てくのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

てくのすけ

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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

何だこれもう最高だ大好き!学園祭のライブのため韓国留学生をボーカルに入れるガールズバンド。徹夜の練習で通じ合っていく少女たち、国の違いなど感じさせない付き合い、そしてザ・ブルーハーツ!この年頃ならでは>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.0

44マグナムをブッ放し悪党を倒す型破り刑事の痛快アクション!……ではないんですよね。そういう面もあるけど、「ダーティ」は誰もやらない汚い仕事を引き受けるという意味であり、人一倍正義感が強く悪を憎みなが>>続きを読む

トム・ヤム・クン!(2005年製作の映画)

4.0

奪われた象を取り戻せ!という、タイ以外ではあり得ない設定でトニー・ジャーが暴れまくる!ドラマ部分はちょっと冗長だったりするけど、とにかくジャーのキレキレアクションが腹一杯堪能できる。物凄い距離から飛ん>>続きを読む

デイブレイカー(2009年製作の映画)

4.0

面白い!ホラーでありながら近未来SFでもある。人類のほとんどがヴァンパイア化した世界という逆転の発想。細部もしっかり詰めて成り立たたせてるし、血液不足に喘ぐヴァンパイアという社会問題から種の存続という>>続きを読む

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

4.0

スナイパーなんか出てこないぞ。誰だこの邦題付けた奴は。

それはともかく、保険金せしめるため殺し屋に母親殺しを頼むという設定からしてアレな上に、主要人物が全員クズという極上のクズ映画。至るところに細か
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.5

人ならざる者が己の欲望のため自然を操って少年を追ってくる恐怖。洪水後の異世界化に誰も異を唱えない静かな狂気。これはほのぼのファンタジーの皮を被ったホラームービーですよ。わずか5歳で世界の運命を背負いな>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

4.5

序盤こそ導入としてのタルさはあるものの、縮んでからは超絶楽しい!ミクロの世界の視点をアクションに結びつけ、予想しないやり方で任務遂行していくのが最高。主要3人+3バカというこじんまりしたチーム構成も、>>続きを読む

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

4.5

最高!退役した天才狙撃手が国を揺るがす陰謀に巻き込まれる、と言うとありがちそうだけど、その狙撃シーン自体にシビれまくり。冒頭のスナイプシーンからサバイバル逃亡劇、敵陣への突入に雪山の攻防と手に汗握りっ>>続きを読む

ニード・フォー・スピード(2014年製作の映画)

4.5

壮絶チェイス、ロードムービー、美しい風景での超スピード公道レース、「プロがやってるから真似しないでね」とわざわざ出すほどのカースタントと、やはり無理してでも劇場で観とけばよかった!という迫力満載。>>続きを読む

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

4.5

最高!ラッセル・クロウ&クリスチャン・ベールの緊張感と男気に充ちたロードムービー西部劇。予想のできない物語も緩急付いた演出も場に合った音楽も素晴らしい。決して馴れ合わないながら徐々に深まる絆、両者の譲>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

夏なのに寒々しく感じる函館を舞台に、過去の傷に苛まれる男と底辺に生きる女。言葉以上に語る光と影の使われ方に、跨ぐ敷居や自転車で通る道や暗い林を行くドライブなどの細かい演出による深み。暗い部屋の片隅に外>>続きを読む

ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

3.5

ジョン・カーペンターがカンフー&妖怪もの撮ったら思いのほか香港伝奇アクションだった!チャイナタウンはもはや魔屈。何がスゴいって主役のはずのカート・ラッセルがクソの役にも立ってないとこですね。車椅子で暴>>続きを読む

ブレイド2(2002年製作の映画)

4.5

敵の敵は味方ってことで、新たな脅威リーパーズを倒すためヴァンパイアが宿敵ブレイドをヘッドハント!マーシャルアーツとゴキゲンな武器の数々を駆使するデイ・ウォーカーことブレイドが、黒コートを翻し並み居る敵>>続きを読む

ターミネーター4(2009年製作の映画)

4.0

これは2度目以降が面白いやつだと思うんですよ。初見は過去作との相違や齟齬のほうが気になってしまったけど、展開もわりと辻褄合ってるし過去作への敬意も感じるし、全然及第点取ってると思いますよ。

疑似長
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モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

4.0

凄く面白いです。モスラなんて蛾と芋虫のはずなのに成虫も幼虫も超カワイイ。島民の信仰に値する成虫のパワーと存在感。卵が割れたときの「えっあっそうなんだ!」というちょっと嬉しくなる驚き。そしてモコモコした>>続きを読む

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

3.5

JK4人が好きなバンドのために北九州から東京まで向かう青春ロードムービー。計画性も危機意識も皆無、まだ見ぬ世界に歓迎されてると思い込む若者が勢いだけで出発して辿る希望と挫折。その甘さにイラッとする点も>>続きを読む

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

4.0

被害に会う人々の描写はかなり抑えられてて、マッチョ父が妻と娘を救うという話に終始しているので痛ましさ少なめ。ディザスター・ムービーとしてそのスリルとド迫力に没頭できる。かなり都合よく飛行機やボートを手>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

サイバー愉快犯を描くサスペンス。孤独と承認欲求の果てにハッカーとなるベンヤミンとチームCLAYがどんどん魅力的になっていく。ハイテンションで心地よく進むテンポの良さと急に現実に戻される緩急の付け方も良>>続きを読む

俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク(2013年製作の映画)

