てくのすけ

キラー・スナイパーのてくのすけのレビュー・感想・評価

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)
4.0
スナイパーなんか出てこないぞ。誰だこの邦題付けた奴は。

それはともかく、保険金せしめるため殺し屋に母親殺しを頼むという設定からしてアレな上に、主要人物が全員クズという極上のクズ映画。至るところに細かいクズ描写が満載。しかも殺し屋の話なのに殺しのシーンがないってどういうことだ!でも面白い。

クズ揃いの中では理路整然としてまともにさえ見えたジョーが実は一番変態野郎、というのをマシュー・マコノヒーが具現化。でもその殺し屋ジョーによって家族とは一体何だろうという予想外の感慨を得るのが凄い。あとマコノヒーの脱ぎっぶりも凄い。

バカ親父役がどうも見覚えあると思ったら『スパイダーマン3』のサンドマンじゃないですか。あと『バウンド』であれだけエロカッコよかったジーナ・ガーションがすっかりだらしない感じになってた。むしろそこはたまらんですけど。登場シーンのインパクトがすごいです。毛が。
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