実から抜け出せる。イヤホンを外し、再び現実と向き合っていくためのエネルギーだ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

『家族を想うとき』
この世界に確実に存在しているであろうごく普通の家族を、その日常を、その現実を描いているだけなのに、こうも胸締め付けられるものだろうか。『わたしは、ダニエル・ブレイク』に勝るとも劣ら
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.9

『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』
何かが破綻していたとは思わないし、最後まで普通に観ていられた。けれど、あくまでも「普通」に観ていられただけのこと。こちらの期待を大きく上回るものも、こち
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2

『マリッジ・ストーリー』
誰もが“恋”を“愛”だと過信する。
ないのにあると履き違えたり、あるのにないと見誤る。その結果、傷つけ合ったり別れを選ぶことになってしまう。もしそれが本当に愛であったのなら、
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.5

『アイリッシュマン』
とある渡世人が、「そうよ、人生は賭けよ」と言っていたけれど、本当にその通りだと思う。
どれだけ安定や安寧を求めて確実性の伴う道を歩もうと心掛けていても、不意の出来事や予期せぬ事態
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.6

『マチネの終わりに』
もっと破滅的で救いのない大人の純愛を、理屈では推し量ることのできない人の心を観られると思っていたのだが、途中から完全にチープな昼ドラと化してしまいガッカリした。

予告でもガンガ
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だってしょうがないじゃない(2019年製作の映画)

4.0

『だってしょうがないじゃない』
俳優・米村亮太朗さんにお誘い頂き、坪田義史監督のドキュメンタリー作品『だってしょうがないじゃない』を観てきました。

大好きな米村さんの誘いであったし、『シェル・コレク
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

2.5

『スペシャルアクターズ』
何をどう書くべきだろうか。
「つまらなかった」とは言わないけど、「面白かった」「ぜひ劇場でご覧ください」とは正直言い難い。
作品として破綻しているわけではないが、クオリティは
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.1

『空の青さを知る人よ』
埋められない喪失と、拭えない後悔と、少しばかりのファンタジー。
あの花にあったモノが、ここさけにもあったモノが、この作品にもしっかりとあった。
そして、その少しばかりのファンタ
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最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

1.3

『最高の人生の見つけ方』
「死」という重く繊細な題材に反して、軽く粗く時代錯誤で薄っぺらい。
大して関係性も築けていない(描けていない)少女のリストを達成していこうとする理由や必然性も見えてこない。
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.5

『記憶にございません!』
誰もがきっと、何かしらの夢や希望や志を胸に抱くもの。
そして、それらを実現させるべく、進学先や就職先を選択し、自らの人生を歩んでいく。
自分自身の胸に聞いてみて欲しい。
あの
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.7

『人間失格 太宰治と3人の女たち』
狂気の領域へと足を踏み入れなければ、目にすることのできない景色、手に入れられないモノがきっとある。
また、その領域へ足を踏み入れるためには、何かしらの対価や犠牲が必
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台風家族(2019年製作の映画)

2.6

『台風家族』
親を憎まなきゃいけないこと、兄弟姉妹間で罵り合わなきゃいけないこと、その虚しさやもどかしさ。
自分とは縁のないことだとどこかで思いながらも、まだ体験したのとのない遺産相続であったり、実際
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ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

2.5

『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』
予め分かっていたことだけど、脚本が尾田先生ではないのでどうしたって物足りない。
設定やキャラクター造形や一部のシーンを考えているのが尾田先生だとしても
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

『アルキメデスの大戦』
まるで戦争とは無縁のように、ぼく達は今この時代を生きている。
かつて戦争を引き起こした連中を、原爆を落とした連中を、ガス室に押し込めてたくさんの人々を虐殺した連中を、自分達とは
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.1

7/19公開『アンダー・ユア・ベッド』
劇中で巻き起こる出来事の数々を迂闊に肯定も否定もできないけれど、男が抱える孤独にだけは強く寄り添えた。
寄り添えてしまう自分がいた。

彼と同質の飢えや渇きを今
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