2.5

これは酷い。人種・国籍・性差別ネタ、ドン引き下ネタの嵐。話の展開も飛躍しすぎの支離滅裂で、いくらコメディでも今作はちょっと笑えなかった。前作は酷いながらも面白かったのに同じキャストとスタッフでここまで>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.5

重量感を感じさせるゴジラがイイ!広い海面に姿を現す引きのゴジラに、ビルの窓から見る寄りのゴジラと映し方もバラエティ豊か。ビオランテの触手との戦いは迫力だし、とにかく特撮部分が素晴らしいです。

ストー
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.5

色々潔いなー。一介のヲタが世界を救うという不自然さをさらなる不自然さでカバーする力技な設定も、謎のピクセルの倒し方が当然のように敵の技術なのも、ちゃんとルールを守る宇宙人も潔い。話的には大味にも程があ>>続きを読む

黒衣の刺客(2015年製作の映画)

4.0

武侠ものと言っていいのか、とにかく恐ろしく静か。動くものも少なく、時間は淡々と流れ、音楽でなく自然の音が囁き、カメラも実に緩やかに動く。切り立った山の麓などの味わい深い風景の数々。刺客のはずのスー・チ>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

もう!最高!今の『007』とも『M:I』とも違う、いつかまた観たかったスパイアクション!伝統と革新、スーツとカジュアルという対比がやがてクロスし、バイオレントとエレガントの融合、古き良き時代と新たに始>>続きを読む

リディック:ギャラクシー・バトル(2013年製作の映画)

3.5

1作目『ピッチブラック』に近いというか、2作目である前作がほとんど関係なくて潔い。リディックのキャラを活かしたサバイバルや脱出劇、疑心暗鬼の駆け引き、終盤の絶望的展開とか顔スパーンのグロ描写も面白いで>>続きを読む

ターボ(2013年製作の映画)

4.0

ドリームワークスアニメのクオリティはやはり凄い。まさかレースものという題材でピクサーの『カーズ』に張るものを作り上げるとは。笑われても夢を諦めずチャンスに食らいつくという普遍的なテーマに、速さの対極で>>続きを読む

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間(1969年製作の映画)

4.0

今では絶対作れないキチガイとかカタワという言葉が飛び交い、冒頭から精神病院の乱痴気騒ぎでおっぱい出まくり。謎の死を遂げる女たち、狂気に満ちた父親、そして極彩色の王国で奇怪な人々が蠢く狂った世界が延々と>>続きを読む

96時間(2008年製作の映画)

5.0

ああ、やはり面白すぎる。恐ろしいほどのスピード感、手に汗握る怒濤の展開、僅か93分にしてこの密度の濃さ。ブライアン・ミルズは決してヒーローではない。何があっても娘を守るという言葉を、持てる力全てを使っ>>続きを読む

あしたのジョー(2010年製作の映画)

2.0

山Pは体の作り込みとキレある動きは大したもんだけど、ジョーの心情が全く伝わってこないし、スロー多用の試合シーンも燃え方に欠けるし、実写でノーガードやりすぎるとアホっぽくてコミックと実写のギャップを感じ>>続きを読む

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.0

汚された自然の怒りというやや説教臭い内容かと思いきや、とんでもなく作家性満載な斬新さ。金属原子名を並べる歌、サイケな映像、突如挿入されるアニメ映像や星雲の画像。もちろん人類への警鐘の側面もあるけど、人>>続きを読む

ガーディアンズ 伝説の勇者たち(2012年製作の映画)

4.5

素晴らしい!恐怖に対抗するのは夢や希望という構造を軸に、ファンタジーにしてヒーローものという見事な組み立て。核にある「何かを探す話」としても秀逸だし、子供たちを守るガーディアンは子供によって守られてい>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.0

改めて観ると面白いなあ。下水道で巣を張るとか糸を引っ張って勢いで飛び出すとかのアクションもいいし、アンドリュー・ガーフィールドの若々しいピーターはそこらにいる兄ちゃん感に繊細さも併せ持つ。よく喋るスパ>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.0

いかにもビル・マーレイな不良ジジイだけどそこに円熟味が加わり、小柄だけど気の強いオリヴァー少年との奇妙な関係をペーソスとユーモアを交えて描く。ベタベタせずとも繋がっていく二人が好ましい。意外とサラッと>>続きを読む

るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.5

原作未読だけど良くも悪くも漫画的。強敵をあてがって対決させるとかそれでも剣心が鬼強いとか実に少年漫画っぽくて良いんだけど、剣心の人斬り抜刀斎オンオフの内面の変化が分かりにくいかな。でも冒頭から炸裂する>>続きを読む

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

4.0

複数の手持ちカメラで綴るLAPD24時。主人公ブライアンの撮る映像以外は誰の視点か分からないというファウンド・フッテージとしては特殊な作りは、記録映像というより臨場感に特化した感じで、そのあまりのリア>>続きを読む

くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

4.0

空から食べ物が降ってくるという子供の夢想のような話を最高の娯楽作に昇華。スピーディで小ネタ満載の笑い、親子のドラマ、孤独な男がヒーローになる展開は『LEGOムービー』に通じる。さすがはフィル・ロード&>>続きを読む

バトル・オブ・アトランティス(2013年製作の映画)

1.0

始まって10分で控えめに言っても10回くらいツッコミ入れてしまった。こんな酷い映画は久しぶりに観たよ!メリハリのない演出、セットのショボさを隠すためだけの工夫のないカメラワーク、ずーっとダラダラ流れ続>>続きを読む